「もっと仕事ができるようになりたいけど、何をしたらいいのかわからない」
このような不安・悩みは保育士の誰もが1度は経験する「仕事の壁」ではないでしょうか。保育士である以上やはり向上心を持って働くことは大切です。そこで実際に仕事ができる保育士さんは、どんな働き方をしているのか気になりますとね。
保育園でもっと活躍するためにはどうしたらいいのか、仕事ができる保育士さんと今の自分の違いは何なのか、今回はそんな悩みを解決するために最初にしっておくべき「仕事ができる保育士の特徴」をご紹介します!
出来る保育士!保育士に向いてる人の特徴5つ!
それではさっそく、できる保育士さんや保育士に向いている人の特徴を5つご紹介していきましょう。
子供に対して柔軟な心で対応できる
「今日はみんなでこれをやりましょう!」と園内での遊びをしている中、暴れ回って保育士さんに迷惑をかけたり悲鳴のような叫び声をあげたりと目立つ行動をしている子がいたら、皆さんはどう対応していますか?
ついつい「叱ってもわからないわがままな子」というように感じてしまっていないでしょうか。実はこういった行動はとても大切な意思表示で、わざと保育士さんを困らせることをして気を引こうとしているのです。
まずは様子をよく見て「もしかしたら家で寂しい思いをしているから誰かに構ってほしいのかな?」など、子どもが送るメッセージをいち早く感じ取ることが大切です。そして他の子より少しだけ長い時間側にいてあげることで、子供の心を柔軟に受け止められる保育士となり、子供たちにも好感を持ってもらえるでしょう。
良いことは褒める。悪いことはしっかり教える
時には子供がやってはいけないことをする場面もあります。その時、頭ごなしに叱る保育士さんと、なぜいけないことなのかを優しく教えてあげられる保育士さん、どちらが「仕事ができる保育士」と呼ぶにふさわしいでしょうか?
「叱る」という行為と「悪いことを教える」行為は、似ているようで全く異なります。保育士の言葉を聞いて「これは〇〇の理由でやっちゃいけないよ」と子供が理解できる教え方をすることで、子どもから保育士への信頼にも繋がっていきます。
ひとりひとり平等に接することができる
「この子は嫌いだから相手にしたくない」など、こういった考え方をする保育士さんに子供を預けたいとは思わないですよね。保育園には本当に色んな子がいます。それぞれ考え方や好きな食べ物、性格も違うため、子どもの個性を活かしながら良いこと悪いことを教えてあげることが保育士の仕事です。
まずは優劣を付けず、1人1人と真剣に向き合って、何事も大きな心で受け止められる保育士こそ「仕事ができる保育士」と呼べるでしょう。そういう保育士さんは保育園の顔として輝いています。
体力に自信があり、メンタル面も強い
保育士の業務は幅広いですが、大半が体力を使う力仕事になります。体力があって、良い意味で男勝りな保育士さんは周りの雰囲気も明るくするため、子どもたちだけでなく他の保育士さんたちからの信頼も厚いです。
時には保護者からのクレームや同僚からの嫌がらせなど、ストレスを感じるトラブルなども避けられません。そんな時、上手にトラブルを解決して前向きに仕事に取り組める保育士さんは、周りから好かれて職場を良い環境に導いてくれます。
コミュニケーション力があり、保護者に好かれている
保護者は保育士に対し、「明るく元気で子供1人1人と平等に接してくれる人」というイメージをしており、それを望んでいます。しかし笑顔が少なく、声もボソボソした暗い雰囲気の保育士さんが自分の子供の担任だったらどうでしょうか。少なくとも良い印象は抱かないでしょう。
1人の印象が悪いだけで「周りの保育士さんも皆こんな感じなのかな?」と保育園全体のイメージダウンにも繋がります。自分が保育園の顔になっているという自覚をしっかり持ち、保護者としっかりコミュニケーションを取れる保育士は好かれるでしょう。
接客業をやっていた人であれば、その経験から上手くコミュニケーションをとれる場合もあります。一方、経験がない方は保護者に好かれている保育士さんの様子を実際に観察して、勉強することを心がけましょう。
子供、保護者、そして同じ保育士たちに信頼される人を目指す
世間が抱く保育士のイメージ、理想などを壊さない保育士を目指すことは、自分にとっても大事なことでしょう。「保育士さんらしい、しっかりした考えを持っている」これは自分に自信を持つためにも、良い取り組みではないでしょうか。
子供の将来を担う職業ですので、体力的にも精神的にも大変な仕事です。そのため時には、辞めたいと感じる場面に出会うこともあります。その状況をどう解決し、どう考えていくかで保育士としての意識も育っていきます。まずは保育士としての最大目標は何かを決めて、常にその目標を頭の片隅に置くことで仕事に対するモチベーションに繋がり、次第に周りとの信頼も築けます。