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お口のトラブルは歯垢(プラーク)が招く!歯垢についてわかりやすく説明
オーラルケアの用語として、歯垢やプラークという言葉は非常によく聞くキーワードです。虫歯や歯周病など、お口の中に引き起こされるトラブルは歯垢からスタートしているといっても過言ではないほど、私たちの口腔環境に深く関わる存在です。ところが、大変身近な用語であるにも関わらず「あまり詳しくは分かっていない…」という方も多いのではないでしょうか?ここでは、いまさら聞けない歯垢・プラークについてをわかりやす紹介します。
歯垢(プラーク)とは…
歯垢とは別名をプラークやデンタルプラークとも言い、その他の俗称として歯クソや歯カスとも呼ばれる、歯にこびりついた粘着性のある物質のこと。しばしば食べカスと混合して認識されがちですが、実際には食べカスではなく細菌の塊とも呼べるバイオフィルムです。見た目は白色で、ネバネバしているのが特徴です。
食事を終えた私たちの口内では、食べカスや水分の中で細菌の繁殖が始まり、およそ24時間かけてプラークが形成されます。プラークを構成しているのは80%の水分と、食べカス、細菌、細菌の代謝物。なんと1mgあたりの歯垢の中には300種類・1億個を超える細菌が存在していると言われています。
お口のトラブルは歯垢が原因!
歯垢の中に潜んでいる細菌は様々ですが、その中でも身近なものには虫歯菌(ミュータンス菌)や歯周病菌も含まれています。したがって虫歯や歯周病は、お口の中に歯垢が留まり続けることによって発生リスクをアップさせるということ。
例えば虫歯は、歯垢の中の虫歯菌が食べカスに含まれている糖分をエサに増殖し、代謝物として酸を排出することで引き起こされます。虫歯菌が作り出した酸によって歯の表面が溶けてしまうので、ことの発端には歯垢の存在が深く関わっているというわけですね。
また歯周病は、同じく歯垢の中の歯周病菌が歯と歯茎の隙間に入り込み、その中で毒素を作り出すことによって歯の周辺組織が破壊されてしまう病気の事をいいます。つまり歯周病にも、歯垢の存在が原因として大きく関わっているのです。また、歯垢が口臭の原因になっているケースも少なくはありません。
お口だけじゃない…歯垢が引き起こす全身のトラブル!
歯垢がもたらす悪影響は、お口のなかにとどまりません。以下に、歯垢が発端となって引き起こされる全身のトラブルを紹介します。
- 歯垢の中の歯周病菌が歯肉の毛細血管に入り込み、心臓に到達する事で心筋梗塞の原因に…
- 誤って食べ物が気道に入った際に、歯周病菌が気管に侵入すれば肺炎を引き起こす事も…
- プレママが歯周病になった場合は早産や低体重出産の可能性が高まる
- 歯周病の悪化が糖尿病を招いたり、糖尿病が歯周病に拍車をかけたり…糖尿病に悪い影響を与えます
などなど…
歯垢はお口や全身に引き起こされるトラブルを左右させる恐ろしい存在。たかが歯垢…と侮る事のないように、しっかりとケアをしておきましょう。
“歯石”と何がちがうの!?
歯垢とよく似たキーワードに「歯石」というものがあります。歯石はそのネーミング通り、歯垢が石のように硬くなった姿のこと。歯に付着した歯垢はたったの2日間放置するだけで歯石に姿を変えてしまいます。歯石は自宅でのケアで除去することができないほどガンコにこびりついているので、定期的に歯医者さんで取り除いでもらいましょう。
プラークコントロールをはじめよう!
このように、歯垢・プラークは私たちのお口や体に多様な悪影響をもたらします。だからこそ、プラークコントロールで様々なトラブルのリスクを予防する事が重要なのです。
歯垢はブラッシングで除去できる
石のように硬くこびりついた歯石とは異なり、ネバネバと粘着性のある歯垢は毎日の歯磨きで除去する事が可能です。歯と歯の隙間や奥歯の噛み合わせ部分、歯と歯茎の境目など、歯垢が溜まりやすいスポットを丁寧にブラッシングして虫歯や歯周病のリスクを回避させましょう。
歯ブラシ以外のアイテムもかしこく活用して!
歯垢のたまりやすい場所は、ずばりブラッシングが行き届きにくい場所だと言い換える事もできます。そんな場合は、ぜひ歯ブラシ以外のアイテムを活用してお口のなかの環境を守りましょう。デンタルフロスやワンタフトタイプの歯ブラシなど、細かな場所へのケアをサポートしてくれるアイテムを併用してみましょう。
歯垢は歯医者さんでも除去できる
歯と歯茎の境目など毎日の自宅ケアでは除去しきれない場所に潜んだ歯垢は、歯医者さんで取り除いてもらう手段も覚えておきたいところです。また上記でも触れた通り歯石がこびりついている場合は、自分でケアできないので専門家のチカラを借りましょう。歯医者さんではブラッシングの指導を受ける事もできるので、自己流ケアに自信が持てない場合の駆け込み寺として活用するのもオススメです。
目には見えにくい磨き残しをチェックできるアイテムがある!
歯に赤い薬を塗って、磨き残しがないかを確認した…そんな思い出は、子どもの頃に受けた歯科検診や歯医者さんなどで誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。この「赤い薬」は歯垢染色剤と言い、実は歯医者さんでなくても入手可能なアイテムなのだとか…!ブラッシングで磨き残しがちな場所が明確になれば、毎日のケアをワンランク上に成長させてくれるはず。より歯垢を残さないケアを目指すのであれば、家庭用の歯垢染色剤で確認してみてはいかがでしょうか?
歯は一生モノ!歯垢除去で大切にしたいですね…
- 食後およそ24時間で歯垢が発生し、プラークを2日放置すると歯石になる
- 1mgあたりの歯垢の中には300種類・1億個を超える細菌が存在している
- 歯垢に含まれる細菌は虫歯や歯周病、口臭、その他全身にも悪影響を及ぼす可能性がある
- 歯垢は毎日のブラッシングで除去することが可能
- 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスやワンタフトタイプの歯ブラシなども併用しよう
- 歯垢や歯石を歯医者さんで除去することもできる
- 家庭用の歯垢染色剤を使えば、自宅で磨き残しのチェックが可能になる
虫歯や歯周病、口臭など、お口周りのトラブルは歯垢を除去することで食い止めることが可能です。ぜひ毎日の一工夫で、トラブルとは無縁な口腔環境を目指してみてはいかがでしょうか?
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