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その口内炎、難病のシグナルかも…「アフタ性口内炎」とは
口内炎は潰瘍!?アフタ性口内炎について、原因や予防法を紹介します。
食事中に口の中を傷つけてしまった時、寝不足だったり、疲れている時…不意に私たちの口腔を襲う口内炎。「またできちゃったよ〜まあ、いいか」と放置してしまう方は多いはずです。口内炎はとてもありふれたトラブルで、かつ重篤になる可能性も考えにくいので、なかなか「病院へ行こう!」とはなりにくいものですね。しかし、そのほとんどはお口にできた『アフタ性口内炎』という潰瘍なのだとか…!ここでは、とても身近な口内炎の中でも最も発症率の高いアフタ性口内炎という症状についてお話しします。
ほとんどの口内炎は“アフタ性口内炎”です!
アフタ性口内炎とは、唇や頬の内側、舌、歯茎、扁桃腺、咽頭など、口の中であればほぼ場所を選ばず発生する楕円形の痛みを伴うしこりの事。色は黄色〜白色で、大きさは2~10㎜ほどの小さな潰瘍です。つまり、多くの人が経験した事のあるアノ“口内炎”だという事ですね。厳密に言えば口内炎にもアフタ性口内炎以外の種類がいくつか存在していますが、発症率の割合ではアフタ性口内炎がダントツ1位の多さです。したがって、これまで私たちを痛めつけてきた口内炎=アフタ性口内炎だと言っても過言ではないかもしれません。
口内炎って潰瘍なの!?
腫瘍と聞けば「なにか重大な病気かも!」というイメージがありますが、そもそも潰瘍とは病気によって体の一部がめくれた状態を指す言葉。「口内炎も潰瘍ですよ」と聞けば今度は「な〜んだ、じゃあ安心!」と油断してしまいそうになります。しかし、実はそうとも限りません。アフタ性口内炎に油断する事ができないのは、アフタ病変が症状に含まれている難病がいくつか存在しているというポイント。多くの人が侮りやすい症状であるだけに、見逃されがちなリスクを持っているのです。
アフタ性口内炎が症状に含まれる難病とは?
アフタ性口内炎が症状に含まれる病気を紹介します。
ベーチェット病
白血球を構成する成分の一つである好中球の量が高まりすぎている事で起こる病気です。増えすぎた好中球の働きかけによって、炎症が起こりやすくなってしまいます。症状には口内炎やぶどう膜炎(眼症状)、結節性紅斑・血栓性静脈炎・毛嚢炎様皮疹(皮膚症状)、外陰部の潰瘍などがあります。
周期性好中球減少症
白血球を構成する成分の一つである好中球の量が少なくなる病気です。おもに1才前後の子どもに発症します。好中球は細菌やカビからの感染を食い止める役割を担っているので、これが減少する事で皮膚感染症や口内炎、口腔内潰瘍などの症状が現れます。
クローン病
症状が和らいだり(寛解)→悪化したり(再燃)…を一生繰り返す原因不明の腸炎です。症状の範囲は広く口腔から肛門に至るまでの全消化管で、腹痛や下痢、血便などが起こりますが、お口の中へは口内炎として症状が現れる事も。
ほとんどの口内炎は心配に及ぶものではありませんが、その中には以上のような難病を示しているケースがある事を知っておきたいところですね。症状が繰り返される時や、1週間以上長く症状が続いている場合には無理をせず医師に相談する事をオススメします。
アフタ性口内炎の原因と予防策
多くの方がご存知の通り、口内炎は何らかの原因から口の粘膜に傷が付いて、そこに細菌が侵入する事で引き起こされます。また睡眠不足や疲労、栄養バランスの偏った食生活からのストレスや、免疫力ダウンなどが粘膜の再生機能をダウンさせている事もありますね。さらには、意外にも原因が明確にならないケースも少なくはありません。
予防策
ただでさえ痛くて不快な口内炎です。そこに「難病の症状である可能性が…」と聞けば、しっかり予防して一刻も早く完治させておきたいところですね。以下に、自宅でできるアフタ性口内炎の予防方法を紹介します。
お口の中に傷をつけない!
ついついトークが盛り上がりすぎて、美味しい食事にテンションが上がって…ガリ!っと舌や頬の内側を噛んでしまった経験があれば、きっと心当たりがあるはず。お口の中の傷は口内炎のダイレクトな原因です。健やかな口腔を守るためにも、できるだけお口の中に傷を作らないよう気をつけておきましょう。
お口の中はいつも清潔に!
お口の中には、想像以上に様々な細菌がたくさん存在しています。存在している事自体に問題はないのですが、増えすぎてしまうとお口の健康を損なう原因に直結してしまうでしょう。いつも清潔な口腔環境を心がけ、細菌の繁殖を食い止めましょう。ま
たブラッシングだけでなく、マウスウォッシュを使って殺菌をする習慣を身につけると良いでしょう。
粘膜を強くするライフスタイルを!
粘膜の働きはとてもデリケートで、想像以上に生活スタイルやストレスに左右されやすいものです。毎日決まった時間に十分な睡眠をとることや、栄養バランスの整った食生活を心がけること、精神的なストレスをためこまない工夫をするなど、粘膜の働きを高めるライフスタイルを身につけてお口の健康を守りましょう。
ツラい口内炎は病院で治療を受けることができます!
アフタ性口内炎はきっと誰しもが経験したことのある症状です。だからこそ、多くの方が「口内炎くらいなら、放っておいても大丈夫」と思えてしまうのかもしれません。しかし、その裏には恐ろしい難病のシグナルが隠れているケースも存在しているのです。何よりも、食事が苦痛に感じるほどのアフタ性口内炎ができた時には誰だって「今すぐ治したい!」と思うでしょう。
もしも口内炎がツラく自然治癒を待てない時や、症状が繰り返される時、1週間以上長く症状が続いている場合は、ぜひ無理をせず病院で専門家によるケアを受けてください。アフタ性口内炎は、耳鼻咽喉科や歯科、皮膚科、口腔外科、内科などで治療を受けることができます。
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