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歯が抜けたら放っておかないで!早期治療で抜けた歯がくっつくかも
歯が抜けた時に自分でできる応急処置と歯医者での治療法
歯が折れるのではなく抜けてしまった時、多くの方はまずものすごく驚くと思います。怪我で歯が抜けるのはもちろん、自然と歯が抜け落ちるということはめったにないため、どんな対応をすればよくわかりませんよね。
また、歯が根本からキレイに抜けた場合はあまり痛みを感じないため、ついつい放置してしまいがち。歯が抜けてもしばらくたつと慣れるものですが、放置していると余計なトラブルの原因になります。
ここでは、歯が抜ける原因と、歯が抜けた時の対処法、治療せず放置するとどうなるのかについてご初回します。
目次
歯が抜けてしまう最大の原因は歯周病
日本人の歯が抜ける原因で一番大きなものが歯周病(歯槽膿漏)と言われています。歯周病は歯の根っこや土台部分を溶かしてしまう病気で、症状が進行すると歯を支えることができずに抜けてしまうのです。
歯周病は進行を食い止めることはできても、元通りに戻る可能性はほとんどありません。それなのに目立った自覚症状がないままじわじわと症状が進行し、気が付いた時には手遅れとなることが多いため、サイレントキラーと呼ばれています。
その他の原因では、歯や頭部に何かがぶつかった衝撃で歯が抜ける外傷性(ケガ)が考えられます。
歯が抜けた時にすぐやるべき3つの応急処置
歯周病が原因で歯が抜けてしまった場合は元に戻すことは非常に難しいですが、ケガが原因で歯が抜けた場合は適切な応急処置をすることで元通りにすることが可能です。自分の歯を温存するためにやるべき応急処置をご紹介します。
血が出ている場合はまず止血を
歯が抜けた部分から出血がある場合、清潔なガーゼで出血箇所を圧迫して止血しましょう。ティッシュやタオルなどは傷のある部分に繊維がくっつきやすく、後々の処置が大変になるのでなるべく控えましょう。
うがいをして口内を清潔にする
歯が抜けて空いた穴や傷口に雑菌が入ると炎症や化膿を起こしてしまうため、うがいをして口内を清潔にしてきましょう。
抜けた歯を拾って保管する
抜けた歯が見つかりそうな時は歯を拾っておきます。歯周病以外の原因で歯が抜けた場合は、抜けた歯を元通りにくっつけられるので大切に保管しましょう。また、歯周病が原因であっても、治療の過程で抜けた歯が役立つこともあります。
歯の保管方法
拾った歯は水道水ですすぎ、生理食塩水や牛乳にひたしておきます。歯を元通りにくっつけるためには歯の根元にある膜が重要なのですが、この膜は乾燥に弱いため生理食塩水などにつけておく必要があるのです。
歯が抜けてしまった時の治療法
歯が抜けた時の治療は、まずは消毒・抗生物質で炎症を予防し、傷がある場合は縫合します。その後の治療は状態により異なります。
歯周病ではなく、骨などにも特に異常がない場合
歯周病で歯が抜けたわけではなく、骨や抜けた歯に特に問題がなければ抜けた歯を消毒して元に位置に戻します。1~2週間ほど針金などで固定しておくと、自然と歯がくっつきます。
歯周病が原因、抜けた歯を戻せなかった場合
歯周病が原因で歯が抜けてしまった場合や、何らかの問題があって抜けた歯がくっつかなかった場合、
- インプラント
- ブリッジ
- 入れ歯
などで抜けた歯の代わりを作ることになります。ブリッジと入れ歯は材質により保険適応内で治療ができますが、インプラントに関しては完全に保険適応外となっています。
抜けた歯を放置していると歯並びが悪くなる
根本からきれいにはが抜けると痛みはほとんど感じないかすぐにおさまってしまう上に、歯が抜けても多少の違和感があってもすぐに慣れてしまいます。そのため、歯が抜けても長らく放置する方はかなり多いです。
歯が抜けたまま放っておくと横の支えを失った両隣の歯が傾き、上下反対の歯は噛み合う歯がないため歯茎からどんどん浮いて伸びてきます。すると歯並びが悪くなり、食べ物が上手にかめなくなったり、変に負担がかかって他の歯に悪影響が出ることも。また、歯並びが悪くなるとあごの骨格が歪んで顔が曲がったり、頭痛などの体調不良が引き起こされます。
抜けた歯は元通りにくっつくこともある、早期治療が大切
歯が抜けてしまったら、できるだけ早く歯医者さんで治療を受けるようにしましょう。歯の状態によっては元通りにくっつけることもできますし、歯が抜けたことによる歯並びの悪化も防げます。また、歯周病に気付かないまま歯が抜けてしまった場合、歯が抜けた時点で受診することで残りの歯を守ることも可能です。
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