実家を離れて一人暮らし。なにかとお金がかかりますよね。
「引越しをしたいけど貯金では足らない…ローンは使ってもいいのか?」
「引越し後の新生活で出費が重なる…家賃を払うのがきついがどうしたらいい?」
十分な貯金があれば問題はありません。しかし、いろいろな費用がかかるので、金欠のピンチに陥り生活が苦しくなれば、どうにかしてお金を集めなければなりません。
ここでは、自立に必要な費用相場を詳しく解説して、お金が足らないときのカードローンの利用方法・注意点について説明します。
この記事を読めば、印象の良くないカードローンも、正しく使えばとても便利であることが分かるので、ぜひ目を通してみて下さい。
目次
一人暮らしにかかる費用
まず始めに一人暮らしの費用は結構掛かります、東京の大学に入学する地方出身者の割合も、2002年の36%から、2016年には30%まで減少していますが、費用の高さも大きな理由になっています。
実家暮らしなら問題なくても一人暮らしの場合、多くの費用が発生します。この代表が家賃と光熱費でさらに住み替えのためには、不動産屋に支払う仲介手数料や、引っ越し費用、賃貸契約更新時の更新料と言った費用まで必要なので新品をどこまで揃えるかによるところが大きいですが、家具、家電の費用も考えなければなりません。
その他、家族と一緒でないことで、ふだんの食事代も別途掛かります。仮に毎日2千円だとしても、月で6万円になりますのでなるべくお金の掛からないように自炊も心掛けましょう。
項目 | 平均費用 |
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部屋を借りる費用 | 1ヶ月家賃の3~4倍 |
引っ越し費用 | 繁忙期の場合、距離により5万円~10万円 |
家具・家電の購入費用 | 20万円~30万円 |
部屋を借りる費用
引越しをする場合、家賃以外にも、部屋を借りるための初期費用というものがいろいろ必要です。中には敷金のように返ってくるものや、礼金、不動産屋に支払う仲介手数料等、返ってこないものがあります。
これは地域によって違いもあり、関西では、敷金と礼金の性質を兼ねた「保証金」が一般的ですが、保証会社を利用した物件の場合、保証料も必要です。
生活を始めてからはある程度落ち着くとしても、最初にその費用が余計に必要だということは頭に入れておかなくてはなりません。
項目 | 平均費用 |
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敷金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
礼金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃の0.5倍 |
前家賃 | 家賃の1ヶ月分 |
日割り家賃 | 家賃の最大1ヶ月分 |
保証会社利用料 | 家賃の20%~100% |
火災保険料 | 5,000円~25,000円 |
引っ越し費用
新生活の始まる時期といえば4月ですが、その直前に引越しは集中しますので繁忙期です。繁忙期になると通常の時季と比較して5割増し程度になることもあります。
もちろん、持っていくものがなければこの費用は掛かりませんが、持っていくものがある場合、レンタカーを借りて自分で運ぶなどの手段で、多少は安くできます。
平均的に、同一地方内の小荷物の移動で、費用は5万円程度です。
家具・家電の購入費用
新たなライフスタイルに憧れもあるでしょうが、お金に余裕がなければ現実との妥協も必要で引っ越し先が無事に決まっても次に生活する家具・家電が必要になってきます。
例えば1K程度の部屋では家具・家電はそれほど持てませんし、場所を塞ぐ家具も多くは入りません。
ここから生活に必要になるであろう家具・家電の平均費用をまとめたので見ていきましょう。なお、素材のグレードやサイズが大きくなれば価格は高くなっていきます。
家具の項目 | 平均費用 |
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ベッド | 1万円~3万円 |
ソファー(2人掛け) | 2万円~5万円 |
テーブル | 5千円~2万円 |
椅子 | 3千円~1万円 |
カーテン | 5千円~1万円 |
家電の項目 | 平均費用 |
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テレビ | 2万円~5万円 |
洗濯機(5kg) | 1万円~3万円 |
冷蔵庫(150L) | 1万円~3万円 |
炊飯器(3号炊き) | 5千円~1万円 |
電子レンジ | 5千円~2万円 |
掃除機 | 5千円~2万円 |
エアコン※ | 3万円~5万円 |
※エアコンは最初から部屋に付いている場合も多い
冷蔵庫は据え付けの部屋もあります。また、賃貸マンションであればほとんどエアコンは付いているでしょうし。洗濯機は、コインランドリーで済ませることもできます。
現在では、ファクス付の電話などは、ほとんど持つ人はいないと思われます。テレビも番組を見るのに必須の家具ではないですが、どこかに置かないとしまらないかもしれません。
ここで注意したいのは、暖房です。春先の引っ越しの場合うっかりしがちですが、冬は東京などの大都市、特に部屋の中には床暖房もなく非常に寒いので「自分は北海道出身だから大丈夫」と思っていますと、エアコンだけで対応できない種類の寒さを体験することになるのでこたつや、ホットカーペットなどもあったほうが無難です。
一人暮らしを始めるに必要な費用の合計
家賃10万円の場合で、一人暮らしを始めるにあたっての初期費用を合計すると約60万円程度はします。
もちろん、これに加えてすぐ家賃が新たに発生しますじょで、場合によって100万円程度見込んでおいたほうがいいかもしれません。
自分の貯金だけでまかなえなければ、お金の借入れ=借金も必要になる額です。
一人暮らしを始めるためのお金はカードローンで借りれる?
一人暮らしを始めるための資金が足りない場合、カードローンは役に立ってくれます。ただ「お金を借りる=カードローン」というわけではないので、その手段についてはきちんとお考えください。
カードローンを利用する場合、一般的には消費者金融より銀行のほうがやや金利が下がります。消費者金融の最大18.0%に対し、銀行は最大15%程度のものが多いです。
ただし、消費者金融は30日間金利が0円になる「無利息」サービスを実施していることが多く契約直後に使えるこのサービスは、短い期間の借入れには絶大な威力を発揮します。
ちなみに銀行カードローンについては18年1月より即日融資ができなくなりましたので消費者金融より、融資されるまで余計に時間が掛かります。
一人暮らしをするためのお金が少しだけ足りないなら少額融資で借入れ
「少額融資」という名称のついたサービスは、ほとんど現存していませんが、どこの消費者金融・銀行でも、少額だけ借り入れることは可能です。
基本は50万円以下の借入れの場合、収入証明書不要で、免許証のみで借入れが可能です。引っ越し費用が少しだけ足りない程度なら、少額だけ借りて早めに返済するのが良いでしょう。
ただ少額融資は、本当にこれだけ使うという場合にメリットがあるものです「他からも借りているがもう一社からつまみ食い」はしてはいけません。借入れ件数が増えるだけで、その後のクレジットカード作成などに悪影響があります。
一人暮らしに必要な費用全額借りるつもりならそれなりの収入が必要
消費者金融等の貸金業者には、「総量規制」という貸金業法上のルールがあり利用者の年収の3分の1までしか貸出しできないという法律です。規制は業者をまたがって適用されます。
最近では、「貸し過ぎ」と社会的非難を浴びるようになった銀行まで、法律上の規制によらず、総量規制にならって貸出し自粛を始めておりわかりやすく言えば、100万円の借金をするには年収が300万円は必要ということです。
もちろん、借入れはゴールではなく高い利息ともども返済しなければなりません。収入が上がるめどが立たないのに、目いっぱい借り入れるするものなら生活破綻が待っていますので十分に気を付けましょう。
一人暮らしの費用をカードローンで借りるメリット
先に触れました通り、カードローンは借入れの唯一の方法ではありません。カードローンを利用する以上、高い金利には気を付けないとなりません。
ただし、上手に使うことさえできればカードローンは大変便利です。ここでは一人暮らしを始めるための費用をカードローンで借りるメリットについてまとめました。
生活費など幅広く使える
カードローンの特長のひとつは、目的を問わない使いみち自由ということです。
ただしその分、クレジットカードと違いなにに使ったのかわからなくなることにも繋がります。
借入限度額があるだけでお金があると錯覚してしまうと、無計画な借金が増えてしまうことになりかねませんので、そこはきちんと管理しましょう。
最短でお金が借りれるので一人暮らしの費用がすぐに準備できる
カードローンのメリットは、審査が速いことにもあります。Web経由や、自動契約コーナーでの申込みにより、最速、当日に融資が受けられます。
銀行口座と消費者金融との組み合わせによっては、振込みでも、曜日と時間を問わず即日融資が受けられるサービスも登場しています。
但し即日融資が受けられるのは消費者金融のカードローンだけで最短即日で借入できるかどうかについてはカードローン会社によって差があるので覚えておきましょう。
一人暮らしを始める費用を借りるのにおすすめのカードローン!
ピンチの時に頼れる、消費者金融のカードローンをご案内します。安定した収入のある人ならば、迅速に融資が受けられます。
なお、どのくらい貸してもらえるかも大事ですが、きちんと返せるかはもっと大事です。
プロミス
プロミスはSMBCグループの一員で審査は速く、即日での借入れが可能です。
特に三井住友銀行やジャパンネット銀行などの24時間振込可能な金融機関の口座を持っていれば、24時間365日振込融資が受けられるため引っ越し費用を急ぎで借入したい人にはおすすめできるカードローンです。
セブン銀行のATMでキャッシングできるスマホアプリもあり自分に合った申込スタイルが選べて利便性は高いです。
分類 | 消費者金融カードローン |
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審査時間 | 最短3分 ※申込み時間や審査により希望に添えない場合あり |
貸付利率 | 4.5%~17.8% |
限度額 | 500万円 |
無利息期間 | 初回借入れ時30日間 |
アコム
消費者金融の代表格のアコム、審査スピードが速く最短即日融資も可能にしているため一人暮らしの費用を借りたい人におすすめできるカードローンです。
またアコムは業界唯一のクレジットカード「ACマスターカード」を発行しています。
引っ越しでお金がかさむ際には、キャッシングだけでなくクレジットカードも入手していると便利なのでアコムも利用の視野に入れておくと良いでしょう。
分類 | 消費者金融カードローン |
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審査時間 | 最短30分 |
貸付利率 | 18.0% |
限度額 | 800万円 |
無利息期間 | 初回借入れ時30日間 |
SMBCモビット
SMBCモビットには、「WEB完結」というパソコンやスマホのみで申込みから利用開始まで手続きができます。本人確認や勤務先の在籍チェックで電話を使うことが一般的ですが、「WEB完結」なら、免許証、社会保険証のチェックでOKなのです。
即日融資※が可能なので、第三者に知られずにできるだけ早く借入をしたい人にはおすすめです。
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
分類 | 消費者金融カードローン |
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審査時間 | 10秒簡易審査 |
貸付利率 | 3.0~18.0% |
限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
一人暮らしの費用をカードローンで借りる際の注意点
繰り返しになりますが、首尾よく借金ができたとして、それはゴールではありません。
当座の生活をスタートできたからといって、なにかのはずみで多重債務化してしまうこともないとはいえません。
ここからは一人暮らしの費用をカードローンで借入する場合の注意点を紹介します。
一人暮らしを始めるのに必要な費用だけ借りる
期待の膨らむ一人暮らしですが、いざ初めてみますと、部屋も狭く、思っていた生活とはほど遠いということがしばしばあります。であれば、最初からきちんと最小限の身軽な生活を心がけるべきです。
生活レベルこそ、最初が肝心でお金が慢性的に不足する生活レベルになってしまうと、なかなか下方修正できません。必要な家財を買う前に、本当に必要なのかどうか吟味して何を購入するか決めた上で借入申込をしましょう。
また家具や家財は実家で使っていたのをそのまま持ってきて必要経費を減らすのもひとつの手です。
引っ越し前に借入れしたなら住所変更の手続きを忘れずに
消費者金融でも銀行でも、借入れをする際には、いつでも連絡を取れるようにしておくことが必須であり、連絡の取れない人は、金融機関からすると行方不明者です。
定例の返済をきちんとおこなっていれば実害はないのですが、返済を滞らせた場合には、訴状が届かないまま裁判が結審しているなどということがあります。
もし借入れ後に引っ越した場合、きちんと住所の変更の届出は済ませましょう。なお、これを機会に逃げてしまえなどと悪い考えを持っても無駄です。
住所が不明になっても借金は消えませんし、新たな借入れもできず、クレジットカードも作れない生活が待っています。個人信用情報に事故の記録が残るためです。
審査に通過できなかった時のことも考えておくこと
安定した収入があって、過去の延滞もなく、さらに他の借入れも少ないのであれば、カードローンの審査に通過できることが多いものですが、確実に通過できる保証はないので審査に落ちてしまうこともあります。
一社の審査に落ちた場合、慌てて次のローンを申し込んでも、やはり審査にはねられることが多いと言えます。申込みの事実は6ヶか月間個人信用情報に記載され、新たな審査をする業者では、この事実を確認するからです。
申込み履歴が、いいほうに働くことはありません。大手消費者金融のカードローンを借入れできない場合、中小の消費者金融に当たってみるのは悪い方法ではありません。審査の観点が違うからです。ただし、そこも通らない場合は、それ以上の借入れ手段は乏しいので、できれば引っ越し自体をあきらめるべきでしょう。
まとめ
カードローンによる一人暮らしの資金調達について紹介しました。
まとまったお金が必要なときに、不足分をカードローンで補うときの重要なポイントを整理します。
- 一人暮らしをするのに必要なコストを算出しておく
- 最低限必要な借入に留めること
- 引っ越す前に融資を受けるなら、引越し後に必ず住所変更をすること
まとまったお金が必要な、いざというときにカードローンはとても役に立ちますよ