足利銀行が提供するカードローンの存在をご存じでしょうか?
「足利銀行の口座を持っているから、カードローンの利用できるかな?」
「他の銀行カードローンと比べてどんな特徴があるんだろう?」
と気になっている方も少なからずいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、足利銀行カードローン「モシカ」の基本スペックや特徴、メリット・デメリットなどを紹介していきます。
この記事を読むことで、お金に困ったときに備えて足利銀行カードローン「モシカ」を利用できるようになるので、ぜひ参考にしてください。
目次
足利銀行カードローンとは?
足利銀行カードローン「モシカ」は、栃木県を中心に展開している地方銀行「足利銀行」が提供しているカードローンです。
正式名称は「あしぎんカードローン「モシカ」」になります。
モシカを利用できるのは次の3つの条件を満たしている方です。
- 足利銀行の営業エリア(栃木・群馬・福島・茨城・埼玉)に住んでいる
- 満18歳以上75歳未満
- 足利銀行の口座を持っていること
もちろんまだ口座を持っていない人でも、多少時間はかかりますが、口座開設とカードローン申込みを同時に行えるので安心してくださいね。
分類 | 銀行カードローン |
---|---|
実質年率 | 5.8%~14.8% |
限度額 | 10万~500万円 |
審査時間 | - |
即日融資 | 不可 |
遅延損害金 | 19.8% |
返済方式 | リボ払い型返済 |
返済期間 | 1年毎の自動更新 |
保証会社 | アコム(株) |
足利銀行カードローンの特徴
足利銀行カードローンの特徴として次の2点が挙げられます。
- 全国のコンビニ、ATMで借入や返済ができる
- 年5.8%~14.8%の安心できる金利
それでは各特徴の詳細をみていきましょう。
全国のコンビニ、ATMで借入や返済ができる
モシカはローンカードを使って、全国のコンビニや銀行のATMから借入・返済ができ、利便性の高さが特徴となっています。
足利銀行ATMを利用できるのはもちろん、次の3つのATMも利用可能です。
- ゆうちょ銀行ATM
- セブン銀行ATM(セブンイレブン、イトーヨーカドーなど)
- イーネットATM(ファミリーマート、スリーエフなど)
コンビニATMを利用すれば、ほぼ24時間、いつでも自分の好きなタイミングで借入・返済ができるのは大きな強み。
また借入時は手数料が発生しますが、返済時は手数料無料となっています。
モシカは初回借入時のみ振込融資に対応していますが、2回目以降の借入は基本的にATMを利用することになるため、最寄りのATMをチェックしておきましょう。
年5.8%~14.8%の安心できる金利
銀行カードローンは消費者金融カードローンと比べて金利が低めに設定されているのが特徴で、モシカもまた低金利に設定されています。
年会費や入会金などは不要。
金利は利用限度額に応じて変動する仕組みになっていて、まとめると次の表のようになります。
500万円 | 5.8% |
---|---|
410万円以上490万円以内 | 6.8% |
310万円以上400万円以内 | 7.8% |
210万円以上300万円以内 | 9.8% |
110万円以上200万円以内 | 12.8% |
100万円以内 | 14.8% |
初めて利用する人は、ほとんどが最高金利である14.8%が適用されますが、利用実績や利用限度額に応じて金利が下がるチャンスもあります。
足利銀行カードローンの3つのメリット
足利銀行カードローンを選ぶメリットには次の3つが挙げられます。
- 申込みから契約までWebで完結できるので来店不要
- モシカのオートチャージで自動融資
- パートやアルバイトでも申込可能
これらのメリットを知れば、どんな人に適したカードローンなのかが分かるので、気になっている人はチェックしてみましょう。
申込みから契約までWebで完結できるので来店不要
足利銀行カードローンの魅力は来店不要のWeb完結申込みに対応していることです。
すでに足利銀行の口座を持っているなら、24時間365日いつでもWeb申込みができて、契約まですべてWeb上で完結させられます。
わざわざ銀行まで出向く必要はありませんし、時間にとらわれずに、好きなタイミングで申し込めるのは便利ですよね。
また最短で契約翌日に振込みしてもらえるスピーディーな対応も魅力的です。
ただし契約翌日に振り込んでもらうためには「急いで融資してほしい」という旨を伝える必要があります。
オートチャージで自動融資
足利銀行カードローンにはオートチャージ機能が搭載されており、口座残高が足りないとき、自動的に不足分をチャージ(融資)してくれます。
たとえばクレジットカードや公共料金の引き落としの際に、口座残高が不足しているときなどに活躍してくれるでしょう。
こちらは事前に設定する必要はなく、最初から付いています。
ついうっかり引き落とし日に入金を忘れてしまいがちな人にとって心強いサービスですね。
パートやアルバイトでも申込可能
足利銀行カードローンはパート、アルバイトといった、いわゆる「非正規雇用」の方々も申込みできます。
また、借入できる額は低めになりますが、年金受給者や専業主婦(主夫)も申込み可能です。
専業主婦は配偶者に安定した収入があることが条件となり、同意書の提出も必要なので、ちゃんと夫婦で話し合ってから申し込みましょう。
足利銀行カードローンの3つのデメリット
足利銀行カードローンには次の3つのデメリットがあります。
- 対応地域の方しか利用できない
- 口座の開設に手間がかかる
- 18歳以上でも学生は利用できない
これらのデメリットを知っておかないと、いざ利用しようと思っても使えない可能性が出てきてしまいます。
そうならないためにも、しっかりとデメリットをみていきましょう。
対応地域の方しか利用できない
上記した「足利銀行カードローンとは?」でも紹介しましたが、足利銀行の営業エリア内にお住まいの方しか利用できません。
栃木県を始めとした、茨木、群馬、埼玉、福島、東京が営業エリアですが、残念ながら東京都はカードローン利用から除外されています。
北関東エリア以外に住んでいる人は利用不可な点に注意してください。
口座の開設に手間がかかる
足利銀行カードローンは、審査通過後に口座開設を行っても問題ありませんが、足利銀行以外の口座に振込融資することができません。
つまり足利銀行の口座を開設しないと、借入できないことになります。
カードローン利用のために、わざわざ新しい口座を開設する手間と時間がかかる点はデメリットとして挙げられるでしょう。
18歳以上でも学生は利用できない
知名度の高い、大手金融機関のカードローンは、申込み条件をクリアしていれば学生でも借入OKとするケースが多いです。
しかし足利銀行カードローンは18歳以上でも、学生の肩書では利用することができません。
学生の方がカードローンを利用するなら、学生OKのところを選ぶ必要があります。
申込みから借入までの流れ
ここからは足利銀行カードローンの申込みから借入までの流れをみていきましょう。
申込み方法は次の2つから選択可能です。
- インターネットで申込
- 電話・郵送・FAXからの申込み
初めての申込みでもスムーズに進められるように、各申込方法の手順を確認していきましょう。
インターネットで申込
足利銀行カードローンはインターネット申込みに対応していて、24時間365日いつでも自分の好きなタイミングで申込めて便利です。
大まかな流れは次の6ステップです。
- インターネットで申込
- 必要書類の提出
- 審査結果の連絡
- 契約の手続き
- 専用ローンカードを郵送
- ATMから借入
それでは各ステップの内容をみていきましょう。
パソコン・スマホで簡単申込み
インターネット申込みはパソコン、スマホのどちらにも対応しています。
公式サイトに設置されている「申込みボタン」を選択し、必要事項を入力して申込み手続きを行いましょう。
申込み完了後に、内容確認のための電話がかかってくる場合もあるため、いつでも連絡が取れる携帯電話の番号を登録しておくと安心です。
必要書類を提出
申込み完了後に、登録したメールアドレス宛に電子メールが送信されます。
そのメールに添付されているURLにアクセスし、本人確認書類をアップロードしましょう。
有効となる本人確認書類は次の4点となり、いずれか1点を提出すればOKです。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- マイナンバーカード
すでに足利銀行の口座を持っている人は、口座開設時に本人確認書類を提出しているため、提出不要となるケースもあります。
また、利用限度額50万円以上の契約を希望する場合は「収入証明書類」の提出が必要です。
収入証明書の有効書類は次の4点で、いずれか1点の提出でOK。
- 前年の所得証明書類
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 公的機関発行の所得証明書
特に収入証明書はすぐに準備できないこともあるでしょうから、事前に用意しておくと良いでしょう。
審査結果の連絡
審査結果は申込み受付後、約2~3日でメールにて連絡がきます。
審査内容によってはそれ以上の時間がかかることもありますが、なかなか連絡が来ないときは担当者に連絡してみましょう。
契約手続き
無事に審査に通過すると、契約内容を確認するURLが添付されたメールが届きます。
契約内容を確認後のうえ「契約確認」ボタンをクリックすれば、晴れて契約完了です。
すぐに融資を希望するなら、最短で契約日当日に返信用口座に希望額を振り込んでもらうことができます。
ただし申し込んだ時間帯が遅かったりすると、当日中の振込ができない場合もあるので、担当者に問い合わせてみましょう。
専用ローンカードを発行
契約後10日ほどでモシカ専用のローンカードが自宅に郵送されます。
初回は振込キャッシングができますが、2回目以降はこのローンカードを使って借入することになるため、大事に保管しておきましょう。
専用ローンカードが送られてくる封筒は、あしぎんが通常利用している封筒と同じものなので、開封しない限りローン関連だとバレることはありません。
家族や同居人など、周囲に内緒で借入したい方も安心の配慮が嬉しいですね。
ATMを使って借入
届いたローンカードを使えば、全国のコンビニや銀行ATMから借入ができるようになります。
電話・郵送・FAXからの申込み
足利銀行カードローンはネット申込みだけでなく、電話・郵送・FAXからの申込みにも対応しています。
申込みから借入までの流れは次の5ステップです。
- 電話・郵送・FAXで申込み
- 審査結果の連絡
- 正式申込(郵送またはFAX)絡
- 専用ローンカードを郵送
- ATMから借入
それでは各ステップの詳細をみていきましょう。
電話・郵送・FAXで簡単申込み
フリーダイヤルまたは郵送・FAXで簡単に申込めます。
郵送申込みに必要な申込用紙は自宅に郵送してもらえるので、電話または公式サイトから資料請求しましょう。
連絡先・営業時間は次のとおりです。
電話番号 | 0120-881-714 |
---|---|
営業時間 | 平日9:00~19:00※ |
※銀行休業日除く
ネット申込みとは異なり、いつでも利用できるわけではないため、時間に注意しましょう。
審査結果の連絡
申込み手続き完了後、2~3日ほどで審査結果の連絡が電話でかかってきます。
審査回答時に正式申込みに必要な書類の案内を受け、申込書を郵送で届けてもらうことが可能。
また公式サイトから申込書をダウンロードすることもできます。
正式な申込み(郵送orFAX)
正式申込書と一緒に、必要書類(本人確認書類)を提出することで、正式な申込みとなります。
郵送またはFAXで送れば良いので、来店不要で手続きが完了!
専用ローンカードを発行
契約手続き完了後、10日程度で専用ローンカードが郵送にて発行されます。
ここはネット申込みと同じですね。
ATMを使って借入
届いたローンカードを使って、全国のコンビニや銀行ATMから借入・返済ができるようになります。
ATMの借入は1,000円単位から手軽に利用できて便利です。
足利銀行カードローンの返済方法
足利銀行カードローンの返済方法は、毎月5日(休日なら翌営業日)に足利銀行口座から引き落としされる「定例返済」がメインとなっています。
そのため、引き落とし日までに、口座に十分なお金が入っているように注意しましょう。
また定例返済に加えて、任意の金額を返済する「臨時返済」にも対応しています。
お金に余裕があるときは積極的に臨時返済を行い、1日でも早い完済を目指したいものです。
臨時返済はATMを使って行えます。
対応するATMおよび営業時間は次の表のとおりです。
返済可能なATM | 平日 | 土日・祝日 |
---|---|---|
足利銀行 | 7:00~21:00 | 9:00~21:00 |
ゆうちょ銀行 | 8:00~21:00 | 9:00~21:00(土) |
セブン銀行 | 24時間※ | 24時間 |
イーネット | 24時間※ | 24時間 |
※(月曜の2:00~7:00は利用不可です)
足利銀行カードローンはアコムと繋がりがある点に注目
実は、足利銀行カードローンは、大手消費者金融であるアコムと繋がりのある金融サービスになっています。
モシカの保証会社はアコムになっていて、審査の一部をアコムに委託。
アコムと繋がりがあると、どのような点を考慮しなくてはならないのでしょうか。
審査基準はアコムと同じ
アコムは消費者金融、モシカは銀行系と分類こそ異なるものの、保証会社がアコムになっている以上、審査基準はアコムと同じものと考えて良いでしょう。
アコムの審査基準は非公開となっているため、詳細は不明ですが、次の3つの条件をクリアできているなら、審査通過の可能性が高いと判断できます。
- 18歳~69歳までで安定した収入がある
- 他社借入が少ない
- 過去に返済の滞納などトラブルを起こしていない
アコムの審査に落ちているとモシカの審査通過も難しい
上記で説明したように、モシカとアコムの審査基準は同じものだと考えられます。
つまり、過去にアコムの審査に落ちた人は、モシカの審査に落ちる可能性も高い、と判断できるでしょう。
言い換えれば、アコムの審査に通過できているなら、モシカも通過できる可能性があると考えられます。
ただしアコムと契約していて、新たにモシカに申込む場合は、他社借入件数がひっかかるケースも考慮されるため注意しましょう。
すぐにでも借入したいのならアコムへ申込みもあり
モシカは申込みから借入までに数日がかかってしまうため、すぐにでもお金が必要な人には適していません。
申込んだ当日中にお金を借りられる即日融資を希望するなら、審査時間が短く、即時融資にも対応するアコムに申込むのもひとつの手です。
またアコムである程度の利用実績を作り、後々金利が低いモシカに申込みする、という方法もおすすめします。
まとめ
今回は足利銀行カードローン「モシカ」の特徴や申込み方法などを紹介しました。
最後にもう一度、モシカの魅力をおさらいすると…
- 銀行カードローンならではの低金利(5.8~14.8%)!
- 全国のコンビニATMや銀行ATMで借入・返済ができる!
- 申込みから契約までWeb完結できるので来店不要!
の3つが挙げられます。
「低金利のカードローンを選びたい」
「足利銀行の口座を持っているんだけど、ぴったりのカードローンはある?」
そんな方は、この記事を参考に、足利銀行カードローン「モシカ」でお金のピンチを乗り切ってくださいね。