みずほ銀行カードローンには毎月の返済と任意返済があるけど違いが分からない人やお金を借りたら、いつが返済日になるのか今いちピンと来ない方も多いでしょう。
ここでは、そんな人のためにみずほ銀行カードローンの返済方法・返済日・返済額の基本事項を説明して、返済に関する注意点を紹介します。
返済に関しての疑問が解消されれば、これほど完済しやすいカードローンは他にないことが分かるはずです。
目次
みずほ銀行カードローンの返済について
最近では、銀行口座と切り離して使える、消費者金融のような銀行カードローンが増えました。ですが、みずほ銀行カードローンはそのようなタイプではなく、みずほ銀行の普通預金口座とセットで使うことが必須となっています。
実質年率 | 2.0%~14.0% |
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利用限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 2日間~1週間 |
申込条件 |
・18歳以上66歳未満で、安定継続収入があること ・保証会社(オリコ)の保証を受けられること |
遅延利率 | 19.9% |
返済方式 | 残高スライド方式 |
返済期日は毎月10日固定
みずほ銀行カードローンの返済日は毎月10日で、普通預金口座から自動で引き落とされます。10日が土日祝日の場合は、銀行の翌営業日となります。
引落しによる返済日を選べるようなきめ細やかなサービスはありませんが、これ自体はごく普通のことで、銀行カードローンに限りません。
返済方式は残高スライド方式
カードローンの返済方式はいろいろありますが、みずほ銀行カードローンは「残高スライド方式」です。簡単に言いますと、カード残高に応じて毎月の返済額が変動する仕組みです。
みずほ銀行の場合、ローン残高が50万円以下だと、返済額が1万円になるという、極めてシンプルな返済方式が採られています。後述しますが、義務としての返済額が決して多くない分、随時返済が大変重要となります。
みずほ銀行カードローンの返済方法は3つ
みずほ銀行カーローンには返済方法が3通りあります。
- みずほ銀行普通預金口座から自動引落し(約定返済用)
- ATM(任意返済用)
- みずほダイレクト(任意返済用)
ここでは、それぞれの返済方法の特徴を見ていきましょう。
自動引き落としによる返済
毎月10日に普通預金口座から返済金額が自動で引き落とされます。これは、みずほ銀行カードローンの利用者全員が対象です。口座の残高が少なくて返済できないケースが発生しない限りは確実に返済ができます。
ATMでの返済
ATMで返済することも可能です。みずほ銀行ATMはもちろん大手コンビニのATMも非常に充実しています。これなら、どこに住んでいても困ることはないでしょう。ただし、ATMは時間帯によっては手数料が発生する場合があります。
カードローンの月々の返済は、みずほ銀行の口座から自動で引き落とされます。このルーティンの返済よりも多く支払いたいときにATMを利用します。お金に余裕がある月はATMからどんどん返済をしていきましょう。
提携ATM | 設置場所 |
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イーネット |
・ファミリーマート ・ミニストップ ・ポプラ ・デイリーヤマザキ ・生活彩家 など |
セブン銀行 |
・セブンイレブン ・イトーヨーカドー ・駅や空港 など |
ローソンATM |
・ローソン ・ナチュラルローソン など |
返済可能な時間帯 | みずほ銀行ATM・コンビニATM |
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平日 | 8:45~18:00 |
土・日 | 9:00~17:00 |
みずほダイレクトを利用して返済
「みずほダイレクト」はみずほ銀行のインターネットバンキングで、パソコンやスマートフォンから銀行と取引ができるサービスです。ATMに行く必要すらなく、ネットなので24時間返済の受付が可能!自分の好きなタイミングで返済が行えますし、ローンの残高照会もできるのでとても便利ですよ。
「みずほダイレクト」から返済する場合は、ATM同様「任意返済」扱いになるので、月1の口座引落による返済とは別で、+αの追加の支払いです。なるべく早く完済したいときには、「みずほダイレクト」を使って、ローンを積極的に返済していきましょう。
みずほ銀行カードローンの月々の返済額について
みずほ銀行カードローンの返済は毎月10日に普通預金口座から自動で支払われます。そのときの返済金額は、先月10日のローン残高に応じて決まる「残高スライド」方式です。しかし、利用限度額200万円を境に返済額のルールが変わります。
- 利用限度額が200万円未満
- 利用限度額が200万円以上
ここでは、それぞれのケースごとの返済額を見ていきましょう。
利用限度額200万円未満の場合
ローン残高が50万円増えるごとに返済額が1万円増えていきます。
毎月10日時点の利用残高 | 翌月の返済額 |
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1万円未満 | 前月10時点のローン残高 |
1万円以上50万円以下 | 1万円 |
50万円超100万円以下 | 2万円 |
100万円超150万円以下 | 3万円 |
150万円超200万円以下 | 4万円 |
利用限度額200万円以上の場合
ローン残高が100万円増えるごとに返済額が1万円増えていきます。
毎月10日の利用残高 | 翌月の返済額 |
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1万円未満 | 前月10時点のローン残高 |
1万円以上100万円以下 | 1万円 |
100万円超200万円以下 | 2万円 |
200万円超300万円以下 | 3万円 |
300万円超400万円以下 | 4万円 |
400万円超500万円以下 | 5万円 |
500万円超600万円以下 | 6万円 |
600万円超700万円以下 | 7万円 |
700万円超800万円 | 8万円 |
みずほ銀行カードローンの返済の注意点
返済について一通り説明したところで、次に注意点を取り上げます。カードローンにおいて最重要なのが返済です。
ここでは、みずほ銀行だからこそ注意すべき返済のポイントを解説します。
口座の残高不足
毎月10日、みずほ銀行の普通預金口座から返済額が引落しされます。口座残高が足らない場合は、引落しができません。そうなると返済が遅れてしまい、延滞した分を含めて支払いをしないとカードローンの利用が停止してしまいます。
基本的には返済日当日の午前0時に引落しが実施されるので、前日のうちに残高を確認しないといけません。仮に当日残高不足だったとしても、その日のうちに入金すれば通常は間に合います。
返済が1日遅れただけでは、カードローンそのものの利用ができなくなるわけではありませんが、信用を失う原因になります。信用は今後のローンの利用にも影響がでてもおかしくないので、くれぐれも口座残高が不足しないよう気をつけましょう。
毎月の返済額が他社より高め
みずほ銀行カードローンの月々の返済額は最低でも1万円です。他の銀行カードローンだと月2,000円でOKとする業者もあることを考えると、みずほ銀行の返済額は高めです。
毎月の返済額が高めなので、それだけ他社に比べると口座残高が足らなくなってしまう可能性も高くなるので注意しましょう。
返済に遅れたらどうなるのか?
返済はどんな場合でも遅らせてはいけません。遅れることで生じるネガティブなことが2点あります。
- 遅延損害金が発生
- 信用情報に記録が残る
それぞれについて説明していきます。
遅延損害金の発生
>1日でも支払いが遅れたら「遅延損害金」という罰金が発生します。遅延損害金の利率は19.9%で通常の金利14.0%よりも高く設定されています。
遅延損害金は延滞日数に比例します。すぐに支払えばダメージも少ないですが、あいだを開けてしまうと負担が大きくなっていくので、なるべく早く支払って延滞を解消させるようにするべきです。
信用情報に記録
もっとも遅延損害金よりも、個人信用情報へのダメージのほうが大きいです。数日の遅延は、いわゆるブラックと呼ばれる2~3か月の延滞とは全く位置づけが違います。確かに、ただちに大問題となるわけではありませんが、だからといって軽く見てはいけないのです。
少なくとも、延滞のある人は、限度額アップや金利ダウン(みずほ銀行カードローンの場合、この二つは同じ意味となります)のサービスを受けることは絶望的です。
延滞が重なれば、カードローンを使えなくなる場合も。返済能力のない人ということになるからです。
まとめ
低金利で人気のみずほ銀行カードローンの返済を中心にみてきました。ここでポイントを整理します。
- みずほ銀行の普通預金口座の開設が必須。毎月10の定期返済に利用
- ATMやみずほダイレクトから任意返済が可能。便利だが銀行営業時間外は翌営業日扱いに
- 口座不足だと引落しができない。請求前日までに口座残高をチェック
口座残高が足らなくならないようにしておけば返済は全く問題ありません。そのうえで、金銭的に余裕がある月はATMや「みずほダイレクト」で任意返済をしてローンの返済の勢いを上げていくのがベストでしょう。
きちんとした返済をして「みずほ銀行カードローン」の低金利を最大限に活用しましょう。