子供にバイオリンをやらせたい、新しいギターを買い替えたいと思う方の多くは、
「楽器が高額で一括支払いするのに抵抗がある」
「ローン自体に抵抗がある」
というケースが目立ちます。
そこで今回は楽器を購入するときの、ローンの組み方やポイントについて詳しくお話します。
これを読めば、高額の楽器を手に入れることに一歩近づきますよ。ぜひ読み進めてみてくださいね。
目次
楽器の平均価格について
楽器の価格は一概にいえず、ピンからキリまであります。
例えば、バイオリンは、一番安い物で1万円程度のものから高価なもので、3億円にもなります。
もちろん、プロでさえも3億円のバイオリンを所有しているという方は少ないです。
相場としては、初心者で2~3万円程度、プロ用になると10~100万円以上は当たりまえといわれています。
また楽器によっては、安くて30万円以上もするものなどさまざまです。
やはり気軽に始めるには高額だといえますね。
現金以外に楽器を購入する主な方法は4つあります
現金で支払うのが理想的ともいえますが、なかなか現金での支払いは対応できないという方が多いのではなでいしょうか。
現金で支払えない場合に利用できるのが、ローンになります。
そこで次は、楽器を買うためのローンの種類を4つご紹介します。
ショッピングローン
ショッピングローンと聞いてクレジットカードを思い浮かべる人もいるかと思います。
ショッピングローンはクレジットカードとは全くの別ものであり、
- カード無し
- 該当の商品を購入するだけのローン
- 商品の金額によって審査の難易度が違う
といった3つの特徴があります。
ショッピングローンは信販会社がお店に商品代金を支払います。
そのためクレジットカードのように、カードや事前の審査などは必要なく、10~20分程度でその場で審査結果がでます。
現金での払いが難しい場合のローンの組み方として一般的といえます。
分割払い
クレジットカードの方が馴染みもあり、ポイントが貯まることもあってクレジットカードの分割払いを利用する方も多いです。
店舗によってはクレジットカードの分割払い金利手数料が0円といった場合や、クレジットカードがなくとも分割払いをすることが可能です。
クレジットカードの分割払いでは、金利などが高額な場合があるので、金利手数料が0円になるのはうれしいですね。
消費者金融のカードローン
ローンを組むときに一番抵抗を感じる方が多いのが、カードローンです。
カードローン=借金という意識が強い方も多く、そして金利が高い!というマイナスイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。
しかし、実はショッピングローンよりも、カードローンを利用した方が金利は安く、総合的に見て得をするパターンもあります。
楽器ローン
楽器ローンは、楽器の購入にのみ利用することができるローンです。
楽器の購入に特化したローンであり、金利が安いのが特徴です。ただし、審査としては厳しいとの声が多いです。
とはいえ、ご紹介した4つのローンのうち、金利が10%を切るのは楽器ローンなので、挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか。
楽器ローンの中で代表的なものとしては、スルガ銀行の楽器・音響機器購入ローンがあります。
スルガ銀行の楽器・音響機器購入ローンは楽器購入に特化したローン
静岡県に本店をおくスルガ銀行は、特定目的ローンを取り扱っている地方銀行です。
特定目的ローンとは、バイクや一眼レフカメラなどといった特定の高額商品を購入するときに利用できるローンになります。
その中のひとつとして、楽器・音響機器購入ローンがあります。
楽器・音響機器購入ローンの概要は以下のようになります。
スルガ銀行楽器購入ローン | 内容 |
---|---|
年利 | 7.0~11.0% |
最高限度額 | 800万円 |
審査回答 | 当日または翌営業日 |
支払い回数 | 最大120回 |
最短で当日、遅くても翌営業日には審査結果がでるのはうれしいですね。
申し込み資格や返済方法など詳しくご紹介します。
楽器・音響機器購入ローンの申し込み資格について
申し込み資格としては、18歳以上65歳未満で完済時が70歳以下のローンを組める方になります。
ローンとして安定した収入があるというのは必須条件になります。
職業や収入の金額まで明記されていないことからも、専業主婦や契約社員、パートやアルバイトといった、比較的低収入であっても申し込むことができます。
また、子供が購入するときに両親からの申し込みも可能です。
ただし、利用目的としては楽器や音響機器購入費用なので、提出書類としては楽器の見積もり書など使い道が確認できるものが必要です。
返済方法について
楽器・音響機器購入ローンは、目的ローンになるので金利が安いのが特徴です。
7.0~11.0%の固定金利なので、途中で金利が上がるといったことはありません。返済まで毎月決まった金額を返済する形になります。
また、返済回数も最大120回まで可能なので月々の返済金額も抑えることができます。
もし早々に返済をしてしまいたい場合は、繰り上げ返済をすることもできます。繰り上げ返済は、コンビニのATMなどで可能なので大変便利です。
少しでも多く返済することで、余計な利息の支払いもなくなるのでおすすめです。
現在支払中のローンの借換えにも利用できる
すでに他社のカードローンやキャッシングを利用している場合、楽器ローンと一緒にローンの借り換えができます。
借り換えとは、たとえばA社から100万円借りて、B社からも10万円借りている場合、C社より110万円を借りて、A社・B社に一括返済をし、ローン返済をC社1本にすることをいいます。
借り換えをすると、支払い総額(完済額)が少なくなることがあるので、検討してみてもいいでしょう。
返済回数は楽器ローンと同じく120回までです。
イシバシ楽器のローンを利用して、金利0%で楽器を購入しよう
楽器専門店であるイシバシでは、楽器の購入時に利用することができる、WEBらくらくオンラインクレジットサービス(ショッピング・クレジット)を提供しています。
WEB上で審査を受けることができるので、この楽器が欲しい!と思ったときにWEBで申し込み、審査結果次第でその場で購入することができます。
注意点としては以下の3つがあります。
- 楽器の商品代金が30,000円以上
- 月々3,000円以上、最高84回払い
- クレジットカードではない
金利手数料などを詳しくご紹介します。
通常の金利
イシバシ楽器のローンの金利としては以下の表のようになります。
回数 | 金利手数料 | 回数 | 金利手数料 |
---|---|---|---|
1 | 2.00% | 36 | 26.80% |
3 | 0.70% | 42 | 31.60% |
6 | 3.10% | 48 | 34.90% |
10 | 6.30% | 54 | 40.20% |
12 | 8.00% | 60 | 43.50% |
15 | 10.50% | 66 | 50.30% |
18 | 13.00% | 72 | 54.60% |
20 | 14.60% | 78 | 59.40% |
24 | 18.00% | 84 | 63.70% |
30 | 23.50% |
分割回数によって0.7~63.7%と大きく違います。
特徴としては、支払い回数ごとに金利が決められている点があります。
また、うれしいサービスとして最高6ヶ月間、支払い開始日を遅らせることができるので、ボーナス月から開始などといった調節もできます。
スルガ銀行は固定金利なので、2回払いでも10回払いでも金利は変わりません。
しかし、イシバシ楽器ローンを利用するときには、分割回数を決めて金利を考えなくてはいけないのが、デメリットでもあります。
金利手数料無料や、特別低金利条件のキャンペーンを不定期で開催
「支払い回数ごとに金利が変わるなら不安」
「分割回数を増やしたいのに、金利が気になってできない」
などといった場合にぜひ利用してほしいのが、金利手数料無料キャンペーンや特別低金利キャンペーンといった、不定期で開催されるキャンペーンです。
これらのキャンペーンを利用すると、最大24回払いまでの金利手数料などを0円で利用することができます。
また、期間限定で対象ブランド購入で最長15回まで金利手数料を負担してくれます。
キャンペーン開催時期を狙って楽器ローンを組むと、大変お得なので活用しましょう。
中古での購入や個人に売ってもらう場合
その場合も楽器ローンを利用することができるんですか?
中古楽器でもいいものはたくさんあります。
しかし、探していた楽器が高額であることもよくあり、現金では購入できないという方も多いのではないでしょぅか。
中古楽器は、店舗側によってローンの利用が可能かどうか分かれます。
楽器ローンは不可でも、ショッピングローンが可能という店舗もあれば、楽器ローン・ショッピングローンなど利用できる店舗もあります。
支払いに不安を感じる方は、事前に対応可能か調べておきましょう。
気をつけなくてはいけないのが、個人から楽器を購入する場合です。
友人から売ってもらうなど、個人売買に関しては楽器ローンを組むことができないので注意しましょう。
楽器ローンの審査の難易度について
クレジットカードでもカードローンでも、審査に不安を抱える方は大勢います。
楽器ローンは残念ながら、審査は厳しいとの声が多いです。
その理由として、ショッピングローンやカードローンなどに比べて金利が破格と言えるほど低い点が挙げられます。
楽器ローン会社としては、1人1人の金利の収益が少ないのに、貸し倒れなどが起きたら大きな損害です。
リスクが大きい楽器ローン会社としては、むやみに審査を通すわけにはいかないのです。
とはいえ、ほとんどの楽器ローンではアルバイト・パートでも申し込み可能としています。
楽器との出会いは一期一会ともいわれています。申し込み前に落胆するよりも、挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか。
そこで、少しでも審査に通る確率が上がるポイントをご紹介します。
審査に通過しやすくなるポイントを紹介
以下のようにポイントについて何個か見出しを付けながら、ひとつずつ150~200文字程度で解説して下さい。
ポイント1:収入面に安定性がある
楽器ローン会社は貸し倒れを防ぐために、収入面を重要視する傾向があります。
- 正社員である
- 同じ職場に長く勤めている
- 収入は平均よりも高め
- アルバイトでも比較的高収入
- 勤めている会社が大きめ
以上の5つのポイントのいずれかをクリアすることが、審査通過の確率を上げるポイントといえます。
購入したい楽器の金額にもよりますが、“安定した継続的だと見込まれる収入がある”とローン会社に判定されることが重要です。
ポイント2:他社からの借入がない
以外と見落としがちなのが、他社からの借入です。
ある程度勤続年数と収入のある正社員でも、落ちることがある楽器ローン。その原因として多くあるのが、他社からの借入がある場合です。
他社から借入している場合、楽器ローン会社は返済が滞ってしまう可能性を懸念します。
できるだけ、楽器ローン会社が不安を感じるような要素を取り除くことが、審査に通るポイントでもあるので、他社からの借入はできるだけ無くすようにしましょう。
ポイント3:信用情報がクリーン
各種ローンやクレジットカードに申し込んだ場合、必ずその人物の信用情報を確認します。
信用情報では、今まできちんと支払いをしてきたのかなど、その人の返済に関する責任能力を審査します。
ここで、『私は借りたお金はきちんと期日までに返します』と証明することで、返済に関した責任感をローン会社に証明することができ、審査に通りやすくなります。
逆に審査に落ちやすい人はこんな人
審査に通りやすくなるポイントとは逆に、審査に落ちやすくなるポイントがあります。
自分に当てはまらないか、確認してみましょう。
信用情報に傷がある
審査に通りやすくなるポイントとして、信用情報がクリーンだとお話しました。
今までに延滞や滞納、債務整理といったいわゆる金融事故を起こしている場合、審査に通るのは難しくなります。
信用情報には、金融事故の履歴が5年から10年残ります。
過去に金融事故を起こしてしまった場合は、履歴が消えるまで申し込みは避けた方がいいでしょう。
もし自分の信用情報が気になる場合は開示することもできるので、確認してみてもいいかもしれませんね。
複数の借入をしている
金額にもよりますが、1社から借入をしている場合は、審査に通ることもあります。
しかし、複数社から借入をしている場合は、「お金に困っているのでは?」と楽器ローン会社も懸念を持ちます。
審査に通過するために大切な信用性を証明することができないので、複数社からの借入は審査落ちする可能性があるのです。
複数社から借入をしている場合は、一度整理してから申し込んだ方がいいでしょう。
収入が安定しない
返済能力として重要である収入の安定を重く審査する楽器ローンでは、アルバイト・パートであっても勤続年数が短い、学生であるといった場合は審査に通らない可能性が高いです。
勤続年数が短い場合は、すぐにアルバイトを辞めてしまう可能性もあります。学生であれば、生活環境の変化(就職活動など)がおこりやすい時期です。
楽器ローンでは、安定した継続的な収入は不可欠なため、懸念要素がある場合は審査に通らない可能性が高いです。
各種ローンを利用する際の注意点
欲しい楽器が見つかりローンを申し込む前に、注意しなくてはいけない点がいくつかありますのでご紹介します。
- 支払い回数の確認
- 金利の確認
- 月々の返済金額と総支払い額の確認
- 無理をしない
- 審査落ちしても別のローンに申し込まない
ローン会社によって、月々の最低支払い金額は違います。
同じ50万円の楽器であってもローン会社によっては、24回払いまで、60回払いまでと最高分割回数が決められていることがあるので確認が必要です。
金利も違うので月々の支払い金額や、総支払い金額を確認することも大切になります。
そして何よりも、月々の返済金額で無理をしないということが重要です。
「どうしても欲しいから」「早く完済したいから」と少々高めの返済金額に設定してしまう方がいますが、毎月の返済に苦しむなど、後々自分の首を絞める結果になることもあります。
また、残念なことにローンの審査に落ちてしまっても、早々に別のローンに申し込むのはやめましょう。
審査に落ちた履歴は、信用情報機関の記録に半年ほど残ります。
そのため、別のローンをすぐ申し込んだとしても、審査に通らない可能性が高いです。
楽器との出会いを大切にしたい気持ちもわかりますが、無理をしないことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高額な楽器を買うためのローンの種類や、楽器ローン、審査に通るポイントなどについてお話しました。
【楽器を購入するためのポイント】
- 楽器ローンを利用すると金利が安い
- 楽器・音響機器購入ローンは楽器に特化した銀行ローン
- イシバシ楽器ローンは不定期キャンペーン中金利0%ローンがある
- 楽器ローンは審査が難しい
- 楽器ローンの審査は収入と雇用形態などが大切
ぜひこの記事を読んで、一期一会の楽器との出会いを大切に、なるべく支払い総額が多くなりすぎないように適切な楽器ローンを選んでくださいね!