かつて1990年代から2000年代の前半には、様々な大手消費者金融各社がカードローンサービスの提供を行っていました。ユニークなテレビコマーシャルを積極的に制作して放映していましたので、覚えている人が多いかもしれません。
しかしその後貸金業法が適用されたことや、過払い金請求が活発化したことなどにより、大手消費者金融の多くが倒産をしてしまったり、あるいは大手銀行に買収され子会社として営業を行うことになりました。そのような中で独立系の大手消費者金融として、現在も営業を続けているのがアイフルです。
今回はそんなアイフルの様々な特徴について、さらに詳しく確認してみたいと思います。借入や返済方法などについてご紹介していきますので、申込みを検討するための参考として活用してみてください。
目次
アイフルの基本情報
アイフルの歴史は1967年に設立された「松原産業」がルーツです。アイフルはアルファベットで「AIFUL」と表記されますが、これは
- Affection(愛情)
- Improvement(努力)
- Faithfulness(誠実)
- Unity(結束)
- Liveliness(活気)
の頭文字をとったもの。現在日本の主要な消費者金融は、銀行傘下に入っているところが多く例えばアコムの場合なら三菱UFJフィナンシャルグループ、プロミスの場合ならSMBCグループといった感じになっているのですが、アイフルはどこのグループにも属していない珍しいタイプの独立した消費者金融になっています。
グループに属してないと言うことは親会社の意向に左右されることがないので、ほかの銀行傘下の消費者金融と比較して自由に経営方針や審査基準を設けられます。ちなみにアイフルの基本スペックは以下の通り。
分類 | 消費者金融 |
---|---|
審査時間 | 最短30分 |
実質年率 | 3.0~18.0% |
利用限度額 | 800万円以内 |
申込条件 | ・18歳以上の方で定期的な収入と返済能力を有する人 ・満70歳になった時点で新規融資は停止 |
無利息期間 | 初めて利用する人を対象に最大30日間 |
遅延利率 | 20.0% |
即日融資 | 可能(最短1時間) |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 |
アイフルを利用することのメリット
ネット上の消費者金融の口コミランキングで、アイフルはしばしば上位で紹介されています。その理由は、アイフルで借入れることによる様々なメリットを得ることできるから。
そのアイフルのメリットとして、以下の4点が主に考えられます。
初めての利用者は30日間無利息サービス
消費者金融では無利息サービスを用意しているところがいくつかあります。アイフルもその中の一つ。初めて利用する人を対象に、最大30日間無利息に。
ただし注意しておきたいのは、契約した翌日から30日間無利息である点。初回借入時からではありません。契約・借入同時に行えばいいですが、前もって契約をした場合、無利息期間が短くなります。
お急ぎの場合、フリーコールに電話して優先審査
急な出費で今すぐ現金が必要!こんな時にアイフルにはお急ぎ審査という役立つサービスがあります。まずWeb申込みをすると、【アイフル】カード申込・受付完了メールのメッセージが届きます。
この時にフリーダイヤルで急ぎ融資の旨を伝えれば、優先的に審査をしてくれます。但しアイフルの電話の受付時間は9~21時ですから、この点だけ注意。
少額から借入れできる
アイフルのメリットとして、少額借入れも可能な点にも注目。最低借入金額1,000円からとなっているので、給料日前で少しばっかしお金が足りない、高価ではない商品が欲しいけれども手持ちがちょっと足りないなどの場合でも気軽に利用できます。
女性でも利用しやすい専用ダイヤル
女性の方で「カードローンを利用したいけれども躊躇してしまう」という意見はしばしばみられます。男性のためのサービスに見えてしまい、敷居が高く感じられるのかもしれません。
そんな不安を感じてしまう女性でも気軽に利用できるように、アイフルではSuLaLiという商品を用意しています。これは女性のための専用カードローンで、問い合わせをした際のオペレーターが必ず女性で気軽に相談や申込みができます。
またSuLaLiでは専用のローンカードを発行していて、女性のお財布の中に入っていても違和感がないよう、おしゃれなデザインになっています。
こちらが女性に好評を得ており、ラインナップは2種類あるので、利用の際は好きな方を選んでください。
アイフルの審査申込
アイフルに限ったことではありませんがカードローンを利用するなら審査通過する必要があります。アイフルに申込すれば、すべての方がお金を借りられるわけではないです。
そこで気になってくるのは「果たして自分は審査通過できるのか?」ということでしょう。アイフルの申込条件は18歳~69歳で定期的な収入があり、融資が受けられるのは設定した基準を満たしている方になります。
ここからはアイフルの審査に申込する前に知っておきたい情報をまとめました、審査通過するために大事なポイントを何なのか確認していきましょう。
審査時間は最短30分
公式サイトでも紹介しているようにアイフルの審査はスピーディなのが特徴、。申込をしてから最短30分で審査結果が判明します。Webからの申込みも可能で、審査結果は電話・メールで回答してくれます。
つまり一切来店することなく、借入れできるためアイフルの利用しやすさがわかります。借入希望額も50万円までなら、申込用紙と本人確認書類さえあればOKな手軽さも魅力のひとつです。
主婦や学生でも収入さえあれば申込可能
アイフルは18歳以上の方で定期的な収入があれば申込み可能と紹介しましたが、この条件を満たしていれば、正社員以外でもパート・アルバイト・派遣社員・契約社員などでも申込みできます。
主婦や学生(18歳以上)でもアルバイトをして収入さえ得ているのであれば、申込可能になっています。
但しそれほど収入は多くないでしょうから、借入限度額は低めになってしまいます。金額はケース・バイ・ケースですが、大体30万円程度と思ってください。
審査申込前に1秒診断でチェック!
アイフルでお金を借りられるかどうか不安という方のために、アイフルでは「1秒診断」というサービスを公式サイトに用意しています。これはその場で融資可能かどうか診断できる簡易審査サービスで
- 年齢
- 雇用形態
- 年収
- 他社借入金額
の4つの条件を入力すれば、すぐに借入れ可能かどうか診断してくれます。ただ1秒診断の結果が100%本審査に反映されるとは限りません。
しかし申込するかどうかの判断に活用できるので、審査に不安な人は申込前に利用するのがおすすめです。
アイフルで即日融資は可能?
消費者金融の中には申込したその日に借入れできる即日融資に対応しているところもいくつかあります。勿論アイフルの場合でも即日融資は可能になっています。
ではアイフルで最短即日で融資してもらうにはどのような条件をクリアしなければならないか?それについてみていきましょう。
平日の午前中までに申込を済ませる
アイフルの即日融資は基本銀行振り込みによって行われます。ということは銀行の営業時間内に手続きが完了していないと、即日反映されません。
具体的には平日14時30分までに振り込み処理完了していることが即日融資のための条件。審査時間もありますので、できる限り午前中の早い時間に申込み手続きを完了しておくのがベストです。
夜間でも利用できる契約ルーム
午後になってから会社の付き合いなどで当日現金が必要になることもあるかもしれません。この場合、先ほどの銀行振込では間に合いません。
そんな時でも申込んだその日のうちに現金確保できる方法が「てまいらず」。てまいらずとはアイフルの無人の契約電話ボックスのことです。
こちらで契約手続きをすれば、その場でカード発行されます。近くにアイフルのATMがあるはずなので、ローンカードを使って手続きをすれば必要な金額を借入れできます。
このてまいらずは営業時間が8~22時なので、夜遅くの手続きも可能で仕事が忙しく午前中にあまり動くことができない方にはおすすめです。
アイフルに申込したら在籍確認の電話連絡はある?
カードローン審査で必須事項となるのが在籍確認。これは申込書に記載した勤務先で本当に仕事をしているか、職場に電話をかけて確認する作業です。アイフルもこの電話による在籍確認を基本的に行っています。
しかし「職場に電話をかけられるとカードローンの利用=借金をしていることがバレてしまうのでは?」と不安な人もいるでしょう。その変も心配はいりませんアイフルの在籍確認はオペレーターの個人名であたかも知り合いが電話をかけてきたかのような形を取ります。決してアイフルとは名乗らないので仮に同僚が電話に出てもバレることはありません。
それでも中には普段、あまり電話がかかって来ないなどの理由で職場に電話をかけられるのは避けたいという方もいるでしょう。このような事情でどうしても電話による在籍確認を避けたければ、申込受付後にコールセンターへ相談してみるといいでしょう。確実ではありませんが代用方法を提案してもらえます。
アイフルのデメリット
アイフルでは様々なサービスを提供しておりメリットがたくさんあると紹介してきました。ではその逆で全くデメリットがないかと言えば、決してそうではないです。
良きところがあれば当然悪いところもあります、ここからはアイフルを利用する前に主なデメリットについて紹介していくので、そういうのもあるということを、頭に入れておきましょう。
金利が高めに設定されている
冒頭に紹介したようにアイフルの金利は3.0~18.0%。初回申込時には、この中でも上限金利の18.0%の適用されることが多いです。この18.0%という利率は、消費者金融業界ではごく一般的な高さです。
しかし銀行カードローンの場合だと大抵のところが上限金利が高いものでも13~14%程度。この銀行カードローンの金利と比較すると高めな金利でデメリットと言えるでしょう。
手数料が発生する
アイフルのATM以外にも提携先のATMを利用しても手続きは可能。提携先のATMはセブン銀行、イオン銀行、ローソンATMなど多種多様。しかし提携先のATMを利用した場合、手数料が発生する点には注意。
出金・入金ともに、1万円以下110円、1万円超220円ほどかかります。
1、2回程度なら大したことありませんが頻繁に利用するとなると手数料だけで高くつくので気をつけましょう。
アイフルの返済方法
アイフルの約定返済期日の設定方法は2種類あり、任意で選べます。
- 毎月決まった日付
- 35日サイクルで返済する
のいずれかの方法です。前者を選択した場合、何日でも好きに設定できます。また前者の場合、返済期日までの10日間が対象。それよりも前にお金を返すと繰上返済扱いになって、返済期日の10日前からもう一度入金する必要があります。
返済方法もいくつか用意されています。返済方法は
- 銀行振込
- アイフルもしくは提携先のATM
- 口座振替
のいずれか。ATMは銀行・コンビニと日本全国の機種が数多く対応しています。そして上記で解説しましたが提携ATMの場合、手数料がかかるので注意。
まとめ
消費者金融の大手「アイフル」の特徴をご紹介しました。
アイフルの店舗・自動契約機・ATMは全国各地にありますから、急にお金が必要になっても心配することはありません。無人契約機には「てまいらず」で電話をかけることもできますから、操作に不安な人や機械に弱い人も安心して利用できます。
このように利用者のことを考えた利便性の高い柔軟なサービスが多いので、アイフルのカードローンは、借入れが初めての人にもおすすめです。