プロミスやアコムと言ったテレビCMなどでなじみのある消費者金融は誰でもご存じでしょう。ですが、消費者金融は大手だけではありません。中小の会社もたくさんあり、それぞれ工夫を凝らしたサービスを提供しています。
中には、東京の高田馬場だけに集中して存在する、学生ローンというユニークな消費者金融もあり「フレンド田」は、その学生ローンのひとつで、業界では老舗です。
目次
学生ローンのフレンド田とは
分類 | 消費者金融カードローン(学生ローン) |
---|---|
審査時間 | 30分~1時間 |
実質年率 | 17.0% |
遅延利率 | 20.0% |
利用限度額 | 50万円 |
返済回数 | 最大60回 |
申込条件 | 安定した収入のある学生であること(アルバイト可/予備校生可) |
即日融資 | 可能(来店または振込融資) |
返済方式 | 元金自由返済 |
フレンド田は、高田馬場の学生ローンでは老舗であり「田」と書いてデンと読みます。アクセスは高田馬場駅の早稲田口を出て左手すぐ、早稲田通りの奥側(北側)、東京信用金庫の隣のビルの2階に店舗があり1階は富士そばになっています。
フレンド田の貸金業許可番号の冒頭部分は、「東京都知事(8)」です。この「8」というのは、貸金業許可に必要な、3年に一度の更新を8回行ったということを意味します。1976年設立で「創業から41年」をアピールしている点と年数が合わないのですが、少なくとも24年はまったく問題なく営業しているので貸金業者としては、信用できる会社と言えます。
学生に特化した借入プラン
学生ローンは、その名の通り学生さんのためのローンで、実際には、卒業して社会人になった人にも貸していますが、学生時代に利用していなかった人に対し、新規で貸し出しをすることは少ないと思われます。
これはフレンド田も同様で、あくまでも主としての貸出し対象は学生で通常の消費者金融とは異なり、フレンド田の学生ローンには、多くの独自のサービスがあります。
全国対応、即日融資可能
学生ローンの所在地は、いずれも高田馬場ですが、これは高田馬場に通う学生だけを対象にしているわけではありません。振込み融資を受ければ、全国で借入れ可能で返済も、振込みで可能です。
銀行営業日、つまり平日であれば、審査が済めば申込当日の借入れできるスピード融資も可能になっています。ただし、銀行振込みにはシステム上締切がありますので遅くても午後2時頃には審査が完了している必要があります。
大手金融会社よりも低金利
大手の消費者金融では、おおむね貸金業法上の上限である18.0%で貸出しをしています。プロミスだけ若干低いですがそれでも17.8%と、大きな差はありません。
学生ローンでは、この金利がおおむね17.0%に抑えられており、若干安くなっており、フレンド田もこの金利です。18.0%と17.0%の差と言うのは、便宜上10万円を一年間借りっぱなしにしたと考えたとき、1万円の差となって現れます。
学生ローン「フレンド田」のメリット
学生ローン「フレンド田」の基本的なデータについて紹介してきましたが、この会社でお金を借り入れるメリットはどこにあるのでしょうか?
ここからは、一般の消費者金融とは少し違った学生ローンである「フレンド田」ならではのキャッシングの特徴について解説していきます。
18歳から借入可能
大手の消費者金融も、学生さんに貸してはくれるのですが、そのほとんどは18歳以上が対象となっています。学生ローンの場合は、アルバイトをして収入があれば、未成年の学生(予備校生も可)にも貸してくれます。ただし、フレンド田の場合、保護者の承諾つまりは親の同意が必要になります。ちなみに承諾不要で貸してくれる学生ローンもありますので、この点は検討の余地があるでしょう。
もともと、未成年者の相手の契約場合、貸金業者の側としては考えるべきことがありカードローン契約を締結しても、後日未成年であることを理由に借り手から契約を取り消されることがあるわけでこれが恐らく、大手が未成年に貸さない理由でもあります。
フレンド田においては、保護者の承諾を必要とすることで、バランスを取っているのでしょう。なので、未成年の申込は、保証人が必要であり保護者に対しては、電話で連絡がありますので、その際に口頭で承認すれば完了です。
限度額は50万円
フレンド田のメリットのひとつが50万円という、比較的高めの限度額です。学生ローンの場合、限度額は30万円程度のものが多く、そこまで貸してくれません。もちろん審査次第なので、50万円希望だとして必ず貸してくれるわけではありませんが、貸してもらえるなら様々な用途に使えるでしょう。
なお、貸金業法には「総量規制」という借り手の年収の3分の1までしか貸出しをしてはならないというルールがあり、50万円貸してもらうためには、必ず150万円以上の年収があることが法律上求められますので、その点は理解しておきましょう。
用途は自由
フレンド田の場合、ATMでキャッシングするためのカードが発行されませんが、それでも「カードローン」と言えます。なぜならカードローンは、消費者金融の融資する、目的ローン以外のローンの総称だからで目的を定めて借入れを行う住宅ローンやマイカーローンなどと異なり、カードローンは使いみち自由のローンなのです。
フレンド田のことをネットで調べると用途は学費にしか使えないという情報もあるみたいですが、恐らくは別のローンのことではないかと思われます。フレンド田は、学費、セカンドスクール代、旅行など、用途自由になんにでも使えます。
紹介者へのプレゼント制度
他の学生さんをフレンド田に紹介しますとプレゼントがもらえます。紹介した学生さんの借入額に応じて、次のとおりキャッシュバックがあります。
紹介した学生の借入額 | キャッシュバック |
---|---|
5万円以上 | 1,000円 |
15万円以上 | 3,000円 |
25万円以上 | 5,000円 |
また、紹介人数によって金利の下がるキャンペーンも無期限実施中です。
紹介人数 | 金利 |
---|---|
1人 | 16.0% |
2人 | 15.5% |
3人 | 15.0% |
4人 | 14.5% |
5人 | 14.0% |
申込みから融資までの流れ
フレンド田の申込み方法は、次のいずれかです。大手のような自動契約機はありません。
- Web
- 来店
- 電話
Webと電話との申込み方法はそれぞれ似ており小さな業者が多い学生ローンの場合、おおむねそうです。
電話の場合は、「契約事前説明及び同意書」を公式サイトから送信しなければなりません。
Web申込みの場合は、電話が掛かってきますので、受け答えをしたうえで申込みが完了します。
返済シミュレーションをしよう
フレンド田の公式サイトには返済シミュレーションがあります。わかりにくい場所にあるのは欠点ですが、「返済について」から進めます。
こちらで、返済回数または返済金額のシミュレーションが可能で「借入金額」「毎月の返済額」「利率」(既存値で17%)の3点を入力すると「毎月の最低返済額」(利息)と、支払回数が表示されます。
それから「借入金額」「返済回数」「利率」(既存値で17%)の3点を入力しますと、「毎月の返済額」と、返済額に占める利息が表示されます。
web申込みか来店申込みかの二択
近年の貸金業者は、人の手間が最小限で済むWeb申込みに注力しており、これは小規模な学生ローンでも同様です。ですが、今後の返済のこともありますので、ATM返済のできないフレンド田の場合は、店舗に行ける人なら行って申込みをするほうがいいかもしれません。
完済まで、業者の人と顔を合わせないことも可能ではありますが、そうすると現場に行けるのに、高い手数料を支払って銀行振込みをすることになりデメリットになるとも言えるので怖がらずに店舗に行ってみることをお勧めします。もちろん、高田馬場まで行けない人は、Webや電話で申込みましょう。
来店なら土曜日でも即日借入できる
即日融資を受けるための障害は、銀行振込みにあり大手のごく一部には例外もありますが、既存の銀行システムを使っている限りは、振込み時間の制限はどうしても付きまといます。さらに、土日祝日だと銀行振込みはできないのですが、対面での借入れなら銀行が動いていなくても問題ありません。
フレンド田の場合、土曜日も毎週15時まで営業しているので高田馬場に行ける人ならば、土曜日も即日、現金で融資が受けられるこれはフレンド田を利用する上での大きなメリットです。
曜日 | 営業時間 |
---|---|
平日 | AM10:00~PM6:00 |
土曜日 | AM10:00~PM3:00 |
日曜日・祝日 | お休み |
必要書類は学生証のみ
フレンド田で借入れをする際の必要書類は次のとおりです。
- 学生証(必須)
- 免許証・保険証
- 銀行のキャッシュカード
- 住民票または、公共料金の請求書・受領書 (現住所とお名前が確認取れるもの)
- その他、必要と判断した場合はそれ以外
「必要書類」として上記の者が書かれているのに、「学生証(必須)」とは、公式Webサイトの記載はいささか不可解ですが小さな業者らしいとも言えます。
他社の例から自然に解釈すると、「学生証は必ず必要だが、それ以外は持っていたら持っていく。運転免許証を持っておらず住所の確認が取れないのなら、住民票か公共料金控えを持っていく」ということでしょう。
在籍確認は行われない
通常カードローンで借入れをするにあたり、ローン申込者の勤務先に、働いていることを確認するため入れる電話、在籍確認が行われます。カードローン会社は社会人でも学生でも、正社員でもアルバイトでも、働いている人だからこそお金を貸してくれるわけであり、働いていることの確認するのも当然とはいえます。
ですが、学生ローンの場合、在籍確認をしない業者もかなりあり、フレンド田もそのひとつです。学生さんの場合、返済せずに逃げてしまうということは少ないと考えられ手間がかかる分、在籍確認を省略しているものと思われます。
返済方法に専用ATMがない
学生ローンはみな小規模の会社ですから、返済にもやや難があります。フレンド田の返済方法は、窓口と振込返済、それから現金書留しかありません。
窓口に行ける高田馬場の学生さんはいいのですが、行けない人はやや面倒でインターネットバンキングを使ったとしても、振込手数料は発生しこの手数料は、金利が大手より1%安いことなど、すぐ埋め合わせてしまいます。
フレンド田の取扱銀行は、「みずほ銀行」「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」だけなのでこれらの銀行口座を持っていない人にとっては、さらに振込手数料が高くなるということになります。なお、学生ローンの返済の場合、あらかじめ定めた期日を過ぎても有効としてくれるものもありますが、フレンド田の場合は期日厳守になっています。
会員ページがない
大手消費者金融の場合、契約者がログインして使えるマイページが必ずあり借入れ残高や、返済状況などあらゆる情報が確認できて便利なシステムなのですが、学生ローンのフレンド田には、そういった機能はありません。
自分の残高がどのくらいなのかは、Webを通じて調べることはできませんので現状は直接電話して尋ねるしか方法がないので少々面倒になります。
出来る限り繰り上げ返済しよう
利息だけ入れておけば返済として有効というのが、フレンド田等の学生ローンの仕組みなのですが、カードローンに限らず、ローンというものは元本を返済しないといつまで経っても借金が減っていきません。
返せるときは、多めに返していけば利息分より多額の返済は、すべて元本に充当されますので、徐々に借金が減っていきます。
定例の返済日に、多めに入金する場合は連絡不要で繰上げで全額返済する場合は、事前にフレンド田に連絡してからおこないましょう。可能なら来店で返済すると、間違いがありません。
卒業後も契約続行できる
学生ローンだからといって、学生でいるうちに完済しないといけないわけではありません。
利息が付いて回りますので必ずしもいい方法とはいえませんが、利息だけ毎月入れておいて、就職してから完済してもいいのです。
会員資格を持っていれば、社会人になっても追加融資可能
学生ローンの多くは、卒業後、つまり学生でなくなったのちも借入可能で、社会人歓迎のようです。社会人になった後は、大手消費者金融より若干低金利のローンとして利用が可能です。
返済をし終わっていても、いなくても、追加で借入れも可能で社会人になっても、特に土曜日に高田馬場に行ける定期券のある人なら、手数料なく返済ができますので、フレンド田で借入れるメリットは大きいと言えます。
信頼度を高くして優良顧客になっておこう
どうせ借金をするのであれば、賢くおこないたいものです。きちんと返済をしないようでは、大事な個人信用情報に傷がつきかねないわけで個人信用情報は、将来クレジットカードを作り、住宅ローンやマイカーローンを組むにあたって必ず確認される大事なものです。きちんと返済している人にとっては信頼につながりますので、くれぐれも返済はきちんとおこないましょう。
そして、きちんと元本を減らしていくことも大事です。繰上げ返済も利用しましょう。利息を入れるだけで借りっぱなしの人は、貸金業者にとっては利益の上がる大事なお客です。ですが、そうした人が業者に信頼されるかというとそうでもありません。もっとも信頼できるのは、借りたお金を確実に返してくれる人です。
まとめ
高田馬場にある学生ローン、フレンド田について見てきました。Webサイトの作り方から、大手消費者金融とまったく違う業者ですが、賢く使えば多くのメリットがありおすすめできます。
未成年の学生については、貸してもらえるメリットと、保護者の承諾が必要であるというデメリットと両方がありますが、きちんとした目的があって借入れるのであれば、何も問題はありません。
短い学生期間が終わった後でも、長く付き合いのできるローンなのでお金に困ってる学生さんはフレンド田の利用を検討してみてはいかがでしょうか?