介護支援専門員としてこの資格があれば便利・役立つ資格をピックアップ!他には負けない利用者満足度を高めればスキルアップが可能です!
日本は現在超高齢社会と言われており、介護支援専門員はこれからますます活躍するべき資格の一つです。
高齢によりさまざまな障害や身体の変化が起き、在宅で生活をすることが困難になった方々・・・そんな方々のために、介護支援専門員として最も合うケアプランを立てるため、「もっと早くこの資格を取得しておけばよかった。」「とっても役に立つ資格だった。」と思える資格がここにあります。
ここでは、介護支援専門員として働くうえで取得しておくと、現場で必ず生かすことができる資格を分析し、わかりやすく解説させていただきましたので、ぜひご覧ください。
介護支援専門員が取得すると役に立つ資格
医療的知識はケアマネジメントに必須!看護師
身体のことや薬のアドバイスができる
介護支援専門員は、その仕事内容から利用者から身体のことや薬に対する質問を多く受けることがあります。
基本的に介護支援専門員は、さまざまな国家資格を所有している人が資格を持っていますが、全員が薬や病気にことに詳しいというわけではなく、たとえ勉強していたとしても専門家ではないためアドバイスができません。そこで看護師の資格を取得していれば、その場で適格なアドバイスができるため、仕事がスムーズに行えます。
医療的な介護サービスに強い
看護師としての立場から、医療的なケアに特化した利用者に対するケアマネジメントをするときは有利です。近年在宅医療が進んでいて、これらの分野に看護師は強いため大変重宝されます。
取得方法
働きながら看護師を目指すなら、准看護師であれば「准看護師学校」で2年、さらに正看護師を目指すなら「看護学校」で3年学ぶ方法が最短です。
少しでも収入を得ながら学校へ行きたい場合は、医療機関などが支援をする「昼間定時制」というものがあります。看護助手を経験しながら学校に通うことができるので、社会人の方は近隣の医療機関や学校を調べてみましょう。
住宅改修の知識が豊富!福祉住環境コーディネーター
住宅改修に有利
ケアマネジメントをするときに欠かせないものの一つとして、利用者が在宅で過ごしやすくするために、トイレに手すりを付けたり、浴室や居室の段差を解消するなど「住宅改修」が行われます。
住宅改修は利用者からの要望もありますが、利用者を支援するヘルパーや理学療法士、看護師などから提案されることがあります。そのときに利用者やその家族へ、住宅改修についてのアドバイスができたり、利用者を支援する専門職などと意見を交換して、より質の高い住宅改修を提供することができます。
工務店の担当者に意見が言える
実際に工事を担当する担当者に直接専門的目線から意見が言えるのはとても大きいですし、住宅改修の仕事に対して自信をもつことができますし、利用者や家族から信頼も厚くなります。
取得方法
特に必要な資格対象者はありません。3級~1級まであり、2級から挑戦することも可能です。試験対策の講座や通信講座などもありますので、調べてみましょう。
適切な福祉用具をアドバイス!福祉用具専門相談員
介護が必要な高齢者に対し、利用者の身体の状態に合わせて適格な福祉用具を選んで、福祉用具の使い方をアドバイスする専門員です。福祉用具は車椅子から特殊ベッド、食器など多くの種類があるため、専門職としてどのような道具が必要かを見極める必要があります。
介護保険制度で福祉用具を利用する利用者は多くいると予想されます。その中で介護支援専門員として適格な福祉用具を選択し、ケアプランに反映させることが介護支援専門員として必要になってくるので、取得しておいて間違いない資格です。
取得方法
次の国家資格を取得済みの方は福祉用具専門相談員として仕事ができます。
- 介護福祉士
- 社会福祉士
- 看護師
- 准看護師
- 保健師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 義肢装具士
該当の国家資格を取得していない方
都道府県の指定した「福祉用具専門相談員指定講習」を受講する事によって取得可能となります。
- 日数:7日間
- 時間:51時間
- 修了試験あり
認知症ケア専門士
高齢社会、認知症を患った多くの高齢者が在宅で生活をしていると言われています。認知症高齢者が在宅で生活をすることは並大抵のことではなく、多くの困難を極めます。
介護支援専門員として、認知症の方との関わりや専門的な理解を深めながらケアマネジメントをしていくことはもはや必須です。
認知症ケア専門士は認知症の専門的な知識を深め、より高いレベルでのケアを行うことができると認定された専門士です。介護支援専門員として資格を取得しておけば、認知症の方への対応を経て、専門的な立場からその人に合う質の高いケアプランを作成することができます。
取得方法
認知症に関わる施設や団体などで、過去10年間で3年以上の実務経験がある者で、施設長などの推薦を受けた者。
研修、試験、面接や論文を経て合格すれば取得できます。
介護支援専門員のプロフェッショナル!「主任介護支援専門員」
介護支援専門員として働いている職員に対し指導や助言したり、ケアマネジメントに必要な情報をスムーズに共有できるように事業所をまとめる、介護支援専門員のリーダー的存在です。
転職にとても有利
主任介護支援専門員は介護支援専門員として経験を積み、研修を修了する必要があります。そのため、介護支援専門員として実績を積んできたという証になります。また、次の施設は主任介護支援専門員の配置を義務づけています。
- 地域包括支援センター
- 特定事業所加算を算定している居宅介護支援事業所
これらの事業所では主任介護支援専門員を求めていることが多いので、就職にとても有利です。資格取得の対象者となっている方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
介護支援専門員としてのキャリアアップが目指せる
介護支援専門員の上位資格として誕生したため、居宅介護支援事業所などで事業所をまとめるリーダーとして活躍できます。
取得方法
次のいずれかの資格を取得している者が主任介護支援専門員研修に参加できます。
- 介護支援専門員として5年以上勤務した者
- ケアマネジメントリーダー養成研修を修了し、介護支援専門員として3年以上勤務した者
- 日本ケアマネジメント協会が認定するケアマネージャーで、介護支援専門員として3年以上勤務した者
- 主任介護支援専門員に準ずるものとして地域包括支援センターに配置されている者
主任介護支援専門員の研修はおよそ10日間の日程で、講義や実習を中心に行われます。
専門性の高い信頼される介護支援専門員を目指して
介護保険制度が制定されたと同時に介護支援専門員が生まれ、たくさんの合格者を排出してきたため、現在介護支援専門員は飽和状態と言われています。その時に、他の介護支援専門員との「違い」を見極めるもの、その一つの基準として、他にどのような技術や専門性を持っているかがあります。
介護支援専門員としてこれから更にスキルアップし、より質の高いケアマネジメントをするためには、持っていて役に立つ「資格」が大切であり、このような「資格」に積極的にチャレンジして知識や技術を豊富に磨いていくことがこれからの介護支援専門員には大切です。