デイサーサービスとはどういったもの?
デイサービスと言えば、高齢者の人が日中に通う施設といったものをイメージできるのではないでしょうか。
しかし、デイサービスといっても色々な種類とその役割があります。簡単にデイサービスといっても大きくいくつかの種類に分けることができます。
- 一般形デイサービス
- 認知症対応型デイサービス
- デイケアサービス
デイサービスの規模や特徴などについてはその施設ごとによって違ってきます。
デイサービスで働く介護士として大切な事は高齢者の日常生活が単調になる事を防ぎ、身体能力の維持と生活の質向上のための介助と介護を行うことです。
デイサービスの求人をかいご畑で検索してみた
エリア | 指定なし |
---|---|
職種 | 指定なし |
サービス種別 | デイサービス |
雇用形態 | 指定なし |
こだわり条件 | 指定なし |
○○県○○市 介護士 デイサービス
仕事内容
午前中のみの勤務や扶養内勤務もご相談できます。将来的に正社員への道もあります。
◆特徴
緑豊かな環境で、リハビリ、入浴、余暇をお楽しみいただける施設です。リハビリ特化型のデイです。
◆利用者様について
定員は20名で、利用者様は○○市及び○○市にお住いの方です。給与
ヘルパー2級・初任者研修 時給 1,150円~ 1,250円
実務者研修 時給 1,150円~ 1,250円
介護職員基礎研修 時給 1,350円~勤務時間
日勤 8:30~17:30(休憩 1時間/実働 8時間)備考:シフト固定制
職場の雰囲気
制服は上着が貸与されます。口コミは登録後。
デイサービスで働く介護士のやりがいとは
デイサービスであれば、どの施設で働いていても共通と言えますが、利用者の方の笑顔が増えたと感じる瞬間や「ここにくると楽しい」と言われた時にやりがいを感じる介護士が多くいます。
また身体機能が維持できていたり、向上されている時についても、同様かもしれません。
施設の利用者は、1日の大部分をそこで過ごす事になります。介護職員と体操をおこなったり、ゲームを行ったり、歌を唄ったり、ちょっとした製作物に取り組んだりすることが大半をしめます。その為、デイサービスで働く介護職員の中には、高齢者の方が無理なく楽しめるレクリエーションを考えて、成功させることがやりがいの1つという人もいます。
ただ、レクリエーションは「楽しむ」ためだけのものではなく、目的があります。それは、皆で体を動かして行う事で、身体的機能や社会性の維持を図るというものです。
また、当たり前ではありますが、デイサービスは介護施設です。あくまで高齢者が自立した生活をを送る為のきっかけの場所であるという事を忘れてはいけません。介護士は、レクリエーション中も、トイレや入浴、食事の基本的な介助や身体的な様子もチェックしなければなりません。
デイサービスで働く介護士の大変な事とは
介護職の中でも日中勤務で、レクリエーションも多く楽しい雰囲気のデイサービスですが、仕事をする上で大変な事や苦労する事も、もちろん多くあります。
デイサービスで働く大変さ
- 通所で利用される為、送迎やレクリエーション、食事、入浴など、バタバタする事が多い
- 入浴とレクリエーションの時間帯が重なるケースが多く、スタッフが足りない事が多々ある
- 入浴を希望するご家族が多いが、入浴を拒否される利用者も多く苦労する
- レクリエーション不足
- 少ない人数で多くの利用者の様子を見る必要がある
- 身体能力などの差や認知症によって対応が大きく異なる
一番大変な事は「通所サービス」といた点にあります。利用している時間が限られる為、その利用時間内に必要とされる事を行わなければなりません。
入浴介助は、体調の様子を見ながら行わなければならない為、決められた時間内で入浴ができないケースもしばしばあります。
デイサービスのお仕事は、1日の中でスケジュールに沿って動き、また利用者の方が飽きないように工夫する必要があります。(といっても、その人に合わせて無理のない程度になるので全員参加は難し事もありますが…)
次に大変な事として、利用者の方同士の相性を考えて対応しなければならないという事です。
認知症の方の場合、(悪意があるわけではありませんが)自分の意見をそのまま言ってしまう事が多々あります。それによって、言われた利用者が不快に感じ、利用を拒むようになってしまうケースもあるのです。
こうした状況を未然に防ぐために、利用者同士の相性を見て対応する事はとても大切であり、難しい事でもあります。
デイサービスの介護士で働く時の悩みについて
「みんなに楽しんでもらえるレクリエーション」を考えるのが「やりがい」という介護士がいる一方で、「みんなが無理なく楽しめるレクリエーション」を考えることが苦痛と思う介護士の方も多いのではないでしょうか。
高齢者の方が無理なく体を動かす事ができ、認知機能の有無なども考慮した上で催し物を考えるという事は本当に難しいです。
唱歌などの歌と合わせた体操や、座って出来るゲームなどがやりやすいかもしれません。最近ではレクリエーションの本やサイトがあるのでこういったものを参考にするのも良いでしょう。
また、他の悩みとしては、職員同士の人間関係も多くあげられます。デイサービスでは、人手不足の中、同時進行でプログラムが行われていきます。こうした忙しい中で、職員同士の不満が表面化してしまう事が一番の原因と考えられます。
デイサービスで働く介護士についてのまとめ
デイサービスで働く介護士は、あくまで高齢者の方が健康を維持するために通い過ごされる場所です。
利用者に楽しんでもらいたいという気持ちも大切ですが、身体機能や体調の変化についても介護士として観察する事が大切です。特に1人暮らしの高齢者の場合、衛生面と身体面の両方に気を遣う必要があります。食事や水分がしっかり摂れているかも含め、高齢者の様子を何気なくチェックする事が大切です。
また、介護士自身が楽しいと思いながら働く事で、利用者にも楽しいと感じてもらう事が出来るかもしれません。
デイサービスで働いての感想
実際にデイサービス勤務している実感と感想をご紹介しましょう。
私の働くデイサービスは比較的少人数ですが認知症対応型のデイサービスになります。ですから、一般型のデイサービスでは受け入れできなかった方も多く利用さています。
(一般型でも認知症の方の利用は多いので区別しにくい部分もありますが)ですから、帰宅願望の方もいますし、色々なケースが数多く存在しています。入浴のニーズも高い為、入浴拒否の方も徐々に慣れてもらって入浴するといった事もあります。
一番大変な所は認知症の方ですが、その方の個性を尊重し、その人に合わせてた対応を行う事かもしれません。
職員については、一般型のデイサービスよりは人数は多いと思いますが、その分、利用者の方が不穏になって個別で対応する事も多くなるので(不穏にならないように、みんなで過ごせる雰囲気を作りだし、その努力はしますが)意外と人数が足りず、レクや入浴などの対応に追われてしまう事が多いのが現状です。
独居の方もおられる為、夏場の時期の水分摂取につてはこういたデイサービスが基本となるため、水分を積極的に取れるような工夫も行っています。また排泄時の尿の色などを判断して脱水予防にも努めています。
入浴ニーズも高く、自宅で入浴が困難な為、家族の方の希望も多くなります。認知症の方ですので、身体の不調やケガなどが自分で申告できないケースも多くある為こういた時に身体観察をして様子見て家族の方やケアマネージャの方に報告をして医療スタッフとの連携の役割もあります。
デイサービスの「レク」の楽しい面もありますが、入所施設や訪問の介護士と同様の身体機能面での介助や介護といった部分もありますので(以外と多くあるので)こういった部分の基礎的な介護力も必要になるのかもしれませんね。