ある程度仕事を覚えて余裕が出てくると、ふとした瞬間に「このバイト先は自分に合わない」と思う瞬間が生まれることがあります。
「思っていた業務内容と違う」
「仕事内容にやりがいが感じられない」
「どうしてもバイト仲間と人間性が合わない」
など悩んでしまう人も多いはずです。
バイト先に疑問や不満を抱えながら働くと注意散漫の状態になり、ミスやトラブルに繋がるケースも…。
しかし、「もう我慢できない」「限界だ」と感じているのであれば“辞める”というのも立派な選択肢の一つです。
今回は、
- 合わないバイトを続けるとどうなるのか?
- 向いてないバイトを辞めた方がいい場合・辞めないほうがいい場合
- 向いていないバイトをすぐに辞めるメリット・デメリット
- 合わないバイトを続けることで得られる経験とは?
について詳しく紹介していきます。
この記事を読むことで、あなたが今のバイトを辞めるべきかどうかがわかるようになるので、ぜひチェックしてみてください。
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合わないバイトを続けるとどうなる?
合わないバイトを我慢して続けると、どのような状況に陥ってしまうのでしょうか?
ここでは、3つの起こり得る事態について解説していきます。
1.上司やお客さんから怒られ続ける
注意散漫が原因でミスをすれば上司やお客さんから怒られ、さらに辞めたいという気持ちが強くなるでしょう。
また、怒られることを恐れていると、「またやっちゃった!」と思った瞬間、動悸がしたり、パニックになったり、呼吸が乱れることがあります。
これらの身体反応があらわれると、集中して仕事をこなすのは困難になります。
怒られるのが嫌でミスを隠ぺいしようという思考が働き、バイト先に大きな損失を与える可能性もあるのです。
2.ストレスで気分が憂うつになる
自分の意に反して気が進まない仕事を続けていると、ストレスが溜まって出勤するのも憂鬱になってくるものです。
そういう状態に陥ると、気持ちを立て直すのは簡単な事ではありません。
どんどん気持ちが沈むようになり、うつ病のような状態になる方もいます。
その気持ちは顔にも出ます。
接客業なら、暗い表情は絶対にNG。
お客様にも失礼です。
心身ともに健康で働けなくなったら、自分にとってもバイト先にとっても不利益になります。
3.お客さんも満足できない
合わないバイト続けているデメリットは自分に関することだけではありません。
やる気のない態度で接客されるお客さんにとっても迷惑です。
これが原因で上司から怒られることもあるため、悪循環に繋がります。
向いていないバイトをすぐに辞めるのは逃げではない!すぐに辞めてよい場合5選
では、向いていないバイトを辞めてもよいのはどういう場合でしょうか。
具体的に解説していきます。
1.人間関係の改善が見込めない場合
人は人との関わりの中で生きています。
人の苦悩の9割は人間関係によるものという説もあるほどです。
人間関係が上手くいかない、一通り頑張っても改善しない場合は、その職場でよい仕事をするのは難しいでしょう。
足に重しをつけて仕事をしているようなものです。
強いこだわりがないなら、さっと離れた方が無駄な時間や労力を費やさずにすみ、結果的に得になるでしょう。
2.うつ病気味で気が沈むようになってしまった場合
うつは心の風邪と言われるほど、かかりやすい、ありふれた病気です。
それでいて完全な回復には時間がかかります。
兆候が現れたら、まだ軽いうちにすぐにでも仕事を辞めることをおすすめします。
病院代や、働けなくなる時間を考えれば、無理をしてバイトを続ける価値はないでしょう。
3.時間外労働・長時間拘束が当たり前の場合
バイト、すなわち時間給で働くという判断で働き始めたのですから、契約当初の話と違って長時間の労働になってしまっている場合、考え直した方が良いです。
時間以上の拘束はきっぱりはねのけて退職しても問題ありません。
逆にいえば時間給しかもらっていないのに、勤め先の都合をそこまで考える必要はありません。
4.給料や残業代が支払われない場合
まず残業代を支払わないことは違法です。
違法行為を受けているのですから、当たり前にバイトを辞める理由になります。
もし「あなたの仕事が遅いせいだから」などと言われた場合も、終了できない仕事量を与えた雇用主に非があります。
あくまでバイトは時間労働であり、少ない責任しか持ちません。
5.セクハラやパワハラが横行している場合
自分が被害者になったのならもちろん、たとえ他の人が被害を受けている状況でも、あなたの精神に良い影響を与えません。
トラウマとなって後々まで忘れられないこともあります。できるだけ早く辞めて、身の安全を確保しましょう。
また、セクハラ・パワハラの横行する職場では、良い仕事などできるものではありません。
冷静に考えて退職することをおすすめします。
向いていないバイトをすぐに辞めないほうが良い場合3選
自分が希望したバイトだけれど、やってみたら辛い、向いていない気がする……。
誰にでも起こることです。
でもちょっとだけ待ってください、辞めない方がいい場合もあります。
こんな場合は辞めるのがもったいないという例を、簡単にまとめてみました。
1.続けていくうちに自分に合う仕事になってくる可能性がある場合
誰でも新しい仕事、新しい仕事に慣れるには時間を要します。
まず職場の人の顔がわからない、空気がわからないという状態ですから、大変なのは当たり前なのです。
しばらくすると環境に慣れてきて、今まで辛かったのは何だったんだろうと思うほど、仕事が楽しくなることがあります。
どうしても合わない職場なら仕方がないですが、少しずつでも慣れていけているのなら、仕事に集中する余裕が生まれるまで続けてみてはどうでしょうか。
2.辛いのが一時的な場合
今の状態はずっと続くものですか?
そもそも求人を出す時というのは、人手の必要な時なのです。
もしかするとその職場の通常より、ずっと忙しい環境に放り込まれたのかもしれません。
同僚に、今は繁忙期なのかと聞いてみましょう。
来月には落ち着くと教えてくれるかもしれません。
また、あなたが期待されて難しい仕事を頼まれている場合、乗り越えれば大きく成長でき、周囲に喜ばれることでしょう。
達成感を想像してわくわくするなら、続けることをおすすめします。
3.仕事のやり方が間違っている場合
間違ったやり方で続けていても成果は出ません。
自分では正しいやり方をしているつもりでも、人間には思い込みというものがあります。
上司や同僚からのアドバイスがあるのなら、頑なにならず従ってみてください。
どうせ辞めるなら気の進まない方法も一度受け入れて、試してみましょう。
少しでも改善するのであれば、辞めてしまうのは早計です。
どんどん良くなっていく時が、仕事で一番楽しい時です。
向いていないバイトをすぐに辞める3つのメリット
自分にはこれ以外の仕事が向いてないから、今の職場の人間関係を壊したくない。
そんな理由でやりたくもないバイトを続けている人は意外と多いのではないでしょうか。
ここでは、向いてないなと思ったバイトを辞めるメリット3つについて紹介していきます。
1.職場のストレスから解放される
バイトを辞めたいと少しでも思っているあなたは、今の職場に何かしらの不満などがある証拠。
不満を抱えたままその職場にいてもあなたは幸せになりません。
バイトを辞めるとそんな職場のストレスから解放されます。
周囲で働く人々もそんなあなたの気持ちに薄々察しています。
そんな環境の中で働き続けてもあなたも周囲の人々も不幸になるだけです。
2.向いているバイトをイチから探せるようになる
ただ惰性で今の職場でダラダラと不満を抱えたまま働いているだけでは新しいことに挑戦する機会も可能性も時間も失ってしまいます。
向いてないなと思ったら早めに見切りをつけて、新しい可能性と向かって進むことができます。
そうすることで自分の思ってもいなかった仕事に巡り会えるかもしれません。
バイトをする上で勤続年数を重視する方もいますが、1つのバイトを長年続けてきた人と複数のバイトを色々と経験してきた人では圧倒的に後者の方が人生の経験値が高いことも多いです。
3.人間関係のしがらみをリセットできる
尊敬できないリーダーや嫌な先輩、仕事をしない同僚など、「一緒に仕事はしているけど、プライベートでは友達にはなれないな」と感じることもあるはずです。
もちろん彼らのような人たちだけでは無いですが、バイトを辞めてしまえば彼らとはただの他人です。
また、人間関係と言うものはその場のみで作られるものですから、1つの場所が合わなかったからといってこれからも人間関係がうまくいかないという事はあまりないんです。
次のバイト先に行けば素敵な仲間に巡り会えるチャンスもあります。
向いていない職場にしがみつく必要はないのです。
向いていないバイトをすぐに辞める4つのデメリット
向いていないと感じているバイトだからといって、あまりに簡単に辞めるのにはデメリットがあります。
4つありますので詳しく見てみましょう。
1.次の職場で辞めた理由を聞かれる
新卒でなければまず聞かれるであろう質問が「前の職場はどうして辞めたの?」です。
それというのも雇う側としては「すぐに辞められると困る」のです。採用にかかった経費も、教育にかかった経費も無駄にしたくないのです。
嘘をついてその場をしのぐことは可能でしょうが、あとあとバレるとややこしいことになる可能性が高いです。
バイトですのでそこまで厳しくは見られないと思いますが「2,3日で辞めた」というのは印象が最悪だと思ってください。
2.スキルや経験が蓄積されない
バイトであっても長く勤める人間と、すぐに辞める人間ではやっている仕事内容が違ってきます。
長く務め、信用を得ることによって、その職場がどのように回っているか知ることができます。
職場とはつまりお金儲けの現場です。
お金に全く興味がないという人でない限り、将来何をするにしても、お金に関する知識は役に立つことでしょう。
すぐに辞めてしまった場合、ただただ作業の記憶だけが残ります。
それでも経験にはなるでしょうが、もったいないことです。
3.辞め癖、逃げ癖がついてしまう
すぐに辞めることを繰り返していては、どの職場でも同じことになるでしょう。
何も得られないまま年月だけが経っていきます。
もちろんひどい職場、辞めていい職場はあります。
ですが何度も何度も辞めてしまう場合は、今までの職場を思い返し、比較的良かったと思う職場を決めてください。
その職場を「辞めない」ラインとして覚えておくと良いです。
4.お金がなかなか貯まらない
バイト先を探している間は収入がありませんし、面接には交通費が、下調べにも時間が費やされていきます。
そしてお金がなければないほど追い詰められ、よい職場に出会えなくなるという悪循環です。
今の職場を辞めるにしても、もうちょっと我慢できないか、次の給料日まで待てないか考えてみましょう。
合わないバイトを続けることで得られる経験もある
しかしながら、合わないバイト先に入ってしまったからといって、悲観しすぎることはありません。
失敗は全て経験として活かしていけばよいのです。
自分が向いていると思った仕事が実は違ったというパターン
「自分は人と接することが好きだからサービス業が向いているはず!」と思って接客のバイトを始めたものの、全然合わなかったという方もいます。
思っていたより人とうまく話をすることができず、ストレスを溜め込んだり、自信を失ってしまうことも…。
ただ、実際に体験することにより「自分に向いているのはこの仕事ではなかった」と気づくきっかけにもなります。
苦手だと思っていたことが実は向いていたパターン
自分では苦手だと思っていた職種のバイト求人しか見つからず、仕方なく応募をしてみたところ、意外に向いていたと感じる方もいます。
例えば、対人関係が苦手だけど、条件がよかったのでコンビニバイトを始めたら意外と常連さんと仲良くなれたとか、部屋は汚いけど清掃のバイトを始めたら掃除にハマってしまったなど。
自分ではわからなかった得意分野や、好きなことに気づくケースもあります。
思い込みを捨てて飛び込んでみることも良い経験になります。
バイトから学べば就職先選びにも好影響!
アルバイトで成功や失敗などの社会経験を積んでおくと、将来的に仕事に就いた時に役立つことがあります。
例えば、接客業から対人スキルを学び営業するときに活かすとか、コールセンターで働いた経験を総務や受付で活かすなど。
失敗の経験も、リスク回避に役立てることができます。
バイトで身につけたスキルを仕事の中で活かすことができれば、「あいつはできるな」と一目置かれるようになるでしょう。
いざ正社員として働き始めてからその仕事が向いていないと思っても、簡単に辞めることはできません。
転職を繰り返せば「転職回数の多さ=採用してもすぐに辞める人」と思われてしまい、正社員として雇ってくれる会社が見つからなくなるケースもあります。
また人員が不足している職場では簡単に退職を認めてもらえないこともあります。
アルバイトを通じて自分の特性や強みを知っておくことは、こういったトラブルの回避にもつなげられます。
正社員を希望する際に書く履歴書の職歴にはアルバイト履歴を書く必要はないため、気になる職種があればアルバイトで体験してみましょう。
まとめ
以上、向いていないバイトを辞めるべきかどうかの考察をしてきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、向いていないバイトを辞めるのか続けるのかを判断するポイントをおさらいすると
- 体調で限界が来たらすぐに逃げる(辞める)べき
- 時間外労働、残業代未払いのあるブラック体質の職場は辞める
- すぐに辞めないほうが良い場合もある
の3つが挙げられます。
「もうバイトに行くのでさえ気分が滅入るからすぐに辞めたい」
「辞めた方がいいのか判断できずに葛藤している…」
何らかの理由があって今の職場ではもう続けられないと感じている方や、もっと自分にとって向いている仕事を探しているという方は無理に継続することよりもバイト先を変えることについて検討してみてくださいね。