数あるバイトの中には、試用期間と称して賃金を払わないなどの悪質なところも存在します。バイト経験の浅い若者は、悪質な経営者にとって「だましやすい」対象になることもあるのです。
ここでは悪質なブラックアルバイトの見分け方をご紹介していきます。悪いアルバイト先にひっかからないように、若い女性には必見の内容です。
給料を払わないブラックアルバイトのしくみとは
実際にこんな悪質なケースがあります。
- アルバイトで一ヶ月以上働いているのに、給料がもらえない
- まじめに働いたのに試用期間のみで解雇された
- 雇用しているつもりはなく、修行だから無給と言われた
アルバイトとして雇用されるのは経営者よりも弱い立場になります。働いてから給料の支払い日などについて説明がなくても、なかなかお金のことは言い出せないかもしれませんね。
特に若い女性ならば尚更です。経営者はそこを逆手にとって「研修期間だから」という理由で給料を払わなかったり、何か言うと試用期間のみで解雇してしまう場合もあるのです。
経営者にとってはまた新しいバイトを雇えば済む話なので、人件費を節約できます。まじめに働こうと思っている人にとっては許せない話ですね。
しかし、残念ながらこのようなことをするアルバイト先が実在するも事実です。
最低賃金を下回る場合も!正しい知識を知っておこう
中でも多いのが研修期間だからという理由で、最低賃金を下回る賃金で雇うことです。最低賃金法は当然アルバイトにも適用されますが、試用期間中の人には適用されない特例があります。
しかしながら、その特例を利用するにはと都道府県労働局長に届け出を出さなければなりません。実際に試用期間中と称して最低賃金を下回る賃金で雇用している会社のすべてが、届け出を出しているのでしょうか。
アルバイトを雇用する個人経営の会社はたくさん存在するので最低賃金を下回っているのか、届け出を出しているのかまで行政の監督の目が行き届かないのが事実です。
経営者はそれをわかって意図的に安い賃金で雇用している場合もあるのです。
もし、実際に最低賃金を下回る賃金で雇用されたり、試用期間中に無給であった場合などは労働基準監督署に相談してみましょう。
あなたがきちんと働いていたことを客観的に証明ができれば、賃金を支払ってもらえるケースがあります。
悪質なバイト先を選ばないようすることが重要なんだカモ。
試用期間や研修期間に関する表記はあるのかしっかり確認を
求人情報の中には試用期間中のみ給料が通常よりは低くなることが表記されている場合があります。その場合も試用期間はどのくらいなのか、どのような条件で試用期間を終えるのか、などを入社の際に確認できると良いですね。
また、試用期間に関する表記がない場合も働いてみたら、初めの数カ月は試用期間で安い時給だったというケースも少なくありません。面接の際に試用期間を設けているのかどうか聞いてみても良いでしょう。
更に、研修期間という名目も注意が必要です。研修期間という名目で無給の期間が永遠に続くのかもしれません。研修期間の給与の取り扱いについて、説明がない場合は確認をしておくのがおすすめです。
試用期間や研修期間という名目は経営者にとって賃金を下げる良い理由になるんだカモ。それがいつ終了するのか、そもそもその期間に賃金がきちんと払われるのかどうかは入社の際に確かめておいた方がいいカモ。
入社時にはこんなことを確認しておこう
- 目はきちんと確認しておきましょう。
- 賃金の締日
- 賃金の支払い日
- 賃金の支払い方法
- 試用期間・研修期間の賃金の額
- 試用期間はいつまでか
- 継続して雇用される見込みはあるのか
アルバイトでも入社する際には労働条件が記載された雇用契約書などを渡される場合があります。その際も以下の項
本来はアルバイトでも労働条件等を書面で交付することになっています。しかし、口約束で雇用契約が決まってしまうことが多いのも事実です。
せっかく働くのですから、しっかり賃金を支払われるように必要なことはこちらから確認して、働くかどうかを決めましょう。
働く際の雇用条件の確認はしっかり行った方が良いカモ。
若い人は騙しやすい?
20代前半などアルバイト経験が少ない若者は経営者にとっても騙しやすく、また若者自身も年配の経営者には質問をしにくいものです。
多くのアルバイト先は賃金を支払ってくれますが、悪質な経営者が存在するのも事実です。働く前に必要な事項は確認をして、だまされないようにしましょう。