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家庭教師と塾講師の違いってなに?成績アップで評価も上がる世界

生徒さんのやる気を引き出すのも仕事のうち

平均時給 平均年齢 男女比
1700円 18-25歳 5:5

家庭教師は、現役の大学生だけでなく退職した学校の先生やプロとしてやっている人も多いアルバイトです。

登録制の家庭教師事務所がほとんどで、大学に入学して初めてのアルバイトとしてなんとなく始める人もいるのではないでしょうか。

そして、なんとなく家庭教師のアルバイトと個別指導塾のアルバイトって同じような印象をお持ちかもしれませんが、意外と違う点が多くあります。それでは、どんな点がちがうのでしょうか。

本編では、家庭教師のアルバイトを塾のアルバイトと比較しながら説明をしたいと思います。時給や交通費はどうなっているの?登録制でも仕事はある?など、疑問に感じる点を調べました。

「家庭教師のアルバイト内容についてこれを機にぜひ知ってほしいカモ。」

家庭教師のアルバイトとは

生徒の家に出向き勉強を教えるのが家庭教師の仕事です。大学受験向けの高度な授業を求める学生だと教科によって専門の先生がそれぞれ担当する場合もありますが、基本的に英国数理社の5教科すべてをひとりで教えることになります。

家庭教師事務所に登録して自分に合う生徒を紹介してもらうのが一般的です。募集をみると「初めは得意な科目のみでOK」という家庭教師事務所もありますが、1科目しか教えられない人よりも、たくさんの教科を教えられるほうが生徒を紹介してもらいやすくなります。

英語、数学、理科の理系科目は需要が多いので、理系の先生は国語や社会などの文系の科目を教えられなくても紹介は多いようです。

先生と生徒が1対1で授業をするので、まずは信頼関係を築くと成績も上がりやすくなります。

保護者の方が在宅しているのであれば挨拶や授業後の報告もするので、保護者の方との関係も大切です。成績が上がれば生徒の家に歓迎されるようになるので、やりがいにつながります。

仕事の時間としては生徒が学校から帰ってからの授業になるので、夕方から90分〜120分の授業をして、同じ日に2件目があれば次のお宅に移動してまた夜に90分〜120分授業するというのをイメージしてもらうとよいでしょう。

お給料について

塾のアルバイトというのは、地域にもよりけりですが、コマ給1,500円程度でスタートするようなイメージですが、家庭教師のアルバイトの時給相場というのはバラバラです。

時給1,000円程度でスタートするものもあれば、時給1万円くらいの破格なものもあります。なぜ、そのようなことがありうるのかというと、契約の方法が異なるからです。

家庭教師の契約は主に2種類に分かれます、その1つは業者を介して契約する方法で、感覚としては塾講師に近いです。そしてもう1つは「個人契約」です。

個人契約の場合だと金額はそれぞれとなっていて、「先生」の学歴や、家庭教師のほしい金額により相場が分かれてきます。

そのため時給1,000円~2,000円程度の時給から、中には時給1万円クラスの家庭教師も発生する要因となります。

また、学歴は一般的でも家庭教師の仕事だけで生活しているプロの先生もいます。

プロの先生だけでなく、学生のアルバイトであっても家庭教師は事務所との雇用形態としては「委託契約」になり、「報酬」というかたちでお給料をもらいます。

ただし、個人契約の場合は、紹介してくれる人物などが必要となってきますので、必ずしも個人契約で家庭教師ができるとも限りませんのでその点については注意が必要でしょう。

交通費は全額出るのが普通です。普段から事務所に行く必要はあまりなく、家庭教師事務所に行くのはお給料の請求書を作って持って行く時くらいです。請求書はほとんどの場合ひな型があるので心配はいりません。

家庭教師のお仕事はこちらから検索できます。

家庭教師のやりがいとは?

この点に関しては、個別塾の講師も家庭教師も同様ですが、子供の成長と対峙できるお仕事であることです。

勉強を教えることで、教えている教科に対する理解が増えることはもちろんですが、意識や習慣を変えさせることを促していくことで生徒の考え方が変わってきます。

そのような成長を間近で見ることができることがこの仕事を行う上での最大のやりがいとなります。

ただし、人を変えさせることはそんなに容易なことではありません。そのため、このアルバイトは、面倒見の良さや、根気強さが求められます。

裏を返せば、面倒見の良さや、根気強さのある方、そして情熱のある方においては非常に向いているアルバイトだと言えるでしょう。

研修について

研修については家庭教師を派遣会社によりけりですが、そのほとんどが実質「ない」と言っても過言ではないでしょう。

初めての方は、実地が研修だと思ってもらう程度でいいかも知れません。

家庭教師のアルバイトは労働環境が整ったアルバイトとは言い難いところはありますし、特殊な契約形態を除けばそんなに儲かるアルバイトとも言えないかもしれません。

子供の成長を近くで感じられるという点においては非常にやりがいのあるアルバイトカモ。

塾講師のお仕事について

塾の先生のお仕事は、一言でいえば勉強を教えることですが、塾での勉強の教え方は大きく2つに分かれます。まずはそこについてお話しますね

塾の先生の教え方の1つとして、「集団指導」という方式があります。学校の授業と同じで、黒板に向かって授業を生徒が聞く方式で勉強を教えます。

いかにも「授業」というイメージでの指導方法です。

そして、もう1つが個別指導方式です。家庭教師に近い形式で一人の先生が1~2名の生徒を教えるというやり方で、今どちらかといえば個別指導方式が主流となっています。

勉強を自発的にできる子だったら集団指導で良いのですが、そうじゃない子が圧倒的に多いのと、日本が少子化傾向ににあるため、一人の子供にお金をかけるような形になっています。

そのため、このような個別指導方式の指導が主流になっているようです。

お給料について

お給料については集団と個別で結構異なります。ただ、まずは共通している点については、「時給」ではなく「コマ給」、つまり担当授業ごとで給料が設定されます。

ですので、例えば80分1,600円の「コマ給」が設定されている場合は、実質時給1200円というという計算となります。

上記のことを踏まえて、まずは集団塾のお給料ですが、東京・神奈川・千葉・埼玉の給料だとコマ級1,500円~3,000円というイメージです。

ずいぶん差があるなあと思った人もいるんじゃないかと思いますが、集団塾だと、授業や塾のターゲットとなる生徒の「層」が変わってきます。

例えば、小学生に対し、学校の勉強についていけるだけの指導をする塾と、開成・麻布といった超難関塾や早稲田・慶応クラスの大学を狙う層を教えるのに、同じ時給というのは見合わないですよね。

ですので、あなたの指導レベルがどのくらいか、また上手に教えられるかというのでもらえるお金がずいぶん変わってきますし、集団塾の場合だと、入れるコマ数も随分変わってきます。

そのため、もらえる給料に関しても週4コマしか入れない場合、2万円台しかもらえないこともありますし、週8コマくらいでコマ給給2,000円クラスの講師だと6万5,000円くらい、なかには週10万円クラスの講師もいます。

これに塾によっては指導準備のためのお金も支給されるので、場合によりお給料がかさ上げされることになりますが、本当にどのくらいのクラスの指導ができて、どのくらいのコマ数を回せるかによってもらえるお金は全然違ってきます。

個別指導塾は、同じ東京・神奈川・千葉・埼玉の給料だと1,200円~2,000円くらいが相場になります。

集団塾と違い、お給料に差が出ないのはハイクラスの子供を見る機会があまりなく、低いレベルの子のやる気を促すとか、クラスで真ん中くらいの子を上位にあげるきっかけづくりの指導など、例外はありますが指導する層が割と限定的になっているからです。

例えばコマ給1,500円で10コマを週で担当する場合6万円程度の月給となります。

指導できる教科と、バイトに入れるコマ数、また入ってほしいと思われるバイト先のチーフとの関係でお給料はずいぶん変わってきます。

塾講師のやりがいとは?

塾のアルバイトの仕事のやりがいは、生徒たちの成長を間近に感じられるところ、そして感謝しもてもらえることです。

ただ、集団指導塾と個別指導塾でそのあたりの感覚は少し違うところがあります。そのあたりについてお話しますね!

集団塾のアルバイトの場合だと一人で全員を見る形なので一人ひとりの成長や達成は非常にうれしいのですが、どちらかといえば全体的な成長を見る形になります。

そのため、全体的な成長や底上げとか「何人合格」とか「総数」で見るような傾向にあります。

場合によっては一人に入るこむ場合もありますが一人の成長を深く支えるというより、広く浅くという形にはなりますが影響範囲が広いという感覚です。

それと比べ、個別塾のアルバイトは担当生徒に対し、深く入り込んでいくイメージです。

その生徒が何で勉強に取り組まないのか、どうすれば勉強に取り組むのか、ということから具体的にどのように勉強しているのかということまで、ある意味担当する生徒の生活習慣にまで入り込んでいく指導をします。

そのため、影響範囲は広くはありませんが、上述の通り、1人一人を大きく変えていくイメージです。

私が聞いた話だと、「個別指導で日本史を教えていたとき、日本史の勉強の仕方や日本史の面白さを教えていたら、偏差値40中盤の子が、偏差値65をたたき出したときは本当に驚きました」なんて話もあります。

このような体験談からも本当に一人の生徒の成長に対し深く関わっていき、また生徒に対しての影響度の高いお仕事と言えます。

研修について

塾講師のアルバイトを始めてやる場合、研修ってどうなんだろう?事前に指導する準備してくれるんだろうか?と思う方もいると思うのでお話ししますね。

結論からいうと、塾にもよりますがこれも集団塾と個別塾によって異なります。

集団塾の場合だと、教え方はもちろんのことですが、黒板の取り方、間の取り方など習得しなければならない技能が実にたくさんあります。

ですので、いきなり授業に入らせるというのは非常にリスキーです。そのため、1か月ほど研修に時間をかけるということもあり、時給も授業ほどの金額ではないですが時給が発生します。

対して、個別塾について、研修はほとんどないといっても過言ではないでしょう。あっても本当に形だけ、というところも多いのであまり期待しないほうがいいです。

経験値を増やし、指導力をアップさせていくくらいのイメージでいいかもしれないですね。

塾講師の仕事って集団指導と個別指導で全然違うって感じたと思いますが本当にその通りカモ!

まとめ

子供の成長を近い距離で促すことのできるアルバイトは個別指導塾の講師と家庭教師のアルバイトくらいしかないでしょうか?

そういった点においては、非常にやりがいのあるアルバイトと言えます。

本当に自分が受け持った生徒が、自分の指導をきっかけに変わってくれることは何より嬉しいものです。

実際、時給(コマ給)が発生しない授業後の質問についても、ちゃんと生徒に向き合って答えてあげているアルバイト講師は非常に多くいます。

それだけ、彼らは塾のアルバイトにやりがいや使命感を感じながら仕事をしています

塾講師のアルバイトは、人にもよりますがお金よりやりがいを得られる仕事だと思ってもらえたらいいでしょう。

そして、生徒に質の高い勉強を教えられるということは、あなた自身の表現力、考え方、人間力についても1段階上に行けるチャンスをもらえる仕事なのかもしれません。

このアルバイトでの経験は、生徒と一緒に成長できる環境を与えてもらえるアルバイトカモ!」

将来先生を目指したい、また人の成長を促す、人の助けになりたいという意識の高い方には非常にうってつけのアルバイトといえます。

そういう方にはぜひチャレンジしてほしいアルバイトカモ。

家庭教師のお仕事体験談

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イモトさんのお仕事体験談(女性/アルバイト歴2年)

バイトをはじめたきっかけ
時給の高さが魅力で履歴書を出しました。地元では大手の家庭教師事務所だったので面接や筆記試験のときはとても緊張しました。

生徒さんを指導する際にはジーンズやラフなTシャツ以外の服装で素足は禁止など、常識の範囲で規定がありましたが、家庭教師先に出向く際の基本をまとめてあるマニュアルもあって、読んでおくように言われました。

身に付いたスキル
毎回授業に行くと保護者の方と話す機会があったので、人と話すスキルは身につきます。あとは当然、英語や数学も教えるので、大学受験までで身につけた勉強を忘れないでいられます。語学などは勉強しないと忘れてしまうのtoOEICや英検を受けたい人などは授業の予習がそのまま勉強になります。

つらかったことや楽しかったこと
成績がなかなか上がらなければ生徒さんの方から先生をかえて欲しいと言われることもあります。事務所経由で伝えられるので、評価が下がるかなということも気になります。

生徒さんが志望校に合格した時はやっぱりうれしくて、保護者の方にも喜ばれるので達成感はとてもありますね。

これからその業界でアルバイトしようとしている人へのアドバイス
生徒さんからの質問にはその場ですぐに答えなければいけないので、予習や普段からの勉強がとても大切です。生徒さんをたくさん紹介してもらいたいのであれば、それ相応の頑張りが必要な仕事だと思います。

受験前の追い込みの時期などはとくに忙しいので、自分の時間との調整が難しいときもあります。受験の時は風邪をうつしたりしては大変なので特に体調管理が求められます。
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履歴書・面接のコツとは

学歴が重視されやすいように思われがちですが、学歴があるだけでは教える能力や生徒さんからの信頼を得ることにつながるわけではないので、コミュニケーション能力が問われます。

保護者の方にも会うことが多く、生徒さんのお宅で仕事をするので、一般的な礼儀や身だしなみの清潔さもみられています。

どこの面接でもそうですが、面接では自分の長所や得意な部分をアピールすることが大切です。

とくに、家庭教師の場合は生徒さんのタイプも大人しい子から元気な子、家庭に複雑な事情がある子までいろいろですから、うまくアピールできれば自分の良さを活かしてお互いに気持ちよく授業ができる生徒さんを紹介してもらえます。

家庭教師の事務所は生徒さんをを紹介することに関してプロなので、指導重視や優しさ重視などいろいろなタイプの先生が必要であると考えているのではないでしょうか。

とはいえ、たいていは面接の時に筆記試験があります。英語と数学の試験がメインで、中学校レベルの基本的な計算や単語の問題から高校レベルの難しめな問題まで、広範囲に出題されている印象です。

筆記試験があまりできなくても面接の時の印象で家庭教師として登録してもらえる場合もあるので、筆記試験が苦手でもまじめに取り組むことが大事です。

仕事・職場になじむコツ

生徒さんからの信頼を得るためには、まずは、生徒さんが先生に何を求めているかを把握する必要があります。楽しく授業を進めたいのか、とにかく成績を少しでもあげて欲しいのかだけでもわかると、授業がやりやすくなります。

しかし、楽しく進めるにしろ最終的な目標は成績を上げることです。成績が上がれば生徒さんや保護者からの信頼感にそのままつながります。

生徒さんのお宅で授業をする仕事なので、先生同士の横のつながりはほとんどありません。家庭教師事務所にも月に1回程度しか行くことはないので、事務所の所長ともあまり関わりは持たないのが普通です。プロの先生になるとまた別で、会議や教材研究会などを行ったりもするようです。

事務所によっては、事務所のスペースを借りて先生たちで勉強会をするところもあります。普段は横のつながりもなく、また初めは高度でついていけない、発言しづらいという場合もありますが、予習して参加しているうちに自分のスキルも上がってくるので、だんだんなじめるようになります。

習うより慣れろという言葉があるように、家庭教師のバイトも慣れです。
出来る限り多くバイトに入り、徐々に自分のやり方を見つけていきましょう。

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