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皮膚・排泄ケア認定看護師資格の概要や役割、活躍できる場所のまとめ

皮膚・排泄ケア認定看護師は認定看護師21分野の中で2番目に人気が高く、患者さんとその家族へのQOLに大きく関わるお仕事

皮膚・排泄ケア認定看護師は主に「創傷・褥瘡管理」「排泄管理」を行うエキスパートです。2006年に資格が設けられ、その背景には「人間としての尊厳と生きる意欲に欠かせない存在」の専門家が必要だという考え方があります。 命に直接関わる仕事ではないにせよ、褥瘡(いわゆる床ずれ)や排泄に関する高度な知識と技術を持ち合わせている存在は医療施設にとって必要不可欠な物となっています。

皮膚・排泄ケア認定看護師資格の概要

排泄は人間の基本的な生活様式のひとつですが、寝たきりなど思うように体を動かせない状況だと看護師の力が必要です。専門性の高い高度な看護スキルを持ち合わせている証明となる皮膚・排泄ケア認定看護師資格は現在最も重要の高い認定看護師と言えます。

皮膚・排泄ケア認定看護師の役割と仕事

皮膚・排泄ケア認定看護師の主な役割や仕事は以下のようになっています。

  • 褥瘡、創傷、排泄指導
  • 患者と家族へのQOL向上のための指導
  • 現場の処置だけでなく、在宅療養の患者さんや家族に対するセルフケアの指導
  • 他医療チームとの連携調整

皮膚・排泄ケア認定看護師になるには

大前提として日本の看護師免許を所有している必要があります。その上で以下の条件を満たして初めて認定審査資格が与えられます。

  • 看護系大学院修士課程の修了
  • 日本看護協会が認定している認定看護師教育機関(課程)を修了(6か月615時間以上)
  • 看護師免許取得後、実務経験が通年5年以上
  • 実務経験5年以上のうち、3年間は認定看護分野で実務経験
  • なお勤務年数は常勤、非常勤は関係せず、通算時間を満たしていれば問題無し

上記した全ての条件を満たしていれば皮膚・排泄ケア認定看護師資格の認定審査が受けられるようになります。 なお、5年ごとに更新(看護実践と自己研鑽の実績について書類審査)が必要となります。

皮膚・排泄ケア認定看護師が活躍できる場所

皮膚・排泄ケア認定看護師が活躍できる分野は非常に幅広いです。主に需要が高いのが寝たきり患者の多い病院や老人ホームになります。 現場では主にリーダーとして活躍することになり、病院や施設全体の看護レベルの向上に携わるでしょう。 同時に看護師長といった管理職のポストに就くことも多く、キャリアアップも目指すことができます。

皮膚・排泄ケア認定看護師資格のまとめ

皮膚・排泄ケアは患者さんのQOLに直接的に関わる大事な仕事です。一般の看護師もこれらに対応するのですが、スペシャリストとして活躍できる資格を持っていれば、それだけ周囲から高く評価されるチャンス。 最近だと在宅看護が増加している傾向にあるため、こういったケースにも対応できるのはこの資格の大きな魅力と言えるでしょう。 皮膚・排泄ケアは正しく対処できないと感染症などのリスクもあり、もっと多くの資格保有者が必要だと言われています。スキルアップやキャリアアップを目指すのなら、候補のひとつに考えておいて損は無いでしょう。