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再就職は不利?退職理由別にみる復帰のコツ

1年目での退職、ブランク、転職を繰り返している…など

昔から「常に人手不足」「引く手あまた」といわれ続けている看護業界。しかしながら、ある事情を抱えている復職希望者は、再就職が不利になることがあるそうです。

今回は再就職が難しいかもしれないケースと、その対処法についてまとめていきます。(※再就職がスムーズにいかないかもしれないというだけで、できないということではありません。誤解されませんようお願いします。)

再就職が難しい可能性がある『事情』とは

このような事情を抱えている看護師さんは、再就職時にやや不利になってしまうかもしれません。

  • 新卒後、すぐに辞めてしまった
  • 就職と退職を繰り返している
  • 希望する職場の条件が厳しすぎる
  • 長期のブランクがある
  • 看護師が働けるところが近くにない など

事情別の対処法

不利になりそうな事情があるとき、嘘をついたり隠したりする必要はありません。でも、自分の力で対処したりカバーしたりできたら、それに越したことはありませんよね。事情別にできる対処法や再就職時に気にしておくべきポイントを考えていきましょう。

新卒後、すぐに辞めてしまった

学校を卒業し、看護師1年目で辞めてしまったケースです。精神的に参ってしまったり、身体を壊したり、リアリティショックを受けて新人のうちに退職してしまう方は少なくありませんが、履歴書上ではマイナス要素になってしまいがちです。

対処法は、不採用になってもめげずに「看護師として働きたい!」という熱意をもって、粘り強く応募を繰り返すことです。熱意が面接官に伝われば、マイナスがプラスに転じることでしょう。

また、面接の際に志望理由をしっかりとアピールすることも大切です。「人間関係が良さそうだから」「働きやすそうだから」などの志望理由では弱いので、「貴院の○○科は△△で魅力的だった」「□□の資格取得を目指したい」というように、具体的でポジティブな志望理由だと印象が良くなると思います。

就職と退職を繰り返している

短期間で職場を転々としている方も、少々履歴書上の印象がよろしくないです。家族の引っ越しが続いているなどの特別な理由があれば別ですが、そうでない場合は「またすぐ辞めるんじゃないか」「トラブルメーカーなのではないか」などと敬遠されてしまう可能性があります。

こちらへの対処法ですが、まずは自分が職場を転々としている理由をじっくりと考え直してみましょう。その上で再就職先を慎重に決め、面接の際には転職が続いている理由を説明できるようにしておきましょう。納得してもらえる理由であれば、再就職を勝ち取ることができるでしょう。

豊富な職場経験は売りにもなります。上手く自分をアピールしましょう。

希望する職場の条件が厳しすぎる

看護師が働ける場所はいろいろあると言えど、自分の思い描く理想を完璧に叶えることはまず無理です。先ほどの「就職と退職を繰り返している」パターンの方は、この項目にも該当している可能性があります。自分が譲れない条件を決め、優先順位をつけ、ある程度は妥協しましょう。

長期のブランクがある

子育てや介護、病気の治療などで数年医療の現場から離れてしまうと、どうしても看護師としての知識や技能が衰えてしまいます。

確かに、即戦力を求められている職場ではブランクがあると再就職に不利かもしれませんが、近年は”潜在看護師(看護師資格を持ちながらも働いていない看護師)”の復帰を進めようという動きもあり、ブランクがある方を歓迎している職場も増えています。どこかに御縁はあるでしょう。

それより問題は、本人の気持ちにあると言われています。復帰したいと思ってはいるけど、なかなか踏み出せない方が多いのです。このような場合は、フルタイムでなくパート、日中だけの勤務、復職者向けの教育やフォローがある病院・施設などを選ぶと良いでしょう。気軽な気持ちで求人情報を探してみてください。

看護職が働けるところが近くにない

物理的なものですから、難易度が高い問題ですね。特に地方で起こりやすいケースです。

これへの対処法は、求人情報・ハローワーク・就職サイトや人脈・地図などを駆使してとにかく探す、少し職場が遠くても通う(通勤時間がかかる分、勤務時間を減らしても良いでしょう)くらいでしょうが、ひとつ逃してはいけないポイントがあります。

それは病院や施設等以外でも、看護師として働ける場所があるということです。臨床にこだわらなければ、目線を変えて求人活動をしてみるのはどうでしょうか?例えば自治体・企業・健康に関する団体などが看護師を求めていることがありますよ。 

看護師の再就職は「できる」

どんな事情があって看護師を辞めた方でも、どこかに新しい御縁はあるはずです。すんなりとはいかないときもあるかもしれませんが、腐らず、粘り強くやってみてくださいね!思っているよりも再就職のハードルは低いかもしれませんよ。

[box_h]著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。[/box_h]