当サイトには広告・プロモーションが含まれています。
当サイトでは、複数企業と提携し情報を提供する広告収益モデルで運営しています。 当サイトを経由しサービスや商品のお申込みが発生した場合、各企業から報酬を受け取る場合がございます。
歯がとれたら接着剤でくっつけてもいい?危険性と応急処置
差し歯や歯の詰め物が取れたからといって接着剤を使うのは絶対NG!
物を食べている時、話をしてる時に突然歯が取れると慌ててしまいますよね。すぐに歯医者に行ければ良いのですが、なかなか都合がつかないという方も多いはず。
特に前歯の差し歯が外れたりした時には取れたままの状態にしておくと見た目的にも大きな問題がありますよね。
そこで考えがちなのが「接着剤でくっつければ良いのでは?」ということではないでしょうか。ですが、接着剤でくっつけると様々な問題があります。
ここでは歯が取れた場合に接着剤でくっつける危険性、緊急的な対処法などについてご紹介します。
歯が取れたとしても接着剤でくっつけるのはNG!
なぜ接着剤でくっつけてはいけないのかというと、改めて歯医者で治療を受ける際に取り外せないからです。詰め物が取れた場合ならば良いのでは?と思うかもしれませんが、この場合もNGです。
正式に治療をする際には接着剤でくっつけた詰め物や歯を取らなければなりませんよね。しかし、接着剤はしっかりとくっついているため、詰め物や歯を削って取り外す必要があるのです。
健康な歯にまで接着剤の成分が浸透していればそこも大きく削る形になります。下手をすると隣の歯にまで接着剤の成分が届き、治療の必要がなかった他の歯も治療しなければならないケースもあるのです。
実際に接着剤を使って差し歯や歯の詰め物をくっつけたところ、接着剤が漏れ出してしまい歯茎にまでくっついたという方も珍しくありません。
一時的にはうまく固定されたように見えても隙間から食べかすや細菌が侵入し、大きなトラブルに繋がることもあるため絶対に接着剤を使ってくっつけないようにしましょう。
接着剤で歯をくっつけたトラブル事例
・少し浮いた状態で歯がくっついてしまい、間に汚れがたまり歯茎が大きく腫れた
・接着剤を付けすぎたために歯と手、唇、舌などもくっつき、大掛かりな治療を行うことになった
・差し歯の仮歯を接着剤で止めたところ、取り外す際に土台が割れ、差し歯が選択できなくなった
中には歯科医院では対応できないほどのトラブルになり、病院で切開手術を受けたという例もあります。
特に詰め物や仮歯というのは治療の際に取り外ししやすいように弱い接着剤を使って接着しているため外れやすく注意が必要です。
接着剤でしっかりくっついたつもりが食事をしている最中に外れてそのまま飲み込んでしまったという方もたくさんいます。飲み込んだとしても便と一緒に出てくるのですが、詰め物や仮歯が気管に入ったような感覚がある場合はすぐに病院に相談しましょう。
仮歯や詰め物が取れた際の応急処置
一番良いのは取れた仮歯や詰め物を戻さない状態でそれを持って歯科医院に行くということです。しかし、それができない場合の応急処置についてご紹介しましょう。
おすすめなのがポリグリップなどの入れ歯安定剤を使うということです。接着剤はもともと口の中に入れることを想定して作られていないため人体に悪影響をもたらしますが、入れ歯安定剤であればそういった心配もありません。
取れた詰め物や差し歯をキレイにして乾燥させ、歯磨きをして口の中も清潔にしてから付けましょう。
しかし、あくまで緊急時の対応とし、入れ歯安定剤を使って付けた歯では物を噛まないようにします。このような状態でその場しのぎの日々を続けても歯の土台が割れてしまうことがあるため、何よりも重要なのは歯科医院で早めの治療を受けることです。
ちなみに、1~2週間程度であれば虫歯が極端に進行するようなことはありません。すぐに歯科医院に行けなくて焦ってしまう方もいるかもしれませんが、この点は少し安心できますね。
しかし、2週間以上仮歯や詰め物が取れた状態が続くと虫歯が始まるため、できるだけ早く歯科医院に行くことをおすすめします。
歯科医院に行く際には取れた仮歯や詰め物があればそれも持って行きましょう。特に問題がなければ調整と消毒をしてそのまま付けることができるからです。
多少劣化していたとしてもそれを仮歯として活用できる場合もあります。
歯が取れたら早めに治療を受けよう
歯が取れた時に接着剤でくっつける危険性と取れた場合の応急処置についてご紹介しました。
詰め物や仮歯が取れると焦ってすぐに何とかしようとしがちですが、まずは治療を受けている歯科医院に電話で相談するのもおすすめです。電話をすれば最適な対策についても教えてもらえるので相談してみましょう。
普段の生活の中で何となく仮歯や詰め物が取れそう…と感じているのであれば取れる前に治療を受けると安心できますね。
関連記事
-
カタル性口内炎とは?原因や症状、対策、病院での治療法を紹介!
物理的な刺激が原因で起きるカタル性口内炎とは? 口内炎にはいくつかの種類がありま …
-
親知らずを抜いた後は、違和感があって当然!?トラブル(ドライソケット)との見分け方
「親知らずを抜いた後、違和感がある…」と不安な方へ!抜歯後の通常な違和感と、トラ …
-
審美歯科について、これだけは知っておきたい基本項目
治療内容も金額も大きく異なる、歯科医院選びが重要 通常、歯科医院といえば虫歯や歯 …
-
舌のひび割れが見つかったら…それは溝状舌かも!溝状舌の症状と原因、治療法
溝状舌になってしまったら舌や口腔内の清潔を保ちましょう 歯磨きをしながら、歯や歯 …
-
差し歯の寿命は使用する材料で違う!材質別に違う差し歯の寿命について
差し歯を短命にしてしまう原因についても紹介します。 一般的に差し歯の寿命は約10 …
-
あごがない×顔が面長×歯並びがよくない、もしかしたら「アデノイド顔貌」かも?
口内環境・消化器官への負担増、見た目だけではない「アデノイド顔貌(がんぼう)」リ …
-
歯医者さんも納得!超音波歯ブラシのスゴさとは…
超音波歯ブラシが持つスゴさや、実際に使用する際のポイントをわかりやすく説明します …
-
失った歯の治療法…差し歯・ブリッジ・インプラントの違いと比較
見た目、使用感、費用、自分にあわせた治療法を選ぼう 虫歯や欠けなどで歯を補う治療 …
-
アゴの骨にできる腫瘍!?「歯牙腫(しがしゅ)」ってどんな病気?
歯牙種という病気や手術の必要性について、わかりやすく説明します。 小さな子どもや …
-
歯の大きさ、気になってますか?小さい、大きいことのメリット・デメリット
コンプレックスに感じる場合は、審美歯科医に要相談 「前歯が大きい」「全体に歯が小 …