仕事終わりに飲みに行ったり、休日は自分の趣味や遊びをしたりすると結構お金がかかります。予想外の出費が発生したときにはお金を捻出するのも難しくなりますよね。
しかし、公務員の場合アルバイト等の副業が禁止されているので
「急にお金が必要なときに、どうやってお金を作れば良いかわからない」
「できれば親や友人に頼らず自分でなんとかしたい」
と思う方も多いのではないでしょうか。
そんなときにオススメなのがカードローンです。公務員は他の職業よりも審査に有利なのです。
その理由も含め、ここでは審査に通りやすい理由を解説し、職場や家族に知られずにカードローンを利用する方法をご紹介していきます。
目次
公務員でも民間カードローン会社から借入可能
公務員の場合、キッチリとしたイメージがあるので、何となくローンを借りてはいけないイメージと結びついてしまいますよね。
しかし、公務員もサラリーマン同様にお金を借りることができます。安心してカードローンを利用していいのです。
むしろ、カードローン会社からすれば、公務員は最も利用してもらいたい優良顧客なんです。
では、なぜ公務員は金融会社から歓迎されるのでしょうか?
公務員は審査通過率No.1
カードローンは審査に通過しないと利用することはできません。審査の内容は各金融会社によって違いますが、「貸したお金をちゃんと返済してくれるのか?」をジャッジするために審査を行うのです。
公務員は働きはじめの頃は給料が安いですが、年功序列で勤続年数の増加と共に収入が増えていきます。
それに加えて、公務員にはリストラがなく休職しても給与が発生するので、継続した収入が見込める公務員は、他の業種に比べて審査に通りやすいというわけです。
公務員は返済率が高い
公務員がカードローンの審査に通りやすい理由として収入の安定性が評価されることはわかりました。
しかし、それ以外にも理由があります。
公務員は真面目な方が多く、周りの目を気にする方が多いので、延滞や遅延をする割合が少ないと言われている点も評価を上げている理由の一つです。
特に、公務員の中でも自衛隊員の評価が高いと言われています。自衛隊は金銭的なトラブルを嫌う傾向にあり、返済不能になってしまった自衛隊員の返済を上司が立て替えるといった場合もあるようです。
公務員は優遇される
そんな公務員はとても魅力的な顧客ですが、他にどんな優遇されるケースがあるか、3つに分けて紹介していきます。
金利が低く設定されることもある
また、原則としてお金を借りたら利息分をプラスして返済しなければなりませんので、金利が小さければ返済額は減ることになります。つまり、カードローンを申し込む人にとって、低金利はとても魅力的なのです。
お金を貸す側は、公務員にはぜひ利用してもらいたいと思っています。そのため、金利をかなり低くして貸し出してくれることもあるのです。
初回でも多めに借入できることがある
返済率が高く収入も安定しているので、公務員は多めの融資が可能になることもあります。
例えば、一般の方だと上限50万円の条件が可能であっても、良くても30万円くらいから借りられます。
しかし公務員の場合にはいきなり上限の50万円で借入れできる可能性があるのです。
融資増額・追加借入もしやすい
最初に控えめな限度額で契約をし、カードローンに慣れてきたので限度額を増額したいと思うことがあると思いますが、そう単純にはいきません。
一般的にカードローンの定期的な利用と、しっかりした返済実績があれば増額審査に通りやすいと言われています。収入の増加は確かに返済能力を向上することにつながりますが、前提として信用のある人かどうかが重要なのです。
延滞などせずに、カードローンを利用していれば比較的早い段階で増額が認められる可能性は高いです。
公務員は銀行カードローン会社がおすすめ
カードローンにも消費者金融と銀行の2種類があります。どちらを選ぶべきか悩んでしまいますよね。
銀行系カードローンは、消費者金融に比べて低金利なので、銀行系カードローンがおすすめです。
また、公務員をターゲットにしたサービスもあるので、下記で見ていきましょう。
公務員専用カードローンもある
銀行系カードローンには公務員専用の融資サービスがあることはお伝えしました。このようなサービスはメガバンクではなく地方銀行や信用金庫で扱われる傾向にあります。
消費者金融よりも銀行の方は金利が低いという特徴がありますが、それでも上限金利は2桁までです。
金融機関名 | サービス名 | 金利 |
---|---|---|
広島銀行 | 公務員カードローン | 変動金利:2.475~ 4.225% |
琉球銀行 | 公務員ローン | 固定金利:5.5% 変動金利:5.1% |
東邦銀行 | 公務員ローン | 固定金利:2.4% 変動金利:2.0% |
さがみ信用金庫 | セレクト | 変動金利:7.0% |
比較すると公務員用のカードローンは金利面で優遇されているのがわかりますよね。
自分が住んでいる地域の地方銀行を探してみるといいでしょう。
即日融資を受ける方法について
お金を借りるときに、できればその日のうちに融資を受けたいと思う人も多いでしょう。急な出費の場合にはなおさらです。
即日融資を希望する場合は、消費者金融が一番早いといえます。
この理由としては、2018年1月から、銀行カードローンは個人向けの即日借入れを停止し、利用できなくなったためです。
しかし、消費者金融ならば、審査スピードが最短30分の即日融資が可能です。
ただし、借入れ限度額に関して注意が必要です。消費者金融で融資を希望する場合、限度額は総量規制により年収の1/3までと決まりがあるため、それ以上の借入れはできません。
公務員の借入において、注意すべき3つのポイント
公務員は、カードローンを利用する上で最強の業種といっても過言ではありません。お金を借りるときに、公務員であることがマイナスに作用することはほぼないでしょう。
しかし、審査に通りやすいといっても、カードローンの利用に不安を感じる方もいると思います。
ここでは、誰にも知られずに安心して融資を受ける方法や、バレたときの影響など4つの注意点に絞って見ていきましょう。
必ず借入できる訳ではない
公務員ならば全員がカードローンで借入れをできるかというとそうではありません。
カードローンの利用は信用情報に記録されます。当然延滞や滞納といったネガティブな情報も残ります。過去にこのような金銭トラブルを起こした人を「金融ブラック」いいます。
この個人信用情報は各金融機関からアクセスして内容を確認することができるのです。
金融ブラックは審査で大きなマイナス評価になります。これは公務員に限った話ではなく全ての利用者に当てはまります。それほど、延滞や滞納といった金融事故は影響が大きいのです。
ですから、公務員であっても金融ブラックに該当する方は、借入れが難しくなります。誰だって、貸したお金をきちんと返してくれない人に融資をしたいとは思わないでしょう。
当たり前ですが、必ず支払日に返済をして信用を下げないようにカードローンを利用しましょう。
在籍確認についての注意点
消費者金融、銀行どちらであろうと、在籍確認は必ず行われます。これは、申し込んだときの勤務先に実際に働いているかどうかを確認するために行います。
しかし、金融会社は申込者のプライバシーのことを考えて、社名ではなく個人名で電話をかけてくれます。
仮に会社に電話がかかってきて、申込者以外の方が電話にでても、カードローン会社からの連絡であることは分かりません。在籍確認の目的は、本人が働いていることが分かればOKなので、電話に直接でられなかったとしても、問題ありません。
もし外出や打ち合わせで席を外していても、大丈夫です。
ただし、在籍確認時の連絡先は必ず自分の所属部署の電話番号で申告してください。
違う部署で、自分の名前が知られていない場合などは、「会社に所属していない」という扱いになりかねません。
それでもやはり在籍確認の連絡自体を無しにしてほしいと希望する方もいるでしょうが、そのような場合には在籍確認を行わないカードローンが存在します。
例えば、SMBCモビットの「WEB完結」で申し込めば電話連絡無しを選ぶことができます。アイフルも、勤め先を証明できる書類の提出ができれば電話確認無しで乗り切ることができます。
家族や知人にバレずに郵送物を回避する方法について
カードローンの申込書・契約書・明細が家に郵送されてしまうと家族に借入れしたことがバレてしまうかもしれませんよね。
できれば家族に知られることなく融資を受けたいと考えている方にとっては都合が悪くなってしまいます。
そのば場合は、パソコンやスマホからカードローンの申込をしましょう。「Web完結」と呼ばれる方法で、現在多くの金融機関でインターネットから契約ができるようになっています。
ネットで契約すれば、契約書や利用案内が自宅に送付されることはありません。ただし、利用明細が家に届くと借入れの事実がバレてしまうかもしれませんので、申込時に必ずWeb明細になるようチェックするのを忘れないで下さい。
次に、カードの受け取りについてです。通常は店頭受け取りか簡易書留のどちらかになりますが、店頭で受け取るようにしましょう。
このような手順で対応していけば家族や職場に知られることはないでしょう。
ただし、延滞したときなどは金融会社からの手紙が自宅に届いてしまいますが、残念ながらこれを防ぐことはできません。つまり、絶対に延滞や遅延はしてはいけないということです。
カードローンは正しく使えば間違いなく有用なサービスです。せっかく融資をしてもらったのならば、金融機関に迷惑をかけずに計画的に返済をしましょう。
会社に借入がバレても解雇理由にはならない
では、実際にカードローンの借入れが会社に知られてしまったらどうなるのでしょうか?減給や解雇になってしまうのでしょうか?
結論から言うと、カードローンの利用がバレたからといって減給やクビといった処分になることはありません。借入れが欠格事由に該当することはないのです。
ただ、お金を借りることは、決してイメージの良いものではないでしょう。バレてしまえば印象は悪く見えるかもしれませんので、バレないに越したことはないでしょう。
共済組合の可能性も模索しよう
公務員の場合、共済組合の貸付制度を利用することができます。
共済組合は1団体でなく全国に複数あり、貸付制度の細かい条件やルールはそれぞれの組合で決められていますので、ここでは一般的な共済組合の貸付を取り上げます。
共済組合の貸付のプランは、住宅ローンなら住宅貸付、医療費の支払いならば医療貸付といった具合に、利用目的別に用意されているのが特徴です。
その中でも利用される使いみちが自由なものが、普通貸付になります。
これは金利が約2%で、貸付限度額が月給の6ヶ月分もしくは上限200万円までとなっています。
他のカードローンに比べて金利の安さが魅力的で、仮に月給25万円なら150万円まで借りることができます。返済方法は給料やボーナスからの天引きが可能で、支払い忘れの心配がなくなります。
しかし、本当に自由な目的でお金を借りられるかというとそうではありません。
実は「臨時に資金を必要としたとき」という用途を満たす必要があり、以外と普通貸付は制限が厳しいのです。
ましてやパチンコや競馬などのギャンブル目的ではお金を借りることはできません。
まとめ
公務員は景気の波に関わらず安定していて会社が倒産することもありません。公務員ほど安定した職業はないでしょう。そのためカードローンの審査に最も通りやすい職業といえます。
- 時間にゆとりがある場合は銀行系カードローン
- 即日で借入れ必要な場合は消費者金融のサービス
を利用すると良いでしょう。公務員の場合、加入している共済組合の貸付制度も強い見方になります。
カードローンは、あまりイメージの良いものではないかもしれませんが、正しい使い方をすればとても便利なものです。いざお金が必要になったときには、ぜひカードローンの利用を検討してみましょう。