教育にお金のかかる日本
キャッシングの利用理由についてアンケートをとっている所はいくつかありますが、生活費とともに多くの人が理由として挙げているのが教育費です。
日本で子供を育てるためには、多大な教育費をどう賄っていくかという問題が起こります。
一般的に言われているのが、子供一人を大学卒業させる前にかかるお金は2000万円だということです。
ただでさえ大きなお金ですが、その上マイホームを購入するときに住宅ローンを組む人も少なくないです。
そうなると思わぬ出費を強いられた時に、教育費をねん出できなくなることもあり得ます。
しかしその一方で日本はいまだに学歴社会の側面があって、良いところに就職させるためには高学歴を身に着ける必要があります。
そこで親御さんの中には、教育資金を借り入れすることもままあるわけです。
教育ローンを利用する
教育費の借入を受けるにあたって、有力な選択肢になるのが教育ローンの利用です。
大手金融機関を中心として、教育ローンを提供しているところは多いです。
教育関連のために融資したお金を使うことが条件ですが、低金利で借り入れできるのが魅力です。
主要な金融機関の教育ローンを見てみると、年利で2%台後半から4%台という条件で貸し出しているようです。ちなみにキャッシングの場合、18%前後の金利がかかります。
こうしてみるとキャッシングを利用するよりは教育ローンでとりあえず必要なお金を借り入れた方が良いことになります。
給与振込口座を持っているなど、特定の銀行と取引している場合にはその銀行で教育ローンを提供していないか確認してみましょう。
銀行によっては、取引があると優遇金利と言って店頭金利よりもさらに低い利率で融資を受けられるかもしれないからです。
キャッシングを利用して借り入れする方法
金利だけで比較すると、キャッシングよりも教育ローンで借り入れした方が良いです。
特に教育費はまとまったお金が必要なケースも大きく、金利の差がより返済負担の差につながっていくからです。
しかし教育費を借りている人を見てみると、キャッシングを利用しているケースも決して珍しくないです。
なぜ金利の高いキャッシングを利用するかですが、いろいろな理由があります。教育ローンの場合、まとまったお金を一気に融資するスタイルをとっています。
しかしキャッシングの場合、その時々で必要なお金を貸し出すスタイルをとっています。
たとえば「給食費が数万円足りない」といった時には、教育ローンよりもキャッシングを利用した方が良いこともあります。
返済に関して、自分の好きなタイミングでお金を返せるところもキャッシングは魅力的です。
キャッシングは大手を中心として、ローンカードが発行され、ATMを使って必要な額を借入したり返済したりします。
銀行で預金を下ろすような感覚で、借入限度額の枠内であれば、いつでも借り入れも返済もできるわけです。
教育ローンと比較して、手間のかからないところも教育費のねん出のためにキャッシングを利用する人の多い理由といえます。
銀行カードローンを利用しよう
少しでも利息の負担を減らしたいのであれば、キャッシングよりも銀行カードローンの方がおすすめです。
キャッシングの場合、先ほども見たように上限金利が18%もかかります。しかし銀行カードローンの場合、13~14%台のところが多いです。
中には上限金利でも10%を切るような銀行カードローンもあります。
教育費をキャッシングで、と思っている人は銀行カードローンを有効活用しましょう。