カードローンを利用するにあたって重視しなければならないものの一つが金利。なぜならば後々の返済負担が左右されるからです。
特に知名度が高く利用者数の多いカードローンの金利については、気になる方も多いと思われます。
今回は、その中でも知名度高い人気の金融機関、プロミスの金利についてご紹介していきたいと思います。
ほかのカードローンと比較した結果、高いかどうかを分析しましたので、これからプロミスで借入しようと検討中の方は是非、参考にしてください。
目次
プロミスの金利について
分類 | 消費者金融 |
---|---|
最短審査時間 | 最短3分 ※申込み時間や審査により希望に添えない場合あり |
年率 | 4.5~17.8% |
遅延利率 | 20.0% |
限度額 | 500万円まで |
無利息サービス | 初回時30日間無利息 |
プロミスとはじめて契約する場合、適用される金利はほぼ17.8%
プロミスの金利は4.5~17.8%、この数値を見た時、「じゃあ自分が申込んだ場合、どの金利が適用されるの?」と思うでしょう。
どれくらいの金利が適用されるか、それは借入限度額とその人の信用度で決められます。
初回借入時は返済をきちんとしてくれるか信用力は未知数、信用力がないため借入限度額もあまり大きくなりません。
よってたいていのケースは初回借入時には、上限金利である17.8%の適用になります。
4.5%という低い金利にどうしても目が行くかもしれませんが、この金利で借入できる人は、ほぼいないので申込む際には17.8%のほうが適用されると思ったほうがいいでしょう。
プロミスの金利は高い?
消費者金融カードローン | 年実質年率 |
---|---|
プロミス[ 詳細 ] | 4.5~17.8% |
アコム | 3.0~18.0% |
アイフル | 4.5~18.0% |
SMBCモビット [ 詳細 ] | 3.0~18.0% |
ほかの主要なカードローンでも初回借入時には上限金利の適用される可能性が極めて高いです。
上記で見てわかるようにほかの消費者金融の上限金利はすべて18.0%。一方プロミスは17.8%と、ほかと比較して僅か0.2%ですが金利が低いです。
「たかが0.2%、あまり変わりない」と思う人もいるでしょう。確かに数万円程度の借入れ・しかも数日で返済すれば、あまり大きな利息額の差にはならないでしょう。
しかしながた数十万円単位のまとまった金額を借り入れ、返済期間も長期にわたると結構な利息額の差になりかねません。
プロミスの利息の計算方法
プロミスの4.5~17.8%という金利は年利。つまり借入してちょうど1年後に返済した場合、元本の4.5~17.8%の相当額が利息になるわけです。しかしプロミスでは日割り計算をしているので、
借入額×年利÷365日×借入日数
で算出できます。例えば10万円を1週間と1か月間借入した場合は上限金利の17.8%の年利で仮定すると以下になります。
1ヶ月:10万円×17.8%÷365日×30日=1463円
初めての利用者に限り、30日間の無利息サービス
プロミスでは初めて利用する人に対して、30日間無利息サービスを実施中。ただし無利息サービスを利用するには2つ条件があって、
- メールアドレスの登録
- Web明細の利用
をクリアすること。別に難しいことではないので、申込みの時に手続きしておきましょうね。
プロミスは「初回借入時から」30日間というのもミソ。ほかにも無利息サービスをしているところがありますが、「契約時から」30日間というところが多いです。
プロミスであれば、今は必要ないけれども将来のために前もって申込んで契約し、後日借り入れをしても30日間まるまる無利息になるわけです。
契約・借入を同時に行う人は別に構いませんが、いざという時のために前もって契約したければプロミスがおすすめです。
遅延損害金(遅延利率)の設定について
冒頭に紹介したプロミスのスペックの中で、「遅延利率(実質年率)20.0%」と紹介しました。
遅延損害金とは、期日通りに返済しなかった場合に支払うべきペナルティーのようなもの。
利息とは別に遅延損害金も負担することになるので、大きなコストになりますね。
遅延損害金も利息同様、以下の計算によって算出されます。
借入残高×20.0%÷365日×延滞日数
延滞日数は延滞の始まった日から支払い日までの日数になり、プロミスではあらかじめ設定されていた返済期日の翌日が延滞開始日に相当します。
プロミスは5日・15日・25日・末日のいずれかから選択できます。
例えば5日に返済期日を設定して、15日に返済した場合6~15日の10日間が延滞日数になります。例えば10万円を借り入れて返済期日から10日経過したところで支払いをすると、
10万円×20.0%÷365日×10日=547円
を遅延損害金として支払います。これとは別に利息の支払いもしなければなりませんから、結構な負担になってくるので支払いの遅延だけには気を付けましょう。
プロミスの限度額
プロミスの借入限度額は最高500万円まで。ちなみにプロミスの下限金利は4.5%ですが、この利率は500万円の借入限度額が適用された場合のみに限ります。
この500万円の借入限度額が適用されるのはごく一部の人だけで返済実績があって、信用力の高い人でないと無理です。
少なくても初回借入時から、いきなり500万円の借入限度額の設定されることはまずありえません。
またプロミスのような貸金業者の場合、総量規制も適用されます。総量規制は年収の1/3を超えて貸し付けしてはならないというもの。
つまり500万円の借入限度額が適用されるためには、年収1500万円以上必要なわけでいかに狭き門かお分かりですね。
プロミスの初回契約時の借入限度額は多少個人差があるものの、30~50万円となる人が多いですね。
ただしそこから返済実績を積み重ね、信用力がアップすれば将来的な増額に対応してもらえるかもしれませんよ。
プロミスの金利を低く設定してもらう方法
初回借入時には上限金利の17.8%の適用されることの多いと説明してきました。しかしこの返済の負担を少しでも軽減してもらうために、金利を下げたいところですね。
実は金利を低くする方法はいくつかあります。プロミスの金利を低くする方法として、以下の2つのポイントを押さえておきましょうね。
繰り返し借入れと返済を行い利用実績をあげる
プロミスが初回借入時に上限金利を適用するのは、その人が約束通りに返済してくれるかどうかの十分な信用がないから。
ただし繰り返し借り入れをして、期日通りに返済を行えば、プロミスも「信用できる人」と評価してくれます。
約束通り返済する信用に足る人物とプロミスが判断すれば、金利の引き下げの可能性も出てきます。
ここで重要なのは、何度も借り入れを繰り返すこと。1回借入して、そこから利用実績がないとお金には困っていないかもしれません。
ただし期日通り返済してくれるかどうかの信用性は未知数のまま。もし金利を下げたければ、こまめな借り入れがカギですよ。
100万円以上の利用限度額
利息制限法は上限金利に関する規定で、
- 10万円未満:20.0%
- 100万円未満:18.0%
- 100万円以上:15.0%
以下に設定しなければなりません。もし100万円の借入限度額であれば、15.1~17.8%の金利設定にすれば法律違反になります。
超過分の利息は無効、過払い金の返還対象になるので15%を超える金利設定ができないわけです。
ただし利用限度額100万円を勝ち取るためには先ほど紹介した総量規制に基づくと、年収300万円以上必要。
しかも貸金業法では、50万円を超える借入希望額の場合、収入証明書類の提出も義務付けられます。収入証明書類は働き方によって異なり、
- 給与所得者:給与明細・源泉徴収票
- 自営業者・フリーランス:確定申告の控え・納税証明書
を準備しなければなりません。ただし初回借入時から100万円の限度額になるには、相当な信用力が必要ですよ。
金利の引き下げについて詳しい詳細は以下記事に解説してあります
まとめ
プロミスの金利について紹介してきました最後におさらいとして覚えておきましょう。
プロミスの金利は4.5~17.8%で、ほかの消費者金融と比較すれば特別高い利率設定ではありません。
上限金利で見れば、ほかのところが18.0%と設定しているのに対してプロミスは若干低め。
またプロミスの利息計算は日割りで行われるので、お金を準備できれば早めに返済したほうが支払総額を少なくできます。
プロミスでは、初回借入時のみ利用した日から30日間無利息になるサービスを実施しているので30日以内でお金を返せるめどが立っていれば、一切利息を支払うことなく完済も可能です。