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介護ローンのおすすめ3選!金利や審査についても紹介します!

介護されている家族の写真

おばあちゃんに介護が必要になって、実家のリフォームなどまとまった出費が多いらしくて困っているんですよね。

介護は家族が大変なのはもちろん、経済的負担も大きいからね。

何かいい方法ないでしょうか。

経済的な面であれば、介護ローンを利用してみてはどうだろうか。

介護が必要になった場合、介護者の状態にあった器具を購入することも必要になり、リフォームなど介護にかかわる費用を捻出するのが難しいという家庭も多いです。

「急に介護費用が必要になったけど、経済的に苦しくてお金がない」
「いざ介護サービスを利用しようと思ったが、費用が大きくなって工面できない」
といった方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、介護ローンについてお話します。

この記事を読めば、介護サービスの料金体制や、介護ローンに適応するものが理解できますよ!ぜひ読み進めてくださいね。

介護ローンとは一体何なのか

介護ローンは、介護をする人・受ける人に向けたローンです。

そのため、介護という言葉が身近にないのであれば、あまり耳にしたことがないかも知れません。

介護ローンは利用目的が限られてはいるものの、中には無担保で保証人もなく借入ができるので、多目的ローンやフリーローンともいわれています。

では介護ローンの利用目的や、実際に介護にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。

実際に介護費用はどのくらいかかるのか

まずは、実際に介護費用は毎月どれくらい必要なのか、確認してみましょう。

家計経済研究所の調査結果によると、以下の表のようになります。

在宅介護(全体) 介護サービス 介護サービス以外
平均値(自己負担分) 50,000円 16,000円 34,000円

参考:2016年度 在宅介護のお金と負担 家庭経済研究所

要介護度が高くなるにつれて、在宅介護にかかる費用が増します。

要介5になると、在宅介護全体の支出としては毎月7万円を超えるケースもあります。

また、設備や都道府県によって違いますが有料老人ホームでは月20万円前後、特別養護老人ホームでは月10万円前後の費用がかかります。

これらの費用をすべて家計費などでまかなうのはつらいですね。

そうなんだよ。しかも急に介護が必要になった場合は、出費も一度に多額になる可能性も高いね。

有料老人ホームでは入所一時金などもあるから、ますます辛くなるよね。

介護ローンに使えるものは限られている

介護ローンは突然介護が必要になった場合や介護用品の購入資金としてなど、利用目的を限定しているものがほとんどです。

介護ローンの利用目的としては以下の3つがあります。

  • 介護施設への入所一時金
  • 介護用品などの購入費
  • 介護のためのリフォーム費用

それぞれについて詳しくご紹介します。

介護施設への入所一時金や付帯費用等

有料老人ホームは、入所前に入所一時金を支払うことで、その老人ホームへ生涯入居する権利を得ることができる施設が多いです。

入所一時金は高額な場合が多く、数十万円から数百万円かかるケースがほとんどになります。

入居から退居期間によって返還金が発生するとはいえ、一度は支払わなくてはいけないものなので、「とてもじゃないけど払えない!」という方も多いです。

また、施設が遠距離にある場合、交通費なども多くかかります。

そうした、入所一時金や介護施設へ通う交通費などを補うために、介護ローンを利用することができます。

介護用品・介護機器の購入資金

車椅子の写真

身体の状態によって、福祉介護機器が必要になるケースも多いです。

【対象介護用品・介護機器】

ここがポイント
  • 介護用ベッド
  • 車いす
  • 歩行器
  • 移動用リフト
  • 介護用の車
  • 介護用トイレ
など

介護に必要な器具や用品を購入するために、介護ローンを利用することができます。

介護のための住宅増改築資金

車いすを利用するので自宅のバリアフリー化、足元が不自由なので転倒防止のため階段や廊下に手すりの設置など、自宅で介護をするためには身体の状態に合わせて、自宅をリフォームする必要があることが多いです。

しかし、リフォームにはお金がかかり、すぐには無理だという家庭も多いです。

そうした住宅の増改築資金も介護ローンを利用することができます。

ただし、注意してほしいのが医療費です。

要介護者が必要な医療であっても、医療費に対しては介護ローンを利用することができない場合が多いです。

おすすめの介護ローン3選を紹介!

介護ローンは、介護目的の利用に限られることが多いということですね。

そうなんだ。けれど中には、フリーとはいかないものの、ある程度融通のきいた介護ローンもあるんだよ。

介護ローンは、基本的に介護にかかわる費用が対象のローンです。

そのため、使用目的としては介護に関したものに限定しているローン会社が多いのですが、中には、医療費や高額医療なども対象としている介護ローンがあります。

そこでおすすめの

  • ろうきん
  • スルガ銀行
  • ちばぎん

の3つの銀行が提供する、介護ローンについてそれぞれご紹介します。

介護ローンといえばろうきん

ろうきんの写真

参考:中央ろうきん

全国13のろうきんがありますが、中でも中央ろうきん(労金)では、関東1都1県(茨木・栃木・群馬・千葉・埼玉・東京都・神奈川・山梨)に在住もしくは勤め先がある方を対象に、「福祉ローン」を利用することができます。

福祉ローンの概要は下記の表を参考にしてください。

【福祉ローンの概要】

利用目的 医療・介護等に要する資金※1
融資金額 最高500万
融資期間 最長10年
金利タイプ 変動金利型・固定金利型
返済方法 元利均等毎月返済または元利均等毎月・加算月併用返済。
保証 ろうきん指定の保証協会を利用※2

※1.医療費・入院費、介護費用、介護設備費、介護サービス費用、介護用品の購入費用(車椅子・医療用ベッド等)・介護用品のレンタル費用、住宅改良費用(バリアフリー工事費用等)、介護施設入居費用等。
育児に要する資金など
※2.保証料はろうきんが負担

やはり、保証協会の保証料もろうきんで負担してくれるので、メリットが大きいです。

金利は以下の表のようにそれぞれ違いますが、ろうきんは非営利機関のため他銀行などに比べて低いのが特徴です。

しかし、その分審査は厳しめの傾向があります。

※すべて2018年6月時点での金利です。

団体会員の方
変動金利 2.575%
固定金利 2.80%
生協会員・組合員
変動金利 2.855%
固定金利 3.08%
一般
変動金利 3.075%
固定金利 3.30%

ろうきんの福祉ローンは、関東1都1県にお住まいもしくは勤め先があり、審査に厳しい面がありますが金利を低く利用したいという方におすすめです。

スルガ銀行 パーソナルローン

スルガ銀行 夢航路イメージ写真

参考:スルガ銀行

スルガ銀行は、静岡に本店がありネットバンキングを得意とする地方銀行です。

さまざまなローン商品を提供していますが、その中でもパーソナルローン【夢航路】は、ゆうちょ銀行が代理業者となっているため、全国で申し込みや借入が可能です。

パーソナルローン【夢航路】は、目的型と親孝行型に分かれ、介護ローンとしては親孝行型の利用になります。

の概要は下記の表を参考にしてください。

利用目的 医療・介護等に要する資金
申込条件 年齢満18歳以上70歳以下の個人の方
融資形態 証書貸付
融資金額 最高1,000万円
金利 変動金利 4.975%~9.475%
融資期間 6ヶ月以上10年以内

パーソナルローンの一番の特徴が、医療費にも利用できるということです。

ほとんどの介護ローンが医療費には利用できない中、高額医療費にも対応しているのは利点といえます。

スルガ銀行との契約になるため、スルガ銀行が定める保証会社の審査を受けることになります。

ただ、保証会社はスルガ銀行グループであるSDP㈱なので、消費者金融系のローンより厳しめの傾向はあります。

とはいえ、パーソナルローンは融資最高金額も1,000万円と高額で、10年間というゆったりと返済することで月々の出費を抑えることができるのは、メリットといえます。

スルガ銀行のパーソナルローン【夢航路】親孝行型は、介護にかかわる費用のほかに医療費なども借入したいという方や、リフォーム費用などが高額になる方などにおすすめの介護ローンです。

ちばぎん介護ローン

千葉銀行 ロゴ

参考:ちばぎん

対象地域は下記となります。

  • 千葉県
  • 東京都
  • 茨城県
  • 埼玉県
  • 神奈川県(横浜・川崎市のみ)

そのため、限られた方歯科利用できないというデメリットはありますが、10秒診断などを利用して、事前に審査に通るかどうかの目安がわかります。

ちばぎん介護ローンの概要については以下の表を参考にしてください。

利用目的 医療・介護等に要する資金※1
金利 5.00~5.10%
融資金額 10万円以上~500万円以内
保証人 ちばぎん保証(株)または(株)ジャックスを保証人(保証料は当行が負担)

※1.その他、当行が定める基準を満たし、当行所定の保証会社(ちばぎん保証(株)または(株)ジャックス)の保証を受けられる方。

保証料をちばぎんで保証してくれほか、安定した収入があればパートでも利用できるのはうれしい利点です。

ちばぎん介護ローンは、千葉県・東京都他3県に在住もしくは勤めていて、審査に不安を感じて事前の審査を受けてから申し込みたいという方におすすめです。

10秒診断で借り入れをシミュレーション!借りられるかすぐわかる

ローンを申し込むときに、審査に不安を感じる方も多いです。

介護ローンを申し込むとなると、ローンを申し込む方もある程度年齢を重ねていることも多くいます。

そのため返済期間や金額を考えると審査に通るのは難しいのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。

ちばぎんには、先に診断を受け審査の可否の目安を知ることで、安心して審査を受けることができるよう、「10秒診断」というシステムがあります。

年齢や借入希望額、年収や返済期間などを入力することで、たった10秒で簡単に借入が可能かどうか診断されます。

一か八かで申し込むこともなくなり、審査に対しての不安も軽減されるため、精神的負担も少なくなります。

ちばぎんの介護ローンは知名度がある

  • 仮審査で簡単に審査が受けられる。審査は即日回答
  • 借り入れまで、2週間程度
  • 担保・保証人不要
またちばぎん介護ローンは、他の地方銀行に比べメリットが多いため、知名度がありその分信頼もされています。

【ちばぎん介護ローンのメリット】

  • 仮審査でラクに審査が受けることができる(結果が早い)
  • 2週間程度で融資を受けることができる
  • 保証人や担保が不要

銀行系のローンで、2週間程度で融資が受けられるのはとても早いといえます。

中には1か月以上もかかるものもあるので、融資を受ける側にとってもメリットが大きいです。

10秒診断があれば、自分がいくらぐらいまでの融資を受けることができるのか、簡単にわかることができます。

とにかく早くお金が欲しいというときはカードローンという選択

介護ローンって、借入までにどれくらい時間がかかるんですか?

借入先にもよるけれど、ちばぎんの最短2週間で融資というのが、やっぱり早いんじゃないかな。

それじゃあもし、すぐに入用な場合は対応できないということですよね?

確かに銀行系の介護ローンは、申し込んだその日に融資することはできないね。

けれど、必要な金額によってはカードローンを利用して補うという方法があるよ。

早く融資を受けたいという方は、残念ながら介護ローンの利用は難しいです。

介護ローンの多くは、申し込んでから融資を受けることができるまで、最低でも2週間程度かかる金融機関がほとんどになります。

そのため、

「2、3日で融資してほしい」

「今日融資を受けたい」

といった、急いでいる方には介護ローンの利用は難しいでしょう。

この場合は、金利の安い介護ローンに申し込んで結果が出るまでの間、カードローンで一時的に補うという方法があります。

カードローンは、収入の3分の1までしか借入ができないという総量規制の対象です。

そのため、大きなリフォームや高額な介護用器具の購入といったことをカードローンでまかなうのは難しいでしょう。

しかし、消費者金融系のカードローンであれば即日融資が可能な場合も多く、そして審査も甘い傾向にあります。

それとは逆に銀行のローンである介護ローンは総量規制の対象外であり、カードローンよりも低金利で高額な融資を受けることができます。

カードローンと介護ローンの特徴の違いについては、以下の表を参考にしてください。

カードローン 介護ローン
融資までの日数 最短30分 最短30分
金利 高め 低め
審査基準 甘め 厳しめ
融資可能額 収入の3分の1まで 最高500~1,000万円
利用目的 フリー ・介護に関わる費用
・一部の銀行では医療費

“今”困っている方の中には、カードローンで補ってのちに介護ローンを利用するという手段をとっている方も多くいます。

介護にかかわる費用をすべてカードローンで補うというのは、総量規制を考えると難しいケースも多いです。

しかし今困っているのであれば、カードローンを利用することで、介護ローンに申し込む時間的余裕も生まれやすいというメリットは、魅力的ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

介護ローンの概要から、おすすめ介護ローンについてお話しました。

ポイントを整理すると介護ローンは、

ここがポイント
  • 介護ローンの使用目的は限られている
  • 金利の低い
  • 審査には時間がかかる
  • 今困っているのであれば、必要な分だけカードローンを利用するという手もある

などといった特徴があります。

介護ローンを検討している方の中には、介護にかかる費用などで頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

ぜひこの記事を読んで、要介護者と介護者がより住みやすい環境を整えてくださいね。

ここがポイント
介護ローンとカードローンのどちらが今の状況にあっているか「資金用途が決まっている目的別ローンと自由に使えるカードローンの使い分けを考える」を参考に考えてみてください。

資金用途が決まっている目的別ローンと自由に使えるカードローンの使い分けを考える