※Tカード プラス(SMBCモビット next)は2024年9月29日(日)で提供終了となりました。
SMBCモビットのカードローン、三井住友カードのクレジットカード、Vカードの3機能が1本化された「Tカードプラス(SMBCモビット next)」が2018/4/24にリリースされました。
「便利そうだけど、よく分からない…」
1枚のカードでいろいろなことができる反面、複雑になるのでかえってよく分からなくなるものです。ここでは、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の特徴とカード発行までの流れを解説します。
魅力が何なのか明らかになれば、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の良さが分かるようになるので、気になる方は目を通してみて下さい。
※カードローン審査通過後にクレジットカードの審査があります
目次
Tカードプラス(SMBCモビット next)とは?
Tカードプラス(SMBCモビット next)は、以下の3つの機能が1つにまとまったカードのことです。
- SMBCモビットのカードローン
- 三井住友のクレジットカード
- Vカード(TSUTAYAで有名)
これ1枚持っていれば、実に様々なサービスが受けられます。
- 万が一お金が足らないときにSMBCモビットから現金の借入れが可能
- 買い物やネットショッピングでカード払いが可能
- カードの利用でVポイントが貯まる。電子マネーの利用も可能
機能①. SMBCモビットのカードローン
カードローンとは、担保・保証人なしでSMBCモビットから現金を借りることができる機能です。
限度額の範囲なら何度でも借りることができるのが特徴で、出費が多くてお金が不足したときなど、一時的な金欠をしのぐのに便利です。
ここでは、カードローン機能の特徴を紹介します。
利用限度額 | 1~800万円 |
---|---|
金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
遅延利率 | 20.0%(実質年率) |
担保・保証人 | 不要 |
入会金・年会費 | 無料 |
申込資格 |
・安定した収入のある20歳以上74歳以下 ※ アルバイト・パート申込みOK ※ 収入が年金のみの方は申込みできません |
銀行口座へ振込キャッシングが可能
働いている人は、日中は仕事ですし、忙しくなると銀行やATMに行くことができません。
しかし、SMBCモビットのカードローンは、パソコンやスマートフォンから、自分の銀行口座に振込依頼をかけて融資を受けることが可能。
スマホで借入れができるので、場所や時間の制約を受けません!
提携ATMで借入が可能
スマホで借入れができるのは大変便利ですが、今すぐ現金が必要なとき、近くのコンビニや銀行ATMでお金を受け取れると利便性がさらに上がりますよね。Tカードプラス(SMBCモビット next)なら、ATMでSMBCモビットのカードローンが利用できます!
しかし、ATMは自分の近くにないと困りますが、その心配はする必要ありません。
- 三井住友銀行ATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行ATM
- E-net(ファミリーマート、ミニストップ、スリーエフなど)
- ローソンATM
※2022年4月現在
機能②. クレジットカード
クレジットカードがあれば、買い物するときにカードを提出して決済することができます。現金が不要で、お釣りを受け取ることがありませんからレジ対応の手間が無くなり、特にインターネットで買い物する場合にはとても便利です。
ここでは、Tカードプラス(SMBCモビット next)のクレジットカード機能の特徴を紹介します。
カード発行元 | 三井住友カード株式会社 |
---|---|
国際ブランド | Mastercard |
利用可能枠 | 10~80万円 |
ポイント還元率 | Vポイントが0.5% |
申込資格 | SMBCモビットの会員 |
年会費 | 永年無料 |
海外・国内でショッピングが可能
国際ブランドがMastercardなので、日本に限らず海外でも利用可能です!
「Mastercard」はクレジットカードで特に有名な国際ブランドの1つなので、最低でも1枚は持っておきたいところです。
特に海外は慣れない現地の通貨で買い物をするよりも、カードで買い物ができた方が何かと便利ですよ。
Vポイントが貯まる。ポイント還元率は0.5%
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」のクレジットで買い物がラクになるだけでなく、カード払いするたびにVポイントが貯まります。
街やインターネットで買い物、公共料金や電話の利用料金などの月々の請求など、今やカード払いは様々なシチュエーションで利用ができるのです。現金ではなく「Tカードプラス(SMBCモビット next)」で支払うようにすれば、Vポイントがザクザク貯まりますよ!
溜まったVポイントは商品の交換や提携先のお店で決済時にポイントを使って購入したりできます。
支払い方法に注意!必ず支払い金額を変更しておこう
クレジットカードを利用したら、カード会社から次月以降に請求がきます。そのときの金額は、利用者が特に何もしていなければ5000円になります。
- 支払い方法が「マイ・ペイすリボ」(初期設定)
- 「マイ・ペイすリボ」は、自動でリボ払いになる仕組みで金額が5,000円になっている(初期値)
月々のカード利用が5,000円以下なら実質1回払いですが、数万円使う場合には複数回に分けて支払うことになります。リボ払いは毎月の支払いが安くなるメリットがありますが、2回目以降の支払いからリボ手数料がかかります。
また、「マイ・ペイすリボ」の設定金額は最低支払金額といって、これより多く追加で払うことも可能です!つまり、毎月、都合に合わせて多めに払ったりすることができるので、設定金額を低めにして、随時追加で多めに払っていくようなスタイルでもいいでしょう。
カード発行後にキャッシング枠を設けることも可能
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」があり、それぞれに限度額が設定されているのが一般的です。無制限に買い物ができるわけではなく「ショッピング枠」の限度額の範囲内で利用ができるのです。
「キャッシング枠」というのは、カード会社から現金を借りるためのものです。Tカードプラス(SMBCモビット next)にはクレジットカード機能があるにもかかわらず「キャッシング枠」がありません。「ショッピング枠」のみです。
SMBCモビットのカードローン機能があるので、「キャッシング枠」の必要性はそこまでないように思いますが、もし「キャッシング枠」をつけたい場合には、カード発行後に審査を受ける必要があります。
機能③. Vカード
「Vカード」はTSUTAYAで利用できる青と黄色のカードが有名です。
クレジットのカード払いのときに200円につき1PのVポイントが貯まることは既に説明しましたが、それ以外にもポイントを貯める方法や使い道があります。
ここでは、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の3つ目の機能「Vカード」の特徴を紹介します。
提携店舗の現金支払い時に提示するとVポイントが貯まる
Vポイントの提携店なら、現金支払いであってもカードを提示すればポイントがもらえます。「100円につき1ポイント」「200円につき1ポイント」など、何ポイント付与されるかは提携先によります。
- TSUTAYA
- ファミリーマート
- サークルK・サンクス
- マルエツ
- 新星堂(書店)
- 東急ホテルズ
- ウエルシア(薬局)
など
さらにお得な使い方があります!Vポイント提携店でカード払いをすればポイントを2重でゲットできますよ!
- カード払いによるポイント(200円 = 1ポイント)
- Vポイント提携店が付与するポイント
Vマネー(電子マネー)が使える
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は、Vポイントが貯まるだけではありません。
Vマネー(電子マネー)が利用できるのです!
メジャーな電子マネーにはnanaco、Edy、Suica、PASMOなどがありますが、それらと同じように現金をカードにチャージして、加盟店の会計時に使うことができます。
最大3万円までチャージすることが可能。
Vマネーならお釣りがでないのでちょっとした少額の買い物に便利ですよ。
クレジット機能で買い物する場合「200円=1P」のVポイントが付与されますが、Vマネーの決済ではVポイントはつきません。
カード発行までの流れ
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の発行手順は、次の通りです。
- SMBCモビットで「カード申込」をする
- SMBCモビットのカードローン審査
- 審査通過後、モビットカードを受け取る
- 会員サービス「Myモビ」からTカードプラス(SMBCモビット next)を申込む
- 三井住友カードのクレジットカード審査
- 審査通過後、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」が発行される
- カードを受け取ったら、モビットカードは破棄する
一般的なクレジットカードと比較すると、このカードはユニークな特徴を持っています。ここでは、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」手続きの中でポイントになる部分を解説していきます。
SMBCモビットの会員であることが必須!
いきなり「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の申込みをすることは残念ながらできません。まず、SMBCモビットの会員になる必要があるのです。
つまり、既にSMBCモビットの会員の人は、「Myモビ」から手続き可能! SMBCモビットを利用したことがない人は、まずSMBCモビットのカードローンの申込みをして会員になる必要があります。
SMBCモビットの申込みはインターネット
SMBCモビットカードローンの申込み方法はインターネットの公式サイトから行います。24時間365日、パソコンやスマートフォンからいつでも申込みができます。
もし、SMBCモビットの公式サイトから申込む場合には注意すべきポイントがあります。
SMBCモビットカードローンは「カード申込」と「WEB完結」の2パターンありますが、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の利用を考えている人は、必ず「カード申込」を選択して下さい。
なぜなら、「WEB完結」ではSMBCモビットカードが発行されないからです。「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は、SMBCモビットの会員になり、かつモビットカードを持っていることが申込みに必要な条件なのです。
「Myモビ」から「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の申込み手続きができる
SMBCモビットカードローンの審査に通過すれば、会員サービス「Myモビ」が利用できます。「Myモビ」は借入れ残高、利用可能額、支払い日の確認や振込キャッシングの依頼などカードローンの利用上必要な機能が全て揃っています。
「Myモビ」にログインすると、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の申込みができます。すると、以降の手続きは三井住友カードの入会サイトへ遷移して、クレジットカードの審査を受けるのです。
三井住友カードのクレジット審査は時間がかかる
SMBCモビットは10秒簡易審査ができるので、早ければ申し込んだ当日中に審査結果がでます。カードは無人契約機で受け取ることが可能。つまり、三井住友銀行のローン契約機で発行すれば、最短即日でモビットカードを受け取ることができます。
しかし、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」申込み後の三井住友カードによるクレジットカードの審査はしばらく時間がかかると思った方がいいでしょう。
三井住友カードのネット申込みからカード発行までは最短5営業日です。
審査によってはさらに時間がかかることもあるんでしょう。
Tカードプラス(SMBCモビット next)を発行したら、モビットカードは破棄
Tカードプラス(SMBCモビット next)の審査に通過したら、カードが発行されます。すると、SMBCモビットカードは不要になるので、はさみで切って破棄します。
アコム「ACマスターカード」との違い
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」に似たカードに「ACマスターカード」があります。発行元がアコムですが、SMBCモビット同様消費者金融です。国際ブランドが共にMastercardですから、海外で使うこともできます。
また、カードローンやクレジットカードが利用できるという点でも共通していますが、相違点もいくつかあるのです。ここでは、2つのカードを比較したときの決定的な違いを紹介します。
「ACマスターカード」にはポイントサービスがない
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」はクレジットで買い物するとVポイント(200円につき1P)が貯まります。一方、ACマスターカードはポイントシステムがありません。
貯めたポイントは、商品の交換・購入や支払いの一部に利用できたりするなど、必ず特典が存在します。手にする景品によっては、そのためにポイントを貯めようと思う人も多いはず。
ポイントは無いよりはあったほうがお得です。
「SMBCモビット next」は付帯サービスが豊富(ETC、家族カードなど)
クレジットカードには、ETCカードや家族カードなどの付帯サービスを利用できるのが一般的です。Tカードプラス(SMBCモビット next)は、ETC、家族カードどちらも年会費無料で発行することができます。Apple Payも利用可能ですから、iPhoneユーザーならカードを持ち運ぶことすら必要がなくなります。
一方、ACマスターカードには、このような付帯サービスはありません。クレジットカード機能付きのシンプルなカードローンです。
「SMBCモビット next」は最短即日発行はできない
アコムのACマスターカードは、審査が最短30分。
郵便ではなく無人契約機「むじんくん」でカード発行すれば、即日発行が可能なのです。
一方、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は、発行までに数日はかかります。
というのも、モビットカードの発行は最短15分のスピード審査(※1)で即日発行(※2)が可能ですが、三井住友カードのクレジットの審査が最短でも3営業日かかるので、どうしてもカードを手にするまでに時間がかかってしまうのです。
※1 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
※2 三井住友銀行のローン契約機なら即日でカード発行
IC付き「SMBCモビット next」の方がセキュリティが高い
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」にはICチップが搭載されています。ACマスターカードには磁気ストライプのみでICチップはついていません。
ICチップの方がセキュリティが高い理由は、磁気ストライプカードは、スキミングの被害に狙われやすいためです。
読み出した磁気テープのデータを、空のカードに書き込めば同じ情報を持ったカードが出来上がります。このように、データを盗み出すことを「スキミング」といい、複製したカードの不正利用による被害が世界中で問題になっています。
お店の店員や警察官になりすまして、カードをスキミング用の読み取り機に通して情報を盗むなどの事例があります。
ICチップはカード情報が複雑に暗号化され、データ量が桁違いに多いので、読み出す仕組みが複雑になっているのです。本人確認も署名ではなく暗証番号なので、カードが手元から離れたときのことも考えると、ICチップの方がセキュリティは高くなっています。
カード発行元の信頼性(銀行系と消費者金融)
三井住友カードは、SMBCのグループ会社です。そのグループにはメバガンクの三井住友銀行があります。一方、アコムは消費者金融です。
信頼性や安心感は、消費者金融よりも銀行系の三井住友カードの方が一般的に高いでしょう。
ただし、消費者金融アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの会社です。三菱UFJもメガバンクですから、アコムも十分に信頼できる企業なのです。
こんな人におすすめ
年会費無料なので、「とりあえずカードを作る」でも金銭的なデメリットはありません。むしろ、持っておけば、いざというときクレジットカードで買い物できて便利です。
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は、特にこんな人におすすめです。
既にSMBCモビットカードローンを利用している人
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は、カードローン審査通過後にクレジットカードの審査があります
SMBCモビットのカードローン審査に受かることは、モビットの会員になることを意味していて、既にSMBCモビットカードを持っているなら、クレジットカードの審査に申し込んで通れば発行されます。
カード発行までの手続きが少ないのと、モビットカード所有者は、今までのカードローンに加えてクレジットカードが使えるようになるので、とりあえず作成しておくというスタンスでもデメリットはないでしょう。
クレジットの利用でVポイントがつくとはいえ、ポイント還元率は0.5%。より還元率の良いクレジットカードを使っているなら、メインのクレジットカードではなく予備のカードとして持っておくのもありでしょう。Mastercardなら海外でも利用できるので損はないはずです。
財布の中をスッキリさせたい人
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」なら、普段の買い物で利用ができます。クレジットカード、ローン専用カード、Vカードを別々に持っている人は、1枚に統合したほうが財布の中がスッキリして使いやすくなりますよ。
さらにApple Payに登録してしまえば、カードを持ち歩く必要すらなくなります。
まとめ
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の特徴を一通り解説しました。
クレジットの機能がついたカードローンというだけではありません。
- コンビニ、スーパー、ネットなど、カード払いで買い物すればVポイントが貯まる!
- Vマネー(電子マネー)が使える!読取機にかざすだけで簡単決済可能!
- カード手続きがカンタンなSMBCモビットの会員(モビットカード所有者)におすすめ