アコムを利用しているうちに、イレギュラーな出費が多くて返済まで手が回らないなど、返済が遅れそうな経験をしている方は多いです。
中には、
「返済がどうしても間に合わないから、対処方法を知りたい」
「返済が遅れると具体的にどうなるの?」
など疑問を持っている方も多いでしょう。
そこで、アコムの返済に遅れる場合の対処法や、もし遅れてしまった場合、どんなリスクがあるのか詳しく解説しましょう。
これを読めば、万が一返済が遅れそうでも冷静に対処して、リスクを軽減することができますよ。ぜひ読み進めてくださいね。
目次
アコムの返済に遅れることで起こる2つのリスク
返済が遅れることで起こるリスクは、
- 遅延利率の発生
- 信用情報にキズがつく
といった2つがあります。
それぞれについて詳しく解説していきましょう。
どんなリスクが発生するのか知らないと、後々後悔することになりますよ。
遅延利率の発生
アコムに限らず、どのカードローンであっても返済に遅れた場合、遅延損害金が発生します。
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
遅延利率 | 20.0% |
遅延損害金は、いわば返済が遅れたことに対する手数料みたいなもので、返済日の翌日から発生し、遅れた分の返済が完了するまで元の利率(実質年率)には戻りません。
返済が遅れれば遅れるほど、遅延損害金が発生し膨らみ続けるので遅れた分だけでも早く返済してしまうことが大切です。
信用情報に傷がつく
よく、返済が遅れるとブラックリスト入りするという話を耳にします。
ブラックリストと言うのは、クレジットカードやカードローンの返済を滞納した場合、破産した場合などに、事故情報として登録されることを指します。
無論、アコムの返済に遅れた場合も、信用情報には「延滞」と記されキズがつきます。
ただ、それだけではブラックリスト入りすることはありません。
しかし、2~3ヶ月分の返済が滞ると「延滞」が「異動」となり、ブラックリスト入りすることになります。
ブラックリスト入りすることで考えられるリスクは、次の4つです。
- 金融機関からお金を借りることができなくなる
- 住宅や車などのローンが組めなくなる
- クレジットカードの契約が不可能になる
- スマホの分割払いができない
こうなってしまうと、ほとんどのローンやクレジットカードの作成などは、ほぼできず生活面での大きく影響してきます。
ブラック入りを避けるためにも、できるだけ早く遅れた分の返済をしましょう。
返済が遅れた際に取るアコムの回収フロー手順
それじゃあ、返済が遅れた場合のアコムの対応について話そうか。
まず始めに返済日を過ぎても入金がない場合、アコムより確認の連絡が来ます。
そこで、遅れた分の返済をどうするのか話し合えれば問題も解決にいいのですが、中には連絡がつかずそのまま滞納を続けるという方もいます。
そこで、返済が遅れた場合の、アコムの開発では次のような流れで回収フローを進めていくので、チェックしておきましょう。
- アコムからメールでの督促
- アコムから電話での督促
- アコムから督促状が郵送される
- 利用停止及び強制解約
- 保証会社・債権回収会社から一括請求
- 裁判所から訴状が届く
最初は登録してあるメールアドレスへ、返済に関しての連絡が届きます。
連絡が取れない場合、数日後に携帯電話への電話連絡が来るようになり、それでも連絡がつかない場合は、自宅の電話にも連絡が来るようになります。
その後、アコムより督促状が発送されますが、この督促にも応答がない場合、勤め先まで電話での督促が来るようになるので注意しましょう。
家族や周囲に知られたくないという人でも、督促の連絡が来るようになるとバレてしまう可能性も充分に考えられます。
それぞれの工程を、どれくらいの期間をかけて行われていくのか、次の表にまとめたので確認してください。
内容 | 詳細 |
---|---|
メールでの督促 | 翌日 |
携帯・自宅に電話での督促 | 3日後~1週間 |
督促状 | 電話をかけた翌週 |
勤務先に電話での督促 | 督促状を送った翌週 |
利用停止or強制解約 | 約2ヶ月~3ヶ月 |
一括請求 | 約2ヶ月~3ヶ月 |
裁判所からの訴状 | 約1年 |
督促状が届いても何も返信をしないでいると、強制解約になります。つまり、先にお話ししたブラック入りするということです。
また、この時点でアコムが保証会社としている金融機関のローンを、今後利用できる可能性はゼロに等しいでしょう。
強制解約を受けても滞納し続ける場合、約1年経過すると裁判所から起訴状が届き、財産の差し押さえが始まります。
督促を無視し続けていればいずれあきらめてくれるだろうなんてことは、絶対にありませんので最悪の結末にならないためにもアコムからの連絡は必ず対応しましょう。
アコムの返済に遅れそうな時の4つの対処法
返済日を忘れてしまった、などといった場合は、すでに返済日が過ぎている状況なので対処方法は、アコムへ連絡し一刻も早く返済をするという一手になります。
しかし、
「どうしてもお金を用意できない」
「急な出費が重なって返済が難しい」
などといった場合は、返済が遅れることを予測できますよね。
そこで、ここからは返済日に遅れそうな場合の対処方法について注目していきましょう。
すぐにアコムへ相談する
返済が遅れそうな場合、まずしなくてはいけないのが下記のカードローンデスクへの連絡です。
連絡先 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|
アコム総合カードローンデスク | 0120-629-215 | 平日9:00~18:00 |
アコムプッシュホンサービス24(音声自動対応) | 0120-134-567 | 24時間対応 |
まず、アコムへ連絡し返済が遅れてしまうことを相談しましょう。
やむを得ない事情の場合、アコムも鬼ではないので返済を待ってくれる、もしくは別の案を提示してくれます。
また、自分から連絡することによって、アコムには「返済の意思がある」と示すことが可能です。
そのまま何も言わず返済が遅れるよりも、事情があって返済が難しいと正直に相談してきた顧客の方が、心象がいいのは当然ですよね。
ちなみに返済日を忘れて遅れてしまったといった場合も、アコムへの連絡から始めましょう。
最大30日までの返済日延長
アコムへの相談では、必ず返済できない理由や、いつなら返済できるのかなど、きちんと伝えましょう。
例えば、ただ返済できないという人よりも、「友人の結婚式などがあって…」など具体的な理由があることによって、今回返済できないのは事情があるからなのだと理解してもらえます。
また、「〇〇日ぐらいまでに返済する」と伝えるよりも、「〇日にお金が入るから〇〇日には返済できる」と伝えることで、信憑性も増し信用のある人として見てもらえるでしょう。
アコムに納得してもらうことができれば、最大30日まで返済期間を延長可能です。
ただし、期日に間に合わなかったので、その間の遅延損害金が発生することを覚えておいてくださいね。
利息だけでも返済する
遅延損害金を発生させたくない、けれど返済が難しいという方は、今回は利息分の返済で難を逃れる方法もあります。
通常の返済は、最低返済額を返済しなくてはいけません。
しかし、最低返済額の中には利息分も含まれているため、アコムに相談することで今回は利息分の返済で許してくれることがあります。
利息分のみであっても返済をすれば延滞にはならないため、遅延損害金も発生しません。
ただし、頻繁にお願いしていては、信用を損なうので注意してくださいね。
支払額の滅額
アコムへの相談方法として、今回のみ減額して返済をするという方法もあります。
利息分よりも多く、しかし返済額全額は難しいという場合、アコムに返済額の減額を相談してみましょう。
利息分だけの返済では、残高が減ることがないため、また同じ利息がかかってしまいます。
しかし、少しでも元金を減らせるように、利息分以上の返済をすることによって、次回の利息分を減らすことが可能です。
できるだけ利息をかけずに返済するためには、元金の減額が最重要になるので、利息分のみとはいわず可能な限り返済していくのがおすすめです。
返済日当日、何時までに返済すれば遅れにならない?
「大変!今日が返済日だった!まだ間に合うかな?」
返済するお金は用意できているものの返済日をすっかり忘れていて、思い出したときには間に合わないかもと焦ってしまう方も多いですよね。
返済できるお金はあるのだから返済日当日でも絶対に間に合わせたいものです。
そこで、次の表に返済の対応時間についてまとめました。返済当日でも何時までに返済すれば大丈夫なのかわかるので参考にしてみてください。
返済方法 | 支払締切 | 手数料 |
---|---|---|
インターネット | 当日23時59分(土日・祝日も可) | 不要 |
店頭窓口 | 当日18時まで | 不要 |
アコムの自社ATM | 当日23時59分(土日・祝日も可) | 不要 |
アコムの提携ATM | 当日23時59分(土日・祝日も可) | 必要※1. |
銀行振込 | 当日15時まで | 不要※2. |
口座振替 | 前日まで | 不要 |
※1.借入・返済ともに1万円以下で110円、1万円超で220円必要になります。
※2.利用する金融機関により必要な場合もあります。
返済方法によって、対応時間や手数料の有無が異なる場合もあるので注意してください。
インターネットやアコムのATM、コンビニなど提携ATMでは、当日23:59までに入金を済ませると間に合いますね。
23:59までであれば、仕事帰りであっても返済可能なのではないでしょうか。
アコムの各返済方法の詳しい詳細は以下で紹介しています。
アコムの返済に遅れそうまたは遅れている時に注意すべきこと
ここまで、アコムの返済日に遅れた、もしくは遅れそうといった場合の対処方法についてお話ししてきましたが、注意点が2つあるので確認しておきましょう。
早く返済するために他社から借入れ
返済が難しいといった場合にやってしまいがちなのが、他社から借入をして返済をするという行為です。
アコムの返済をするために、他社から借入をしてしまうと、多重債務の危険が増すので注意しましょう。
他社から借りて返済をしても、翌月にはアコムとその消費者金融への返済しなくてはなりません。
他社から借りて返済をするということを繰り返すと、自転車操業のようになりいずれは回らなくなるのです。
気が付いた時には、多重債務を抱え自己破産などといった最悪のケースも考えられます。
「早く返済したいから」
「返済が間に合わない」
などといった理由でアコムの返済をするために、他社から借入をするのはNGです。
絶対にやめ、正直にアコムに相談しましょう。
約束日を決めたら必ず守ること
絶対に守ってほしいのが、アコムとの“約束を守る”ということです。
返済遅れでアコムに相談すると、ではこの日まで・・・と返済の日にちを提案してもらえるでしょう。しかしこれは、アコムの譲歩だと思いましょう。
返済を待ってもらうということは、本来であれば決められた返済日に返済しなくてはいけない約束を、1度破っているということです。
それに関わらず、相談して決められた金額、日にちを守れないようであれば、約束を2度破ることになります。
2度も約束を破る人を、信用するのは難しいですよね。
信用できないと判断されてしまうと、また返済が難しい場合の相談や増額の申請などにう不利に働くことは必然でしょう。
アコムに相談して、○○日に返済をすると決まった場合、必ず守って下さいね。
まとめ
アコムへの返済が難しい場合の対処方法や、注意点など詳しく解説しました。
今回の重要なポイントは次の5つです。
- 返済日に遅れた、遅れそうといった場合も必ずアコムにまず相談
- 具体的にどうして返済ができないのか、いつ返済ができるのかなど相談しよう
- 返済に遅れると遅延損害金が発生する
- 利息分もしくは、減額での返済をすると遅延損害金が発生しない
- アコムと相談して決まった金額、返済日は必ず守ること
「返済額全部を返済するのは難しい」
「給料日まで返済を待ってほしい」
などといった方は、この記事を参考にアコムに相談してみましょう。
どのような返済がベストか、見つけることができますよ。