提携ATMも数多く、消費者金融のように便利に使える魅力があるのがイオン銀行カードローンは、便利に使えるのに、金利のほうは消費者金融よりもぐっと低くなっています。
そんな銀行の中でもユニークな存在、イオン銀行カードローンの金利について今回はご案内していきます。
目次
イオン銀行カードローンの金利とは?
分類 | 銀行カードローン |
---|---|
実質年率 | 3.8%~13.8% |
限度額 | 最大800万円以内 |
最短審査時間 | 1日 |
遅延損害金 | 14.5% |
銀行カードローンは一般的に消費者金融よりも金利が低めですが、その中でも特にイオン銀行カードローンは低い設定になっています。
審査が遅くなった銀行カードローンの中でも、比較的早く結果が出る点も注目のポイントといえるでしょう。
イオン銀行カードローンの魅力は低金利
一般的に銀行カードローンの金利が14~15%が平均になっていますが、イオン銀行の場合、最大13.8%となっています。
他の金融機関のカードローン商品と比べてみれば、その金利の低さがよくわかるのではないでしょうか。金利が1%違えば、返済額には意外と大きな差が生じるものです。
他社の金利と比較した場合
カードローン | 金利 |
---|---|
イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~17.8% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5% |
金利を比較する際には、必ず上限金利で見ましょう。そして適用される金利は特別に収入が高い人でもない限り、多くの場合は最も高い金利からのスタートとなると思ってください。
14~15%程度が標準の銀行カードローンも、個別に見ていきますと実際にはいろいろな金利の商品があります。例えばオリックス銀行カードローンなど、下限の金利が大変低いですが、これを適用される人は、限度額の高いごく一部の人だけですから、参考にはなりません。
上記の表からでもわかるように上限金利で比べますと、イオン銀行カードローンがもっとも低金利となります。
遅延利率について
カードローンの返済が、約定日に遅れてしまいますと、遅れてからは遅延損害金として、通常より高い利率で利息が計算されます。イオン銀行の場合、この遅延利率が14.5%となっており遅延利率も比較的低金利ですが、だからといって遅延はしてはいけません。よそから借りてきてでも約定の日に返済すべきなのです。
銀行カードローンの場合、一日遅れても個人信用情報に延滞の記録が2年は残ります。金融事故というほど深刻なものではないですが、この記録がクレジットカード等の審査にあたり、不利になることは避けられません。
利用限度額は最大800万円
カードローンの金利は、利息制限法の範囲内で商品ごとに決められており、幅がある金利の場合は、審査によって決定されます。
利用限度額が100万円以上の場合、金利は15.0%が上限となっていますが、利用限度額が100万円未満の場合は、18.0%が上限の金利です。ちなみに利用限度額とは、繰り返し借入可能な最大限の金額のことですね。
利用限度額 | 適用利率 |
---|---|
10万円~90万円 | 11.8%~13.8% |
100万円~190万円 | 8.8%~13.8% |
200万円~290万円 | 5.8%~11.8% |
300万円~390万円 | 4.8%~8.8% |
400万円~490万円 | 3.8%~8.8% |
500万円~590万円 | 3.8%~7.8% |
600万円~790万円 | 3.8%~5.8% |
800万円 | 3.8% |
借入限度額の高い利用者は、すなわち信用の高い人で信用が高いということは、返済不能になることも少ないですから、金融機関からすると安心できるわけです。
逆に返済不能の可能性が高ければ、銀行としては高い金利で貸し出さないと利益が上がりませんので同じ限度額であっても、信用の高い人は低い金利を適用してもらえます。一般的には、限度額の上限金利が設定されると思っておいたほうが無難ですね。
その後、利用実績によって金利を下げてもらえたり、限度額を増額(再度の審査が必要)してもらえたりすることもありますよ。
イオン銀行カードローンの利息の計算方法
初めてカードローンを利用する人などお金を借りるときは、返済のことまで深く考えていないことが多いかもしれません。また、イオン銀行のような毎月定額返済の場合、いったいどのくらい利息を支払っているのかわからないことも多いのですが利息の計算は簡単です。
まず便宜上、返済や遅延損害利息を考えず、一年間借りっぱなしにした場合を想定してみましょう。例えば50万円を一年間、13.8%の金利で借りたままだとしますと、計算式はこうなります。
500,000×13.8%=69,000
一年間の利息が69,000円となりましたのでこれに365(平年の場合)で割ると、一日の利息が出てきます。
69,000÷365=189.04
一ヶ月間の利息は、前回の返済日から、当会の返済日までの日数を上記の日割り利息に乗じたもので30日とします。
189.04×30=5,671.23
結局、50万円を一ヶ月借りた際の利息は、5,671円となりました。50万円の場合、義務としての一ヵ月の返済は10,000円で上記の利息5,671円を引いた、4,329円が、元本に充当されます。
ですから、次の返済の際の利息は、50万円から4,329円を引いた、495,671円について発生することになります。
金利だけじゃなく手数料にも注目!
金利が低ければ返済負担が楽になるので着目するのは当たり前ですが、それ以外にATM利用時の手数料が発生することがあるので注意しましょう。
出金・返済の頻度が高くなると、積み重なる手数料も馬鹿にならないということを頭に入れておきましょう。
提携ATMの多い消費者金融でも、自社ATM以外すべて手数料が発生するものも少なくありません、それではここから手数料に関して気になるポイントをまとめてみました。
下記のページではより詳しくイオン銀行カードローンの返済方法について記載してあります。
借入や返済時にATM手数料はかかる?
ATM手数料が有料となる場合、2万円以上の入出金につき216円というのがほとんどで銀行カードローンの場合、自行のATM以外では手数料がかかるものが多いです。
無料になる場合は、取引が幅広いからであり、カードローンを作ったからすぐ無料になるというものではありません。
この点、イオン銀行カードローンの場合、提携ATMでの利用がすべて無料であり、この点は他の銀行カードローンの利便性を大きく上回ってると言えます。
提携ATM も、以下の通り豊富です。
- メガバンク(都市銀行)
- ゆうちょ銀行
- 信用金庫
- 信用組合
- ろうきん
- コンビニATMは、セブン銀行を除いてほぼ網羅
イオン銀行以外のATMを利用した場合、手数料はかかる?
上記のATMが、すべて手数料無料となるのはイオン銀行カードローンを利用する上で大きなメリットでしょう。
街中で急にキャッシングをしなければならなくなったとしても、地方銀行とセブンイレブン以外のほぼすべてのATMが利用できるのは非常にありがたいです。
まとめ
イオン銀行カードローンの金利に着目して見てきました。借入れるときにはあまり金利を気にしないかもしれませんが、その差はあとで響き4%金利が違うとするなら、50万円を一年間借りたときには、年間2万円の差になります。
イオン銀行は、金利が低めですが保証会社が二社つくなど、少しでも借りやすくしてくれていると考えられますのでどのローンにするか悩んだ際には、ぜひこちらを検討してみてはいかがでしょうか。