就活を始める時期になってくると、どんな業界で働きたいのか、どんな仕事がしたいのかいろんな希望が溢れてきますね。アルバイトを学生時代に経験している人も多いでしょうが、就活先はアルバイトと同じ業界にした方良いのでしょうか。
就活先をアルバイト先と同じ業界にするのか、別の業界にするのか迷って人も多いかもしれませんね。しかし、実際にはアルバイト先と就活の希望業界とは別にする人もたくさんいます。
ここでは就活先を決める際の考え方をご紹介していきましょう。
アルバイト業界を就活先と同様にするのかは業界にもよる
学生時代のアルバイト先の社員になってそのまま就活を終了するというケースの人も実際にいます。しかし、これは以下のような限られた業界の場合などではないでしょうか。
- ファミレスや居酒屋などの社員になるケース
- 美容師や歯科衛生士など専門学生時代から美容院や歯科医院などの将来につながる職場でバイトをしていた
- 学生時代に出版関係、芸能関係など特殊な職場でバイトをしていた
元々バイト先は学生時代にしかできない経験だから、時間帯が合うから、短期だからと学生特有の状況に合わせたものが多いのではないでしょうか。将来社会人となって働く場合の就職先は別物となるケースが多いのもうなずけますね。
一生アルバイト業界ではたらきたいと思った時だけ同様の業界を
大学では工学や経済を専攻しており、将来はもともと一般企業に勤めるつもりでいた。しかし、アルバイト先の飲食店にハマってしまいそこに就職してしまった。というケースも中にはあります。
働いていくうちに、もともとその気はなかったけれど、それを一生の仕事にしていきたいと思って学校の専攻とは関係のない業界に就職してしまう場合も全くないケースではありません。
実際にアルバイトをしてみて一生この業界で働きたいと思うのであればそれも立派な就活なんだカモ。
それでもこのケースは業界などが限られた、まれなケースだということも覚えておいてほしいカモ。
せっかくのチャンスなので異業界のセミナーにも参加しよう
アルバイト経験が長ければ、アルバイト先から「就活をしているのなら、うちの社員にならないか」という声がかかることもあるかもしれません。
しかし、特に強い気持ちはないのに、就活が面倒なので言われるがままにほとんど就活もせずに就職先を決めてしまうのは危険です。
必ず自分でも就活をして他の業界やいろいろな職種を見てみましょう。実際に就活をすることで「こんな仕事がしたい」という新たな気持ちが芽生えてくるかもしれません。
他の会社の詳しい仕事内容や業界についての裏話を聞けるのも、就活時期のみのメリットです。
せっかく多くの職業を選べる時期にいるのですから、アルバイト先だけではなく就活で他の業界もみてみましょう。
アルバイト業界と就活先が別でもアルバイト経験は活かせる
アルバイト先とは全く異なった業界を志望すると、アルバイトでの経験は就活に活かせないのでしょうか?そんなことはありません。どんなアルバイトでも、接客スキル、上司とのコミュニケーションスキル、トラブル解決能力、基本のビジネスマナーなど学ぶところがあります。
異なる業界への就活でもアルバイト経験で活かせることは必ずあります。また、就活の面接ではアルバイト経験について問われることも多いです。
業界が異なるほど面接官に興味を持ってもらえるというメリットもありますし、アルバイトで得たスキルなども面接でのアピール材料になります。アルバイト業界と就活先の業界が違っても、自分に自信を持ちましょう。
学生がアルバイトできる業界は限られているので、就活先は異業界になる学生が多いんだカモ。就活先では堂々と自分のアルバイト経験はアピールすると良いカモ。
バイトではよくとも社会人として働く場所としてはふさわしくない場合も多い
学生がアルバイト先とは別の業界に就活する理由の一つに、アルバイトの職場としては良いが正社員として働くには適さないと思っている場合が挙げられます。
アルバイト先に求めるのは以下のようなことではないでしょうか。
- 時給が良い
- シフトの融通がきく
- 同年代の友人ができる
- アルバイトがたくさんいる
- 近所から通える
- 仕事が楽
一方で就職先では以下のような点も重要視したくなりますね。
- 将来性のある業界か
- 休日がたくさんあるか
- 他社でも通用するスキルが身に付けられるか
- 生涯にわたって安定した賃金が得られるか
- 自分のやりたいことを叶えられる仕事か
- 転勤がないか
アルバイト先と就活先では求める条件も違ってきますね。
アルバイトでちょっとお小遣いをかせぐのと、生活するための収入を得るのはわけが違うんだカモ。就活先を決める際はアルバイトとは別に考えると良いカモ。
自分が生涯にわたってどんな業界でどのように働いていきたいのかという将来的なことまで考えて決めると良いカモ。
大切なのは自分がどの業界で一生働きたいのか
就活先を決める上で大切なのは「自分が正社員として長く働きたい」と思う場所であるかどうかです。慣れたバイト先の店長に「社員にならないか」と声をかけられることもあるかもしれません。
しかし、アルバイトしながら「ここで一生働きたい」という強い気持ちが起きない限りは、アルバイト先と就活先は別物だという意識で就活先を探してみるようにして下さい。