会社を定年退職し、第二の人生をスタートさせたシニア世代の方。「会社を辞めたとはいえ、体力も時間も有り余っている」という方もいらっしゃるかもしれません。まだまだ働く意欲があるなら、積極的にお仕事をされてみてはいかがでしょうか。ここでは、シニア世代できる仕事としてどのようなものがあるかをご紹介していきます。
早朝の時間帯が狙い目!
年齢を重ねていくうちに早起きが得意になったという方には、早朝のアルバイトがおすすめです。早朝の仕事といえば、昔からある新聞配達の仕事が思い浮かびますが、他にも早朝からアルバイトを募集している仕事はいくつもあります。
例えば、コンビニ、早朝からまたは24時間営業しているファーストフード店、ホテルの朝食など、私たちの生活の身近なところで早朝の労働力が求められています。
しかも、早起きが苦手で夜遅くまで起きていることが多い若者は、早朝勤務のアルバイトを敬遠しがちです。学生の場合、たいていは学校が終わった後の夕方以降、または学校のない土日にできるアルバイトを探しています。
ゆえに、シニア世代にとっては採用される可能性が高くなるし、アルバイトを募集している企業側も、早朝から勤務できるシニアの労働力は大いに期待しているのです。
同世代が働いていればすぐに職場に馴染める!
アルバイトするとなると、気になるのは職場の人間関係。丁寧に教えてもらえるかとか、話が合うか、うまく馴染めるかなど、悩みの種は尽きませんね。特に気になるのは、職場に同世代の人がいるかどうかではないでしょうか。
若者が多い職場でエネルギーを分けてもらう方法もありますが、話が合わなくて職場で周囲と溶け込めないのはつらいものがあります。
そこで、シニア世代が多いアルバイトとして、清掃の仕事が挙げられます。マンションや商業施設などの清掃業務はシニアが多く活躍しています。特別なスキルは必要なく、すぐに覚えられる仕事ゆえ、アルバイトを始めるシニアの人気を集めているのです。
また意外なことに、介護の知識を身に着けるために、介護施設で働くシニアもいます。自分たちと同世代、あるいは年上の方と接しながら、老後の過ごし方を考える人もいるようです。
人のために役に立ってるという、仕事のやりがいを直に感じられるところも介護の仕事の魅力ともいえるでしょう。
無理なく働ける仕事を探そう
歳を重ねるごとに、気持ちは昔と変わらず元気でも体にはさまざまな変化が起こっているものです。例えば、ポスティングのアルバイトは歩いてポスティングをすることで健康に良いとされていますが、やり過ぎると疲れてしまいますし、足に負担がかかります。
体力に自信がある人でも、無理をするのは禁物です。長時間働く仕事よりは、1日4~5時間程度の短時間のアルバイトなら、体への負担も軽減される上に、自由な時間も確保できます。
体を動かす仕事を毎日続けるのは難しいという方は、週2~3回程度のアルバイトで働ける仕事を探してもいいし、不定期で発生するイベントの仕事などで体を動かしてもいい気分転換になります。定年退職した後にまた毎日仕事をしなければならないのはきついという方でも、週に数回だけのアルバイトが適しているかもしれません。
シニア世代の場合、年下の上司のもとで働かなければならないケースが出てくるでしょう。シニア世代の方の方が、年上だからという理由で態度には出ないように注意が必要です。
なぜなら、シニアとはいえ新人のアルバイト。年下の上司の方が、その業務については経験が豊富ですし、教わることもたくさんあります。ゆえに、年下とはいえ、上司を敬う態度を忘れないようにしましょう。