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フリーランスでも出社して仕事!客先常駐型のフリーランスについて

フリーランス・客先常駐型

フリーランスというと自宅仕事のイメージがありますが、客先の企業に常駐して働くフリーランサーもいます。特にITエンジニアの場合はプロジェクトごとに客先に常駐する勤務形態が、会社員・フリーランスを問わず多くあります。

ここではフリーランスで客先常駐型で働く場合に知っておきたいコツなどをお話しします。フリーランスというと1人で気楽に働くイメージが強いので、いざ客先の企業に出社となると戸惑うこともあるかもしれません。その際にあらかじめ心の準備ができていれば、落ち着いて働くことができ客先からの評価にもつながるでしょう。

客先常駐型のフリーランスとは?

フリーランスのITエンジニアなどには、客先の企業に出社しそこに常駐する働き方があります。これはイメージとしては派遣社員に近いものがあります。所属する派遣会社と客先が契約を結び派遣社員が派遣されるのに対し、フリーランスの場合は自分で客先と契約を結び自分自身がそこに常駐します

以前はITエンジニアのフリーランスといえば、この客先常駐型の形態が主流でした。今はインターネットの発達により場所を選ばずに仕事ができるため自宅で作業するフリーランスも多くなりましたが、まだまだ客先常駐型の仕事は多く存在します。

客先常駐型でうまく仕事をこなすには

フリーランスを希望する場合、自由に仕事を進めたいという志向の人も多く、客先への常駐には不安を覚えることも少なくありません。逆に正社員として経験を積んだ後にフリーランスになった人の場合は進めやすいかもしれません。

コミュニケーションが大切

客先で働く場合、コミュニケーションは重要です。社外の人間であるからこそコミュニケーションをしっかりとはかり円滑に仕事を進めたいものです。これは単に職場の人間関係を良くするというだけでなく、業務の効率化のためにも必要です。

そのためには社会人の基本と言われる報連相、つまり報告・連絡・相談をきちんと行いましょう。社員ではないからこそこまめに報告や連絡を行い周囲と連携をはかることが大切です。

またフリーランスの場合はオフィスに相談する相手がいないかもしれません。派遣社員であればトラブルに巻き込まれれば派遣会社が間に入って相談に乗ってくれるのですが、フリーランスの場合はトラブル対応もすべて自分で行います。そのためトラブルを予防する意味でも日頃のコミュニケーションはしっかり取りましょう

雇われ人という意識からの脱却

オフィスに出社して決まった時間働く形態だと、つい正社員や派遣社員と同じような気持ちになり、与えられた仕事をこなすだけという感じになるかもしれません。ですがフリーランスは守ってくれる会社はなく、勤務態度や仕事の成果はそのまま自分の看板になります。

フリーランスはどちらかというと職人的なところがあります。仕事の成果を高めて信用を得るために、プロ意識を持って仕事にあたりましょう。そのためにはPDCAサイクル(Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4段階)を意識するなど、自分自身で仕事を評価し改善していく姿勢が大切です。

また客先で理不尽なことを求められたとしても、冷静に対応しましょう。上司と部下の関係ではなくて仕事の発注元と受注者であるという立場を忘れてはいけません。顧客の要求に対しては冷静に答え、割が合わないと思ったら争うのではなく交渉をするという態度が大切です。相手が顧客であることを忘れずに、相手の主張に対してはヒアリングをする感覚で受け止めましょう。

自己管理の徹底

フリーランスには正社員のような福利厚生はありません。そのため自分で体調管理をする必要があります

客先常駐型の場合は勤務時間はだいたい決まっていることが多いので、スケジュールを入れすぎて過労で倒れるということは少ないかもしれません。ですが普段からの健康管理が重要なことに変わりはありません。

健康の基本は適度な運動・バランスのとれた食生活・十分な睡眠時間の3つです。当たり前のことですがおろそかにしやすいところなので気をつけましょう。特に睡眠不足は仕事に影響が出やすいので注意が必要です。睡眠不足の状態に慣れてしまうと自覚しにくいのですが、十分な睡眠をとれているときにくらべてミスが多くなったり効率が落ちたりします。

オフィスの帰りに一駅余計に歩く、普段の歩き方を少し大またの早歩きにする、食事の際は野菜の副菜を1品つける、早寝早起きを心がけるなど、ちょっとしたことの積み重ねで変わってきます。

またお酒やタバコなどもなるべく控えましょう。オフィスによってはタバコ休憩が良いコミュニケーションの場になっていることもありますが、全国的に禁煙の傾向が広がっている今、コミュニケーションは別で取りタバコは控えるのがおすすめです。

またデスクワークが続いたときは、少しストレッチをする、呼吸法を行うなどでリフレッシュをはかるのが良いでしょう。机の前でできるストレッチのポーズをいくつか覚えておいたり、自分の呼吸に集中してゆっくりと息を吐くなどは有効です。インドフルネスといって瞑想のようなものが新鋭のIT企業を中心に話題となっていますが、これも呼吸に集中することで行います。

プロ意識を持ち客先常駐型の仕事をこなそう

以上、客先常駐型のフリーランスについて、うまく仕事をこなしていくための注意点などをお話ししました。

客先常駐型のフリーランスは、ともすれば派遣会社の後ろ盾の無い派遣社員のような状態となり、弱い立場に置かれがちです。だからこそ高いプロ意識を持ち、顧客と受注者という立場を忘れずに仕事にのぞみましょう。コミュニケーションを重視すること、PDCAサイクルを回すなど自分の仕事を高めることを意識すること、自己管理を徹底することなどは、フリーランスとして働いてく上できっと役に立つでしょう。