転職サイトの定番と言えばリクナビNEXT。
登録会員数、そして取り扱っている求人数が他の転職サイトと比べて圧倒的に多く、転職を考えている人ならまず利用しておきたい定番サービスでもあります。
これだけの利用者と実績、知名度があれば私たち転職希望者はもちろん、企業側にとっても「外すことのできないサイト」となっており、良いスパイラルを生み出してより上質な求人が次々と集まっています。
今回はリクナビNEXTについて詳しく紹介していきます。
リクナビNEXTが選ばれる3つの理由
1.業界最大級の求人数
最大手リクルートが母体ということで求人数がとにかく豊富なリクナビNEXT。
これが最大の強みであり、転職希望者・企業から圧倒的な人気を誇っています。
毎週1,000件以上の求人が更新され続けていて、利用者は200万人オーバー。
しかも各地域に事業所を構えることで地方にも強い転職サイトになっています。
とあるデータによると日本の転職経験者の80%前後がリクナビNEXTを使ったことがあるという話も。
2.スカウト機能で企業からオファーをゲット
リクナビNEXTの注目すべきポイントに「スカウト機能」があります。
これは希望条件などの必要事項を記入しておくと、それにマッチする企業側からオファーがくる、というシステムです。
当然企業側から「うちに来て欲しい」といわれるわけですので採用率が非常に高く、しかも通常より良い条件で迎えられる可能性も高まります。
3.スマホアプリも!使い勝手を追求したサービス
転職サイトといえばパソコンでやりとりをするもの、というイメージがあります。
しかし今やスマホ全盛期。当然リクナビNEXTはスマホでも利用しやすいようにスマホアプリを提供しています。
外出先でもちょっとした時間でスマホから手軽に求人情報をチェックしたり、エントリーしたり…と使い勝手はパソコン版とほぼ同等レベル。
またアプリ独自の検索機能、プッシュ通知も用意されています。
リクナビNEXTの利用をおすすめしたい人
まずはリクナビNEXTをおすすめしたい人とその理由について紹介していきます。
転職を考えている人
身も蓋も無い言い方にはなってしまいますが、転職を考えている人はリクナビNEXTを利用することをおすすめします。
理由はズバリ「求人数が多いから」です。求人数の豊富さはそのまま希望条件にマッチする求人の数に比例します。
分母が大きいほどマッチしやすいのはイメージできますよね。
転職エージェントやサイトはいずれも無料で利用できるところばかり。
それだけに複数登録してもOKです。
その複数登録のひとつにぜひリクナビNEXTを加えてみてください。
異業種・職種への転職を考えている人
転職は人生の大きな転換期。
これまでの仕事とは違って、心機一転新しい業界に飛び込もうと考えている人も多いはずです。
そんな方にもリクナビNEXTがおすすめ。というのが豊富な実績から転職に関するノウハウを蓄積していて、異業種への転職成功事例がとても多いからです。
もともとの求人が多いだけに、未経験者OKの求人もまた多く、これがプラスに働いているのだと考えられます。
そろそろ転職しようかと考えている人
「今すぐ転職するわけじゃないけど、そのうち…」と考えている人にもやっぱりリクナビNEXTがおすすめ。
もちろん色々な求人をチェックするのも良いのですが、ある程度プランが決まっているのならスカウト機能を上手く活用すればじっくりと転職先を見極めたり、より良い条件・待遇の求人と出会えるかもしれません。
リクナビNEXTの利用をおすすめしない人
リクナビNEXTは基本的に自分で検索して自分でエントリーして、自分で段取りをつけて…とほとんどを自分自身で行う必要があります。
最近はエージェントサービスが転職で一般化しつつあり、エージェント任せに転職を進めたい!という人には不向きかもしれません。
しかし言い換えれば
「全部自分でやりたい!」
「他人任せにするのは嫌」
という人にとってはリクナビNEXTを選ぶことはベストな選択と言えるのではないでしょうか。
リクナビNEXTの登録から採用までの流れ
リクナビNEXTは全て無料で利用可能です。
申し込みから入社までの大まかな流れは以下のとおりです。
1.情報収集
まずはリクナビNEXTの検索機能を使って情報収集から始めます。
会員登録しておくとより多くの情報を入手できたり、会員情報をいちいち入力しなくても済むのでおすすめです。
2.応募書類の作成
職務経歴書や履歴書を作成します。
この応募書類の選考で全体の7~8割が決定すると言われているので丁寧に、そして十分アピールできるように工夫しましょう。
3.面接を受ける
無事に書類選考をクリアしたら次はいよいよ面接です。
応募先の情報をチェックすること、自己PRや志望動機、退職理由、転職理由をきちんと整理して臨みましょう。
4.内定、円満退社、入社
無事に内定を取れたら次は円満退社を目指します。
就業規則に目を通し、退職に関する記載事項はきちんと把握しておきましょう。
退職の申し出はできるだけ早め早めに済ませておくと引き継ぎなどの問題が起こりにくいので意識的に。
一人ひとりの強みを明確にする「グッドポイント診断」の活用方法
リクナビNEXTの無料サービスのひとつに「グッドポイント診断」があります。
これは客観的に把握しづらい人それぞれの強みを本格的に診断するためのツール。
自分自身ではなかなか正確に把握できない「強み」を明確にすることで、転職活動時の自己PRの材料として活用できます。
- 「自分の強みは何なのか」
- 「どんな仕事、職種が向いているのか」
これらを明確にするためにも、グッドポイント診断をぜひ活用してみてください。
簡単30分で自己分析
グッドポイント診断は提示された質問に答えていくだけで自分の強みを客観的に把握できます。
約30分くらいの時間が必要なのである程度時間に余裕があるときに活用するのが良いでしょう。
強みの傾向、種類は全部で18種類用意されており、分析終了後に各傾向の詳細がレポートされます。
- 親密性:じっくり付き合うことができるか
- 冷静沈着:物事を冷静に判断できるか
- 受容力:物事を広く受け入れることができるか
- 決断力:迷わずに決められるか
- 悠然:ゆったりと構えているか、余裕があるか
- 柔軟性:何にでもトライすることができるか
- 現実思考:実現可能なことにこだわりがあるか
- 自己信頼:信じた道を突き進んことができるか
- バランス:全体のことを考えられるか
- 社交性:誰にでも接することができるか
- 高揚性:ノリが良いか
- 自立:常に主体的に行動できるか
- 慎重性:物事を深く掘り下げて考えられるか
- 俊敏性:スピーディーに取り掛かれるか
- 継続力:決めたことを追求できるか
- 挑戦心:高い目標をクリアできるか
- 感受性:職場の雰囲気を感じ取れるか
- 独創性:オリジナリティ溢れる仕事ができるか
これらの分析結果を元に、一人ひとりの強みをデータ化。
そして算出された診断結果はリクナビNEXTでの応募時に添付することができるため、企業側が求める人材かどうかの判断材料としても活躍してくれます。
グッドポイント診断とストレングスファインダーのどちらを活用するべき?
グッドポイント診断とよく似たサービスのひとつに「ストレングスファインダー」があります。
こちらはストレングスファインダー関連の書籍に無料のパスコードが付属していて、これをストレングスファインダーwebサイトに入力することで利用可能です。
またID・パスワードを取得すれば関連書籍を購入しなくても利用可能です。
約40分間の質疑応答で様々な角度から見た客観的な分析結果が得られます。
内容としてはほぼグッドポイント診断と同じもの。
なのでどちらを利用しても良いと思います。
グッドポイント診断の分析結果は応募時にそのまま使える
上記したとおりグッドポイント診断は分析結果をそのまま応募時に添付できるのが強み。
利便性のことを考えるとグッドポイント診断の方が使い勝手が良く感じられるのではないでしょうか。
グッドポイント診断はどのように活用するのが良い?
グッドポイント診断の活用シーンは次の物が挙げられます。
- 転職開始時の自己分析や自分の強みを客観的に把握したいとき
- リクナビNEXT経由でエントリーする際に自分の強みを伝えたいとき(応募と一緒に添付できる)
- 応募書類作成時の参考や面接時の自己PRのヒント
グッドポイント診断を利用することで面接時に話せそうな仕事のエピソードをまとめやすい、といった意見も多く見受けられます。
また完全無料で使えるのも嬉しいですね。
スカウト機能を最大限に活かす!3種類のオファーを把握しよう
リクナビNEXTにはスカウト機能が搭載されています。
あらかじめ入力しておいた項目に応じて受け取ることができるオファーの種類が異なってきます。
- 匿名プロフィール
- 学歴、語学、資格
- 経験職務チェック
- 現在の状態と希望条件
- レジュメ公開
ここまでを入力している人は「オープンオファー」を受け取れます。
上記に加えて
- 職務経歴
- 自己PR
- キャリアプラン
の項目を入力し、オファーの設定をオンにすることで
「プライベートオファー」
「興味通知オファー」
の対象となります。
3種類のオファーの特徴を紹介
オファーには3つの種類が用意されていて、それぞれ受け取れる情報や、オファーを受けたときのアクションが変わってきます。
プライベートオファー
個別に面接、または面談の申込みがオファーされます。
そのためアクションは
「面接もしくは面談を希望」
「面接もしくは面談を辞退」
のいずれかとなります。
つまり書類選考が免除され、最初からいきなり面接が受けられます。
「本気でその人を採用したがっている」という可能性が高く、転職活動において最も価値のあるオファーです。
企業側はプライベートオファー機能を利用するために別途料金を支払っています。
わざわざ職務経歴や自己PRなどをチェックしているくらいですので、本気度が違うんですね。
プライベートオファーは「企業が求める経験やスキルを持っている人」を対象に送られるので、仕事のミスマッチが少ないのも注目すべきポイントの1つ。
面接の前からある程度マッチングが成立している状態なわけで、内定獲得への近道とも言えるでしょう。
もちろん必ずしも内定がもらえるとは限りません。
可能性の高さを考慮すると、プライベートオファーは最優先で検討するべきだと思います。
興味通知オファー
興味通知オファーは「企業側があなたに興味を持ち、求人情報をぜひチェックしてみて欲しい」になります。
なので上記したプライベートオファーよりは内容としては弱いですが、少なくとも企業側は「こんな経歴、スキルを持っている人に来て欲しい」という人たちを対象に興味通知オファーを出しているわけで、内定率の高さはそこそこ期待できるでしょう。
ただしプライベートオファーは異なって説明会や書類選考を受ける必要があります。
オープンオファー
職種や勤務地などの条件がマッチする人に送られてくるオファーです。
極端な話、これは企業側が多くの転職希望者に自社のことを知ってもらうための宣伝、と考えても差し支えないと思います。
求人情報や説明会の案内がメインです。
・リクナビNEXTは祝い金がもらえる!数は少なめだが狙う価値あり?
リクナビNEXTは求人検索で「祝い金」で検索するといくつかヒットします。
決して数は多くありませんが「祝い金つきの仕事がほしい」という方はやってみる価値はあるかもしれません。
リクナビNEXTは転職後に解約する必要はある?
リクナビNEXTを利用しなくなると「解約する必要があるんだろうか?」と悩むこともあると思います。
他の転職サービスに乗り換えたり、無事に転職が終わったり…など。
今後使う可能性があれば、解約・退会自体はさほど難しくないので、以下の手順で進めましょう。
解約・退会方法
会員ページログイン後、トップページ右上の「各種設定」から「退会ボタン」をクリックするだけです。
退会するとこれまでに登録した情報は全て抹消され、再度利用する際は最初から全て登録し直す必要があります。
利用しないからといって特に退会する必要はありませんが「情報が残り続けるのが嫌」という方は検討しましょう。
なお「メールサービスの配信停止」もできます。
アカウントは残しつつ、メール配信だけ停止させたい人はこちらを選びましょう。
手順は「各種設定」の「情報配信設定」から設定できます。
求人特集ページは必ずチェックするのがコツ
リクナビNEXTには様々な求人特集が組まれています。
特集ページには特集に合った求人がたくさん掲載されているので是非チェックしてみてください。
なお特集ページは期間に応じて内容が変化します。
例えば現在の注目したい特集ページには次の物が挙げられます。
「女性の転職」特集
女性ならではの悩みに合わせた特集がたっぷりのページです。
働き方の条件ごとのエピソードも掲載されていて、より身近に感じられる内容になっています。
- 年間休日120日以上の求人
- 長期休暇のとりやすい転職
- 定時に帰るメリハリのある環境
- 月間残業20時間以内
- 産育休取得実績ありの求人
「未経験業界でも安定収入を」特集
これから未経験の業種にチャレンジしたい、そして安定した収入が欲しい!という方々のための特集ページです。
職種や勤務地、年収を指定した上で検索できるようになっているため、スムーズに希望する仕事を見つける大チャンス。
【複数ある】リクナビ系転職サイトの特徴と比較
リクナビが運営している転職サイトは複数あります。
それぞれが特徴を持っていて、それぞれが適した人材をターゲットに運営されているため、自分に合ったものを選ぶことでより転職に繋げやすくなるでしょう。
リクナビ
卒業生向けの就職情報サイトです。
リクナビと言えばこれ。
大学、大学院、短期大学、高等専門学校など各種学校の卒業生を対象としています。
インターンシップや就職活動に向けた準備に役立つ情報も掲載されています。
リクナビNEXT
転職、中途採用、求人情報検索ができるサイトです。
新着求人情報の掲載が早く、旬な情報をすぐにチェックしたい人にピッタリ。
またスカウト機能や、ITエンジニア専用の転職サイトを用意しているなどリクナビNEXTならではのサービスも。
リクナビ派遣
派遣の仕事探している方向けのサイトです。職種や勤務地などの希望条件を元に求人情報を探すことができ、その求人情報を提供している派遣会社への登録がスムーズにできます。
即日スタートのお仕事、高時給のお仕事、オフィスワークでのお仕事などなど条件を絞って検索できる使い勝手の良さも光ります。
リクナビ薬剤師
求人件数3万5000件以上と業界トップクラスの薬剤師のための転職支援サービスです。薬剤師に特化した専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
全体の75%が非公開求人になっており、一般公開されている求人情報では見かけられない高待遇のお仕事と出会えるチャンスも。
リクナビNEXTの評判・口コミ
リクナビNEXTとリクナビエージェントのダブル活用が良い感じ(30歳・男性)
最初はリクナビエージェントを使っていたのですが、やっぱり自分でも求人を探したいし、どんな仕事があるのかを見てみたかったのでリクナビNEXTにも登録してダブル活用を試してみました。
結果的に言えばリクナビエージェントで紹介された仕事に転職したのですが、リクナビNEXTと合わせて使うことで選択肢の幅が一気に広がったように感じます。
新卒採用のときもリクナビでしたし、やっぱり就職・転職ならリクナビだなぁと再認識しました。
オファーメールがたくさん!良い求人と出会いやすい(28歳・男性)
取り扱っている求人数が多いのも相まって、スカウト機能を使うとオファーメールがかなり頻繁に届きます。
そして良い求人が多く感じられました。
普通に自分で検索したものも含まれますが、何社かエントリーしてみても結局オファーメール経由の企業が魅力的だったように思います。
年収アップはもちろん、福利厚生など待遇面もしっかりとした会社に転職して楽しく働いています。
スピード勝負の転職にも大活躍してくれる(32歳・男性)
転職活動のために退職を考えていたものの、あまり懐事情が良くなかったので「とにかく早く転職したい!」と焦っていました。
最初はエージェントを利用しようと思っていましたが、自分でパパッと探してパパッとエントリーした方が早いと思いリクナビNEXTに。
結果3社に応募して1日で全部の面接を受けて…とハードにはなってしまいましたが登録から内定まで1週間とちょっとで済ませられました。
早い!リクナビエージェントを使っても同じくらい早く転職できたのかもしれませんが、結果的に良かったのでリクナビNEXTで問題なしです!
リクナビNEXTで希望の転職が出来ました!(29歳・女性)
私が転職を具体的に考え始めたのは、入社して6年目の夏でした。
前職は、教育業界だったため勤務時間も早番・遅番と不規則で休みもシフト制。休日出勤や残業も多く、何かと拘束されることが多い職場でした。
もちろん、休日出勤した分は振替休日を取得出来たり、残業した分はきちんと残業代をいただいていたので、お給料的な面では不満は無かったのですが、この生活がずっと続くのかな?と考えたときに、仕事よりもプライベートの時間を大切したいと思い、転職を決意しました。
同じ時期、別の地域に配属されていた同期も転職を考えていたようで、いろいろとお互い情報交換をしました。
その結果、同じ職場から転職をされた先輩から同期が聞いた話だと、どんなに経験を積んでいても事務職でも営業職でもない特殊な業務ということもあり、転職の際には職務経歴をアピールしづらいということでした。
リクナビNEXTを利用した転職について教えてください
そこで、やみくもに転職活動をはじめてもうまくいかないと思い、まずは職務経歴書をうまく仕上げて準備をしよう!と考えました。
私の転職活動での志望軸は、【残業が少なくお休みがしっかり取れる事務職】でした。
そこで、事務職で求められるスキルはなんだろうと考えることから始めました。
そのスキルを前職で関わっていた業務で何がアピールに繋げられるかを考え、具体的なエピソードを添えつつ職務経歴書を仕上げていきました。
職務経歴書を仕上げ、気になる企業10社ほどエントリーを行ったのですが、ほぼ100%近く書類選考は通りました。
最終的に、その中から数社面接を受け、今の会社に転職を決めました。
お給料自体は前職に比べマイナスではありますが、転職してからは一日も残業することなく、お休みもしっかりといただいて充実しています。
- 転職理由:勤務時間が不規則で規則的な勤務体系に環境を変えたかったから
- 重視したポイント:勤務時間や公休日が規則的で、きちんとしていること
- リクナビNEXTを選んだ理由:新卒の際もリクナビを利用しており、知名度も高く登録されている求人数も多いと思ったから
- 転職活動期間:約1ヶ月
- 転職回数:1回目
- 転職満足度:90%
職種:サービス業
職種:営業事務
リクナビNEXTの運営会社情報
運営会社 | 株式会社 リクルートキャリア |
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本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
設立日 | 1977年11月28日 |
資本金 | 6億4335万円 |
事業内容 | 人材紹介事業 その他 |
対応エリア | 全国 |
まとめ
最大手リクルートグループの定番転職サイトであるリクナビNEXT。
求人情報の多さ、スカウト機能などなど魅力的な部分が多いだけに定番化しています。
内容でも触れましたが、姉妹サービスである「リクナビエージェント」と「リクナビNEXT」を合わせて活用するスタイルも評判がとても良いので検討してみても良いかもしれませんね。