急な出費に追われることがあるのは、成年も未成年も同じ。
そんな時に頼りになるのがカードローンなわけですが、
「未成年でもカードローンを作ることができる?」
と気になっている未成年者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、未成年はカードローンを作ることができるのか、カードローン以外にお金を借りる方法はないのか、などを紹介します。
この記事を読むことで、未成年者でもお金を借りられるようになるので、ぜひ参考にしてください。
目次
カードローンの対象は18歳以上なので未成年は利用できないのが一般的
結論から言えば、残念ながら未成年ではカードローンを利用できないのが一般的です。
ほぼすべてのカードローンは、申込資格の段階で「18歳以上」と成人を対象にしていることを明記しています。
代表的なカードローン会社の申込資格を一覧でまとめたものが次の表です。
カードローン | 申込資格 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 18歳以上66歳未満 |
三井住友銀行カードローン | 満20歳以上満69歳以下 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 満18歳以上65歳未満 |
りそな銀行カードローン | 満18歳以上満66歳未満 |
イオン銀行カードローン | 満18歳以上満65歳未満 |
オリックス銀行カードローン | 満18歳以上69歳未満 |
楽天銀行スーパーローン | 満18歳以上満62歳以下 |
住信SBI「ミスターカードローン」 | 満18歳以上満65歳以下 |
ジャパンネット銀行ネットキャッシング | 18歳以上70歳未満 |
じぶん銀行カードローン | 満18歳以上70歳未満 |
プロミス | 18歳以上74歳以下 |
アコム | 18歳以上満69歳以下 |
アイフル | 18歳以上満69歳以下 |
SMBCモビット | 20歳以上74歳以下 |
レイクALSA | 満18歳以上満70歳以下 |
J.Score | 満18歳以上満70歳以下 |
このように、各社ともに18歳以上を対象としていることが分かりますね。
未成年以外に業種によっては申込の可否、条件付きなどがあります、詳しくはコチラを参照
既婚者で未成年ならカードローンは利用できるのか?
未成年だとしても、既婚者は「みなし成人」として扱われます。
しかしカードローンは、上述したように、原則として18歳以上を対象としているため、利用不可となってしまいます。
既婚者でも未成年ならカードローンは利用できないので注意してください。
未成年がお金を借りる方法として可能性のあるもの
ここまでの内容をまとめると「未成年はカードローンを作ることができない」となります。
それでは、未成年者にお金を借りる方法はないということでしょうか?
確かにカードローンでお金を借りることはできませんが、その他にも未成年者が利用できるものはいくつかあります。
具体的な方法は次の3つ。
- クレジットカードのショッピングで支払う
- 学生なら学生ローンがある
- クレジットカードのキャッシング枠
ここからは各方法の詳細についてみていきましょう。
クレジットカードのショッピングで支払う
クレジットカードは原則、高校生ではない18歳以上から作ることが可能です(未成年のうちは親の同意がないと作れません)。
直接現金を手にできるわけではありませんが、毎日の買物をクレジットカードで支払うようにすることで、手持ちのお金がなくても購入できます。
クレジットカードの支払いは、ほとんどが翌月になるので、一時的にカード会社からお金を借りているような状態を作ることができますよね。
ただし、この方法には次の2つのデメリットがあるので注意しましょう。
- お金を使っている感覚が失われやすく、ついつい使いすぎてしまうリスクがある
- すべてのお店がクレジットカード払いに対応しているとは限らない
食料品や生活必需品をクレジットカードのショッピングで支払うようにすると、クレジットカードのポイントも貯まってお得ですし、現金がなくても不便のない生活を送れるでしょう。
クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードは親権者の同意があれば、未成年者でも発行できます。
そして、クレジットカードのサービスの一環である「キャッシング枠」もまた、未成年の利用が認められているのがポイントです。
前述したとおり、クレジットカードは未成年者でも18歳以上であれば所持が可能ですが、カードを使った買い物以外に、現金を引き出すキャッシングサービスがあります。
キャッシング枠は審査を受けなくてはならないのですが、収入がある人なら審査に通る可能性は十分あるでしょう。
ただし、クレジットカードのキャッシング枠は上限額が少なめに設定されていることがほとんど。
カードローンほど沢山借りられるわけではないので、その点だけは注意しておきましょう。
学生なら学生ローンがある
未成年の学生なら、学生ローンという選択肢もあります。
名前の通り学生を対象とした、少額融資を行う金融商品で、未成年者でも借入可能なものがあるので検討してみましょう。
ただし、アルバイトやパートで自身に収入がなければ申込めない場合もあるので、申込み条件をしっかりと確認することを忘れずに!
また利用用途も学費に限られる場合がほとんどです。
お金の使い道が決まっているローン(自動車免許取得ローンなど)なら未成年OKとなっている場合が多い。
未成年者で、お金の使い道が決まっているのなら、目的別ローンを検討するのもおすすめです。
例えば次の2つ。
- 自動車免許取得ローン
- トラベルローン(旅行費用)
これらのような、借りたお金の用途がはっきりとしている金融商品なら、未成年者でも申し込めるケースが多い傾向にあります。
生活費や交遊費のためではなく、資格や免許を取得するためにお金が必要!という方は、目的別ローンをチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は未成年でもカードローンを作れるのか、について解説しました。
最後にもう一度、未成年者とカードローンの関係についておさらいすると
- ほぼすべてのカードローンは18歳以上を対象としているため未成年者は利用できない
- クレジットカードのショッピング枠やキャッシング枠を代用する方法がある
- 自動車免許取得ローンなど目的別ローンは未成年OKなことも多い
の3つが挙げられます。
「未成年だけれどお金を借りたい」
「カードローン以外でお金を借りることはできないかな?」
そんな方は、ぜひこの記事を参考に、未成年でもお金を借りる方法を試してみてくださいね。