詳しく説明するね。
日本で暮らしている外国人は大勢いますが、生活している以上日本人同様に急に出費があって、お金が必要になることがあります。
しかし、
「審査に通るかわからない」
「申し込む方法がわからない」
といった不安や疑問を持つ方もいます。
そこで今回は、外国人でもカードローンを利用することができるかについてお話します。
審査に通りやすくなるポイントや、申し込み方法など詳しく説明します。
これを読めば、きっと安心してスムーズにカード申し込むことができますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
永住権をもっていない外国人でもカードローンが借りられる!
カード会社からみると、「末永く我が社を利用してくれる、優良な顧客」を求める傾向があるのは確かです。
しかし結論から言えば、永住権を持っていなかったとしても、カードローンを利用することは可能です。
ただ、すべてのカードローンが永住権がなくてもいいというわけではありません。
カードローンの種類によってハードルが大きく違うので、外国人に求める必要条件が変わります。
銀行と消費者金融の申し込み条件の違いとは
カードローンの種類としては、大きく分けると、
- 銀行系
- 消費者金融系
細かく言えば、カードローン会社によって安定した収入、雇用形態など求める必要条件は会社単位で違います。
しかし銀行と消費者金融とでは、申し込み条件そのものが大きく違います。
銀行が外国人に求める条件として、『永住権』があることとしているのに対し、消費者金融は永住者以外でも『在留カード』があれば申し込むことができます。
ただし、両社とも短期滞在ビザでは申し込むことができないので注意しましょう。
持っている在留資格と審査の難易度について解説
外国人がカードローンに申し込むときには、必ず以下のいずれかの書類の提出を求められます。提出する書類によって、審査に大きく影響するので注意しましょう。
在留資格 | 銀行 | 消費者金融 |
---|---|---|
短期滞在ビザ | ×申し込み 不可 |
×申し込み 不可 |
在留 カード (永住者以外) |
×申し込み 不可 |
〇審査に通る可能性あり |
在留 カード (永住者) |
△審査に通る可能性あり | 〇審査に通る可能性あり |
特別永住者証明書 | 〇審査に通る可能性あり | 〇審査に通る可能性あり |
短期滞在ビザ
短期滞在ビザの場合は、そもそも日本での就労は認められていません。
カードローンは、ある程度の収入・安定した収入があることが前提です。就労そのものを認められていないと収入を得ることは難しく、銀行・消費者金融ともに申し込むことができません。
- 銀行・・・通る可能性 なし
- 消費者金融・・・通る可能性 なし
在留カード(永住者以外)
永住者を条件とする銀行へは申し込むことができません。
消費者金融の多くは、永住権の有無を問いませんので必要書類として提出し申し込むことができます。
ただし、就労許可が出ている在留カードのみになります。
難易度的には、永住権を必須条件としている銀行よりも、消費者金融系の方が審査に通る可能性があります。
- 銀行・・・通る可能性 なし
- 消費者金融・・・通る可能性 中
在留カード(永住者)
永住権を持っている外国人は、銀行と消費者金融の両方に申し込むことが可能です。
永住権を条件としている銀行に対し、在留カードさえあれば永住権を持っていなくても、申し込み可能としている消費者金融に比べると、難易度的には消費者金融へ申し込む方が審査に通りやすいといえます。
- 銀行・・・通る可能性 中
- 消費者金融・・・通る可能性 大
特別永住者証明書
特別永住者証明書は、銀行と消費者金融の両方へ申し込むことができます。
やはり、永住権を前提とする銀行に比べて、消費者金融の方が審査に通りやすい傾向にあります。
- 銀行・・・通る可能性 中
- 消費者金融・・・通る可能性 大
外国人がカードローンに申し込む場合、在留カード(永住権)もしくは特別永住者証明書があれば、審査に通る可能性が上がります。最低でも在留カード(永住者以外)が必要になります。
日本に来ている留学生はカードローンを借りられるのか?
留学生であっても、カードローンを利用することは可能です。
ただし条件としては以下の3つがあります。
- 日本語での会話・読み書きができる
- 必要書類を用意できる
- ある程度収入がある
日本語での読み書きができなければ、規約を確認することも申し込みをすることもできません。
また、ローン会社が必要とする書類(在留カードなど)を用意できなければ、申し込むこともできないです。
そして、返済できるだけの収入がなければやはり審査に通るのは難しいでしょう。
在籍確認や本人確認の電話について
ほとんどのカードローンでは在籍確認が行われているから、詳しく説明するよ。
在籍確認を嫌がる方も多いのではないでしょうか。
在籍確認・本人確認といったカードローンからの連絡は、実はクレジットカードよりも
高い確率であります。
いざ連絡が来てもあせらないよう、在籍確認について詳しく説明します。
在籍確認とは
在籍確認は、申し込み内容の働き先で間違いがないかどうか、確認の電話があることをいいます。
残念ながら申し込む人の中には、ウソの働き先で申し込んでしまう人もいます。
カードローンでは働き先も審査されるので、申し込み内容にウソがあると正しい審査ができません。
そのため、特に収入に関わる働き先に関しては、会社に連絡をして本当に働いているのかどうか確認する必要があるのです。
今はプライバシーを考えて、銀行は銀行名で消費者金融は個人名で連絡があることが多いです。
外国人が審査に通りやすくなるポイントを紹介します
カードローンに審査において、やはり外国人が審査に通るのは難しいという話もよく耳にします。
それは、日本人だから通りやすく、外国人だから通りづらいというわけではなく、外国人がある程度の収入を得て日本で暮らすということが、日本人に比べて難しいということも関係しています。
そこで少しでも審査に通る確率を上げるために、押さえるべきポイントをご紹介します。
永住権のない人でも下記の4点のポイントを押さえれば審査に通りやすくなります。
日本語の読み書きと会話ができる
日本語の読み書きや、会話ができることは最低限の条件とも言えます。
カードローンの申し込み、規約、確認に電話などすべて日本語です。日本語を理解していないと、申し込むことも電話での会話も難しくなるでしょう。
規約の理解や申し込み書に記入ができ、会話がある程度できるような語学力が必要になります。
日本に長く住んでいる
カードローン会社が外国人の申し込みに注意するのは、返済せずに帰国されてしまうことです。
日本に長く住んでいるという方は、日本での生活スタイルができているという証拠にもなり、カード会社から信用されやすくなります。
永住権を持っているかたであれば、長く日本で生活していく確率が高いので審査に通りやすくなります。
在留カード(永住者以外)であれば、あとどれくらい日本に滞在するのかが審査に影響します。
残りの在留期間が最低1年以上あることが審査に通りやすくなるポイントになります。
働いて毎月給料をもらっている
申し込みの条件として、明確に『安定した収入』を掲げているカードローン会社も多くあります。たとえ明記されていなくとも、当然のこととして収入面は審査に大きく影響します。
カードローン会社が一番避けたいのが、返済してもらえないということです。
収入は大きく返済能力に影響します。カードローンの審査では、同じ職場に6ヶ月以上働いて毎月給料をもらっているかが大切になります。
最低でも6ヶ月以上働いていないと、カードローン会社からは「転職するかも」「すぐ仕事を辞めてしまうかも」と疑われてしまうので、審査に通るのは難しいでしょう。
収入がいくらあるかよりも、長く働いて毎月収入があるとそれだけ審査に通りやすくなります。
職場の在籍確認ができる
在籍確認ができるということは重要です。在籍確認ができると、仕事をして収入を得ている証明にもつながります。
申し込み内容に全く問題がないのに、在籍確認ができないとそれだけで審査に落ちてしまいます。
カードローンを申し込んだら、職場の人には電話をつないでもらえるよう、伝えておくとスムーズです。
カードローンの審査に通るには、信用してもらうことが大切です。
カードローン会社が持つ、外国人に対しての懸念事項をクリアしてあげることで、審査に通る確率が上がります。
働いて収入を得ている・日本で長く生活をしているといったことをアピールしましょう。
申し込み時の注意点
カードローンへの申し込み必須条件は、必ず日本語で申し込み書に記入することです。
ATMなどでの契約が可能な場合は、日本語入力ができなくてはいけません。
そこで、申し込みの注意点について詳しくご紹介します。
必要な書類
カードローンを申し込むときに必要な書類を事前に準備しましょう。
【主な必要書類】
- 在留カードのコピー
- パスポートのコピー
- 特別永住者証明書(特別永住者のみ)
WEB完結型の申し込みなどといった場合、スマホなどで必要書類の画像を撮って提出(アップロード)することができるので、申し込み方によって対応しましょう。
借り入れの申し込み額によって、収入の証明書である「収入証明書類」を提出する必要があります。
収入証明書類が必要なケース
≪消費者金融の場合≫
- 借入申請額が50万円以上
- すでに借入があり総合計100万円以上
≪銀行の場合≫
- 借入申請額が100万円以上の場合
イレギュラーではありますが、就労の確認や審査状況によっては提出を求められるケースもあります。
収入証明書類としては、
- 源泉徴収票(最新)
- 確定申告書(最新)
- 給与明細書(直近2ヶ月分もしくは、直近2ヶ月分+賞与明細)
などがあります。収入明細書に関しても、各カードローン会社によって違うので事前に確認しましょう。
写真を撮る際の注意点
提出書類を写真で送る場合、気をつけなくてはいけない点が数点あります。
- 現住所が載ったもの
- 画面に提出書類がすべて収まっているもの
- 文字などピントがブレずにはっきり見えるもの
カードローン会社は送られた写真を見て内容を確認します。
文字や画像がボケてしまっていると審査に支障がでてしまいますので、クリアに映ったものを提出するようにしましょう。
運転免許証
運転免許証があるのであれば、運転免許を撮影して提出しましょう。
注意点としては以下の3つがあります。
- 表を撮影する(裏も記載がある場合は撮影する)
- 現住所がわかるように撮影する
- 全体を映してブレないように撮影する
パスポート
- 顔写真のページ
- 所持人記入欄のページ
運転免許証に比べて大きいので、全体を映して文字が読めるよう撮影するように注意しましょう。
在留カードや特別永住者証明書
- 両面の写真
- 有効期限が近い場合は審査に落ちる可能性がある
表と裏を撮影し、提出しましょう。
残念ながら期限が短い場合は審査に通らない可能性があります。更新手続きを取ってから申し込むといいでしょう。
全体が写っている・文字が読めることを前提に撮影しましょう。
どうやってお金を返していくのか返済計画の立てて借りる
カードローンへ申し込む前に、どうやって返済するのか計画を立てることも大切です。
審査に通ってお金を借りたのはいいけれど、
「金利などで月々の返済金額が思ったよりも多い」
「返済が難しい」
といった声も多くあります。
借りたい金額に対して、どうやって返していくか、シュミレーションをすることが大切です。
消費者金融・銀行ともにホームページなどで支払いシュミレーションを行っている場合が多く、借りたい金額などを入力することで、月々の返済額などをシュミレーションすることができるので、借入前に必ずチェックしましょう。
計画的に借りることが、自分を守ることにもつながります。
外国人の方におすすめのカードローン3社を紹介!
永住者証明書などがあれば、銀行のカードローンにも申し込むことができますが、やはり審査は厳しめなので審査に通るかどうかは難しい面もあります。
そこでおすすめなのが、消費者金融のカードローンです。
永住者証明書があると有利にもなり、在留カード(永住者以外)でも申し込むことができるので、比較的外国人にもやさしい審査になっています。
おすすめの3社についてご紹介します。
プロミス
来店不要でWebで申し込みが完結するプロミスは、申し込み条件として外国籍でも申し込みを可能としています。
郵送物のないので、同居している家族に知られることなく利用することもできます。
※申込み時間や審査により希望に添えない場合あり
アコム
アコムは以下の5つの方法から申し込むことが可能で便利なカードローンです。
- スマホやケータイでの申し込み
- PCからの申し込み
- 店頭窓口からの申し込み
- 電話からの申し込み
- 郵送
規約などの理解に不安があるという外国人も多いです。
規約や不明な点があれば、店頭窓口や電話で申し込むと間違えることなく申し込むことができるのでおすすめです。
アイフル
アイフルでは、申し込み条件としては国籍など外国人については触れていません。
そのため、在留カード(永住者以外)の方では少し厳しいという話もあります。
しかし、安定した収入があり永住権を持っているのであれば、申し込みに問題はありません。
アイフルはコンビニや提携先のATMなどで借入ができて便利なので、永住権がある方におすすめです。
各カードローンによって、審査のシュミレーションも受けることができるので試してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外国人がカードローンの審査に通りやすくなる方法や、必要書類などについてお話しました。
【カードローン審査に通るポイント】
- 消費者金融のカードローンがおすすめ
- 必要書類をそろえてから申し込む
- 安定した収入と在籍確認は必須
- 在留カード(永住者以外)の期限が切れそうなら更新手続きをしてから申し込む
確かに外国人に対しては、日本に長く住む(住んでいる)ことを重要としている点や、収入の面など厳しく感じることもあります。しかし、外国人であってもカードローンを利用することはできます。
この記事を読んで、審査に通るポイントを実行しながら申し込んでみてくださいね。