いざお金を借りたいと思っても個人向けのローン商品はたくさんあります。そうなると、知名度の高い銀行が比較的安心するのではないでしょうか。
しかし、銀行カードローンといっても種類が多く何を基準に選んで良いか分からない方も多いはず。
ここでは、3大メガバンクの1つ三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」を取り上げます。安定した人気を誇っているので、初めてで不安がある方にはオススメのカードローンです。
申込・審査・返済のポイントが理解できれば、人気の秘密が分かります。
バンクイックの基本情報
「バンクイック」は三菱UFJ銀行が提供する人気の高いカードローンの1つです。「低金利」「返済がしやすい」「大手銀行ならではの信頼」など、安心して利用することができるので最もオススメのローン商品です。
分類 | 銀行カードローン |
---|---|
利用限度額 | 10万円~500万円 |
金利(実質年率) | 1.8%~14.6% |
遅延利率 | 借入時の金利と同じ |
審査時間 | 2日間~ |
申込条件 | 安定した収入のある18才以上64才以下 |
無利息期間 | なし |
返済方式 | 残高スライド元利定額リボルビング方式 |
保証人・担保 | なし |
低金利で借りられる!
大手消費者金融の上限金利は18%であることがほとんどなので、それに比べるとバンクイックの金利1.8%~14.6%は低いといえます。
金利が低いと利息が小さくなりますから、できるだけ負担のかからないカードローンで悩んでいるなら「バンクイック」がいいでしょう。
即日融資はできない
銀行は近年個人向けカードローンの貸出を積極的に行ってきたのですが、2018年1月から銀行系カードローンは即日融資ができなくなりました。
その理由は、暴力団などの反社会勢力にお金を貸さないよう警察庁のデータベースへ照会して調査する仕組みが審査に加わったためです。その結果、審査に時間がかかるようになり、スピード審査が自慢の即日融資ができなくなりました。
審査結果は、最短でも申込み後の翌日になります。申込の混雑状況によっては審査がスムーズに進まないので、1週間程度かかる可能性も十分あります。
総量規制対象外だが、限度額は年収の3分の1を超えない方がいい
銀行は消費者金融などとは違い貸金業者に分類されません。従って、貸金業法の総量規制対象外なので、限度額を決める条件や基準はありません。
しかし、融資額の規制のない強みを活かして、銀行が積極的に個人にお金を貸し出したことで、減少傾向にあった自己破産件数が2016年から増加。返済能力を超えた過剰融資の批判がでました。
その結果、多重債務者を抑制するためにも、銀行は自主的にルールを設けて、貸出を制限するようになりました。
従って、バンクイックを申し込むときには、限度額は年収の1/3を超えないようにすると良いでしょう。
三菱UFJ銀行の口座を持っていなくても申込可能!
銀行のカードローンを利用するときは、その銀行の普通預金口座が必要になることがほとんどです。もし口座がなければ、カードローンの申込と同時に口座開設をするのが一般的ですが、「バンクイック」は三菱UFJ銀行の口座を持っていなくてもカードローンが利用可能なのです。
口座をこれ以上増やしたくない人にとってはオススメです。
バンクイックの審査申込のポイント
バンクイックを利用するには審査通過が絶対条件です。しかし、残念ながら審査に落ちてしまう人もいるのが現状です。
ここでは、バンクイックの審査のポイントを整理して紹介します。
申込条件は審査通過の最低ライン
申込条件をクリアしなければ審査を受けることができません。バンクイックの申込条件は以下の通りです。
- 18才以上64才以下で国内に住んでいる人
- 安定した収入があること
- アコムの保証を受けられる人
また、年金のみであってもOKです。定年退職した人で年齢制限の範囲内なら申込ができます。逆に言うと、収入がない人は審査に通りません。
審査は実質アコムが担当
実はバンクイックの申込条件には「アコムの保証を受けられる人」と記載されています。
- バンクイックの保証会社が消費者金融アコム
- 審査は、保証会社のアコムが担当!
保証会社とは、利用者が万が一返済できなくなったとき、利用者に代わってアコムが三菱UFJ銀行にローンの残額を返済しなければならないのです(代位弁済)。すると、三菱UFJ銀行は損をしなくていいですが、アコムは債務を負担する可能性があります。
アコムはできれば代位弁済をしたくはありません。返済能力の乏しいリスクの高い人に貸し出せば、アコムが負担するリスクも増えるので、消費者金融だからといって、審査がゆるくなることは決してないでしょう。
申込方法は3通り。最短な方法は?
バンクイックの申込方法は以下の3通りあります。
- 公式サイトの申込みフォーム(WEB)
- 電話
- テレビ窓口(無人契約機)
とにかく早く融資を受けたい人は、その場でカードが発行されるテレビ窓口から申し込むのがいいでしょう。審査に通過しないとカードは利用可能になりませんが、郵送で送られてくるよりはよっぽど早く済ませることができますよ。
テレビ窓口には営業時間がありますし、利用するなら事前に知っておきたい注意点やポイントがあります。詳しく知りたい方はぜひ関連記事をチェックしてみてください。
口座を持っている人はWEB完結がオススメ
三菱UFJ銀行の口座を持っている人は、「WEB完結」という公式サイトからの申込が便利です。キャッシュカードの支店番号、口座番号、本人の名前を入力すれば、バンクイック申込時に必要な「お客様情報」の一部の入力が不要になるのです。
入力項目は決して少ないとはいえませんから、手間を最小限にして時間のかからない申込ができますよ。
バンクイックの審査に必要な書類
申込は利用者の自由に行えます。申込時の情報が本当に正しいかどうかをチェックするために、審査の段階で必要になる書類があります。
バンクイックでは本人確認書類は以下の4パターンのうち、どれか1つの提出が必須です。
- 運転免許証
- マイナンバー
- パスポート
- 保険証
また、50万円を超える融資を希望する場合には、収入を証明する書類の提出が必要です。
本人確認書類同様に次のうちどれか1つの提出が義務付けられています。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 確定申告書
- 納税証明書
テレビ窓口で申し込む場合は、必然的に書類を持って行くことになります。提出書類を忘れると審査がそれ以上進まなくなるので、くれぐれも気をつけて下さい。
在籍確認の連絡が会社にきます
カードローンは返済が最も重要で、返済をするための収入があるかどうか必ずチェックします。従って、申込時の記入した勤務先に実際に電話をかけて、本人が働いているかどうか確認します。これを在籍確認といいます。
会社に連絡をすれば、本人以外の人が電話をとってしまうこともあるでしょう。キャッシングすることが職場の人に知られてしまう心配をして不安になりますが、「バンククイック」からではなく「三菱UFJ銀行」から連絡がくるのでバレてしまうことはないでしょう。
銀行なのに土日・祝日の審査が可能!
銀行は休日は休業で、営業時間外に申込はできても審査はできないのがほとんです。しかし、バンクイックは土日・祝日も審査をしてくれます。
- 平日:9時~21時
- 休日:9時~17時
土日に申し込む場合は、在籍確認ができるかどうかがカギになります。会社が休みで誰も電話にでないと分かっているなら、平日に電話をかけてもらうよう事前に相談をしておくとよいでしょう。
土日に電話してでないようなら、審査がそこでストップし、翌週の平日に再度電話をかけてもらえると思いますが、一言事前に伝えておけば審査担当者も助かるでしょう。
バンクイックの返済の特徴
カードローンで最も重要なのが返済です。仕事で忙しいと夜遅くまで返済ができるシステムになっていればうれしいですし、返済金額が高すぎればローンの支払いに追われる日々を想像してしまいます。
ここでは、「バンクイック」の返済に関わる特徴をまとめました。
返済方法は3パターン
返済方法は以下の3通りあり、利用者の希望で選ぶことができます。
- 口座振替(三菱UFJ銀行の口座限定)
- 振込返済(三菱UFJダイレクト)
- ATM
カードローンの返済は一回でも遅れてはダメです。信用が下がりますし、遅れた分は遅延損害金という罰金を支払わなければならなくなります。
返済忘れを未然に防ぐなら「口座振替」がベストな方法でしょう。毎月決まった返済日に自動で引き落とされるので返済をし忘れる心配はありません。
口座にお金がないと引落しができない心配はあるので、定期的に口座の残高はチェックして十分なお金を入れておきましょう。
ネットから簡単に振り込める「三菱UFJダイレクト」も便利です。ATMや銀行に行く必要がありません。自宅ではなく外出先からでも返済ができます。利便性の高さ同様に手数料も無料で、カードを持ち歩く必要がありません。
三菱UFJ、提携ATMの全ての手数料が無料!
該当の銀行以外のATMを利用する場合は、手数料がかかったりするのが普通です。
利用するたびに手数料を支払っていては結構な負担になりますから、これはとてもうれしいですね。
利用可能なATMは、以下の通りです。
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行ATM
- イーネット(ファミリーマート、サンクス、ミニストップ…etc)
- ローソンATM
1円単位の端数を含めて返済したい場合は硬貨の利用が可能なATMが必要になりますが、その場合、三菱UFJ銀行のATMしか対応できません。コンビニATMでは硬貨の利用はできません。
バンクイックの金利は、限度額で決まる!
バンクイックの金利は1.8%~14.6%の範囲で設定されます。しかし、実際には利用限度額応じて金利幅が決まっています。
限度額 | 借入金利 |
---|---|
100万円以下 | 13.6%~14.6% |
100万円~200万円以下 | 10.6%~13.6% |
200万円~300万円以下 | 7.6%~10.6% |
300万円~400万円以下 | 6.1%~7.6% |
400万円超 | 1.8%~6.1% |
最低返済額は借入れ残高と利率に応じて決まる!
バンクイックの返済額は、借入金額に応じて自動的に決まります。10万円以下なら毎月2,000円の返済でOKなのです。
借入残高 | 月々の返済金額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
~20万円以下 | 4,000円 |
~30万円以下 | 6,000円 |
~30万円超 | 10万増加につき+2,000円 |
また、金利が8.1%以下になると、最低返済額が半分になります。10万円以下なら毎月1,000円になり、35万借りたら返済額は3,000円になります。
ローンを期日にしっかり返済していき、信用を高めていければ、金利を低くすることも可能です。
最低返済額以上なら返済も可能!
最低返済額の返済だけでは、完済までに時間がかかり決していい状態ではありません。
- 多めの返済すれば、利息額が減りトータルの返済額を抑える効果がある!
- バンクイックは、最低返済額以上の支払いが可能!
金利14.6%で10万円を借りて、月々2000円の支払いでローンを返済していったとき、6年5ヶ月かかります。一方、月々1万円なら11ヶ月で完済。返済のスピードが早ければ早いほどトータルで支払う利息額も減ります。
お金に余裕ができたら、多めに返済して借入残高をどんどん減らしていきましょう。給料が入った後に返済日を指定すればできないことはないでしょう。ただし、生活に支障がでるような返済はしないように。無理をしてはダメです。
返済日は「35日後」と「月1の指定日」の2通り
返済期日は2パターンあり、利用者の希望で選ぶことができます。
- 35日ごとの返済
- 毎月指定日に返済
35日ごとの返済は、給料日が不定期の方が対象になるでしょう。この返済のポイントは最後に支払った返済日から35日後ということです。従って早めに支払ったら、そこから35日後になってしまうので、自分で収入と返済の管理をしたい人向けです。
バンクイックの気になるポイント
ここまでで、バンクイックの基本的な特徴を説明してきましたが、カードローンを利用したことが一度もない人は不安や疑問が生じても仕方ありません。
ここでは、バンクイックのことが気になる人が持つ疑問を取り上げて解説をしていきます。
カードは自宅に送付されるのか?
バンクイックは必ずカードが発行されるので、カードなしで利用することはできません。受け取り方法は2パターンで、申込時に自分で選択します。
- 自宅への郵送
- テレビ窓口
一括返済はできるのか?
一括返済は可能ですが、注意すべきポイントがあります。
返済日を決めたらフリーダイヤルに電話して、一括返済の金額を聞くのがベストです。
まとめ
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の特徴をご紹介しました。
バンクイックは消費者金融よりも低く、他の銀行系カードローンと同程度の金利です。しかし、バンクイックの魅力は低金利だけではありません。
- 三菱UFJ銀行の口座開設が不要
- 審査は実質アコム!過去にアコムで滞納等していると審査落ちの可能性が高くなる
- 平日以外も申込・審査が可能!
- 月々の返済額が低い
- コンビニ含め利用可能なATMは全て手数料が無料!