デリバリーのバイトの魅力は何？仕事の内容や時給など要チェックポイントはココ！

街でよく見かけるピザやお弁当屋さんのデリバリースタッフ。電話注文を受けて、お客様の自宅まで出来立ての食事を確実に配達するのが仕事です。

実はデリバリースタッフは、キッチンやフロア以上に人気のアルバイト。その理由は時給の高さと、配達中の時間の自由度にあります。「店内のアルバイトよりデリバリーのバイトのほうが楽」という声も多いようです。

配達する時にはどんな点に気をつけたらいいのか、配達していない時間って何をしているのか、デリバリースタッフのメリットや注意が必要なポイントを押さえておきます。

デリバリーのアルバイトとは

デリバリーのアルバイトは、ピザの宅配以外にもお寿司屋やお弁当屋、お蕎麦屋やラーメン屋、またファストフードやファミリーレストラン、ネットスーパーや食材宅配、コンビニなどでも募集が行われています。

デリバリーの仕事で大切なのは、できた食事＝商品を迅速かつ確実にお客様のところに届けること。配達には基本バイクを利用するので運転免許は必須となります。

届け先ではお客様に商品をお渡ししその場で会計をします。直接お客様とやりとりを行うので、明るい挨拶や丁寧な対応などコミュニケーション能力が大切。あなたがお店を代表する存在、といっても過言ではありません。責任重大ではありますが、お客様が笑顔で待っていてくれたり、感謝されるという大きなやりがいもあります。

またデリバリーしている間は、自分1人の裁量に任せられているので、人付き合いや店頭での接客などの必要が少なく、バイクに乗るのが好き、という人には最高のバイトといえます。

なお配達がない時には、電話やインターネットなどで注文を受けたり、多忙時には調理業務を手伝うこともあります。またデリバリーのついでにチラシのポスティングをすることも。ポスティングは道を覚えるのにも便利ですし、時給自体は配達している時と変わらないのが高ポイントです。

気をつけなければいけないのはバイク事故。時間との勝負という側面もあるため、ついスピードを出し過ぎる危険も。また、台風や猛暑、雪の日など天候不順でも運転しなければならないので、そこは心しておいてください。

危険も伴う分、時給は飲食店系の中でも高めで、時給900～1,200円程度が相場です。残業代もしっかり出ますし、さらに土日や祝日は時給プラス上乗せされるお店も多いです。繁忙時間だけの短時間募集もありますし、シフトも比較的自由に組めるので、ダブルワークも可能です。

デリバリースタッフのバイトを検索

アルバイト体験談

ユカさんのお仕事体験談（女性/アルバイト歴1年）

バイトをはじめたきっかけ
たまたま家の近くにピザ店があり、アルバイト情報雑誌にてこの仕事を見つけました。原付にてピザをデリバリーする業務内容で、周辺地理の理解と原付の運転が、自分に合っていると思いました。また、人と話すことも多い仕事が好きで接客できることは私にとってとても好都合でした。

身に付いたスキル
働いて1カ月後程は、なかなか仕事に慣れずただただピザの宅配業務をこなしているだけでした。しかし、徐々に仕事内容を理解していくことができました。そこで2つのスキルが身に付いたと思っています。

一つ目は、仕事の先読みが出来るようになったことです。電話で注文を受付けてから今の混み具合の状況を考慮して、配達までの時間を伝えることが出来るようになりました。これはピザの作る時間と住所からおおよその時間を把握出来たことで可能になりました。二つ目は、注文内容を短く分かりやすく要約して相手に伝えることが出来るようになりました。注文の取り方や確認方法は人により、かなり違っており良い所を積極的に取り入れ自分のアレンジも加えました。

つらかったことや楽しかったこと
アルバイト仲間が出来たことが凄く楽しい思い出になりました。自分より5歳以上年下の子達でしたがみんな良い子でアルバイトに行くことすらも楽しく思えました。

自分の若かった頃を思い出し、とても懐かしい気分になりました。転職間での繋ぎでアルバイトをしている私と、大学生のアルバイトという関係でしたが不思議と距離感が縮まりバカ話から真剣な話までよくやりました。

アルバイトをしている中で唯一辛かったのが、お金の計算が合わなかった時のことです。自分のデリバリー時に持っている中で計算が合わない場合は自分が悪いとハッキリ分かりますが、店のレジが合わないと誰の責任か分からず嫌な雰囲気になりました。やはり誰でも人を疑うことは嫌なものです。

これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス
まず接客業ですから、笑顔で元気よくすることが一番です。最初の頃の失敗は少々恐れずに行くくらいが丁度良いと思います。仕事を頼んだ方も最初から完璧に出来ると思ってはいないはずです。とにかく分からないことは全て聞いて、先輩のしている仕事を見て盗むことが何よりも最優先です。仕事の流れを覚えて、自分で考えながら仕事が出来てくるようになるととても仕事が面白く自分にとってもプラスの経験になるはずです。
[/d_box] [d_box type=”clip” color=”red”]

ユカさんのお仕事体験談（女性/アルバイト歴1年）

バイトをはじめたきっかけ
ホールスタッフよりも時給が高かったから。忙しい時間に追われるよりも、一人で自由に宅配していくだけだから楽だと思っていた。自分で調理をするわけではないからそういったスキルがいらなかったから。はじめは、基本的に簡単だからという理由ではじめました。

身に付いたスキル
バイクの運転技術はもちろん、レシートやお金の管理方法、どうやってお金をレジに清算処理するのか、知らない家へ行くときのマナーや近隣の住民への配慮をしまいといけないから世間の常識を学べた。普通にホールやキッチンスタッフとして働いていたら知れなかったと思う。

つらかったことや楽しかったこと
まずつらかったことは、住所からどこが建物か分からなかったとき、特に始めたばかりの時はマンションがどこか、見つけても入り口が分からなかったり、他の人の目が気になったりして、オートロックのところへの配達はつらかったです。それでも急がないと文句を言われちゃうし、お店のほうに苦情の電話が行ってしますのが怖かったです。楽しかったこととして、常連のお客さんが飴をくれたり励ましてくれたり、少し遅れても優しく接してもらえたのは嬉しくて、やっててよかった、楽しいと思いました。配達を続けていると地図を見るのにも慣れて、普段出かけるときも他の人より知っているお店が多くあって楽しめたりできました。

これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス
私と同じように、楽そうだからとデリバリーの仕事を始めようとしている人がいたら、やめたほうがいいと思います。でも、そうやって始めても結局は楽しめるし、学べることがたくさんあると思うから、もしも宅配可能ならお給料も高くなるしやったほうがいいと思います。また始めたばっかりの時はどんなバイトでも嫌になりやすいですが、宅配は特にそれを感じやすいと思います。でもあきらめないで続けてほしい、世の中には宅配で食べ物を待っている人がたくさんいるから。今こうしているうちにも宅配の電話はなっていると思うし、必要不可欠な仕事の一つなんです。いい経験になります！
[/d_box] [d_box type=”clip” color=”red”]

ユミさんのお仕事体験談（女性/アルバイト歴1年）

バイトをはじめたきっかけ
時給が高かったのとシフトが比較的自由なのと、運転するのが好きだったので、ピザ屋のデリバリーでアルバイトしようと思いました。土日は時給が更に高かったです。

身に付いたスキル
お客さんと接する機会が多いため、マナーを先輩から教えこまれます。お客さんのとコミニュケーションスキルが身につきます。慣れてくると電話にも出なくてはならないこともあるので、敬語が身につきます。今まで知らなかった、裏道や抜け道に気づきます。その地域に詳しくなります。慣れると住所だけで、どこの場所かが理解るようになります。ビラ配りを注文がないときによくやらされました。運転がうまくなります。お釣りが間違わないようにしなくてはならないため計算に強くなります。壁に貼ってある地図を暗記して行くため、記憶力がないとなかなか大変です。記憶力が鍛えられます。

つらかったことや楽しかったこと
バイクだったので雨の日がすこしだけ濡れるので辛かったです。晴れた日は気持ちいいです。冬はとても寒くてすごく辛かったです。手がとても冷たくなります。注文された商品を届けるとき、エレベーターの無いマンションの４階や５階だった時は、すごく辛くてきついです。いろいろなお客さんに会えるので楽しいです。お正月やゴールデンウィークやクリスマスなどの休みやイベント時はとても忙しくなります。イベント時は注文が多くなり休みを取り難いです。配達は一人でするため人間関係の煩わしさは全然ないので気楽です。遠くの地域に配達に行くと、行きと帰りで４０分から５０分位かかるので時間がたつのが早くて楽です。その代わりあまり行き慣れてない場所だと迷うことがあります。

これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス
デリバリーのバイトは体力がないと、なかなか続かないと思います。方向音痴な人はこのバイトに向いていないです。方向音痴じゃない私でも、たまに迷うことがあります。道に迷って配達が遅れると、ピザが冷めてクレームが来ることもあるので、なるべく早く配達をする必要があります。迷ったら、お客さんに電話して場所を聞くか、店に電話して他のアルバイトの人に迷ったことを報告して代わりに配達してもらいましょう。急ぐと交通事故に繋がるので安全運転に気をつけてください。道に迷ったら、携帯電話が必要になるため肌身離さず持っていましょう。

履歴書・面接のコツ

デリバリーは夜や土日・祝日の注文が多い仕事です。休日や夜の時間帯に働けるかどうかが、採用時の大きな判断ポイントとなります。

お店のバイクを使うのでバイクがなくても基本的には問題ありません。が、日頃からバイクに乗りなれている方が採用には有利です。自動車を使う店もあるので、自動車の運転免許を持っているとより良いでしょう。また道順をしっかり把握できる記憶力や事前のチェック力、できれば土地勘があるとスムースです。逆に方向音痴だったり、時間に追われることが苦手な人には、きついかも。

電話での注文対応や、お届け先でお客様と会話をするので、面接時にはていねいな言葉づかいや笑顔も忘れずに。

電卓もあるので必ずしもマストのスキルではありませんが、お釣りの計算に役立つので、暗算ができる場合はアピールしましょう。

社員割引のある店では、ピザを半額で食べることができます。「子どもの時からここのピザが好きです！」といった、前向きなアプローチもよいと思います。

制服があるので「服装自由」という募集も多いです。ただし飲食店なので清潔な印象は大切です。面接の時はだらしなく見えるファッションや華美なアクセサリーなどは避けましょう。ヘアスタイルも長い場合はまとめるなどの工夫をしてください。

仕事・職場になじむコツ

最初は先輩社員が場所や、接客のノウハウ等を教えてくれるので、アルバイト未経験者でもはじめやすいアルバイトの1つです。バイクに乗り馴れていなくてもトレーニングがあるお店もあるので、事前にチェックもしくは相談してみてください。

デリバリースタッフは、とにかく道を覚えることが最重要です。時間がある時にはポスティングをしながら、大体の番地や、目印を頭に叩き込みましょう。努力して覚えるしかありませんが、慣れてくると住所を聞いただけで最短ルートがイメージできるようになるそうです。

とはいえ、最初は誰でも失敗はつきものです。時間に間に合わなくても、値引きなど、きちんとお店サイドのフォローが用意されているので、落ち着いて対応しましょう。

配達がない時はインストアの仕事を手伝うことになります。1人で活動できるデリバリーとは異なり、チームワークやコミュニケーション力が求められます。仕事のコツを教えてもらったり、なにかあった時にサポートしてくれる「仲間」なので、1人で働くのが好きという方もそこはちょっと頑張って交流をしてください。気の合う友人に出会えるかもしれません。