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夜勤がない職場のお給料って安いの?

夜勤なしの職場を選ぶ際の注意点

「体力的にきつい」「プライベートとの両立が難しい」「小さな子供がいるので夜勤は無理」
このような理由で、”夜勤がない職場”への就職・転職を検討されている看護師さんは少なくないと思われます。でも夜勤手当がない分、お給料が気になりますよね?
今回は夜勤のない職場で働く看護師の給与について、まとめていきたいと思います。

看護師の給与の内訳<基本>

一般的に看護師のお給料は、このような内訳になっています。

総支給額=基本給+各種手当(※1)

さらにここから税金など(※2)を引かれ、実際自分の手に入る金額(=手取り)になります。

※1 各種手当…夜勤手当(当直手当)、時間外手当、役職手当(師長・主任など)、住宅手当、交通費、出張費 など
※2 税金など…健康保険料、雇用保険料、年金保険料、住民税、所得税、介護保険料(40歳以上)、職場が独自に定めた金額(労働組合費、職員旅行の積立金、ユニフォーム代など)など

高給取りのイメージがある看護師ですが、実はそれほど基本給は高くありません。夜勤手当や時間外手当=残業代がもらえてはじめて、同世代の中では少し高めの給与額になる場合が多いようです。

また、基本給は勤続年数や所有資格によって少しずつ、地道に上昇するものです。雇用形態によっては、全く昇給がないこともあります。転職でもしない限り、急にドカンと基本給が上がることは、まずないと思った方が良いでしょう。
 
つまり”夜勤がない=収入は減少する”可能性が大!だということです。

※職場によって大きく差があります

夜勤がない職場一覧

  1. 総合病院等で日勤専従
  2. 外来専門のクリニックや診療所
  3. デイサービスやデイケア等の介護施設(日勤専従)
  4. 訪問看護
  5. 訪問入浴
  6. 健康診断関連
  7. 保健所など自治体関連
  8. 献血センター
  9. 産業看護師
  10. 保育園看護師

※夜勤はなくても、当直や電話当直が回ってくる職場もあります

夜勤はないけど、お給料が良い職場ってあるの?

あるそうですが、「お給料が高いのには理由がある」ということを頭の片隅に置いておいてくださいね。

日勤だけだが残業が多い職場

どの病院・施設等でもあり得ます。残業が多い職場では、時間外手当が期待できます。サービス残業が当たり前だと駄目ですが…。当然、プライベートに充てる時間は削られるわけですが…。

訪問看護や産業看護師

訪問看護師は一人で利用者宅へ伺い、観察・アセスメント・判断し、医療行為や日常生活援助、利用者とその家族の精神面のケアまでこなさなくてはいけません。看護師に対して高い力量が求められるため、夜勤がない職場の中では給与は高めの傾向があります。

産業看護師は、企業で働く看護師です。社員として雇用されるため、給与や福利厚生面は安定しているようですが、募集が少ない上に人気がある職種なので狭き門です。一般の看護職とは業務内容も違い、専門性が高いのも特徴です。

地域差

物価が高めの都市部と地方では、同じ業種でもお給料に大きく差が出ます。給与額は上がっても、物価が高くて生活が大変…ということにもなりかねませんが、働く地域を変えてみるというのも一手です。

ボーナスに注意

”夜勤がない職場”と一口に言っても、正社員として雇用されることも、パートとして雇用されることもあります。ここで注意したいのが”ボーナスの有無”です。月収は少なめでも、ボーナス額が高めの職場もありますし、月収はまあまあでも、ボーナスが出ない雇用契約になっていることもあります。

少しでもお給料の良い職場を選びたいと思われている方は、月収だけでなく、ボーナスを含めた年収で比較してみてください。

夜勤がない職場のお給料まとめ

夜勤がない職場では、夜勤がある職場ほどの収入を得ることは難しいかもしれません。けれども職場によるところが大きいので、たくさんの求人を見比べてみてくださいね。

ライフワークバランスが上手く取れる職場が見つかりますように!

[box_h]著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。[/box_h]