アピスファーマシー（アピス薬局）に転職して働いてみたいけど、
「転職活動をどのように進めたら採用されやすくなるの？」
「年収はぶっちゃけいくらくらい？」
「想定以上に職場環境が厳しいということはない？」
といろんな悩みが出てくる人もいるはずです。
そこで今回は、
- アピスファーマシー・アピス薬局の会社情報
- 事業内容や事業の強み、平均年収とは
- 中途でアピスファーマシー（アピス薬局）が求めている人材
- 社員からの会社の評判・口コミ
- 転職成功率をアップさせるコツ
などを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたがアピスファーマシーやアピス薬局で働くのに向いている人材なのかがわかるようになるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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アピスファーマシーとは
アピスファーマシーは関西・中部・東京都において調剤薬局を展開する企業です。
1979年に協立薬品協立薬品の社名で設立され、現在は大阪市北区に本社を構えています。
アピスMCグループの傘下で、同グループの中心的企業です。
さらに薬局運営だけでなく、ヘルスケア用品の販売やオリジナル化粧品ブランド「アビスブランド」を開発するなど、健康分野において積極的に事業を行っています。
さらには介護支援や通所サービスといった事業も展開しています。
そんなアピスファーマシーの企業情報や事業内容などについて解説します。
アピスファーマシーの企業情報
アピス薬局を運営している株式会社アピスファーマシーの会社概要は以下のとおりです。
| 商号 | 株式会社アピスファーマシー |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 川越 美香 |
| 設立 | 1979年7月26日（社名変更2010年1月1日） |
| 資本金 | 4,967万8,000円 |
| 年商 | 145.9億円(2019年度※グループ各社決算月合計） |
| 従業員数 | 637名（2020年10月※グループ計） |
| 薬局店舗数 | 65店舗（2020年5月※グループ計） |
| 所在地本社 大阪市北区梅田2-1-22 野村不動産西梅田ビル６階 茨木流通センター |
|
| 事業内容 |
|
| 役員 |
名誉会長 三好 千代子 代表取締役 川越 美香 取締役 中嶋 典子 取締役 伊藤 修 監査役 杉山 聡 |
アピスファーマシー（アピス薬局）の事業内容
アピスファーマシーはかかりつけ薬局事業、処方せん調剤、OTC販売、在宅医療をメインに行っている、創業40年を超える店舗数65店舗を誇る薬局です。
介護事業も行っており、福祉介護用品の販売に加えて、レンタル事業も初期より行っています。
また自社製品、アピスブランドの開発にも意欲的で、その販売事業にも力を入れています。
近年では海外への進出も意欲的に行っており、現在ではタイ・バンコクに３店舗を展開しています。
店舗を展開している地域
アピスファーマシーは関西地区（大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県）、中部地区（愛知県、岐阜県）、および東京都で出店しており、2022年5月現在で73店舗の薬局を運営しています。
薬局は「アピス薬局」を筆頭に「テトラ薬局」などの薬局があります。
「地域の人々の健康を身近で守る『かかりつけ薬局』」を目標に、地域密着の店舗運営を行っています。
アピスファーマシーの強み
アピスファーマシーは出店地域を限定することで地域密着型の店舗運営をしています。
加えてオリジナルの化粧品・サプリメントのブランド「アピスブランド」も展開しています。
これは天然成分にこだわって製造され、健康と美容をサポートします。
このように地域密着で薬品の販売から美容・健康の相談までヘルス関連の分野を幅広く扱うことで、地域のお客の信頼を得ているのはアピスファーマシー独自の強みといえます。
また通販サイト「美あぴす」も運営しており、「アピスブランド」の化粧品・サプリメントのほか、介護・福祉用品も販売するなど、インターネットを利用した事業も積極的です。
このように地域密着型の店舗運営とインターネットによる場所にとらわれない商品販売という2つの事業を展開していることは、アピスファーマシーの強みです。
さらに創業者が女性薬剤師であったことから、長年にわたり女性の働きやすい職場作りに力を入れています。
そのため薬剤師を中心に女性社員が多数を占めているのが特徴です。
女性活躍推進法の成立を受けて、女性が活躍しやすい環境を整える「行動計画」を策定し、公表するなど、非常に積極的に取り組んでいます。
アピスファーマシーの平均年収
アピスファーマシーの平均年収は公式発表されていませんが、Web上の社員や元社員による口コミ情報ではおよそ400万〜520万円と言われています。
アピス薬局の求人内容を見ると、以下のような給与条件で募集しています。
- 【月収】27.0万円～32.0万円
- 【年収】400万円～650万円程度（24歳～60歳）
- 【時給】1,800円～
薬剤師の平均年収が約470万～560万円とされていますので、同職種の平均水準と同じくらいと言えるでしょう。
アピスファーマシーの募集職種と勤務条件
キャリア採用は随時行われているようです。
公式サイトの採用情報ページからエントリーできるほか、ハローワークなどでも募集されている模様です。
採用情報には詳細が書かれていないため、新卒採用の特設サイトを参考に勤務条件を調べてみました。
まず、昇給は年1回4月にあり、賞与も6月と12月の2回支給されるなど、一般的な企業と同じとなっています。
昇給額や賞与の額などの詳細は明かされていません。
退職金制度はあり、勤続3年以上で支給対象となります。
配属店舗ですが、店舗のある関西（大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県）、中部（愛知県、岐阜県）、東京都の中から本人の希望を考慮されて決定されます。
ただし通勤時間が1時間圏内であることが条件のようです。
また必ずしも希望通りとは限らないので注意が必要です。なお通勤手当は月に最高5万円まで支給されます。
勤務時間について
勤務時間は月単位の変形労働時間制です。
1週間の所定平均労働時間である40時間の間で早出と遅出のシフト制勤務となります。
勤務時間は、早出が9時～18時、遅出が10時〜19時00分です。
アピスファーマシーの採用までの流れ
アピスファーマシーのキャリア採用は随時募集しているものの、公式サイトの採用情報ではエントリーフォームのみです。
外部の転職サイトの利用も見当たらず、インターネット上でのキャリア採用の活動はあまり活発に行っていないようです。
新卒採用については特設サイトを設けたり、外部の転職サイトを利用したりしているようです。
キャリア採用について詳しい情報が知りたい場合は、アピスファーマシーに直接問い合わせるのがよいでしょう。
育児をしながら活躍したい積極的な女性薬剤師におすすめ
アピスファーマシーは奨学金返済支援制度を設けるなど、社員に対して働きやすい環境を考えている、働く人にやさしい会社だと思われます。
特に創業者が女性の薬剤師ということで、女性薬剤師が働きやすい環境作りには非常に積極的なのが特徴です。
出産後、育児をしながら働きたいという積極的な子育て世代の女性薬剤師にはうってつけな職場でしょう。
もちろん女性だけでなく子育て世代の男性薬剤師にも働きやすい職場です。
アピスファーマシーの福利厚生
福利厚生のなかで特筆すべきものは、商品の社員割引販売やe-ラーニングの助成、ほかにも保養施設のエクシブが使えるというものもあります。
また、奨学金返済支援制度というものがあります。
これは学生時代に奨学金を利用し、社会人となってから返済をする社員が対象で、会社が返済の負担をサポートするものです。
返済残高の30％まで、または300万円までが上限で、無利息で会社が貸し付けします。
これは奨学金を利用して通学していた方にはとてもうれしい制度だと思います。
ただしこの制度には人数が決まっており、若干名のみとなっています。
休日は完全週休2日制です。
日曜と、そのほかの曜日を交代で休みます。祝日も休みとなっているほか、創立記念日が休みとなります。
年間休日は125日で、同職種の中では多い方といえるでしょう。
アピスファーマシー・アピス薬局の口コミ・評判
アピス薬局に関する評判や関係者からの口コミ情報には以下のようなものが見られました。
- 薬剤師は女性の管理職も多い
- 週休2日で残業もあまりない
- 副業は禁止
- 女性は働きやすい。上司が女性であることが多いため家庭の事情での相談がしやすいです。
- 結婚により引っ越したときに近い店舗への異動ができました。子どもの体調不良のときに休みをもらいやすくて、とても働きやすかった記憶があります。
- 住宅扶助や寮などがない
- 販売事務員の1年目はボーナス1万円程度
- 退職金は5年いたら出る
- 休みもあまりうるさく言われない
- 退職金がもらえ評価が高くなる5年を目安に、自分の想定するワークライフバランスを築いていきたいです。
地域の薬局店舗をサポートするような気構えで転職をする事ができれば、会社からのニーズにも答える人材になれるでしょう。
子育て中の女性が働きやすい職場を整えることに力を入れているアピスファーマシーですが、やはり子育てのしやすさについてよい評判が多いようです。
ただし悪い口コミも子育てと仕事との両立に関することが多く、配属された店舗や、同僚や上司の采配で、子育てに対する配慮は大きく異なるようです。
一族経営で女性薬剤師中心の会社ですが、女性の働きやすい職場作りに力を入れていてワークバランスの取りやすい働きやすい会社という意見もある一方で、まだ発展途上な面もあります。
本社の経営よりも、自分が勤める地域の店舗グループで働きやすい環境かどうかを事前に見極めるのが大切だと言えます。
アピス薬局（アピスファーマシー）への転職難易度
アピス薬局の転職難易度は女性の薬剤師に関しては低いと言えます。
転職難易度が低い理由は以下の通りです。
- 女性の場合3年以内で辞める薬剤師も多く、復職などの入れ替わりも激しい
- 店舗などで人の異動が多い
- 女性の薬剤師経験者はシフト制なので淡々と働ける
薬剤師の場合は、他店のヘルプや異動なども多いですが、転職時も臨機応変にグループを支える姿勢で望めば、社内での期待も高まりますし、労働環境のストレスもかかりません。
面接する店舗の薬局長の人柄なども見ておくと良いでしょう。
アピス薬局（アピスファーマシー）への転職成功確率をアップさせる唯一の方法
アピス薬局の転職ではコミュニケーション能力をアピールするだけでなく、店舗側の求める人材にいかにフィットするかが大切です。
そのために人手が欲しい店舗のピンポイントの情報などを探すには、転職エージェントの利用が大きな強みになります。
転職の面接の仕方などもアドバイスを受けることが出来ますし、転職率のアップに繋がるでしょう。
事前に多くの情報を知っておくことで、ゆとりが持てますし落ち着いて面接ができます。
また採用後のアフターフォローもしてもらい、労働条件などの大事な部分はしっかり守っていきましょう。
アピス薬局（アピスファーマシー）への転職に強い薬剤師転職サイト4選
アピス薬局（アピスファーマシー）への転職に強みを持っているおすすめ薬剤師転職サイトは以下4つになります。
- 薬キャリエージェント（エムスリーキャリア）
- ファルマスタッフ
- リクナビ薬剤師
- マイナビ薬剤師
上記した薬剤師転職サイトをおすすめする理由や各社の特徴について具体的に紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
１．薬キャリエージェント（エムスリーキャリア）
国内外に高い知名度を誇るSONYグループである、エムスリーキャリアの運営する薬剤師転職支援サイトが『薬キャリエージェント』です。
同社は医療業界に20年近くビジネスとして関わっており、医療関係者間での知名度は群を抜いています。
そうしたこともあって企業薬剤師求人数では業界1位となっており、その他にも病院薬剤師や調剤薬局など、薬剤師の中でも人気の高い求人全般に強さを発揮しています。
業界とのコネクションが強いため転職の裏事情にも詳しく、同業界におけるサポートの信頼性は厚いものがあります。
薬キャリエージェント公式サイト：https://agent.m3career.com/
２．ファルマスタッフ
調剤薬局チェーン大手である日本調剤グループの運営する薬剤師転職支援サービスが「ファルマスタッフ」です。
元々が調剤薬局チェーンということもあり転職サイトとしては調剤薬局を中心として扱っていましたが、その知名度や経験・コネクションを生かして近年ではドラッグストアや病院など隣接する業界の求人も幅広く掲載。
その質と量は業界随一とも評されています。
他にも面接を不安視する利用者に向けて面接同行サービスも行っており、面接にあまり自信が無いという人にもおすすめです。
ファルマスタッフ公式サイト：https://www.38-8931.com/
３．リクナビ薬剤師
人材紹介業界において最大手であるリクルートの運営する、薬剤師の転職を支援するサイトが「リクナビ薬剤師」です。
最大手である強みを生かした求人数の多さは特にドラッグストア方面に優っていると言われており、また求人数だけでなく、これまで培ってきた豊富なノウハウを元にした的確なアドバイスも評判です。
他にもあらかじめ希望するドラッグストアを伝えておけば、欠員などがあった際にすぐに連絡を貰うことができるなどのサービスもあり、転職にあまり慣れていない人の第一の選択として十分な質と量を備えています。
リクナビ薬剤師公式サイト：https://rikunabi-yakuzaishi.jp/
４．マイナビ薬剤師
株式会社毎日コミュニケーションズが運営する転職業界最大手のひとつであるマイナビグループ。
薬剤師専門の転職支援サービスである『マイナビ薬剤師』にて、全国各地の転職案件を多数取扱っています。
数多くの利点がある『マイナビ薬剤師』ですが、特に面接対策に力を入れていることで知られており、履歴書や職務経歴書などのレジュメ添削から実際の面談対策に至るまで、専門性の高い担当者による親身なサポートに定評があります。
マイナビ薬剤師公式サイト：https://pharma.mynavi.jp/
まとめ
今回はアピス薬局を運営する企業の情報や平均年収、採用条件、社員や元社員からの評判、転職するコツを紹介しました。
最後にもう一度、このページに書かれていることをおさらいすると
- 主に関西や中部、東京都で調剤薬局事業を手掛けている企業
- 薬局事業の他にも美容・健康食品、介護・福祉用品も販売している
- 平均年収は業界水準より低い
- 女性が働きやすい環境をつくるのに積極的
という4点が挙げられます。
「自分にとって働きやすい条件の職場を探したい」
「地元のアピス薬局で薬剤師としての経験を積みたい」
そんな方は、このページで紹介したおすすめの転職サイトに複数登録してみましょう。
この方法を試すだけで、担当者のサポートやアドバイスを得られて効率よく転職活動を進められるようになりますよ。
参考サイト：
アピス薬局グループ
採用情報 | アピス薬局グループ
OpenWork （旧:Vorkers）
転職会議
ライトハウス
