人材業界で大手のマイナビアルバイトがアルバイトを辞める要因についてアンケートを取ったところ、1位は「職場環境に不満」、2位は「人間関係に不満」、3位は「給料に不満」という結果になりました。
割合としてはそれぞれ16.1%、12.9%、12.6%という結果です。このアンケートで言えることは、何かしらの不満を持ってアルバイトを辞める、もしくは辞めようとしているということです。
そして、もう1つ言えることはアルバイトをやめる際に前向きな理由で辞めている人というのは非常に少ないということです。
アルバイトは正社員と違い、その責任は高いポジションとは言えません。そのため辞めて新しいアルバイトすれば問題ないでしょう。
ただ、働くという観点からするとしっかり考えるべきことがあります。それはどんなことなのでしょうか。
どんなことを考える必要があるのか知っておきたいカモ。
不満は言い出したらキリがない
働くということは大変なことです。大変な思いをしているのに、報われないことも多く日々働いていると、働いた分だけ不満が生まれるのは至極当然なことです。
この不満はアルバイトの世界だけではありません。正社員の世界でも非常に多く「職場環境」「人間関係」「給料」といった不満で転職を考える、また実際に退職をするというケースが多くあります。
しかも、30代、40代においても同じような不満を抱えながら転職をする方も大勢いらっしゃいます。
しかし、採用側の感覚でいくとそのような「不満」で自社に入ってこられても上述の通り生産性がないため評価されることがありません。
アルバイトである以上、正社員のような前職の退職理由なるものは聞かれることはないでしょう。
ただ、あなたが将来正社員としてまた社会人として活躍したいのであれば「生産的な考え方」や「前向きさ」を今のうちに身に着けておくことが将来の活躍に繋がります。ぜひこれらを意識するところから始めてみてください。
どうすれば改善できるかが重要
では、不満はずっと我慢すればいいのかということですが、そういうわけではありません。必要なのは上述の通り、「生産的な考え方」や「前向きさ」です。
もっと具体的に言うならば、不満に対しどうすれば改善できるのか、自分で何を変えたらいいのかということを考え行動できるかということです。
例えば、暗い職場環境に不満でやめたいという話が合ったとき、あなたがその環境を変えようと努力をしたのかということがポイントになります。
積極的に挨拶を心掛けた、とにかく明るく振舞い、職場全体のコミュニケーション量を増やすよう努めたのか、そういった努力が大事だということです。
また、実際職場を変えるにしても、どういう環境であればいいのかということをしっかり考えたうえでバイトを変えることが大事です。
ただし、すべての希望が変わるわけではありません。給料を妥協しても職場環境を変えたい、生活が成り立たないので職場環境を妥協しても給料を取りたいといった現実的な妥協点をしっかり見出すことが重要です。
辞め癖をつけないようにしよう
正社員と違って、アルバイトは色々転々としても特段問題はないでしょう。ただし、あなたにとって良くないのが「やめ癖」です。
一度やめて次が見つかるということを感覚的にわかってしまうので、簡単にアルバイトをやめる癖がついてしまいます。
正社員になってもその癖が抜けないという方も実際に多いです。転職回数の多い20代の方に話を聞いてみると、学生時代にアルバイトを転々としていたという話をよく聞きます。
学生のころ、やめ癖がついてしまっているということが社会人になっても影響しているということです。
特に学生の方であれば、近い将来就職を想定している方も多いでしょう。そのようなやめ癖がつかないよう今のうちからしっかり自己管理をしておく必要があるのかもしれません。
まとめ
アルバイトと正社員の話を合わせて話をしてみましたが、アルバイトも正社員も共通しているのは「働く」ということ、そして「働く」ということは何かを生み出すということです。
何かを生み出すことをしているのに、不満だけだと何も生み出すことができません。
不満をしっかり分析し、何を改善すれば不満を解消することができるのか、またそのために何を犠牲にすればいいのかなどをしっかり考え、前向きに行動することが「生産性」を上げるために必要なことです。
また、仕事をするということは大変なことです。そのため時に我慢をする、忍耐力を上げるということも重要です。