あなたは「白鳥」の話をきいたことがありますか?白鳥は表面上優雅に水面を泳いでいます。
実は水面下では足をバタバタさせながら優雅に泳ぐために懸命に動いているということで、華麗に仕事をしている人でも周囲に見えないところで努力をし、もがいていることの例えに使われるエピソードです。
じつはこのエピソードが最も似合うアルバイトがカフェのアルバイトです。
カフェのアルバイトはそのおしゃれな感じ、良い雰囲気で働けることから人気のアルバイト先として名前が挙がることも多いです。
実際2016年に人材大手のマイナビ社がとったアンケートで「働きたい」アルバイト先として大手喫茶店チェーンのスターバックスが3位にランキングしました。
一方で、カフェのアルバイトは働いた方々の感想を聞くと、口々に「大変」だという声が上がるのも事実です。
では、カフェのアルバイトの実態は一体どうなのでしょうか。大変なこと、やりがいといった観点でカフェのアルバイトについてお話をしたいと思います。
カフェのアルバイトが大変な理由
カフェのアルバイトが大変な理由とはいったい何でしょうか。結論からお話しすると、「とにかく忙しい」ということです。
カフェという形態で営業していると空いている時間がとにかく少ないのです。
実際、12時前後のお昼の時間になると、サラリーマンやOLの方が、食事の場所としてカフェを利用するケースは非常に多いため、店内は非常に込みます。
また、カフェで扱う飲食物は軽食が多く、食べ物は短時間で食べきることができます。そのため回転率が上がり、常に稼働しているという状況が出来上がります。
加えて、ランチの時間が過ぎると、今度はティータイムの時間に突入します。今度は、商談を行うための場所に使われたり、主婦の方々がいろんな話題に花を咲かせるべくカフェを利用します。
お昼のピークほどではないにしても、お店の回転率は高い状況を維持します。
そして、夕方から夜の時間帯は、仕事上がりのカフェの時間でOLが同僚や友人とのおしゃべりに使ったり、労働時間の管理が厳しくて会社で仕事ができなくなったサラリーマンが仕事をする場所として利用したりとお店の稼働状況は常に高い状況にあります。
つまり、ずっと忙しい状態を維持している飲食店というのがカフェなのです。
加えて、カフェはイメージを特に大事にする飲食店です。そのため、どんなに切迫している、厳しい状況でも険しい顔ができず「常に笑顔」を保っておく必要があります。
忙しい中で、常に冷静に自分をコントロールし続けなければならない点でも大変なアルバイトと言えます。「カフェの店員ってずっと笑顔だったので余裕があると思っていたけど、実際大変なのがわかったカモ。」
カフェのアルバイトのいいところ
上述の通り、カフェのアルバイトは非常に大変なお仕事です。
では、そんなカフェで働くことにどんなメリットがあるのでしょうか。主に3点あります。
洗練された雰囲気で働くことができる
確かにカフェは非常に忙しく、常に稼働していなければなりませんが、それでも音楽が流れて落ち着いた洗練された環境の中で働けるというアルバイト先はほかになかなかありません。
雰囲気を楽しめ、自分が洗練された気持ちになれるということこそがメリットと言えます。
コミュニケーション、チームワークなど、必要な能力が身につく
カフェのアルバイトは、お客様対応に加え、注文取り、商品つくり、および品出しの連携が整わないと良いサービスが提供できません。
そのため、チームワークや連携力、同じ職場の同僚と自分自身が仕事を進めやすくできるような「先ヨミ」力が身に着けられます。
学生の方であれば、将来就職して必要となる能力を醸成させるという点でも非常に自分を鍛えられる職場です。
男女問わずモテる
カフェのアルバイトはコミュニケーションの多い仕事です。そのため、お客さんと話し機会があったり、時にクレームを受けることもあります。
そういった際にも、カフェのブランドを保ちながら対応をしなければならないため、あなたのインプレッション力を上げられる経験ができます。
そして、カフェで培ったコミュニケーション力や洗練された「インプレッション」の良い対応は男性、女性問わず好感が得られやすく、結果「モテる」人になれます。
まとめ
カフェのアルバイトは冒頭で出した白鳥の例の通り、見た目ほどスマートではない部分もたくさんあります。
しかし、大変な思いをしながらスマートにふるまう能力が得られることで、今の自分をワンランクあげることができます。
時給は1000円~1200円ほどで、特筆するほど時給が高いわけではないですが、カフェで働くことでそれ以上の価値を手に入れることができるでしょう。
↓みんなのあこがれカフェバイトのリアル↓