医師として実際に現場で働いてみると、労働時間が長かったり忙しかったりで、高収入とは言え割に合わない仕事だなあと感じている人もいるのではないでしょうか?
「アルバイトをして収入を増やしたい」
「バイト医師の平均年収や給与相場はいくらくらい?」
などと思案している方も少なからずいるはず。
そこで今回は、
- 医師アルバイトの働き方
- 医師アルバイトの平均年収・給与相場・時給
- バイト医のメリット・デメリット
- バイト医師に向いている人の特徴
- おすすめの医師専門求人サイト
について現役医師の視点で解説していきます。
この記事を読むことで、あなたがバイト医師として働くのに向いているのかどうかがわかるようになるので、ぜひ参考にしてください。
バイト医師の2つの雇用形態
バイト医師の雇用形態には「定期非常勤」と「スポット」の2種類に分けられ、それぞれ働き方や契約が異なっています。
では、2つの形態について以下で詳しく解説していきます。
1.定期非常勤
定期非常勤は基本的に働く日時が固定されており、一定期間継続して働く雇用形態のことを指します。
具体的な例として、「毎週〇曜日の午前・午後」の診察や当直といったように、毎週特定の日時で働く勤務形態です。
こちらの働き方は、長期雇用が見込める雇用形態ですので、安定した収入を確保しやすいメリットがあります。
また、勤務日時が決まっていることによる働きやすさもあるのが特徴です。
2.スポット
スポットは、臨時の人手が必要な時に限定して雇用される働き方です。
基本的には1日単位のピンチヒッター的な役割での契約であり、その日の業務のみ働く単発アルバイトのような雇用形態となっています。
具体的には予防接種や健康診断などもスポットにあたり、人手不足で医師が急募されている時は、定期非常勤より時給が高いケースも見られます。
「定期非常勤」と「スポット」の違い
では定期非常勤とスポットの働き方にはどのような違いがあるのでしょうか?
結論から言うと「働く日時が定められているかどうか」です。
定期非常勤の働き方は、働く日時が契約として定められ“固定化”されています。
固定化されていないのであればスポットとなります。
働き方の考え方としては、
・ご自身の好きな時に働きたい場合…「スポット」で働く
というような違いがあります。
医師アルバイトの4つの働き方とその職務内容
医師アルバイトの仕事は、主に以下4つに分類できます。
- スポット外来
- 当直(寝当直)
- 健康診断
- 講師
実際の医療現場での外来や健康診断、また医学の講師など種類は様々です。
ここでは、上記した4つの医師アルバイトの職務内容を解説します。
1.スポット外来
スポット外来は、時給や日給単位で数日間初診の患者を診察や外来を行う仕事です。
短い時は1日だけという単発の仕事の時もあり、平均して1日8時間ほどの業務時間です。
時給・日給単位の仕事ですので、基本的に残業は無く、おおよそ8万円から10万円前後の報酬となっています。
求人が募集される時期としては医師の人手が少なくなる連休中が多い傾向にあります。
日給(終日)10万円
・勤務条件
勤務日:毎週 / 火・水・金・土
勤務時間:9:00~18:00
・募集科目
一般内科・総合内科
・業務内容
一般外来業務
想定担当患者数:40名/回~60名/回
2.当直(寝当直)
当直は、深夜帯の患者の容態の急変や救急患者に備えるための勤務です。
何か緊急事態があればそれに対応する形となります。
また、病院によっては対応する患者等がなければ就寝していても構わない「寝当直」も可能であり、人気の仕事でもあります。
報酬面では比較的安い部類に入るものの、手術手当など緊急対応によって報酬がアップすることもあります。
6.5万円 1回あたり(入り祝日の場合:6.5万円、明け祝日の場合:14万円)
・勤務条件
勤務日:第1・3・5週 / 木
勤務時間:19:00~翌日7:00
・募集科目
一般内科・総合内科
・業務内容
救急対応
想定救急受入件数 ウォークイン:約10名/回~20名/回 、 救急車:約5台/回
3.健康診断
健康診断は、学校や企業、あるいは病院・診療所・健診専門施設などで行う健診にまつわる業務です。
健康診断シーズンに多く求人が募集される仕事になります。
基本的には、日給換算の仕事となり4万円から8万円前後が報酬の相場ですが、内視鏡検査など人間ドックの特殊な業務にあたる場合は報酬がアップすることもあります。
日給(半日)4万円
・勤務条件
勤務日:毎週 / 月・火
勤務時間:8:30~12:30
・募集科目
人間ドック・健診
・業務内容
対応範囲:問診、聴打診、結果説明
健診業務:あり (約:25名/回~30名/回)
4.講師
講師は、医療現場ではなく大学や専門学校・予備校などで医学・医療知識を教える仕事になります。
一口に講師と言っても、その仕事内容は様々です。
通常の複数人の生徒を相手にする講義から個人指導などもあり、その他にも教えるだけではなく、試験対策のため摸試問題作成を行うこともあります。
時給6,000円
・勤務条件
勤務日:月~土(規定の時間割内)
勤務時間:9:00~21:30
・募集科目
塾講師
・業務内容
医学部受験を目指す学生対象の国試&進級支援や指導
医師アルバイトの平均年収・給与相場・時給
非常勤医師などの医師アルバイトの平均年収や相場・時給は、診療科目や地域の医療事情によって異なってきます。
以下にいくつかの例を挙げて解説します。
バイト医師の平均年収
非常勤医師の平均年収は、1,100万円から1,200万円前後となっています。
平均日給が約8万円前後ですので、地域や勤務日数によっても異なりますが週に3日働くとして月収は100万円前後です。
現在日本では医師不足が問題となっているので、医師が足りていない地域においては給与が高くなる反面、長時間労働も多くなっています。
勤務医の平均年収
平成27年のデータで医師(勤務医)の平均年収は1,098万2,000円、平均月収は84万8,000円となっています。
30歳代では600万円~900万円台、40歳代で1,200万円台と右肩上がりで上がっていき、年齢別では60歳から64歳が最も多く、2,089万5,000円となっています。
女性でも1,561万8,000円と勤務医でもかなりの額を得ている事がわかります。
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国公立病院勤務の医師の給与は高水準
国公立大学や県立病院の場合、公務員とはいえ医師の給与は高水準です。
例えば、群馬県採用医師の平均月収が136万円。
年収ベースでは1,633万円に上ります。
平均値でみれば大規模病院や公立病院では一部を除き、それほど給与差がないのが実態です。
まず医師としてのステータスを守るだけの金額になっているのは納得がいくでしょう。
バイト医師の給与相場・時給
医師不足の地域では給与が高くなる傾向
上でも述べた通り、医師が足りていない地域では給与が高くなる傾向にあります。
非常勤医師の平均的な時給相場は1万円前後ですが、医師不足の傾向にある地域では平均を超える1万円以上の時給が多く見られます。
麻酔科や整形外科など診療報酬が高い科目は時給も高くなる傾向
基本的に診療報酬が高い科目は時給もそのまま高い傾向にあります。
具体的な例として、麻酔科や整形外科が高い傾向にあり、小児科なども平均時給の1万円を越す報酬となっている傾向です。
バイト医師のスケジュールと年収例
非常勤医師には、週のほとんどを常勤医として働いて特定の曜日だけ非常勤医師として働くケースと、フリーランス医師が非常勤医師として働くケースがあります。
常勤として働いている場合は、週に一回非常勤医師として働くと仮定すると、日給を10万円として非常勤収入の年収は480万円ほどになります。
これに常勤の年収を加えると約1600万円前後となります。
一方フリーランスの場合は、週5日働くと仮定して年収は約2400万円前後となります。
非常勤だけで稼働して2,000万円を超える医師も珍しくないのが実情だというのがおわかりかと思います。
年収だけで比較した場合フリーランス医師の方が高くなる計算ですが、厚生年金などがなく雇用も安定しないというデメリットがあります(※後述「バイト医の5つのデメリット」を参照)。
バイト医の6つのメリット
一般的に言って医師は収入が多いと思われがちですが、業務内容からすれば一様に良いとも言い切れない部分はあり、本業とは別にアルバイトをしている医師も少なくありません。
そんなバイト医のメリット6つについて紹介します。
1.収入を増やせる
医師の給料は他の職業と比べれば高水準にありますが、スキルや苛酷さを求められるその業務内容から考えると決して十分とは言えないところがあります。
また経験の浅い医師の場合にはベテランと比べると収入に大きな開きがあり、それなりではあるものの満足のいく額とは言えません。
その一方でバイトでは日給で6万円ほどになることもあり、並行して行っていくことで十分な収入を得ることも可能になるのです。
2.自由な働き方ができる
非常勤としての働き方を中心とする場合、常勤の医師と比べてスケジュールを組みやすい面があります。
たとえば結婚をしていて子どもが生まれ、子育ての時間が必要になった場合でも、半日だけ働いたり、週に一回だけの勤務にするなど比較的自由に働くことが可能なので、現状の自分の生活に合った働き方をしやすくなります。
おろそかになりがちな家庭にも時間を割くことができるので、結果として仕事とプライベートの両立をさせることができます。
3.他の病院の職場の雰囲気や人間関係知ることができる
病院にはそれぞれに長年培われてきた慣習のようなものがあり、悪く言えばそれに縛られてすぎてしまう面もあります。
同じ病院に常勤の医師として勤め続けると、それが自分の世界のすべてになってしまい、考えが凝り固まってしまう可能性もあります。
しかしバイトとして様々な病院や医療機関を知ることで、これまで経験していなかった他の病院の雰囲気を知ることができたり、違う人間関係があるなど新鮮な発見もあるのです。
4.スキルアップにつながる
常勤では同じ職場で同じ仕事を専門としてずっと受け持っていくことが多くあります。
ですが非常勤では勤務先によって違う仕事を与えられることも多いので、それに対応するだけのマルチなスキルも必要となってきます。
その結果、様々な現場で必要となるスキルを覚えられる他、これまで経験していなかった状況でも対応できるような柔軟性も身につけられるようになり、総合的なスキルアップが期待できるのです。
5.医師としての市場価値を高められる
スキルアップするということは、それだけ市場から求められる自分の価値も上がるということです。
例えば一つの科のみに限ったスキルしかなければ、たとえそれがある程度のレベルであったとしても他の同じ科の医師の中に埋もれてしまいます。
しかし他の科のスキルやノウハウを把握していれば、それだけ病院にとって使いやすい人材になり、市場価値が上がります。
6.フリーランス医師の働き方がわかる
一つの病院に勤め続ける常勤の他に、医師にはフリーランスという勤め方もあります。
様々な職場で必要となった時に働き、一つの場所に留まらないフリーランスは、安定性には欠ける部分がありますが、自由度の高さなどメリットも多くあります。
バイト医をすることでそうした医師と触れ合うことも多く、フリーランスとしての働きも知ることができます。
バイト医の5つのデメリット
アルバイト医師は、その非常勤という雇用形態を理由として、どうしてもデメリットとリスクを抱えてしまいます。
ここでは、理解しておくべき5つのデメリットについてそれぞれ解説します。
1.安定した収入の保証がなくなる
これは非常勤で働く上での宿命ですが、非常勤という雇用形態である以上どうしても安定した収入の保証がなくなります。
病院やクリニックから直接の雇用関係があるわけではありませんし、常勤医師の雇用・勤務状況によって契約が終了してしまう事もあります。
このように収入が安定しないリスクを抱えているのがデメリットの一つです。
2.長期的な休みを取りにくい
長期的な休みを取りにくいというのもアルバイト医師のデメリットです。
常勤と掛け持ちをしている場合は、その分休みも減ってしまいプライベートの時間が少なくなってしまいます。
また、スポットの雇用形態の場合は、常勤の医師が長期休暇でいないときに募集される事も多いので、こちらも休みが取りにくくなるケースがあります。
3.国民年金への加入や保険料の支払いを自分で行わなければならない
特定の医療機関に雇用されている雇用形態ではないので、保険や年金の手続きを自分で行わなければなりません。
つまり、非常勤で働く医師は自分で保険と年金の管理をする必要が出てきます。
具体的には、国民健康保険と国民年金に加入する手続きが必要になるので、そういった医療業務以外の手続きが増えてしまうのもデメリットの一つです。
4.確定申告をする必要がある
これも保険と年金の項目と同じ理由にはなりますが、税金関係の処理も自分で行わなければならなくなります。
具体的には、確定申告に関しても自分で申請しなければならず、常勤で勤務していたとしても掛け持ちで働いているのならば、やはり自分で確定申告の申請をしなければなりません。
税理士に任せるとしても手続きが増えることに変わりはないので、これもデメリットと言えるでしょう。
5.福利厚生や補助・手当を受けられない
非常勤の場合は、福利厚生や補助・手当を受けられないのもデメリットとなります。
常勤の場合は各種手当が支給されるものの、非常勤医師の場合は交通費や学会参加に対する補助もなく、基本的に自己負担です。
また、退職金もなく国民年金も厚生年金と比較して受給額が少なくなっており、退職後のライフプランを立て辛いというデメリットもあります。
バイト医師に向いている人の特徴4つ
収入を増やしたり、経験を積むことでスキルアップにもつながるバイト医師には様々なメリットがあります。
しかし性格や考え方によって向き不向きはあり、場合によってはそうした働き方が合わない場合もあります。
そんなバイト医師に向いている人の4つの特徴について解説します。
1.柔軟性があって適応能力に優れた人
バイトは一つの職場に留まり続けることはなく、相手の求めに応じて働く場所や必要とされるスキルも変わっていきます。
そのため、経験のないどんな状況でもすぐに対応できる柔軟性や、慣れない環境でもすぐに馴染むことのできる適応能力が必要になります。
そうした能力に優れた人は、バイト医師に向いていると言えるでしょう。
2.自由な働き方をしたい人
常勤医師は週に32時間以上の働きが求められるなど、安定性はある反面、思うように休みを取ることができず仕事に縛られてしまうところがあります。
しかしバイトであれば基本的には自由に働く時間を選べるので、家庭を大切にしたい人や趣味中心で生きたい人など、仕事に縛られたくないという人には向いています。
3.効率よく稼ぎたい人
常勤医師は勤務時間が縛られてしまう一方で、土日や当直明けなど、意外に大きく時間が空いてしまうこともあり、効率よくお金を稼いでいきたいという人には無駄な面もあります。
ですがバイト医師であればそうしたちょっとした隙間時間にシフトを入れて仕事に充てられるため、無駄なく効率よく稼ぐことも可能です。
4.空いた時間を有効活用したい人
スケジュールをある程度自由にできるということは、空いた時間もまとめられるということでもあります。
先のようにそれを他のバイトで稼ぐ時間として使うのもいいですし、また家庭での時間や、泊りがけの旅行など多めの時間が必要な行動に充てることもできます。
バイトが任されることも多い当直などは、ほぼその時間にいるだけでいいといったことも多いので、そうした時間も有効に使うことができるでしょう。
医師がアルバイトをする4つの理由
医師がアルバイトをする理由は概ね「収入を増やしたい」というものが一般的でその他には「勤務先の事情」などによるものです。
具体的には以下4つのようなものがあります。
- 教育費を捻出するため
- 家や車が欲しいから
- 学生時代の奨学金を返済するため
- 勤務先から指示されたり身内から依頼されて…
では、これらについて詳しく見ていきましょう。
1.教育費を捻出するため
子供の教育費用が多額に上る医師。
2人の子供が医学部受験、さらに留学費用など勤務医ではなかなか支えきれません。
青天井の資金捻出にアルバイトが重宝されます。
時給1万円という相場はそうそう崩れませんから、ある程度こなして増えた収入を教育費に充てるのはもっともな理由の一つになります。
2.家や車が欲しいから
また、奥方に財布を握られている男性医師がアルバイトをする大きな理由が高級車購入資金。
医師は狭い世界に住んでいますから、仲間の一人がヤナセからベンツを買えば、自分も…となるものです。
勤務医の方が地味とはいいつつ、50代半ばならそれ相応のクルマや家に興味がある医師が多いのも理解できるはず。
そこで、年収1,500万円の医師が年収1,000万円のアルバイト兼務…となるわけです。
ちなみに、時給1万円のアルバイトなら一日8万円。
月4回でひと月32万円、これが12ヶ月で384万円。
これに宿直のアルバイトを控えめに隔週行うとして加算して、年間400万円ほどとすると、784万円…これを3年行えば…ベンツは買える算段になります。
3.学生時代の奨学金を返済するため
医学生時代に奨学金制度を利用した人は、早めに返済してスッキリしたいという方が多いです。
体力的に無理が効く若いうちにハードワークして、たくさん稼ぐためにバイトをするという医師もいるのです。
4.勤務先から指示されたり身内から依頼されて…
非常勤は、実は頼まれて仕方なく…という医師も多いとはいえ、医師のアルバイトの多くは実は身内からの依頼がほとんどです。
学会で抜けるから…ということで、代診をする医師、検診代診、夜勤代診…とさまざまな代診はよくある話です。
が、これらは単発なので最近は身内を通すことは少ないようです。
一番多いのは、夜勤バイト。
病棟見回りが必要な診療科では、どうしても医師がいなければなりません。
オンコール可能なら時給を高くしてもいいから…という病院の依頼は年々増えています。
病院としてもアルバイト料は経営上大きな出費ですが、それでも医師を確保したいのが実情なのです。
専門医、先攻医…アルバイトにいそしむのはもう少し後になる?
非常勤で小金を稼ぐか…と考える医師にとって、先攻医制度はかなり大きな衝撃?
そんな話をしてくれた医師がいます。
今までは所属する診療科ごとの学会審査で専門医資格が取得できたのに対し、今後は全学会を通じた専門資格となります。
この研修に参加するのが先攻医ですが、ひとつふたつと専門医の資格を取るためにかなりの時間と費用が必要になるのでは?という懸念がかの医師にはあったようです。
後期研修医になったばかりに医師は、勤務医として即戦力。
もちろんアルバイトもOKという方が多いのですが、本当にそれでよいのか…という不安がかなりある、という事実。
スペシャリストとしての道も一方で需要がなければ将来性がなく、ジェネラリストで生きる場合はスキルアップに不安が残る…
いずれにせよ、アルバイトでメルセデスベンツ…というのはもう少し後になってから、というのが本当のところかもしれません。
勤務医の年収と非常勤の年収合算…夢見るのもよいのですが、しばしご自分の立場を肉付けしてからでも遅くはありません。
それよりも、自分のスキルを託せる病院選びのほうが先決です。
医師アルバイトの求人を探すたった2つの方法
医師としてアルバイトをしようと考えた場合、まず求人の情報を知ることから始めなければなりませんが、そうした情報の集め方には二つの種類があります。
その方法について解説していきましょう。
1.上司や同僚、医局から紹介してもらう
医師の世界において、特に経験の浅い若手医師はアルバイトをして経験値とお金を稼ぐといったことは少なくありません。
そのためこれまでアルバイトを経験してきた医師は多く、上司や同僚もそうした事情に通じていることがあり、仕事を紹介してもらえることがあります。
また医局からも紹介してもらうことができます。
2.医師特化型の求人サイトを使って探す
求人サイトには様々なものがありますが、近年では各業種に特化したサイトが運営されていることが多くあり、医師にも専門の求人サイトがあります。
大手人材紹介会社が運営する総合的な求人のノウハウを生かした医師特化型のサイトなども多くあり、そうしたサイトを利用すれば効率的に仕事を探すことも可能です。
医師アルバイトの求人を探すのにおすすめの医師特化型求人サイト4選
ここからは医師専門に特化した求人サイトを紹介していきましょう。
アルバイトをしたいと考える医師にとって探しやすいおすすめのサイトを4つ紹介します。
1.マイナビDOCTOR
人材紹介会社大手であるマイナビが医師に特化して運営している求人サイトであり、取り引きしている医療機関は2万件を超えているなど、非常に多くの求人を紹介してもらうことができるのが魅力です。
求人の8割は非公開求人のため、登録することでさらに幅広い求人情報を閲覧することが可能でしょう。
マイナビDOCTOR公式サイト:https://doctor.mynavi.jp/
2.リクルートドクターズキャリア
人材紹介会社の最大手であるリクルート社が運営する医師専用の求人サイトで、各業界で長年培われてきたノウハウにより、医療業界でも求職者へのスムーズなサポートが行えるところが魅力です。
知名度の高さや豊富な人脈による求人数も業界トップクラスで、内定までの時間が早いことでも評判です。
リクルートドクターズキャリア公式サイト:https://www.recruit-dc.co.jp/
3.民間医局
医師や看護師に関する転職などを多く手掛けている株式会社「メディカル・プリンシプル」の運営する医師専門の求人サイトであり、その世界で積み上げてきた実績により、業界に太いパイプを持つ点が魅力です。
医療の世界に通じた職種別のフォローにも定評があり、求人情報を求める医師ならば注目しておきたいサイトです。
民間医局公式サイト:https://www.doctor-agent.com/
4.Dr.s Prime(ドクターズプライム)
救急病院と救急医師のマッチングをメインの業務とするサイトであり、救急車のたらいまわしを無くすという高い理想を掲げて活動しています。
常に人材を求めている救急現場を主な職場としているため、対応力は求められますが、そのぶん豊富な経験とスキルを得ることができます。
特に稼働時間を増やしたいという医師におすすめです。
Dr.s Prime公式サイト:https://drsprime.com/
まとめ
以上、医師のアルバイトに関する収入やメリット・デメリットを中心に紹介しました。
最後にもう一度、バイト医師として働く前におさえておきたいポイントをおさらいすると
- 効率よく稼げて自由な働き方ができる
- スキルアップや経験を積める
- 収入や税金の管理が複雑になる
- 福利厚生や各種手当は受けられなくなる
の4点が挙げられます。
「自分のライフスタイルに合わせた働き方をしたい」
「家庭と仕事の時間両方を大事にしたい」
そんな方は、ぜひこの記事を参考に余裕のある働き方を目指してみてくださいね。