認知症高齢者のトラブルでよくあるものは?接し方や対応方法を解説

認知症高齢者のトラブルでよくある事はどういったものになるのでしょう。

家庭の中で起こるトラブル、介護施設内で起こるトラブルなどをいくつか例を上げてご説明していきましょう。

家庭内での認知症高齢者のトラブルについて

認知症高齢者でよくある事で、昼夜逆転があります。昼間寝ていて、夜から夜中にかけて起きてしまって、そこから自分で勝手に外に出てしまって、外で大声を上げたり、他の家のインターホンを押したり、間違って家の中に入ったりするといった徘徊行為につながります。

また、自分で家に帰って来れなくなってくる事もあります。また徘徊の時につまずいたりすする事で怪我をしてしまう事もあります。

それから、幻視・幻覚などからある、「だれか他の人が来て、その人が物を取っていった」といったもの取られ意識が強くなります。もの取られケースでは家族が自分のもの自分の知らない所で使ったり、お金を取ったと思いこんしまうことから、家族のことを信頼してもらえない事があります。

また、食べ物でないもの食べようとしたり、食べてしまたりする異食や、ちゃんと３食きっちり食べているのに、「食事がまだ食べてない」「食事を作ってくれない」といったことがあります。

それから、見当識障害などによって、排泄物がわからず、弄便といった行為でトイレが汚れてしまう。といったことがあるでしょう。、

身体的には元気なのですが、認知症の症状が進むことで対応する家族の負担が増すことがよくあります。暴言や暴力（症状に対する不安などからの）も加わることがある為更に、家庭での介護が難しくなってきます。

老人施設で認知高齢者のよくあるトラブルについて

利用者同士のトラブルについては、認知高齢者の方ですので、思ったことをそのまま、慣用的に言ってしまう事からのトラブルがあります。
また、利用者の方に対しての暴言や暴力。そして、繰り返し言って話すことで不愉快に思うといった事などがあります。

利用者の方同士のトラブルについては、職員も注意して見ているのですが、喧嘩などに発展する事が予測できなかった時や急に話の展開が変わった時などに起こります。認知症の程度にもよることもあります。また普通なら口にしてはいけないと思う内容でも口に出てしまうといったこともあります。

認知高齢者のトラブルとして多いケースとして「帰宅願望」があります。自分で納得していない状態で施設に来た為、落ち着かずに帰りたい気持ちが強くなってくることがあります。

特に知らない新し環境などの場合はそういた帰宅願望が強くなる傾向になるでしょう。

帰宅願望から、徘徊などにつながり、施設内を一人である事で歩行中につまずきがあったりして怪我をすることになることもあります。

その他では、家庭での入浴が難しくなってくる為施設内での入浴を希望されることが多くあります。でも入浴を拒否といったことがあります。

高齢者の施設内でのトラブルは利用者同士間のトラブルも多くあります。職員が様子を見て予防を心掛けていますが、完全になくなるといったことは難しいく、その時の体調や人の相性などが左右することがあります。

認知高齢者のトラブルが起こった時の対応について

昼夜逆転によるものにいては、まずは生活リズムを昼は起きていて夜は寝るといったリズムに直す事に始まります。服薬の影響で昼間でも眠く、傾眠している為夜に目が覚めて寝れないといったリズムになることがあります。

昼夜逆転で対応が苦しい時には主治医と相談して現在の服薬で問題がないか、変わりの服薬で対応できないかといった事を検討する必要性があります。昼夜逆転が少なくなると、徘徊の回数も少なくなる傾向になります。

徘徊についても、体調や身体状況、服薬などが影響される場合がある為、こちらも医師との相談で総合的に判断して様子を見て対応することになります。

認知症の為の服薬については、個人差があり、その服薬がその人に必ずしも会っているとは限らない為、家族にとっても、認知症高齢者の方自身にとっても、傾眠状態が長く続いたり、幻視や幻覚が多く、暴言などの発言が多い場合などは再度、様子を説明して医師との相談で服薬の量や種類の変更での対応で改善されることがあります。

また、認知症の高齢者の状態について、介助を行っている家族との関係性などで変化することがあります。家族の方が精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまって、認知症の高齢者の介護も難しく、そのストレスなどで高齢者の関係性が悪化して余計に周辺症状が強く出ることがあります。

こういった時は家族の方の休息と冷却期間が必用とされます。この為にも短期感のショートスティーを利用する事で気持ちの切り替えが出来、改めて認知高齢者の対応に向き合うことが出来るでしょう。

認知高齢者のトラブルについてのまとめ

認知高齢者のトラブルについては、家庭で介護する機会の時に多く、特に周辺症状によるものが多くあります。昼夜逆転からの夜中の徘徊と近所の方への迷惑行為などがあるでしょう。そして徘徊時で怪我をするケースも多くあります。

また、暴言、暴力によって介護を行うことが難しくなってくることがあるでしょう。医師で受診される服薬の影響などもあるかもしれませんが、状況が悪化している場合は再度医師と相談して服薬の量や種類についても検討する必要性があります。

もちろん服薬だけの影響ではありません、家族との関係性などもあるので、介護に疲れたと感じが時は１人でなやまず、公的な相談場所やケアマネージャーに相談の上、自分の為の休息も必要となってきます。

また同じ認知症を抱えている家族との交流会などもありますので、悩んでるのは自分だけではないといった事が分かるだけでも気分的に楽になる部分があるかもしれません。

施設内での利用者同士でのトラブルについては、避けれない状況もありますが、その時身体の状況などによって改善されることがあるので日頃のたいちょう管理（食欲や排泄）が大切になるでしょう。

認知症高齢者のトラブルについては様々ありますが、在宅で生活している部分でのトラブルについてご紹介しましょう。

１人で住まわれている認知症高齢者については住んでいる近所の人についてのトラブルです。水回りについてですが、水の出しっぱなしの状態でマンションの下の階に水漏れがあったといったことがあります。

それから多いものはご近所の夜の時間の徘徊でインターホンを押して訪ねるといったものがあります。徘徊についての防止などについては、GPSを付けて実際に出かけらたらそれを見て確認している方もおられました。家の鍵で内からの鍵を付けてといった方もありました。

徘徊の対策については、拘束などの観念から色々と予防策については、家庭と施設とでは違ってくる部分があると思いますが、在宅で過ごされる方で家族の方と一緒といった時は特に徘徊で夜間に出てしまって、今度家の中に入れない状態になったといった事もよく聞かれる所です。

医師と相談して興奮状態を抑制するような服薬の処方に変更するなどといった事もありますが、服薬によっては、睡眠状態が深くなってしまって、更に昼夜逆転が進み、自分の力で出来ることが出来なくなったり、幻視や幻覚などがかえって増えるといったことがあります。同じ薬を使用しても効果の点では個人差も多くあるのが服薬といった感じがすると思います。

また、施設入所の方で在宅では服薬の種類が多い方でしたが、入所後に服薬のコントロールが上手くいって、入所前直前よりもその人らしさが出てきて、表情が明るくなった人もいます。本当に薬の持つ役割についてはいつも考えさせられます。