一般的に「外資系企業の年収が高い」というイメージを持つ人は多いでしょう。
こうしたイメージから、
- 年収アップを目指して外資系に転職したい
- 外資系企業なら年収1,000万も夢じゃない?
- どうして外資系企業は年収が高い?
といった疑問や希望を持つ人も多いでしょう。
そこで今回は外資系企業の年収について、その実態やさらに年収を上げる方法など、詳しく紹介していきます。
外資系企業の年収事情を知って、転職検討に踏み込んでみましょう!
高収入が多い外資系企業!その気になる平均年収をチェック
まずは外資系企業の平均年収について、日本企業と比べるて比較していきましょう。
- 日本企業…420万円程度
- 外資系企業…800万円程度
このように外資系企業と日本企業では、2倍以上の差が出ます。
業界別に見る外資系企業の平均年収
また年収が高い外資系企業ですが、その業界によっても年収差があらわれます。そこで代表的な業界別に、ざっくりとした上場企業の平均年収を下記で見ていきましょう。
- 金融…1,200万円~4,000万円
- コンピューター…640万円~1700万円
- 医療…890万円~1020万円
- アパレル…650~680万円
上記をみてわかるように、年収が高い業界の特徴は、専門性の高さがあげられます。
年代別でもその平均年収は変化する?
まず年齢の低いうちは、外資系企業と日本企業で年収の差に大きな開きはありません。しかし40代~50代に差し掛かると、開きが出てきます。
この理由には、冒頭でも紹介した外資系の成果主義にあります。
外資系では成果を出せない人が長く働き続けることが難しいため、自ずと優秀な人材だけが残ります。そのため年齢の高い人々は、年収が高くなる傾向にあります。
どうして日本企業より年収が高いの?3つの秘密を解説!
外資系企業の年収が高い理由は以下のように、さまざまなものがあります。
- 文化による給与形態の違い
- 人材確保による高収入設定
- 福利厚生・退職金など、待遇の違い
ここでは上記について、詳しく解説していきましょう。
文化による給与形態の違い
外資系企業は成果主義
日本企業と外資系企業の年収差として第一に考えられるのは、成果主義でしょう。
外資系企業は「仕事の対価として給与がある」という考えが強く、成果によって給与に大きな差がでます。
もちろん日本企業も成果主義で昇進の速さが変わりますが、未だに年功序列の文化が残る企業は多く存在します。
人材確保による高収入設定
優秀な人材を確保
外資系企業では、より優秀な人材を求める傾向にあります。それは高い専門スキルだけでなく、語学力や新しいビジネスチャンスを生み出すリーダーシップなどです。
しかし、世の中には能力の高い人材ばかりではないので、どの企業でも取り合いになります。その争奪戦に勝つためには、より給与設定を高くすることで、優秀な人材確保に繋げていると考えられるでしょう。
福利厚生・退職金など、待遇の相違
住宅手当・家族手当もない
まず日本企業では給与以外に住宅手当・家族手当、退職金などの収入が含まれます。しかし、外資系企業では、これらの手当てが一切ない場合が多いです。
一見待遇が悪いように見えますが、生活に必要な費用もすべて給与に含まれているため、収入が高く設定されているのです。
年収が高い理由は雇用リスクも関係!
外資系企業はその収入が多い分、考えられるリスクが存在します。
- 成果を出せないと給与の大幅カット
- 低い成果が続くと解雇の可能性
- 日本の事業低迷による本国撤退で解雇
このように成果主義という文化により、上記のようなリスクが考えられます。
外資系企業で年収アップを叶えるために必要な3つのポイント!
年収アップを目指して外資系企業に転職する際には、押さえておきたい3つのポイントがあります。
- 英語力をつける
- 年収の高い業界に絞る
- 内定後の報酬交渉
これらについて、下記で詳しく紹介してきましょう。
英語力をつける
基本的に本社が海外になるので、最低限の英語力は必要です。また英語力を身に付けると年収アップに繋がる可能性がたかくなります。
その理由として、英語力を身に付けると
- 外資系業務の幅が広がる
- キャリアアップに大きく影響する
など幅広い業務に携われる武器となるため、さらに高収入の役職に就くチャンスをつかめます。
しかし出世や年収アップを狙う場合は、英語力を育てておくといいカモ。
年収の高い業界に絞る
先ほども説明の通り、業界によって収入の差があります。
そこで年収アップを狙うため、コンサルティングやマーケティングのように別業種でも潰しのきくスキルが必要な業界に絞って転職活動をおこなうのも有効です。
このような業界は多岐にわたるスキルが必要となるため、必然的に年収も高くなります。
稼げる外資系企業はインセンティブが高額な企業!
能力に自信がある場合は、インセンティブの割合が高い企業を狙って、報酬アップを目指すのもいいでしょう。
インセンティブの割合が大きい外資系としては
- 営業
- コンサルティング
- IT系のエンジニア など
営業やコンサルの場合は成果の個人差が出るので、インセンティブの割合は大きく高額です。
またITエンジニアは、優秀なスキルが必要となるので、高い成果を出した場合のインセンティブは高額になります。
企業によっては部署間で成果を競わせていることもあり、高い成果を上げた場合には追加で報酬を出すこともあります。
内定後の報酬交渉
外資系の転職時には希望年収について聞かれることが多いです。そこで年収やインセンティブの交渉をしてみましょう。
しかし、むやみに高い額を提示するのはNG。希望年収に関する質問には、「正しく自分の価値を把握しているか」判断するために質問をしています。
そのため報酬交渉では、自分にどんな付加価値があるのか、その根拠説明することが大切です。
外資系企業の年収UPを目指すなら転職エージェントは必須!
外資系で年収アップを目指す転職を成功させるために、エージェントを利用するメリットはいくつかあります。
- 外資系企業の優良案件はエージェントに集中
- 効率的に企業情報を入手できる
- 個人の特徴に合わせた斡旋方法でミスマッチを防ぐ
このように、外資系企業側も効率重視で転職エージェントに求人を掲載することが多いです。したがって高収入の優良案件がエージェントに集まりやすくなります。
さらに未経験でも個人に合わせた丁寧なサポートを心掛けているので、安心して転職活動を進められます。
そこで高収入を実現するためにも、外資系企業に強いおすすめの転職エージェントを下記で紹介していきましょう。
JAC Recruitment
総合評価 | 4.2 |
---|---|
求人件数・質 | 4.5 |
提案力 | 4.1 |
サポート体制 | 4.3 |
利用者満足度 | 4.4 |
年代 | 20~40代 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | http://www.jac-recruitment.jp/ |
日本はもちろん、イギリス・中国を含めた世界8か国に拠点を持つJAC Recruitment。
外資系企業の独占案件が国内最大なので、必ず登録必須のエージェント。さらに外資系の業界別に、専門が強化されているので心強いでしょう。
さらにコンサルタントは外資系出身者も多く、仕事内容から面接まで安心のサポートを受けられます。
能力に自信があり、さらに高みを目指したいという人におすすめの転職エージェントです。
リクルートダイレクトスカウト
総合評価 | 4.2 |
---|---|
求人件数・質 | 4.8 |
提案力 | 4.2 |
サポート体制 | 4.1 |
利用者満足度 | 4.3 |
年代 | 20~50代 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
リクルートダイレクトスカウトは、リクルート運営のハイキャリア向け人材紹介エージェント。年収が750万~2,000万の人を対象としています。
2,500件を超える外資系企業求人を所持しており、外資系で高収入を目指す人は是非利用したい転職エージェントです。
その特徴は担当エージェントの指名ができること。同じ転職サービスでも、いい評判・悪い評判があるのは、担当によって大きな違いがあるためです。
外資系企業に精通しているエージェントも豊富なため、自分に合った担当を見つけることができます。
ランスタッド
総合評価 | 4.0 |
---|---|
求人件数・質 | 4.4 |
提案力 | 3.9 |
サポート体制 | 4.0 |
利用者満足度 | 3.9 |
年代 | 20~40代 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
ランスタッドは、グローバル向けの人材サービスを提供しています。世界2位のシェアを誇り、各国で培った経験や情報を駆使して、外資系企業への転職をサポート。
外資系の中でも、マーケティングや営業の求人に強いのが特徴です。
さらに独自の外資系求人も充実しているため、外資系転職を希望する人は登録しておくといいでしょう。
外資系企業に転職すれえば1,000万プレイヤーも夢じゃない!
今回は外資系企業の年収について、ご紹介してきました。最後にもう一度、記事のおさらいをしていきましょう。
- 日本企業と比べた平均年収は2倍以上
- 給与形態や待遇の違いで年収が高く設定される
- 外資系で高収入を目指すなら英語が必須
この記事を参考に、外資系企業の年収に関するからくりを紐解いて、転職検討の判断材料にしてみくださいね。