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薬剤師免許って必要ですか?薬剤師の業務を解説します。

薬剤師の仕事は調剤業務だけで誰でもできると考えておられる方もいらっしゃると思います。しかし、実際それだけではありません。薬剤師免許はやはり必要なのです

薬剤師の仕事と聞いてすぐにイメージをするものは、調剤の風景ではないでしょうか。ほとんどの人がそうだと思います。

では、その他にどんな仕事があると思いますか?と聞くと

ほとんどの人は特に何も思い浮かばないと思います。そのせいが関係していると思いますが、薬剤師の仕事は、調剤して患者さんに薬を渡すだけ。

簡単な仕事。薬剤師免許は必要なく誰でもできるよと思っている人もいると思います。本当は違います。

必ず免許が必要なのです。薬剤師の業務やその必要性などについてご紹介させていただきます。

薬剤師とは

薬剤師は、薬剤師法という法律で定められており、薬剤師法には薬剤師の任務や免許取得方法、違反した場合の罰則などが記載されております。

(薬剤師の任務)
第一条  薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。
この条文を見ていただけるとおわかりいただけますが、調剤は1つの仕事であって、薬剤師の仕事はそれ以外にもたくさんあるのです。

例えば、保健所の職員となり、医療機関の立ち入り検査をすることも薬剤師の任務の1つです。当然この仕事は保健所の職員が行いますので、調剤薬局の薬剤師が行うものではありません。

次は免許交付に関してです。
(免許の要件)
第三条  薬剤師の免許(以下「免許」という。)は、薬剤師国家試験(以下「試験」という。)に合格した者に対して与える。
(相対的欠格事由)
第五条  次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。
一  心身の障害により薬剤師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
二  麻薬、大麻又はあへんの中毒者
三  罰金以上の刑に処せられた者
四  前号に該当する者を除くほか、薬事に関し犯罪又は不正の行為があつた者

※参照 薬事法

薬剤師国家試験に合格すればそれで免許がもらえると思っている人も多いと思いますが、「心身の障害」がある場合、交付されないことがあります。

その代表的なものが、片腕や片足がない、1つの目が見えないなどの障害がある場合です。この場合は薬剤師国家試験に合格しても免許は交付されません。

なぜなら薬剤師の業務に支障をきたすため、業務ができないと判断されるためです。

次は受験資格です
(受験資格)
第十五条  試験は、次の各号のいずれかに該当する者でなければ、受けることができない。
一  学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)に基づく大学において、薬学の正規の課程(同法第八十七条第二項 に規定するものに限る。)を修めて卒業した者
二  外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が前号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定したもの

※参照 薬事法

必ず大学の薬学部を卒業しないといけないのです。インターネットなどの広告を見ますと、通信教育で取得できるというようなものを見かけますが、真っ赤なウソです。必ず大学をでなければなりません。

その理由は、薬剤師には高度で幅広い知識が必要だからです。知識といっても医薬品だけではなく、医師とほぼ同様の医学知識が必要です。

この知識が非常に重要なのです。この知識こそが薬剤師にとって生命線であり、免許が必須といわれる所以といっても過言ではありません。

薬剤師の業務とは

  • 薬剤師が最も多く就く職業は調剤薬局の薬剤師であるため、これを例にして調剤薬局薬剤師の業務をご紹介致します。
  • 処方箋を受け取ったら、まず処方内容の監査を行います
  • 次に調剤を行います
  • 調剤者とは別の薬剤師が、調剤された薬剤の監査を行います。
  • その監査者は過去の薬歴を確認し、薬剤の変更がないか、その患者さんの疾患に対するお薬が処方されているか、処方量などを確認します。
  • お薬をお渡しする際、患者さんから情報を得ながら、処方内容に間違いがないかを確認します。(服薬指導)
  • 服薬指導の内容を、薬歴に記録します。

これが一連の流れですが、「監査」「処方内容に間違いがないか」というように、処方箋を確認するタイミングが非常に多くあるのです。それはこの作業が非常に重要であるからです。

処方箋監査の重要性

処方箋は医師のみが記載することができます。医師は高度な教育を受けておりますので、とても頭が良いです。しかし、人間なんです。

なので、ミスをすることもあります。薬剤師が察知することができるミスとは、処方箋の記載ミスです。

良くあるのは、薬剤の記載ミスです。その結果副作用などが発生すると、医師だけでなく、薬剤師も責任を問われることがあります。

いわば薬剤師は患者さんに薬をお渡しする最後の砦なのです。調剤業務も大事ですが、それ以上にこの処方箋監査が重要なのです。

薬剤師の仕事の根幹は、知識ということが良くわかったカモ。たしかに海外の薬局ではアシスタントと呼ばれる人が、調剤を行うようだが、最終的な監査は必ず薬剤師が行っているようだカモ。

その監査の視点は、調剤の正確さは当然だが、処方内容の確認を最も重要視しているようだカモ。結局は日本、海外どちらの薬剤師もその知識が最も重要視されているのだカモ。」

事例紹介

薬剤のミスで良くあるのは、アルマール錠とアマリール錠を間違えることです。アルマール錠は血圧を下げる高血圧治療薬、アマリールは血糖値を下げる糖尿病治療薬です。

糖尿病でない人がアマリールを服用した場合、血糖値が過度に下がってしまいます。軽度であれば、めまいやふらつき程度ですが、重度となると意識消失を引き起こし、重大な事故にもつながってしまいます。

アレビアチンという抗てんかん薬があります。このお薬には、「アレビアチン細粒」「アレビアチン散10%」という商品があります。

この違いは1gあたりの有効成分が異なります。アレビアチン細粒1gには970mg、アレビアチン散10%1gには100mgの有効成分が入っています。10倍違うのです。

てんかん患者さんは、お薬の血中濃度を一定に保つことで痙攣発作を防いでいます。このような間違いがあると、血中濃度を一定に保つことができず、痙攣を引き起こしてしまいます。

調剤ミスは本当に怖い。患者さんに被害は当然でるが、薬剤師としても責任が問われる可能性があるだカモ。

その責任は無免許の人に取らせることはできない。だからこそ薬剤師免許が必要なのだカモ。

まとめ

薬剤師の仕事の一番重要なものは、処方箋監査です。薬剤師がいなければ、医師の処方ミスを防ぐことができないのです。

最後の砦なのです。薬剤師は処方箋監査を通じて患者さんの安全を守っているのです。