アコムを利用している方の中には、
「残高も少なくなったし、一括返済をしてしまおう!」
「まとまったお金が入ったから、すぐに完済したい」
などといった方もいますよね。
一括返済は、利息を抑えることができるベストな方法と言えますが、返済の仕方によっては、完済扱いにならないこともあります。
そこで今回は、アコムの一括返済はどういったものなのか、完済するための正しい一括返済の方法など詳しく解説していきましょう。
これを読めば、正しく正確に完済し解約をすることができますよ、ぜひ読み進めてくださいね。
目次
アコムで一括返済することはできる?
一括返済とは、借入残高と利息を含めて一気に返済してしまうことを言います。
一括返済をすることによって、次に詳しくご紹介する利息を大幅に軽減することにつながるほか、次の3つのようなメリットがあるので覚えておきましょう。
- 毎月の返済がなくなり、家計の負担が軽減できる
- 個人信用情報では完済となるのでプラスになる
- 解約ができる
もちろん、アコムでも一括返済を行っているので、お金に余裕がある場合はぜひ利用してほしい返済方法ですね。
一括返済をすれば支払う利息が少なくなる
一括返済の一番大きなメリットである、利息の軽減はとても魅力的です。
例えば、30日間金利18.0%で30万円の借入をし、一括返済した場合の利息と、毎月最低返済額を返済していった場合の利息を比べてみましょう。
まずは、一括返済をした場合です。
30万円×18.0%÷365日×30日=4,438円
上記のように、利息は4,438円になり、総額304,438円を返済すると一括返済になります。
一方、30万円の借入に対しての最低返済額13,000円を毎月返済した場合、アコムのシミュレーションでは次のようになるので見ていきましょう。
回数 | 返済額 | 内)利息 | 借入残高 |
---|---|---|---|
1回目 | 13,000 | 4,500 | 291,500 |
2回目 | 13,000 | 4,372 | 282,872 |
3回目 | 13,000 | 4,243 | 274,115 |
: | : | : | : |
29回目 | 6,993 | 103 | 0 |
総額 | 370,993 | 70,993 | ― |
最低返済額を完済まで返済し続けた場合、支払う総利息は70,993円です。
一括返済との差は、66,555円もあることになります。
いかに一括返済が利息の面でお得かわかりますね。
例え、途中まで毎月返済していたとしても、一括返済できるのであればその時点で完済してしまった方が、とてもお得だということになります。
アコムで一括返済するための利用手順
1日でも早い方が利息は少なくなるので、できるだけ早く一括返済をしてしまいたいという方は多いでしょう。
しかし、思い立ったその日に一括返済をしてしまうと、後々実は残高が残っているということもあります。
そこで、ここではアコムへの一括返済の手順をご紹介しましょう。
一括返済する日を決める
一括返済をする前に、まずは返済日を決めなくてはいけません。
アコムでは、利息が毎日かかります。
そのため、毎日借入残高が変動していくので、返済日を決める必要があるのです。
明日にするのか、数日後にするのか、自分の都合に応じて決定することができるので、まずは日にちを決めましょう。
返済金額の合計を確認
返済日が決まったら、それまでの残高と利息を確認しておきましょう。
実際に一括返済をする正しい金額を確認しておかなければ、残債が残ってしまう可能性があります。
残高を調べる方法は、「一括返済の合計を調べる方法」を参考にしてください。
一括返済するための返済方法を選ぶ
一括返済予定日と金額の確認が済んだ後は、どのような方法で返済をするのか確認しておくといいでしょう。
一括返済ができる方法としては次の5つがあります。
- インターネット
- 店頭窓口
- アコムATM
- 提携ATM
- 銀行振込
それぞれの詳細については、後にご紹介する「アコムで一括返済する方法」の項目を参照にしてくださいね。
入金(返済)する
自分の都合に合った返済方法を選んだら、後は入金するだけです。
決めた日に入金しなければ、利息が変わるので返済金額をまた確認する必要が出てきてしまいます。
一括返済をすると決めた日に、入金するようにしましょう。
一括返済の合計額を調べる3つの方法
ここでは、一括返済の合計金額を調べる方法について解説していきましょう。
確認する方法としては、次の3つがあります。
- アコムへ電話で確認
- 会員サービス
- 店頭窓口
自分に合った方法を利用してくださいね。
アコムへ電話して確認
一括返済をして確実に完済をしたいという方におすすめなのが、アコムへ連絡をして残債の確認をすること方法です。
問い合わせ先 | 電話番号 | 営業時間 |
---|---|---|
アコムプッシュホンサービス24 | 0120-134-567 | 24時間営業 |
アコム総合カードローンデスク | 0129-629-215 | 平日9:00~18:00 |
女性専用ダイヤル | 0120-07-1000 | 24時間営業 |
24時間365日確認することができるので、たとえ深夜であっても利用できるので、仕事などでいくら遅くなっても、対応してもらえるのがうれしいですね。
また、総合カードローンデスク以外は、音声ガイダンスでの対応になります。
会員サービスからログインして確認
アコムの会員サービスのマイページを利用しての確認も可能です。
パソコンやスマホがあれば簡単にできるので、移動中でも確認できるのは助かります。
来店して確認
店頭窓口を利用しての確認もできます。
ただし、店舗数が少なく営業時間も短いので、ギリギリに出向いた場合、当日の対応が間に合わない場合もあります。
店頭窓口が近場にない場合、そこまで利用がおすすめできません。
また、店頭窓口ではなくても、自社・提携ATMや自動契約機での確認も可能なので、営業時間については次の表を参考にしてくださいね。
店舗 | 営業時間 | 休業日 |
---|---|---|
店頭窓口 | 平日9:30~18:00 | 土日・祝日 |
アコムATM | 24時間※1 | 年中無休 |
提携ATM | 24時間※1 | 年中無休 |
自動契約機(むじんくん) | 9:00~21:00※2 | 年中無休(年末年始除く) |
※1.毎週月曜日 午前1:00〜5:00の間は定期点検のため、利用できません。
※2.一部店舗は営業時間が異なります
アコムで一括返済する5つの方法
先にお話ししたアコムで一括返済をする方法について、具体的に説明していきましょう。
特徴なども踏まえてお話しするのでぜひ参考にしてくださいね。
インターネット返済
自宅にいながら返済をしたいという方に便利なのが、インターネット返済です。
インターネット返済 | 詳細 |
---|---|
利用可能時間 | 24時間 |
返済額 | 1円単位 |
利用手数料 | 無料 |
返済に振込手数料がかからないというのは、メリットが大きいですね。
主に利用できる銀行は次のようになるので参考にしてください。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 楽天銀行
- 地方銀行
- 信用組合
- 信用金庫
利用したい銀行の口座を持っていることが必須条件になります。
また、事前に利用したい銀行のネットバンキング登録も必要になるので注意しましょう。
インターネット返済を利用する場合は、会員サービスよりインターネット返済を選択して行ってください。
店頭窓口で返済
店頭窓口で返済をする場合は、アコムのローンカードを持っていきましょう。
担当者に、一括返済をしたいと伝えるだけで、返済の手続きが始まります。
返済すべき正しい金額がわかり確実に返済することができるので、返済金額に不安を覚える方は店頭窓口がおすすめです。
しかし、次の表のように営業時間など、限られた時間での対応になるので気をつけましょう。
店頭窓口返済 | 詳細 |
---|---|
利用可能時間 | 平日9:30~18:00 |
返済額 | 1円単位 |
利用手数料 | 無料 |
アコムの自社ATMで返済
アコムの自社ATMを利用しての返済も可能です。
まずは、次の表で確認してみましょう。
アコムの自社ATM返済 | 詳細 |
---|---|
利用可能時間 | 年中無休 |
返済額 | 1,000円単位 |
利用手数料 | 無料 |
インターネット返済や店頭窓口とは違い、返済額は1,000円単位になります。
入金金額によっては、無利息残高が発生してしまうので、返済額に端数がある場合は、注意が必要です。
無理息残高については、後ほど詳しくご紹介します。
アコムの提携ATMで返済
アコムの提携ATMを利用しての返済は、コンビニなど生活圏のATMを利用することができるので、返済しやすい方法と言えます。
アコムの提携ATM返済 | 詳細 |
---|---|
利用可能時間 | 年中無休 |
返済額 | 1,000円単位 |
利用手数料 |
1万円以下:110円 1万円超:220円 |
しかし、アコムの自社ATMとは違い手数料が発生してしまう点や、端数の返済に対応していないというデメリットもあります。
利便性がいい分、デメリットもあるので、よく検討して利用しましょう。
銀行振込で返済
振込先の口座は個人によって異なるため、会員サービスの「返済時の振込入金口座照会」を参照しましょう。
銀行振込返済 | 詳細 |
---|---|
利用可能時間 | 年中無休 |
返済額 | 1円単位 |
利用手数料 | 金融機関による |
返済の手続き自体は、利用する金融機関の時間内であればいつでも可能です。
しかし、振込実施は金融機関の営業時間内にしか行われません。
そのため、ATMで振込の手続きをしたものの、当日の振込実施時間外であった場合は翌営業日に振り込まれるので注意が必要です。
また、土日祝日に振込手続きをしたとしても、振込実施は翌営業日になります。
残高と入金額に誤差が生まれ、残高が残ってしまう可能性があるので十分に気をつけましょう。
そして、振込での返済は各金融機関によって振り込み手数料が発生します。
提携ATMを利用した場合の手数料に比べ、高額になることがあるので確認しておきましょう。
アコムの利用が可能なコンビニATMについては以下で詳しく紹介しています
アコムで一括返済する際の注意点
ここまで、アコムの一括返済の仕方など詳しく解説してきました。
最後に注意点が3つあるので確認していきましょう。
- 完全に一括返済をしたい
- 一括返済後解約をしたい
- ちょっと無理をしても一括返済をしょうか迷っている
といった方は、特に注意が必要なので読み進めてくださいね。
無利息残高が残る
先に少しお話ししましたが、ATMでの一括完済をすると、利用できるのが紙幣と限られるため、入金金額によっては残債が残る形になってしまいます。
例えば、残高が9,500円の場合、ATMを利用して返済をすると、9,000円もしくは10,000円を入金する形になりますね。
ここで10,000円を入金した場合、完済はできますが差額の500円を店頭もしくは振込での返金をしてもらわなくてはいけないので、手間が増えてしまいます。
一方、9,000円を入金すると差額の500円が残高として残ってしまいます。
1,000円未満の残高が残った場合、利息がかかりません。この残高のことを無利息残高と言います。
無利息残高は利息が発生しないため、返済しなくても残高が増えることはないので、そのままにしておく人が多いです。
しかし、これからもアコムを利用する意思がある場合は問題がないですが、解約をしたいという方は無利息残高があると、解約することができないので注意しましょう。
解約をしないということは、今後もアコムから借入をするかも知れないということになります。
そのため、後に申込んだクレジットカードや、各種ローンなどの審査に影響が出る可能性もあるので覚えておきましょう。
解約をしたい場合は、ATMを利用せずインターネットなど端数の返済ができる方法を選ぶようにしてくださいね。
完済しても契約は続いている
一括返済をすると借入残高が0円になりますが、これは解約をしたことにはなりません。
契約は続行しているので、ATMなどでいつでも借入ができる状態になります。
解約をしたいという方は、一括返済とは別に解約手続きを取らなくてはいけないので注意してくださいね。
無理な一括返済はしない
「借りたお金は早く完済したい」そう思って返済をしていくことはとても大切です。
しかし、生活も苦しいのにも関わらず一括返済をしてしまい、その結果また借入をしなくてはいけない状況に追い込まれる方も少なくありません。
それでは本末転倒なので、まずは自分の生活に余裕があるかどうか確認しましょう。
一括返済の理想的な使い方を言えば、ボーナスや臨時収入などがあった場合に行うなど、基本的に生活に支障がない収入で返済をするのがおすすめです。
まとめ
ここまで、アコムの一括返済の仕方や注意点など詳しくご紹介してきました。
今回の重要なポイントは、次の5つになるので確認しておきましょう。
- 一括返済は、借入残高をすべて一気に返済してしまうこと
- 一括返済をすると利息が軽減される
- 返済したい日までの借入残高と利息を確認してから一括返済をする
- ATMで返済すると、端数が残ってしまうので完済にならず解約できないことがある
- 一括返済=完済にはならない
「解約をしたいので、一括返済をしたい」
「ATMで返済したいけど、注意点はあるの?」
といった方は、この記事を参考に一括返済をしてくださいね。
きっと、問題なく完済することができますよ。