おまとめローンの審査についてわからないことがあり、困っていないでしょうか。
おまとめローンの審査は厳しいのか、審査基準はどうなっているのかなど、おまとめローンの利用にあたって知っておきたいことはたくさんあります。
そこでこの記事では、おまとめローンの審査基準や審査落ち原因、審査に通りたい場合におすすめのおまとめローンの種類などについて解説します。
最後まで読めば、おまとめローンの審査に通らない疑問を解消できるので、参考にしてください。
目次
おまとめローンの審査は厳しい?
まず始めにおまとめローンの審査は厳しいのでしょうか?
おまとめローンでは、通常のカードローンに比べて審査が厳しめな傾向にあります。
その理由は、通常のカードローンと比べて、確実に貸し付ける金額が大きくなるからです。
おまとめローンは言うのは、他社で借り入れている金額を1箇所にまとめて返済していくシステムのローンなので、貸付金額が大きくなりがちなのです。
ローン会社では、高額な融資額であればあるほど審査が厳格となる(高額を貸す関係上、返済してもらえないとローン会社側の損害が大きくなってしまうため)ので、おまとめローンは審査が厳しめであることに注意して申込みましょう。
おまとめローンの審査に通らない5つの原因
おまとめローンの審査に通らない原因として考えられるのは、以下の5点です。
- 返済能力が低い
- 他社での借入件数が多い
- 過去に延滞した記録がある
- 収入が不安定
- 債務整理記録がある
それぞれ解説するので、自分が当てはまっていないかどうか確認しましょう。
返済能力が低い
自分の返済能力が低いと、将来的に返済を滞納されてしまう可能性があり、リスクが高いと判断されてしまい、おまとめローンの審査に落ちます。
例えば、毎月3万円のペースで返済していかなければいけないほどの借入残高がある状態なのに、実際に支払えるのが月1万円程度だとすると、返済能力が低いと判断され、審査に落とされる可能性が高いです。
他社での借入件数が多い
おまとめローンは、他社からの借入をまとめるものですが、その他社からの借入件数があまりに多すぎると、返済能力なしと判断されて審査落ちの原因になります。
具体的な件数の決まりはありませんが、大体4件以上からの借り入れがある状態だと、返済能力を疑われる可能性が十分に高いです。
審査落ちのリスクを減らしたいのであれば、できる限り借入件数を減らしてからおまとめローンを申込むことをおすすめします。
過去に延滞した記録が残っている
過去にカードローンやクレジットカード、その他のローンなども含めて延滞した記録が残っていると、これも返済能力に問題ありとされて審査落ち原因になります。
過去の借入れに対する返済情報は、おまとめローン等の申込み審査時に確認される「信用情報機関」に保存されています。
返済期日までに支払いをせず、延滞の記録が残っている方は、審査に通らない可能性があることにご注意ください。
収入が安定していない
定職に就いていない、転職したばかりなどの理由で収入が不安定な方は、継続返済ができなくなるかもしれないと判断されて審査に落ちる可能性があります。
収入の安定性とは、絶対に正社員などの職種である必要はなく、パートやアルバイトなどであっても問題はありません。
しかし審査に通るためには、勤続年数が長いなど、収入が安定して得ていると判断できる状態であることが重要なのです。
この勤続年数が長ければ長いほど安定性は高いと判断されるので、審査においては有利になります。
収入が不安定と判断される恐れがある場合は、少なくとも勤続年数を1年以上にしてから申込むことをおすすめします。
債務整理の履歴が残っている
この場合、5年~10年間はまず審査に通らないと思ったほうがいい。
信用情報機関に債務整理の履歴が残っていると、おまとめローンの審査には通らない可能性が高いです。
信用情報機関には、以下の4つのような債務整理情報が5~10年程度残ります。
- 任意整理
- 特定調停
- 個人再生
- 自己破産
債務整理をしているということは、以前借金の返済でトラブルを起こしたことが明確です。
結果としておまとめローンを提供しても返済が滞る危険性があるため、債務整理の履歴が残っている間はまず審査に通りません。
万が一債務整理をした経験がある場合は、前回の債務整理から5~10年程度時間を空けて、情報が信用情報機関から消えてからおまとめローンを申込みましょう。
おまとめローンの審査基準について
おまとめローンを申込む際は、審査基準を満たしているかどうかを事前に知っておくことが重要です。
これから申込む人・審査に通らなかった人のどちらであっても、事前に審査基準を知っておけば、申込みにあたって改善すべき点をチェック・万全の状態で新規または次回の審査に臨めます。
おまとめローンの申込み審査にあたっては、主に以下の6点を重点的にチェックされます。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 借入件数
- 他社借入総額
- 信用情報
他にもたくさんの項目をチェックされますが、特に重要なのは上記6点です。
上記6点のうちいずれかに問題があると審査落ちの可能性があり、問題なければ審査に通る可能性は十分なので、それほど心配することはありません。
少しでも審査に通る確率を上げたい方におすすめのおまとめローン
審査に通る確率を少しでも上げたい場合におすすめできるのが、以下の2つの「消費者金融が提供するおまとめローン」です。
- アコムの「貸金業法に基づく借換え専用ローン」
- アイフルの「おまとめMAX」
上記以外にもおまとめローンを提供している金融機関は多数あります。
しかし、銀行のおまとめローンには、消費者金融に比べて金利が低いメリットがありますが、代わりに審査が厳しくなるので、審査落ちのリスクが上がってしまいます。
審査に通る確率の高さを重視する場合は、消費者金融のカードローンを検討するのがおすすめになります。
アコム 貸金業法に基づく借換え専用ローン
カードローンやクレジットカードなどの金融商品を多数展開している消費者金融のアコム。
アコムでは、金利7.7%~18.0%のおまとめローンとして、「貸金業法に基づく借換え専用ローン」が展開されています。
実質年率 | 7.7%~18.0% |
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限度額 | 300万円 |
審査時間 | 最短30分 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
遅延利率 | 20.0% |
審査スピードは非常に速く、アコムの店頭や自動契約機(むじんくん)で申し込めばその場で審査結果の回答をもらえます。
金利は高めですが、すぐにおまとめローンを使いたい人にとって最適な選択肢が、アコムの「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」です。
アイフル おまとめMAX
カードローンや不動産担保ローンなど、様々なローンを展開しているアイフル。
アイフルのおまとめMAXは、金利3.0%~17.5%と、アコムに比べて金利が低くなっています。
実質年率 | 3.0%~17.5% |
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限度額 | 800万円 |
審査時間 | 最短30分 |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
遅延利率 | 20.0% |
※おまとめMAXの詳細データになります
また、おまとめMAXは限度額が最大800万円と高額になっています。
借入額が大きい方には、アイフルのおまとめMAXがおすすめです。
なお、おまとめMAXはアイフルを利用している人向けの商品で、初めてアイフルを使う人向けには、「かりかえMAX」という名称で同じ内容のサービスが展開されています。
まとめ
今回は、おまとめローンの審査基準や審査落ちの原因、審査に通るために知っておきたいポイントなどについて解説しました。
最後に、記事の要点を3つにまとめます。
- おまとめローンの審査落ち原因は、借入件数の多さや返済能力の低さ、債務整理・延滞など
- おまとめローンの審査に通るためには、借入金額をできるだけ減らしたり、申込み内容を正確に記載したりすることが大事
- おまとめローンの審査に通る可能性を上げたい場合は、アイフルやアコムなど、消費者金融で展開されているおまとめローンの申込みがおすすめ
利用しているカードローンなどの借入額を1箇所にまとめて返済したいものの、審査落ちが心配な方は、今回の解説を参考に、万全の状態でおまとめローンを申込んでください。