介護施設でのサービス提供責任者についての仕事サービス提供責任者と名前は聞いたことがあるかもしれませんが、実際にはどういた仕事をしているのか分からないことが多いと思います。
サービス提供責任者の仕事はどういったものでしょうか。それでは、仕事内容、給料や待遇についてご説明します。
介護施設のサービス提供責任者の仕事について
サービス提供責任者(通所サ責)は、居宅介護事業所で常勤1人は必要となります。サービス提供責任者とは、訪問介護の責任者の仕事です。介護施設では、訪問介護ステーションや介護施設では在宅介護の部門がある施設での仕事となります。サービス提供責任者の仕事は、在籍している訪問介護ヘルパーの仕事の管理、ケアマネージャーに従って、訪問介護計画書の作成、サービス開始時の為の確認訪問、具体的なサービスの手案協力、在宅サービスの向上の為の検討や調整などになります。基本的にサービス提供責任者は事業所全体の管理になりますので、特定の利用者の担当はなく、担当があって訪問して介護サービスを行うといったことはありません。
しかし、事業所で働くヘルパーの相談役として、スムーズにサービスがいっているか、問題点はあるかなどのチェックの為に実際にお宅を訪問して様子を確認したりすることもあります。訪問介護は1人です。そして短時間で対応しなければいけない為、現地でヘルパーの方が困ったことや判断できないことなども多くあり、現地からヘルパーの問い合わせや関連の部署に連絡することもサービス提供責任者としての役割です。
また、急にヘルパーの休みなどで変わりの人の手配もあります。ですから、サービス提供責任者の人は経験がある人が多く、急な対応でも迅速に判断することが必要とされるケースも多くあります。
介護施設のサービス提供責任者の給料と待遇について
指定訪問介護事業所によって違ってきますが、月で20万円から25万円位です。年収では賞与込みで250万円から300万円位です。日勤務ですので夜勤務はありせん。小さな事業所の場合1人ということもあります。
急な休みなどについては、事業主などでサービス提供責任者としても兼務されているなど、調整して休むことも可能でしょう。休みについては週休2日または、月8回の休みになります。
介護施設でのサービス提供責任者の資格について
サービス提供責任者にはある一定の基準があります。介護職員実務者研修修了者、介護福祉士、旧ヘルパー1級などになります、その他介護研修初任者研修修了ご実務経験3年以上、旧ヘルパー2級があり実務経験が3年以上といった人も当てはまりますが、事業所の収入が減ってしまう為にできれば、介護福祉士や介護職員実務者研修修了の方が望ましいと言えるでしょう。物理的には介護職員実務者研修修了でサービス提供責任者となれるわけですが、実際の業務を考えると、訪問介護や介護職の経験を積んだ人はなるのが良いと思われます。理由としては
- 現場からのヘルパーの問題などに迅速に対応する必要がある
- ヘルパーの不満などを聞いて、説得や説明をする調整役的な立場の為
- 他の関係部署との連絡や利用者の方や家族の対応がある
などです。
介護施設でのサービス提供責任者の仕事についてのまとめ
訪問介護事業所で主に活躍の中心のサービス提供責任者です。ほとんどの事務的な内容をこなすなんでも屋といた感じですので、資格も必要ですがそれ以上に介護現場での経験がものを言う仕事です。実際の訪問介護しているヘルパーの方のトラブルを聞いたり、サービス向上の為に介護についてのアドバイスなども行います。
そして、実際の訪問での利用者の方の生活状態や利用状況の確認など、デスクワーク以外でも事業所の全体的に見ることが必要とされる仕事です。実際に訪問介護計画書などのデスクワークも多くありますので、ケアマネージャーとしてのステップアップも可能な仕事ではないでしょうか。
通称サ責は、迅速で幅広い視野が必要カモ。ヘルパーとして働いている人にはステップアップの為の職種カモ。サ責からケアマネージャーとして資格取得をしている人も多いカモ
私の職場のサービス提供責任者仕事について
私の職場はデイサービスですが、居宅介護の部門もありますのでサ責の方の接触があります。実際にデイサービスで私は勤務していますので、利用者の方がデイサービスを利用前の送り出しや迎え入れのヘルパーの利用をされている方の多く、私の事業所でのヘルパーを利用している方のいらっしゃいます。
サ責の方がたまに、朝利用方のご様子をうかがったりすることもあります。特に独居の方で、夏場でしっかりと水分補給出できているか、熱い部屋の状態でないかといった健康管理などを確認されています。
また時々こちらでの様子をご報告することもあるので、本当にサ責の方は細かい所に気配りができないいけない仕事だと思うことが多くあります。また介護現場の経験もあるので、実際の介護方法や対応も上手だと思ったことがあります。