アルバイトの面接を受けてみたもののなぜか受からない、初めてアルバイトの面接を受けるけれどどのようなことに注意したらいいのかわからない…。
そういった方のためにアルバイトの面接で注意しておきたいポイントや面接に受かる確率をアップさせるコツについてご紹介します。
どうしてバイトの面接に受からないのか?10個の改善ポイントを抑えて採用を勝ち取る!
特に好条件の求人はたくさんの応募が集まり、ライバルの数も多いですよね。求人数が少ないバイトも周りのライバルに差を付けなければなりません。
といっても特に難しいことをしなければならないというわけではないので、ここでご紹介するポイントを参考にしながら自信をもってアルバイトの面接に挑戦してみてくださいね。
特に注意しておきたいポイントを10個ご紹介します。
- 第一印象を良くする
- 面接中の姿勢や仕草に注意
- 履歴書作成のポイント
- 自己アピールはやりすぎない
- 面接が終わった後のポイント
- 求人サイトで採用に繋がる情報を確認
- 好条件にこだわりすぎない
- 応募数を増やす
- 面接掛け持ちの注意点
- 事前準備はしっかりと
第一印象を良くする
面接官はあなたのことを知らない状態から面接をスタートしますよね。そこで第一印象というのは非常に大切だといえるでしょう。
人の第一印象は出会ってからほんの3秒から5秒程度である程度固まるとされています。つまり、ここで失敗をしてしまうとその後に印象を良くするのは難しくなるということです。
では、具体的に第一印象を良くするためにはどうすれば良いのでしょうか。
遅刻に注意!
当たり前の事ではありますが、遅刻をすればそれだけで印象が悪くなります。だからといってあまりに早く来られても面接側も困ります。
最適とされているのが10分前です。それよりも早く着いた場合には時間を潰してからバイト先に向かいましょう。どうしても遅刻しそうな場合は必ず電話連絡をします。
具体的にどれくらい遅れそうなのかを伝え、誠意を込めてお詫びの気持ちを伝えればあまり印象を悪くせずに済むでしょう。
見た目のポイント
第一印象は視覚的な要素が大きいとされています。面接官があなたの姿を見た際に視覚的な好感を与えられるように注意しましょう。
そこで重要になるのが清潔感です。ボサボサの髪型だったり、服がシワだらけという状態では良い印象を与えるのは難しくなります。
女性であれば髪を一つにまとめたり、マニキュアは付けずに爪を綺麗にそろえておくということも大切です。また、メイクはナチュラルメイクにとどめましょう。
男女問わず髪色もチェックされているのでバイトをするのにふさわしい髪色を選択することが大切です。髪色自由というバイト先もありますが、金髪の人と黒髪の人が面接に来た場合、どうしても黒髪の人の方が真面目な印象を与えるため採用率は高くなります。
髪色自由のバイト先でも面接に行く際には暗い髪色にし、職場に馴染んでから明るくするのがおすすめです。
挨拶
まずは何よりも大切なのが挨拶ですね。元気よく挨拶するのが基本です。担当の方への挨拶は丁寧な口調でハキハキと行いましょう。
「○○と申します。本日はお忙しいところ面接の時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」
と、相手の目を見て笑顔で挨拶をすると好印象を与えることができます。その後、面接官に着席を促されてから座りましょう。
履歴書が必要な職場は着席した後に自分から「書類を持って参りました」といって渡すのが理想的です。
面接中は表情もチェックされているので、鏡の前で表情の練習もしておきましょう。
挨拶時の注意点
緊張して声が出にくくなる方がいます。ぼそぼそと話してもやる気が伝わらないので、ハキハキとした声で受け答えをしましょう。緊張している時には大きく深呼吸をするのが効果的なので面接の部屋に入る前に深呼吸で気持ちを整えてみてくださいね。
どうしても緊張が抑えられないようであれば素直に緊張していることを伝えた方が気持ちも楽になります。
面接中の姿勢や仕草に注意
面接中は履歴書の内容だけでなく質問に対する受け答えや姿勢などもチェックされています。
面接中の姿勢は?
椅子には深く腰かけず、背中を伸ばして座りましょう。深く腰かけて背もたれにもたれかかるのはNGです。バッグは椅子の横、または自分の後ろに置きます。
身振り手振りを付けて話すのは落ち着きのない印象を与えるため、両手は膝の上におきましょう。足を開いて座ると印象が良くないのできちんと閉じます。また、頻繁に髪をさわるのが癖という方もいますがさわらないように注意が必要です。
相手のどこを見れば良い?
目を見て話すのが理想的ではありますが、目を見るとどうしても緊張してしまうという方もいるはず。そういった場合には相手の鼻先あたりを見ましょう。
キョロキョロしてしまうとオドオドしている印象があり頼りなさを感じさせてしまうので注意が必要です。
受け答えのポイント
敬語が苦手という方もいるかもしれませんが、正しい敬語がよくわからなかったとしても落ち着いて丁寧に話せば問題ありません。無理に難しい言葉を使おうとすると間違えてしまうこともあるため、自分のわかる範囲で正しい敬語を使いましょう。
また、面接の中で矛盾があるとそれを指摘されてしまうこともあります。
例えば、長所を聞かれた時に「協調性がある」と答えたのに、短所を聞かれた際に「人見知り」と答えてしまうとどのような性格なのかわからなくなりますよね。
履歴書作成のポイント
面接官はあなたが直接受け答えする内容と履歴書の内容を基にして人柄やそれまでの経験を知ります。そこで重要になるのが履歴書です。
いくら受け答えが丁寧だったとしても履歴書の文字が殴り書きのような状態では好印象を与えることはできません。字が苦手という人でも丁寧に書けば誠意が伝わるので気にしすぎる必要はないでしょう。
どうしても自分の字が気に入らず自信を持って履歴書を提出できないという方はパソコンで作成するのがおすすめです。無料で利用できるテンプレートなども用意されているのでそういったものを活用すればパソコンの詳しい知識がない方でも履歴書を作成できます。
パソコンで作った履歴書は何となく印象が良くないのでは?と思うかもしれませんが、読みにくい字で書かれた履歴書よりは好印象を与えることができるでしょう。
しかし、丁寧に見える一方で人柄や意欲を伝えづらいというデメリットがあります。このデメリットをカバーするために、面接では受け答えに力を入れたいですね。
また、せっかくパソコンを使って綺麗な履歴書を作ったとしても誤字や脱字があったら印象が悪くなるので注意が必要です。
それから、印刷にはコピー用紙のような薄い紙ではなく、少し厚めの上質紙を使った方がカッコよく綺麗に仕上がります。
写真も一緒に印刷してしまう方もいるようですが、これは好ましくありません。印刷したり履歴書に後から写真を貼り付けましょう。印鑑も同じです。
自己アピールはやりすぎない
採用率を高めるためには、とにかく自分を良く見せることが大事!と思い、必要以上に自分を大きく、良く見せるのはおすすめできません。
確かに、マイナスポイントばかりを伝えるよりもアピールポイントを重視することは大切なのですが、面接官に警戒されます。
とにかく頑張ります、やる気があります、協調性があります、器用です、○○には自信があります。
そのようなことを並べると口先だけなのでは?と思われることもあるため、自分の中で何が一番のアピールポイントになるのかということを深く考えましょう。
大切なのは誠意を持って正直に面接を受けるということです。
本当はアルバイトするのが初めてなのに「覚えることがたくさんあるけれど大丈夫?」と聞かれた時に「前に似たような仕事のバイトをしていたので大丈夫です。」と答えれば確かに面接時の印象は良くなります。しかし、採用された後に大きな問題がありますよね。
実際に働き始めてみればわかることなので、嘘をつくのではなく、誠意を持った答えましょう。嘘をつくよりも「経験はありませんが積極的に勉強し、精一杯努力します。」と答えた方が印象が良いです。
面接官は面接の中でその人の能力や経験を確認しているわけですが、それ以上に採用したあとのことを想像しています。
この人を採用した時に職場でうまくやっていけるのか、真面目に働いてもらえるのかということを面接の中で見極めているので、自分を良く見せようとアピールしすぎて逆に印象を悪くしないように注意しましょう。
面接ではかなり手ごたえがあったのになぜか受からない…という方は特に注意してくださいね。
面接が終わった後のポイント
入室から退室までが面接です。ですが、面接官から着席を促されてから座った方が良いというのはわかるけれど、退室の仕方がわからないという方も多いのではないでしょうか。
面接官から「これで面接を終わります。」というような言葉を受けたら椅子に座ったままの状態で「本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございました。」とお礼を述べて一礼しましょう。
続いて立ち上がり、椅子の横に立った状態で「失礼いたします。」と伝えてもう一度一礼をします。
その後でドアの前まで歩いたら面接担当者の方を向き、目を合わせてから「失礼しました。」と伝えて一礼をしてドアを開けて外に出ましょう。ドアを閉める際にはバタンと音が鳴らないように気を付けてくださいね。
部屋を出た後もバイト先の建物から出るまで、さらに言えばバイト先から姿が確認できないところに移動するまでが面接だと思いましょう。
バイト先の建物から出た瞬間にたばこに火を付けたりすると、それを見られてしまった際に印象が悪くなるので注意が必要です。
求人情報探しの注意点
求人情報を探す方法は大きく分けるとハローワークを利用するほか、求人情報誌、求人情報サイトを活用した方法があります。このうち、最もおすすめなのは求人情報サイトです。
ハローワークや求人情報誌でもたくさんの求人情報が寄せられているのですが、古い情報が掲載されていることも珍しくありません。実際に応募したところ、すでに募集が締め切られていたというものも多いのです。
インターネットを活用した求人情報サイトであれば今現在募集されている最新の求人情報をチェックできます。募集が締め切られたものは掲載も終了されるので安心ですね。
アルバイト求人は早い者勝ち!?
じっくり自分に合いそうなバイト情報を探すのももちろん大切なのですが、アルバイト求人は早い者勝ちだといえるでしょう。というのも、採用する側も正社員として採用する場合にはかなり慎重な面接を行うのですが、バイトという形で募集をしている場合はすぐに働いてくれる人を重視している傾向が強いです。
そのため、求人が出てから早く応募すればそれだけ有利になります。求人情報サイトを利用してバイト情報を探す際には新しく出たばかりの求人から検討しましょう。
いろいろなバイト先に応募しているのになかなか受からないという方は自分がチェックしている求人情報が古いものではないか確認することをおすすめします。
アルバイト求人サイトで役立つ情報を確認
アルバイト向けの求人サイトにはただ単に求人情報が掲載されているだけでなく、採用を有利に運ぶためのポイントが多数掲載されています。
面接を受ける際のポイントや好印象を与える履歴書の書き方、バイトの採用情報に詳しい人のコラムなども掲載されているため、面接がどうしても苦手という方にとって強いサポートになるでしょう。
また、バイト求人サイトの中には狙い目の求人情報がチェックできるものもあります。例えば、アルバイト情報サイト「バイトル」では応募バロメータという機能があり、その求人に対してどれくらいの応募があるのかを一目で確認できるのです。
先述したように新しく出たばかりの求人の方が採用率は高いため、応募数が少ないものを選択すればそれだけ採用率を高めることができますね。
好条件にこだわりすぎない
アルバイト求人サイトでは自分の希望する条件をかなり細かく指定して該当するバイト先を探すことができます。誰でも自分の理想に合ったバイト先を探したいと思うのは当然のことですが、多少は妥協できる条件についても考えてみましょう。
例えば、時給や勤務日数、勤務時間というのはなかなか譲れない条件ですよね。しかし、それ以外のポイントも細かく指定すると該当する求人情報はどんどん少なくなります。
時給にこだわるのであればバイト先までの距離で妥協してもう少し広い範囲で求人情報を探してみたり、その他の条件にこだわるのであれば多少給料が安くても仕方がないと考えられれば選択できる求人の幅は大幅に広がるはずです。
面接の際にもあれこれ条件を伝えると「使いにくい人材」と判断されてしまうので注意しましょう。
応募数を増やす
気になる求人が5つ見つかったとしたら、それらすべての面接を受けるくらいの気持ちで挑むことも大切です。一つ落ちてしまったからといって落ち込むのではなく、自分には縁がないバイト先だったと判断しましょう。
バイトで採用してもらうためには面接を受けなければなりません。しかし、誰でも面接では緊張するため、慣れが必要なのです。
1社目より2社目、2社目より3社目の方が面接の知識もつきハキハキと受け答えもできるようになるため、なかなか受からない方も諦めずにバイト情報を探し、応募してみてくださいね。
面接掛け持ちの注意点
いくつかの面接を申し込む場合、履歴書を複数用意する必要があります。履歴書というのはバイト先に自分をアピールするためのものでもあるため、バイト先によって志望動機や長所・短所などの内容を変えたほうが効果的です。
しかし、複数の履歴書を用意しておいたもののA社に出すべき履歴書をB社に出してしまい、アピールポイントがずれてしまった経験をした方もいます。これでは好印象を与えることはできないので注意してくださいね。
事前にできる準備はしっかり行っておく
バイトの面接を受ける際には履歴書や面接時の受け答えばかりに力を入れる方がいます。しかし、事前にできる準備は他にもたくさんあるのです。
例えば、「バイト先まで30分で着くと思っていたのにいざ行ってみたら40分かかり、その結果面接に遅刻してしまった。」という方もいますが、これは事前にバイト先までの移動時間を確認しておけば防げたことですよね。
Googleマップを使ってバイト先の住所を入力し、ルートを検索するだけでも所要時間はわかります。しかし、実際に足を運んでみるとそれ以上に時間がかかるケースも珍しくないので、最低でも一度はバイト先まで自分の足で行って時間を確認しておきましょう。
その際にバイト先の様子が外から確認できるのであればチェックしておくのがおすすめです。飲食店などの場合は中に入って食事をしてみましょう。
実際の職場の雰囲気を理解しておくと履歴書を作成する際に何をアピールすれば良いのかというのもわかりやすいです。
求人情報ではとても魅力的であるものの、職場の雰囲気が自分が思っていたのとは違っていたというケースもあるため、事前に確認するということは非常に大切になります。
マナーに沿った形で面接を受け、落ち着いて自分をアピールできれば面接の成功率は高くなるので、自分にとって最適なバイト先を見つけられたらしっかりとした準備を整えて面接に挑んでみてくださいね。
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