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フリーランスで結婚は厳しい?知っておくと安心なフリーランスの結婚事情について解説

フリーランスの結婚事情

人生プランを考えるとき、プライベートで最も大きなイベントといえば結婚でしょう。

晩婚化・非婚化社会と言われ未婚化率は上昇を続けていますが、それでも結婚をまったく考えたこともないという人は少数派です。

ですがフリーランスで働いている場合は周りから結婚に向いていないのではと思われることも多いです。フリーランスという働き方に一匹狼的なイメージを持つ人が多く結婚願望が薄いのではと見られることもあれば、収入が不安定なので結婚は無理ではと考える人もいます。

ですが実際にはフリーランスで結婚願望がある人も多く、現実に結婚生活をうまく送っているフリーランサーも大勢います。ここでは、フリーランスという働き方と結婚について考察してみます。フリーランスで結婚したいと思っている人、またフリーランサーと結婚したいと思っている人の参考になれば幸いです。

フリーランスで結婚を考える

フリーランスというのは一般的には好きな仕事ができて自由だけど収入が不安定と考えられています。そのためフリーランサーは冒険心や野心が強くどちらかと言うと協調性は低めであるイメージを持たれがちです。家庭の安定が第一で不自由というイメージの強い結婚とはそぐわないと考えている人も多いでしょう。

ですが、実際のところフリーランサーのすべてが一匹狼的な思考の持ち主ではありません。なれ合いは嫌いであっても孤独を好むというわけではなく、気の合うパートナーは欲しいという考えの人も多いです。また金銭的に不安定だからこそ結婚して共稼ぎを希望するという人も多いでしょう。

フリーランスでも結婚願望のある人は多く、フリーランスだからといって結婚ができないわけでもありません。

フリーランスは結婚に向かない?

フリーランスで働きたいというと「結婚できなくなるから」と周囲に止められることがあります。フリーランスと言うと「自由人」「収入が不安定」というイメージであり、だから結婚には不向きであると思われてしまうわけです。

自由人の夢追い人だから結婚生活に不向き?

自由人というのは自分の時間を大切にするということです。そのため、パートナーの気持ちを考えなかったりパートナーが困っている状態を無視して自分の都合を通す人間と思われがちです。奥さんが夫婦の会話を欲していたり育児を分担してほしがっているのに、自分の趣味に没頭するようなイメージですね。またフリーランサーというものは忙しくなると仕事にかかりきり、暇になると人脈作りと称して飲み歩き、家の中の事には非協力的な人種と思われることも多いです。

またフリーランスに憧れを持って独立を考えている会社員や、独立したてのフリーランサーにありがちなのが、やたらと夢を追いがち・理想を語りがちということです。フリーランスという働き方は俳優やミュージシャン、作家、イラストレーターといった分野に多いことも、夢追い人的なイメージを後押ししています。ITエンジニアのような技術職のフリーランスであっても、理想の働き方を追及して夢を持って独立したという人が多いです。夢を語るのは決して悪いことではありませんが、ともすれば周囲からは現実を見ていないように思われてしまい、家庭を築いて結婚生活を送るには不向きと見られがちです。

家族の時間を大切にし共に夢を追えるパートナーを目指す

ですがこれは思い込みに過ぎません。フリーランスという働き方を選び自分の時間を大切にする人は、だからこそ家族との時間をしっかり取りたいと考え、そして実践している人も多いのです。自由な働き方が好きだからと言って自分勝手なわけではありません。家族との時間を含めて自分の時間をある程度コントロールできるのがフリーランスの魅力です。

また、あまり現実離れしたり怪しい話にお金を注ぎ込むようなことでは困りますが、夢を追うことは悪いことではありません。また独立前後は現実離れした理想を語っている人でも、フリーランスとして働き始め世間の荒波にもまれている内にある程度は理想と現実に折り合いをつけていくものです。またフリーランサーと付き合って結婚まで考えるような人は夢を支えたいと思っていることも多いのです。共に夢を追えるパートナーシップを築ければ結婚という形も自然に考えられると思います。

収入が不安定だから結婚できない?

会社員とフリーランスの違いと言うと、とにかく不安定というイメージが強いでしょう。会社員は毎月決まった給料がもらえ、フリーランスは月によりまちまちというのは事実です。

結婚をするなら子育てのために十分に安定した収入が必要であり、会社員や公務員の方が向いていると思われがちです。結婚を考えたときも、フリーランスだと相手はともかく相手の両親などには渋い顔をされるかもしれません。

さらに会社員だといきなりクビということはありませんが、フリーランスはいつ仕事が来なくなるかわかりません。そういう意味でも不安定と言えます。

不安定でも必ずしも収入が低いわけではない

ここで重要なのは、収入が不安定なことと収入が低いことはイコールでは無いということです。たとえばプロ野球選手もフリーランスで球団と契約を結んでいるわけですが、優秀な選手は何億も稼ぎ、成績が残せなければ戦力外通告もあります。これも収入が不安定と言えるでしょう。

収入が不安定であるのを見越した上で、十分な金額を稼ぎ計画的に使うことができれば結婚には問題は無いでしょう。フリーランスは収入が不安定なのが問題と言う人は、収入が低そうというイメージにとらわれているのかもしれません。

また仕事が無くなるリスクは会社員でも同じ事です。会社員はいきなりクビにはされなくても、通知の上で解雇される可能性はあります。こういうときにむしろフリーランスの方が手に職がついている分、次の仕事を見つけやすいとも考えられます。

さらに、たとえ収入が低くても結婚により共稼ぎでそれを補うことも可能です。最初から相手の金銭目的で結婚を希望するのはあまり良いことではないですが、男女ともに結婚後も仕事を続けることが当然となった現代では、フリーランスこそ結婚して安定をはかるのも悪くありません。

フリーランスが結婚するには?婚活を意識しよう

フリーランスでも結婚には問題が無いと考えられますが、結婚は相手がいなければできません。フリーランスの場合はひとりで作業を行うことも多く、出会いがなかなか無くて相手が見つからないという人も多いでしょう。

フリーランスで結婚願望があるなら、漠然と出会いを待つよりも積極的に婚活をするのがおすすめです。

婚活パーティなどで出会いを求める

結婚を希望する場合の相手の見つけ方としては、結婚相談所に登録したり婚活パーティに参加するのもひとつの方法です。今はいろいろな婚活パーティが開催されているので、自分にあったテーマのものが見つかるでしょう。年代や趣味などが近い人で集まったり、アウトドアなどのイベントを一緒に体験するパーティもあり、こうした場なら気の合う人を探しやすいです。

結婚相談所や婚活パーティの良いところは、参加者は基本的に結婚を考えている人ばかりなので、話が早いということです。交際を続けながら結婚する気があるのかどうかやきもきする必要はありません。

仕事や趣味を充実させて出会いを増やす

フリーランスが出会いを増やすなら、他には仕事を広げて人脈を広げる、教室やサークルなど他の人と一緒にする趣味を持つ、などが考えられます。こういったことを婚活のために行うのは目的をはき違えていると嫌われそうですが、あくまでも仕事や趣味の充実をメインに考えて、その上で出会いの確率が高まれば理想的です。

交際では等身大の自分を

出会いから交際に発展した場合、結婚相談所や婚活パーティで出会ったのなら話は早いです。お互いのプロフィールは把握の上で結婚相手としての相性を見定められます。剃れ以外の出会いなら、デートを重ねた上で結婚を意識するのが一般的な流れです。

結婚を前提とした交際で大切なことのひとつに、自分の仕事をきちんと説明できるというものがあります。人柄などは自然に伝わっていきますが、仕事について語れないというのは印象が良くありません。フリーランスというだけでは何をやっているかが分かりづらく、フリーターと混同されることもあり得ます。

フリーランスという仕事の形態についてあれこれ言うよりも、まずは何をしているのか職種や業種で説明した方が分かりやすいでしょう。フリーランスだからと卑下する必要も、逆にフリーランスがいかに素晴らしいかを延々語る必要もありません。何の仕事をしている人間なのかというのを的確に伝え、そのままの自分を出していきましょう。

フリーランスで結婚を考えるなら金銭的な安定を目指そう

フリーランスの収入が不安定なのは確かです。ですが計画的にお金をつかい貯金をすれば、結婚資金や子供の教育費、老後資金を貯めることもできます。報酬が多かった月に無駄づかいをするようなことは避けましょう。

その上で結婚するにあたってお金の面で気になる点をクリアにしていきましょう。

フリーランスでも住宅ローンを組めるか

結婚するならいずれは住宅ローンを組んで家を買いたいと思っている人は多いですが、フリーランスだとローンの審査で不利という話も聞きます。

ローンの審査においては会社員や公務員のように安定した給与をもらっている職業の方が有利なのは確かです。ですがフリーランスであっても、十分な返済能力があるとみなされればローンは組めます。

ローンの申込みの際には過去3年間の所得証明の提出が必要となることが多いです。月ごとでは不安定でも年間で見れば安定した収入があれば大丈夫でしょう。所得証明のためには確定申告をきちんと行うことが必要です。税金をきちんとおさめるためにも確定申告は必ず行いましょう。

またフリーランスに限りませんが、過去に金融事故があるとローンの審査は通りにくくなります。借金を踏み倒した、クレジットカードの支払いを何度も遅らせたなどはもちろん、盲点になりがちなのは携帯電話の支払いです。軽い気持ちで払い忘れがちですが、今の携帯電話の販売形態だと端末代はローンで通信料や割引サービスと一緒に支払う形になっていることが多いです。この場合は支払いを忘れるとローンの返済未払いと同じとなり金融事故の記録が残ることもあります。支払いは忘れないようにしましょう。

フリーランスと年金・健康保険

フリーランスは国民年金国民健康保険に加入することになります。会社員の場合は会社の契約している厚生年金や社会保険が給与から天引きされますが、フリーランスは自分で保健代も年金も支払わなければなりません。ですが病気のときや老後の安心のためにも必ず払っておきましょう。これで、会社員のような福利厚生はなくても、最低限の保障は受けられます。

ただしこれだけでは不安のある場合、プラスαとして国民年金基金や個人型確定拠出年金(iDECO)、民間の医療保険や所得補償保険・就業不能保険に加入すると良いでしょう。またフリーランスでも職種によっては加入できる国民健康保険組合があります。

フリーランスでも加入できる組合

国民健康保険は市町村で直接加入するよりも、組合に入った方が保険料が少し安くなることがあります。フリーランスでも職種によっては加入可能な組合があるので、加入資格を調べてみると良いでしょう。

たとえばフリーランスで文芸、美術及び著作活動を行っている人には文芸美術国民健康保険組合というものがあります。加入には組合加盟団体に所属している必要がありますが、デザイナーや作家なら検討するのをおすすめします。

フリーランスのITエンジニアの場合は、国民健康保険組合ではありませんが、全国ソフトウェア協同組合連合会に加盟している組合の中から入れるものが無いか見てみると良いでしょう。

結婚のためには相手への思いやりと計画性

以上、フリーランスでの結婚についてお話ししました。一般的に結婚に不向きと考えられがちなフリーランスですが、十分に結婚は可能です。

フリーランスで交際・結婚をするなら、大切なのは相手への思いやりです。ひとりで好きに作業するのが好きという傾向のあるフリーランサーでも、パートナーとのコミュニケーションを大切にした上で結婚生活のルールを決めれば円満な家庭を築けます。

フリーランスは自分の時間をコントロールできるからこそ家族との時間を大切にすることも可能なのです。仕事とプライベートの線引きをきちんとすれば、自宅仕事をしながらでの結婚生活にも支障はありません。

また収入が不安定だからこそ、稼げるときにしっかりと稼ぎ、目の前の報酬の額にとらわれないで使うことが重要です。つまり時間の面でも金銭面でも計画性が重要です。

結婚したいと思えるようなパートナーに出会えたら、フリーランスだからと臆すること無く、地に足をつけつつも共に夢を追っていきましょう。