バイトや大学のサークルの仕事や活動、人間関係を充実させるためには、先輩との人間関係というのは避けて通れません。あなたが後輩なら先輩に「愛される後輩」でいたほうが、バイトや大学のサークルの仕事や活動においても人間関係においても絶対に得です。
では、どうやったら「愛される後輩」になれるのでしょうか。端的に言えば「教わり上手になること」です。
先輩は後輩に頼ってもらいたいと思っているのに、頼ってこない後輩はかわいくないですし、頼ってくる後輩でも「煩わしい」と思われることだってあります。
つまり、先輩にかわいがられるということは、頼るということは非常に大事です。とはいえ、ただ頼ればいいのではなく、頼って「愛される」コミュニケーションが必要ということです。では、どうやれば「愛される」コミュニケーションができるのでしょうか。
これを読めばあなたも愛される後輩になれるカモ!
愛される後輩になる5つのポイント
それでは、あなたが「愛される後輩」になれるための5つポイントをお話ししたいと思います。
コミュニケーションというと、言葉のコミュニケーションを想像された方も多いかもしれませんが、第一のインプレッションを左右するのは「視覚」です。
視覚のインプレッションを無視していては、どんなに言語でよいコミュニケーションをとったとしても、印象が悪くなる可能性があります。まずは自身の表情について気を付けてみましょう。
その中で特に気を払ってもらいたいのは目の表情です。特に教わっているときの「目」は重要です。ことわざにも、「目は口ほどに物を言う」とありますが、目は本心が現れる部分の一つです。
具体的には、話をしている先輩の顔を見るときには、目をいつもより開けて(全開じゃなくて大丈夫です)、相手の瞳に写った自分を見るととても積極的に聞いているように映るようにしましょう。
これにより、相手が自分の話をちゃんと聞いてくれているんだと感じやすくなります。また、目以外にも前傾姿勢で、口角を上げた状態で話を聞くと更にいいでしょう。
話をしているとき、反応が薄い人に対して、少しイラっとくることないですか?そう、会話を弾ませるカギとなるのが「リアクション」なんです。話に対する反応で、やる気がない、会話をする気がないように思われてしまうこともあります。
教わっているのであればなおさらリアクションがないと先輩も「本当に分かっているの?」って不安や場合によってはいら立ちにも繋がります。そこで、取り入れていただきたいのが、うなずきです。ポイントは相手の話すテンポに合わせてうなずくことです。
一方でやってはいけない仕草もあります。それは、相手の発言に対して被せ気味に「うんうんうん」と急ピッチで早くうなずくような仕草です。早くうなずく癖がついている人は注意したほうが良いです。
ちなみに、話を聞いているときに、タイミングでうなずく人と、そうじゃない人を比較すると、前者の方が優秀に見えるといわれています。
あまり優秀だと目を付けられますが、先輩もある程度できる後輩と仲良くしたいと思う心理もあります。そのため、「うなずき」にも気を払ってみましょう。
まともな人であれば、先輩が何かを教えて際には、その場で「ありがとうございます」と御礼を伝えると思います。
ただ、私たちは、自身が相手にした行動を非常に鮮明に認識し、相手からしてもらったことは大して気にも留めていないという傾向に陥ります。
そのために「あの時○○してあげたのに・・・」と相手に指摘されるケースは誰しもあるのではないでしょうか。
それを踏まえると、御礼は1回のみではなく、複数回繰り返し伝えることで、感謝の気持ちが認識されやすくなります。ここで3回というのは1つの目安だとお考えいただきたいのですが、イメージとしては以下のタイミングで都度御礼を伝えるというのが良いでしょう。
具体的には、1回目は「その場」、2回目は「仕事が終わった後」、3回目は「後日」といった具合に時間を空けるというのが重要です。
こうすることにより、「その場しのぎ」ではなく、ちゃんと伝えたことが浸透したのだな、叩けば響くのだな、ということを先輩認識してもらえます。
そして、また新しい別の業務等も積極的に教えてもらえるでしょう。御礼の気持ちは「ずっと覚えている」ということがポイントなのです。
新人だからといって、「先輩が教えてくれるのが当たり前」という考えはNGです。自身でろくに調べもせず、聞いてばかりいると「少しは自分で調べてよ」と見限られてしまいます。
教わり上手になるために重要なのは、可能な限り調べることで、それでも分からない場合は先輩など周囲に聞いてください。
ただし、経験したことがないと「何が分からないのか分からない」こともあると思います。その場合は、自身の認識をそのまま先輩にぶつけて「どうですか?」と聞いてみましょう。
最悪なのはわからないまま訳が分からないままGoサインを出し、先輩に迷惑をかけることです。
後輩に教える先輩もきれいな伝え方を勉強している訳ではありません。ましてや個人の解釈・認識も様々です。また、説明が不十分なこともあるでしょう。
そのため、自身の理解が不十分なのに「分かりました」と言ってしまうと、あとになってから「何でできないの?」と先輩の怒りを買うこともあります。
そのため、ポイント4でも触れましたが自分の認識をしっかり伝え、「この対応をとりますがこの認識で間違いないですか?」、「○○という理解で間違いないですか?」と教えてもらった内容を整理して下さい。
そして、自分の言葉で言い換えてみて確認を取ってみましょう。こうすることで、先輩があなたの理解度を確認でき、かつスムーズなコミュニケーションが成立します。
1つ言えることは先輩に敬意を払っていること、正しいコミュニケーションを取ろうとすることが共通した意識のうえ成立する行動です。ぜひとも参考にしてほしいカモ!
まとめ
「愛される後輩」とはこびへつらうことではなく、上述の通り先輩に敬意を払い、配慮した振る舞いができる人のことを指すということを理解してもらえましたでしょうか。
教えてもらうということは、相手の時間をもらい、自分に時間を割いてもらうということです。
時間を割いてもらうということは、あなたは教えてくれる先輩に対し、あなたは一生懸命「聞く姿勢」を見せなければなりません。
上記の5つのポイントはすべて、教えてくれる先輩に対する敬意をどうやって表現するのかという代表的な手法を挙げたに過ぎません。
上記に5点限らず、先輩から教えてもらう際に必要なものは「誠意」です。「誠意」をもって接しているからこそ先輩に「愛される後輩」になれるのです。
愛される後輩になるために先輩に敬意を払う、誠意をもって対応することから始めてほしいカモ!