居酒屋のアルバイトって何がタイヘン？キッチンとホール、どっちが楽？面接や働く時のポイントチェック

居酒屋のアルバイトは大学生の人気ランキングでも常に上位にランクイン。夕方以降からがシフトのメインなので学生でも働きやすく、また時間帯によっては時給が高めなのもありがたいですね。同年代が多く友達感覚でわいわい楽しく働けるのも人気のポイントとなっています。

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居酒屋には行ったことがあっても、実際の仕事内容は知らない方も多いのでは？どんなことをするのか、給料は？シフトは？これから居酒屋でアルバイトしてみたい、という方のために、そんな基本情報をまとめてみました。

居酒屋のアルバイトとは

居酒屋での仕事内容は大きく「ホール（接客）」と「キッチン（調理補助）」に分かれています。男女どちらでも働けますが、比率としては女性はホールの方が多く、キッチンは男性の方が多いです。どちらが大変なのか気になるところですが、どちらにもメリット・デメリットはあります。また店によって細かい作業の区分や内容が異なるので、自分に合ったお店を選ぶようにしてくださいね。

「ホール」は、オーダーを受けたり料理を運ぶなどの接客ワークをメインに、レジ応対やホール内の清掃を行います。お客様の呼び込みやクレーム対応なども含まれます。ドリンク作りはホールのスタッフが作ることが多く、また洗いものの一部もしくは全部がホール担当のところもあります。

「キッチン」は、ドリンクやフードの仕込みや調理がメインの仕事です。洗いものや、食材や資材関係の発注・管理、厨房内の清掃なども行います。食材の運び込みなど力仕事もあります。調理に関しては、アルバイトは調理経験がなくてもできる補助的なものが一般的で、チェーン店の場合は仕上げだけというケースが多いようです。

仕事は基本的にシフト制で、夕方から深夜まで営業している店が多く、早朝までのところもあります。ランチ営業をしている居酒屋では昼のシフトもあります。

時給の相場は800円〜1,200円くらいです。深夜22時から翌朝5時までは、法律で通常の時給の1.25倍と決められています。8時間を超える勤務でも1.25倍になるので、深夜に9時間以上働くと1.25倍のさらに1.25倍と時給が大幅アップします。ただし初めの2〜3カ月は研修期間として時給が安くなる場合もあります。

報酬だけでなく、お客様の喜ぶ顔や「美味しかった」「ありがとう」の言葉、スタッフ同士の交流など、居酒屋ならではのやりがいや楽しみもあり、居酒屋のアルバイトの人気の秘訣となっています。

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アルバイト体験談

ヨシヒコさんのお仕事体験談（男性/アルバイト歴1年）

バイトをはじめたきっかけ

大学生の頃で、料理が出来なかったので、お金も稼げて、まかないも出てくるのがいいと思い、駅前でアクセスもしやすい居酒屋でバイトをしようと思いました。

身に付いたスキル

料理が全く出来なかったので、最初は接客でしたが、中でも働くようになりました。チェーン店ではないので、自分でしっかりと料理を作る居酒屋でしたので、基礎から学んで、それなりに料理を作ることが出来るようになりました。居酒屋のメニューだけではなく、時々、まかないも作るようになり、先輩にパスタ料理を教えてもらえたので、美味しいパスタを作れるようになりました。

つらかったことや楽しかったこと

大学との両立が大変でした。そこまでバイトの人数が多くないので、テスト期間中も被ることが多くて、なかなか休みをもらえなかったので、バイトをして深夜に帰宅してから、テスト勉強をすることが多かったので、テスト期間中がとても大変でした。また資格を取得するために、実習に行くときも、両立するのが大変でした。楽しかったことは、料理を覚えたことです。普段、全くしなかったのですけど、お客様やバイト仲間などに作った料理を褒めてもらえると、とても嬉しい気持ちになりました。また、バイト以外でも、仲がとても良くて、日帰りでみんなで遊びに行ったりしました。

これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス

接客をするには、元気が良い方がいいです。明るくていいねと褒めてもらえるととても嬉しい気持ちになります。人と接する機会が多いバイトですので、色々なことを学べると思います。また、私のように、料理が全く出来なかった人にも、おススメです。やはり料理が出来るのは、損には絶対ならないので、覚えておくと便利です。簡単に作れるおつまみなどを覚えて、さくっと作れる女性になるとポイントも高いと思います。住んでいる場所にもよると、思いますが、私は駅前で働いていましたが、アクセスもしやすかったので良かったです。

ユウさんのお仕事体験談（男性/アルバイト歴1年）

バイトをはじめたきっかけ

フリー求人雑誌でバイトを見つけているとき、居酒屋のバイトが載っていました。そのころは大学生時代で一人暮らしを始めたときでした。時間も余裕がある日が多かったので、生活資金にとバイトを探していました。居酒屋のバイトが都会ということもあり圧倒的に多く、その中のひとつを選びました。特に居酒屋が良い、と思ってはいなかったのですが、雑誌に載っていた写真が楽しそうだったこともあり応募してみました。

身に付いたスキル

社交性、効率の良さを考える力がつきました。また、声を大きく出さないと聞こえないような騒がしい場なので、度胸もついたと思います。それは社会人にとって大事なスキルの一つだと思います。居酒屋には、ほかの飲食店に比べると大変な接客業かもしれません。お客さんは酔っているし、からんでくる人もたくさんいます。それをいかに平和にかわすかという接客スキルがつき、同時に社交性もかなり上がりました。休日の夜はとっても忙しくなるので、次の行動を先読みしながら常に動かなければなりません。どの仕事でも大切なことだと思います。

つらかったことや楽しかったこと

特にバイトを始めたばかりの当初は、初めての接客業だったこともありとてもつらかったことを覚えています。酔った客にからまれたときが一番つらく、どう対処していいかわからなかったです。そういう日は家に帰って落ち込みましたが、あのときどうしてればよかったのかと深く反省しました。でも先輩がアドバイスをくれたし、職場のメンバーはとても和気あいあいとしていて一緒にいるととても楽しかったです。

これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス

気力、体力勝負なところがあり自分が思っていたよりも体育会系のバイトでした。でも活気があり、あわだたしく、やりがいがあります。常連さんとも仲良くなれることもできたし、楽しさもたくさんアルバイトですので、あまりこわがらずに何でも試してみると良いかと思います。わからないことがあったら一人で判断しようとせず、まわりの仲間に頼って良いと思います。そのほうが助け合えるし、バイトも楽しくなります。

アズサさんのお仕事体験談（女性/アルバイト歴1年）

バイトをはじめたきっかけ

知り合いに仕事が楽といわれ紹介されたことです。ちょうど私は大学生だったので賄いがあるアルバイト先を探していたので理想のアルバイトだと思い働くことにしました。

身に付いたスキル

見ず知らずの人と世間話をすることができるようになったことです。私は人見知りで今まで人と話すのが苦手でした。このままでは社会でやっていけないと思い少しでもコミュニケーション能力を身につけたいと思い、お客さんに話しかけてみるようにしました。そうすれば意外とすんなりと話すことができ、人と話すのが苦手だった私が自分から話しかけられるようになりました。また忙しい時にてきぱきと仕事ができるように計画を立てられるようになりました。今は時間があるからこれをしておくと後に楽になるなど順序を考えの行動ができるようになりました

つらかったことや楽しかったこと

つらかったことはお客さんに怒鳴られてしまったことです。私がお客さんに奥の方からドリンクを出そうとすると「こちら側の方が偉いんだから先にだせよ！」と怒鳴られました。どうやら手前側のお客さんの方が役職が上で、奥のお客さんより先にドリンクを出さなければならなかったようです。しかし私は普通奥からドリンクは出すと思っていたので、お客さんに聞かなければならなかったのだと思いました。怒鳴られてしまいひるんでしまい少しの間ショックで呆然としてしまいました。それぞれの人に合わせた対応が必要だと思いました。

これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス

居酒屋には様々なお客さんが来ます。それは会社員であったり、学生であったり、年金暮らしのおじいちゃんであったりいろんな年齢層の方が来ます。一つの行動をしても、それをどうとらえるかはみんな違います。それは自ら言葉にして発しなければ相手には伝わりません。なぜこうしたのか、なぜこうしてほしいのか、店員とお客の立場ですが関係が成り立っているので、ひとつひとつ言葉にすることが大切です。ただすっとドリンクを置くのと「こちらはどういたしましょうか。」と聞くのでは相手の印象はだいぶ違います。

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履歴書・面接のコツ

居酒屋でのアルバイトには、資格やスキルは特にありません。まずはホールかキッチン、どちらがいいかを考えて応募しましょう。どちらでもいいという場合は、ホールになる可能性が高いです。

ホールの場合は接客力やコミュニケーション能力、また多数の注文をこなす記憶力や、会計処理を間違えずに行える対応力が求められます。もし接客経験があれば有利なので伝えましょう。

キッチンを希望する場合は調理経験や調理師免許があると有利です。自炊をしていたり、自宅で料理を作る趣味などがあればそれもしっかりアピールしてください。

面接では志望動機やシフト関係の質問が多いようです。「活気があるから」「前に仲間と来て雰囲気がよかったから」「料理がおいしかったから」といった、“このお店のここが好き”アプローチを行いましょう。

シフトに関しては、無理なく働けるシフトを希望してください。最初から欲張ってバテてしまうより、慣れながら入る回数を増やしていく方が、お店にとってもあなた自身にとっても安心です。

飲食関係はまずは清潔感が重要。作っているときや運んでいる時に、髪の毛やほこりが料理に落ちると最悪です。面接でも、華美すぎるアクセサリーやネイルアート、濃いメイクは避け、髪はまとめておきましょう。

仕事・職場になじむコツ

キッチンは、他のスタッフとも協力しあいながら接客を行い、お客様に対しても同僚に対しても、元気に笑顔で接してモチベーションを高めるよう心がけてください。疲れていても大きな声で接客する必要がありますが、「かえってストレス発散になる、スッキリする」という声もあります。体育会系ノリがある方がいいかも。

ホールは、下ごしらえや調理、洗い物、掃除など、黙々と頑張れる人が向いています。先輩の板前さんがいる場合はその指示に的確に従って、段取り良く手際良く作業をこなすことが求められます。料理テクがアップするうえ、いろいろな料理を覚えられるので、料理が好きな人向きです。

どちらも基本的に立ち仕事で、重いもの・熱いものを運ぶ機会も多いので、体に負担がかからないよう姿勢などに気をつけましょう。また、お酒の場なので、酔って絡まれることもありますし、体調を崩される方への対応も必要です。困ったら店長や同僚にすぐに相談しましょう。

ホールもキッチンも忙しい時間帯はたいへんですが、慣れてくると忙しさをこなせる自分に達成感を感じるようになり、スキルアップを実感できますよ！