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NECってどんな会社?年収や求められる人物像、口コミ・評判、転職成功率を上げるコツを解説

NECの年収解説

NECは、NECは、東京都港区に本社を置く、大手電機メーカーです。

「NECに転職したいけど企業情報や口コミを深く知りたい」
「中途で転職したら年収はどれくらいなの?」
「自分でも転職できるのだろうか…?」

と、いざNECへ転職したいと思っても、調査すべき情報を絞りきれず、本当に自分が転職していいのか不安になってしまう方も多いはずです。

そこで今回は、

  • NECの会社情報や業績
  • NECが求めている人材とは
  • NECの年収情報・平均年収推移
  • NECの口コミや評判
  • NECへ転職する成功率を上げる方法

など的を絞って紹介していきます。

この記事を読むことで、あなたがNECへ転職するのに相応しいのか判断できるようになるので、ぜひ最後まで内容をチェックしてみてください。

NECとは

NEC(日本電気株式会社)は様々な事業領域に展開しており、海外向けのサービスや最先端技術にも強いことから転職先としても人気があります。

一般的には略称であるNECを呼ばれることが多いですが、稀に日電と呼ばれることもあるようです。

ここでは、NECの会社情報や会社の歴史などについてもっと掘り下げて紹介していきます。

NECの会社情報

NECの会社概要を紹介します。

商号 日本電気株式会社(英文:NECCorporation)
本社 東京都港区芝五丁目7番1号
創立 1899年(明治32年)7月17日
代表取締役 副会長 新野隆
執行役員社長兼CEO 森田隆之
資本金 4,278億円(2021年3月3日現在)
グループ主要事業 社会公共、社会基盤、エンタープライズ、ネットワークサービス、グローバル
会社数 連結子会社301社(2021年3月末現在)

NECの従業員数

NECにおける事業セグメントごとの従業員数を表にまとめました。

事業セグメント 従業員数
社会公共事業 7,000人
社会基盤事業 19,084人
エンタープライズ事業 6,660人
ネットワークサービス事業 10,273人
グローバル事業 24,124人
その他 47,573人
合計 114,714人

※連結の数値。臨時雇用者数の数は含んでいません。

11万人以上もの従業員を抱えている程とは…まさに大企業ですね。

NECの沿革・これまでの歩み

1899年に設立し、当時は、岩垂邦彦氏と米国ウェスタン・エレクトリック氏が54%を出資する日米合弁会社でした。

NECの創立者である岩垂邦彦は、1857年に生まれ、大学を卒業後渡米し、エジソン・マシン・ワークスへ入社しました。

この会社は、あの発明家であるトーマス・エジソンが経営する会社です。

岩垂邦彦氏はこの会社で、エジソンから幾度となく仕事の指導を受け、エジソンとともに働いた数少ない日本人だといわれています。

NECが歴史上の偉人と意外な関係があったのは驚きですね。

NECには世界の「第一号」と作り出す技術開発力がある

かつてNECは、今のFAXの基礎となる「NE式写真電送装置」の開発を行いました。

1928年当時は京都で執り行われる天皇即位の御大典に向け、各新聞社は欧米で開発が進んでいた写真電送装置の導入を競っていましたが、どの製品も写真がゆがんでしまうという課題がありました。

そんな中、毎日記者が日本でも写真電送装置の開発をしていることを聞きつけ、NECにやってきました。

社内ではまだ実験段階であったため、当時の営業部長は悩んだそうですが、部下のすすめもあり、写真電送装置を提供することになります。

毎日が検証を行ったところ、NE式がもっとも性能がよく、急遽採用が決定しました。

御大典の模様は、無事、京都→東京間を電送され毎日新聞の紙面で踊りました。これが、NECの技術を世界に知らしめることになったのでした。

NECへの転職はどのようなものなのでしょうか。その、年収と待遇についてまとめました。

NECの業績推移

以下の表は、NECの2017年3月期からの直近5期分の連結業績推移です。

決算期 売上高 営業利益
2017年3月末 2兆6,650億3,500万円 418億3,800万円
2018年3月末 2兆8,444億4,700万円 638億5,000万円
2019年3月末 2兆9,134億4,600万円 577億8,000万円
2020年3月末 3兆0,952億3,400万円 1,276億0,900万円
2021年3月末 2兆9,940億2,300万円 1,537億5,900万円

売上高は3兆円前後の高水準で安定している印象を受けます。

NECの年収はその程度?

有価証券報告書調べでは、NECの2021年3月31日時点における平均年収は829万4,708円(平均年齢は43.7歳)でした。
NECの平均年収

ネットでの社員による口コミ情報を調べると、20代では年収396万円ほどですが、年齢とともに徐々に増加する傾向があり、30代で696万円、40代で877万円、年収がもっとも高くなる50代では931万円でした。

また、役職がつくと年収は変わってきます。

主任クラスで671万円、係長クラスで836万円、課長、部長クラスにもなると1,000万円以上の収入を得ることもあります。

ポジションによっても得られる年収に差があります。

総合職の平均は1,096万円、技術職では767万円、一般職では783万円となっています。

年収がもっとも多くなる50代でも年収は学歴によって若干異なってきます。

NECでは、大卒の平均は1174万円、短大卒883万円、高卒751万円と差がありますが、それでも他の同業種よりは高い水準となっています。(家電・電機業界の平成26年度の平均年収は727万円でした。)

NECの平均年収推移

以下の画像は直近12年間のNECの平均年収推移を表したグラフです。
NECの平均年収推移

2013年3月期までの平均年収は700万円前後で推移していましたが、その後は概ね右肩上がりで伸びていき、現在では800万円を超える水準まで上昇しています。

参照:IR資料: 株主・投資家情報 | NEC

NECが求めている人材は「自ら動き貢献する人」

NECには、以下のような人材哲学があります。

NECは、社会ソリューション事業を実現するために、高い倫理観を持ち、多様性を尊重する人
高い視座と広い視野で自ら考え、枠を超えて挑戦しやり遂げる人を大切にします。
自由な発想で考え、本音で語り合える組織風土を実現する経営幹部と管理職を評価します。
参照:NEC「採用情報」

NECで活躍するためには、今世の中で起っている課題を敏感に察知し、それに自分が貢献したいと思う意欲とやり遂げるための責任感が必要です。

また、新たなソリューションを発見し、次のステップへいくためには、自分の世界に閉じこもらず、自らが積極的に視野を広げ、他のスタッフと連携して仕事に打ち込む必要があります。

どんな困難や壁にぶつかっても決してくじけることなく、粘り強く最後までやり遂げる忍耐力が求められます。

NECには力がどんどん伸びる研修制度がある

NECでは、自ら学び成長する人材を積極的に応援しています。

社員ひとりひとりの能力を最大限に生かすための研修が、NECにはあります。

新入社員には、まず、NECで働く上でのビジョンや方針、戦略について学びます。

自主研修やキャリア研修を経て、経営力を強めるプロモーション研修やビジネスリーダー研修で基礎を固めていきます。

また、入社後はより高い専門性をもつ社員に育て上げるためプロフェッショナルの育成、認定を行うNECプロフェッショナル認定制度があります。

専門性の強化に役立つ研修を受けたのち、能力や個々のもつ資格についての評価を行います。

その後、社外の専門家や社内での評価で総合的に判断し、半年間の社内コーチングによる審査経て認定の申請を行います。

認定の申請は、勤続年数や職歴の制限はなく、誰でも挑戦可能です。

NECは情報とソリューションの力で世界の開拓者を目指したい方におすすめ

NECでは、人が豊かに、安全に生きるための会社作りを行っています。

近年、自然災害により、土砂災害や生尾雨など、私たちが予測できない事態が各所で起っています。

NECでは、世界初土砂災害を予測する技術を世界で初めて開発しました。

これは、全国10か所以上の現場の土を持ち帰り、データを解析、そこで得たデータをもとに土の斜面に合わせた安全率の算出を行いました。

また、このシステムは、将来起こりうる災害についても予測できるよう、精度を上げる研究が進められています。

このようにNECは自社の技術を活用し、世界に役立つ様々な取り組みを行っています。

自助の精神をもち、お客様の期待に応えるような仕事をしたい人におすすめの企業です。

NECの待遇・福利厚生

NECでは、社員が安心して働けるよう様々なサポートを行っています。

雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険の完備はもちろんのこと、年次有給休暇については初年度は20日もらえます。

また、翌年まで積立ができ、半日取得制度ありもあるため、自分の都合に合わせて設定できます。

結婚休暇、ファミリーフレンドリー休暇、リフレッシュ休暇もあり、社員や家族にリフレッシュしてもらえるよう、 那須、熱海、軽井沢に直営の保養所を完備しています。

また、社員の健康に考慮した運動施設が使えます。

グランド、テニスコート、体育館、フィットネスセンターなどの利用に補助を受けることができます。

住居は、独身寮や家族アパートを用意し、住まいのサポートも行っています。

財形貯蓄制度、従業員持株会もあるので、将来への財産形成も計画的に行うことができます。

NECの口コミ・評判

NECは大手の電機メーカーであり、公共方面に向けたシステムサービスに強いことから安定した企業として人気がありますが、実際の評判はどうなのでしょうか?

以下は社員による口コミ情報です。

業績が安定しているのはよい
大手企業からの仕事が多いので安定しているのは個人的にいいと思っています
ワークライフバランスが考慮されている
大きな会社なのでワークライフバランスを考慮してくれますし、女性でも働きやすい環境なのはいいですね。
スキルアップを目指せる
安定した仕事をしながら計画的にスキルアップを目指せるのはいい環境です。
将来性にも期待できる
海外に向けたソリューション事業も展開しているので、将来性も明るい。
年功序列の安定した給与体系
年功序列となっているので給料が安定しているのは有難いです。

NECは大手ならではの安定感があり、従業員の満足度も高いようです。

NECへの転職難易度

NECは転職難易度は難しく競争率も高い傾向にありますが、仕事の内容や待遇に関しては大手企業として優秀なことから人気があります。

募集職種にはデータサイエンティスト、ビジネスコンサルタント、システムエンジニアなどがあり、どの分野でも即戦力が求められます。

該当するスキルを持っているほうが有利になりますが、その他にも営業職など色々な人材が求められているので挑戦したい人にはおすすめです。

海外展開も大きくやっていることから英語力を求められる仕事も多いので、基礎だけではなくビジネス英語のスキルも保有しておくとプラス評価されるでしょう。

NECへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法

NECは転職難易度が高いことから個人で対策するより転職エージェントを活用するのがおすすめです。

転職エージェントを使えばNECだけではなく色々な非公開求人を探すことも可能で、担当のキャリアコンサルタントから専門的なアドバイスを貰うことができます。

NECを含めた同業他社にも精通しているため、面接対策や精度の高いサポートを受けられるのが強みです。

転職エージェント側で培ってきたノウハウも共有しながら一緒に対策を練ることができるのもいい点です。

自分では伝えにくい給料や待遇面での交渉や面倒な日程調整もお任せすることもできて一石二鳥です。

NECへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選

NECへの転職を検討中の方におすすめの転職エージェントは以下の4社になります。

  1. リクルートエージェント
  2. doda
  3. パソナキャリア
  4. JACリクルートメント

上記の転職エージェントのうち、1社ではなく2、3社へ登録しておくことが転職成功率を上げるコツです。

その理由や各社のおすすめポイントを具体的に解説していくので、ぜひチェックしてみてください。

1.リクルートエージェント

リクルートエージェント
転職を成功させるなら『リクルートエージェントを使え』と言われるほどの実績を誇る転職エージェントです。

成功の秘訣は取り扱う求人数が業界トップだからで、桁違いの求人数を誇ります。

希望をする職種はそれぞれ異なるものの、リクルートエージェントではあらゆる職種の求人が豊富、挑戦したい業界の有益な求人情報をキャッチできるチャンスです。

初めての転職で不安がある人も、一人での転職活動で迷いが生じた人も、誰もがメインの転職エージェントとして登録必須です。

「いくつかの転職エージェントでは見なかった好条件の求人に巡り合えた」
「職種が豊富なことから、転職先の選択肢が大幅に広くなった」
「1社だけに固着することなく、たくさんの求人があるだけに、積極的にチャレンジをすることができた。」

こうした前向きな利用者の声が多いです。

もし、担当者に不満がある場合は、より成功率を高めるためにも『doda』や『パソナキャリア』と併用するのが賢明です。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

リクルートエージェントの口コミ・評判を見る

2.doda

DODA(デューダ)
アドバイザーのサポートの質に安定感が欲しいという方に、是非おすすめしたい転職エージェントはパーソルキャリアが運営する『doda』です。

dodaは業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントですが、その強みは何と言っても担当アドバイザーの質が安定して良い事。

職務経歴書の作成や実践的な面接対策等、利用者に対するサポート面での評価が非常に高いエージェントです。

これら実践的な部分での質の高いサポートを重視するなら、必ず登録することをおすすめします。

doda公式サイト:http://doda.jp/

dodaの口コミ・評判を見る

3.パソナキャリア

パソナキャリア
転職したけいど初めてで心配、どうしたら良いのかわからないと言う人には「パソナキャリア」がおすすめです。

パソナキャリアの特色は、幅広く徹底したサポートで、事実、利用した人の口コミで「手厚いサポート体制が素晴らしかった」と高い評価を得ています。

求人数に関しては国内最大級の『リクルートエージェント』や『doda』には及びませんが、徹底したサービスで高い評価を得ているので『リクルートエージェント』や『doda』を主体にして、そこで受けられないサービスをパソナキャリアで受けるのが効率的に転職活動をすすめる秘訣です。

パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアの口コミ・評判を見る

4.JACリクルートメント

JACリクルートメント
JACリクルートメントは管理職や専門職へのハイクラス転職をサポートする転職エージェントです。

キャリアアップを目標に国内大手企業へハイクラス転職を目指している方、グローバルな職場で働きたい外資系企業への転職を考えている方には『JACリクルートメント』がおすすめです。

外資系企業や国内大手企業の求人情報を中心に、あなたのスキル・強みを活かせる求人を紹介してくれます。

また各企業に担当者がついており、その企業の文化、風土、事業戦略に至るまでしっかり把握。

あなたの働く姿勢、ライフスタイルに合った、なおかつ高レベル待遇で質の良い求人案件を幅広く案内してくれる転職エージェントです。

JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントの口コミ・評判を見る

まとめ

今回はNECの企業情報や年収情報、求められている人材、口コミ・評判、転職するコツを詳しく紹介しました。

最後にもう一度、NECへ転職するために抑えるべきことをおさらいすると、

  1. 業績は高い水準で安定している
  2. 平均年収もそれなりに高い
  3. 社内には能力を伸ばすための研修制度や育成環境が整っている
  4. 福利厚生が充実していて社員からも好評

の4点が挙げられます。

「昔から知っているNECで実際に働いてみたい」
「NECで世界に羽ばたく商品やサービスに関わる仕事をしたい」

という方は、この記事を参考にして転職成功へ向けて準備を始めてみてはいかがでしょうか。

NECへの転職に強いエージェント2~3社に登録して、転職活動を進めていけば、転職成功確率も劇的にアップするはずです。