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薬剤師の内定がでる時期はいつぐらい?内定後に必要な行動とはなに?

内定通知を受けた薬剤師が入社日を迎えるまでの流れや、注意ポイント、また活用すべきツールなどを紹介

よりよい就業先を目指して、転職活動を進行中の薬剤師の皆様へ。突然ですが、内定後に行うべき行動やマナーについてを理解できていますか?

あるいはすでに内定が出ていて、「この後、どうすれば良いの…?」と、新たな壁に当たっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

転職活動のゴールは、「内定」ではなく、内定後の様々なステップを乗り越えたその後なのカモしれませんね。

ここでは、転職活動を行う薬剤師が内定をもらった後に行うべき行動や、注意ポイントなどを、わかりやすくお話しします。スムーズな再スタートを切るための参考に、ご一読ください。

内定が決まった!その後は…!?

「やったー!内定が決まった!」と、ほっと一息。でも、そのあとは…!?多くの転職希望者が意外と見落としているのは、内定後のステップについてなのカモしれません。

採用通知を受け取ったそのあとも、通知への返信や退職に向けた準備、さらには入社の手続きなどなど…まだまだやるべきことは沢山あるのです。

内定決定から入社までの流れを予習しておこう

以下では、内定が決まった瞬間から入社日までの流れを説明します。

内定通知連絡を受ける

ラフなケースでは、面接時に口頭のみで内定が通知されることも。しかしその場合、本当に内定が決定しているか否が明確ではありません。

退職後に、「じつは内定ではなかった…」という事態を避けるためにもあります。しかし、内定の内容はかならず書面で確認するようにしておきましょう。

もしも口頭での通知のみで書面がもらえなかった場合には、お礼とともに今後のスケジュールを訊ねるメールを送ると良いカモ。採用担当からの返信に内定したことがわかる内容が記載されていれば、ひとまずこの度の内定の確証がもてるはずです。

労働条件のチェックを行う

内定通知書をもらえた場合は、採用面接時に聞いた条件と記載内容とに相違が無いかをチェックしてください。

内定通知書がなかったとしても、雇用条件通知書や雇用契約書などの書面を受け取れるケースがほとんど。入職後のミスマッチを回避するためにも、自分が納得出来る条件であるのかを必ず確認しておきましょう。

具体的には、

  • 業務の内容
  • 雇用形態(正社員や派遣社員、パートなど)
  • 賃金について(月給やボーナスの額や、支給日)
  • 残業手当について
  • 通勤費や住宅手当などの支給について
  • 社保について
  • 休日や有給休暇について
  • 入社する日にちについて

などを確認しておきましょう。また今後のライフプランを考慮して、産休や育休についてや退職の際の取り決めなどについてもチェックしておきたいところ。

試用期間や契約期間などがある場合は、自身がイメージする内容と食い違いが無いかも確認してください。

内定の承諾or辞退の意思表示

内定通知への返信は、できるだけスピーディーに行ってください。

承諾するべきか、辞退するべきか…とダラダラ返信を先延ばしにする間、採用担当者が持つあなたへのイメージはどんどん悪くなってしまうでしょう。

内定通知を受けた2〜3日後まで、遅くとも1週間以内には、必ず返信をするように心がけてください。

1週間をこえても返信が無いとき、多くの場合は内定辞退であると判断されてしまいます。だからといっても、「辞退したいから、こもまま連絡をせずにおこう」という考え方もNG。

辞退を希望するケースでも、かならず早めに返信するようにしましょう。

労働条件を確認し内定を承諾すると決め、かつまだ職場を退職をしていない場合は、在職中の職場へ退職の意思を伝えたのちに、入社できる日にちのめどが立つので、その見込みを先方に伝えてください。

転職先への入社日と、現在の職場での退職日を決める

内定承諾を決め、その旨を先方に伝えたら、いよいよ入社日と退職日のセッティングを始めてください。

基本的に契約期間が無い場合は、退職日の2週間前までに申請すれば退職できる権利がある…と、民法で定められています。とはいえ、退職申請の時期については会社ごとに独自の規定が存在することが多く、そのルールに則るべきでしょう。

多くの場合、就業規則により申請は退職日より1か月前までと定められているケースが目立ちます。

引き継ぎや退職の準備などを考慮すれば、これよりもさらに早い1か月〜2か月前までには伝えておきたいところ。

これまでお世話になった職場に、できるだけ負担を掛けない退職を心がけてください。

退職を伝える相手は、あなたの直属の上司です。同僚に先に相談してしまう事や、直属の上司を飛び越えて社長や部長クラスの上司に伝えないようにするのがマナー。またメールや書面ではなく、口頭で直接伝えてください。

引き止められる可能性も十分に考えられます。

昨今では薬剤師不足に陥っている職場も多く、貴重な人材が減ってしまうことを食い止めたいと考える上司や雇用主は珍しくありません。

引き止めの内容が「後任者が決まるまで残って欲しい」、「退職の申請は承諾するが、退職日を少し伸ばして欲しい」程度のものであれば、できる範囲で対応することが円満退社へつながるポイントにもなるカモ。

転職先に迷惑を掛けない程度に相談し、お互いが納得できる退職日・入社日へと調節するといいでしょう。

しかし「退職しないで欲しい」、「条件を改善させるから残ってほしい」という内容の引き止めには、あなた自身が強い意思を持って断ることも必要です。

在職中の職場へ退職願を提出する

職場の就業規則に則り、退職願の提出が求められる場合には、定められた書式を守って直属の上司へ提出します。

お勤めの会社によって退職願の内容には若干違いがあることもありますが、基本的に退職理由や退職日などを記入することになるでしょう。

転職による退職の場合、退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。

在職中の職場での、引き継ぎや挨拶まわり

引き継ぎのスタイルも様々ですが、後任者が安心して仕事を始められるように引き継ぎ資料を作成しておくことをオススメします。また、何か問題が発生したときのために、引き継ぎ資料と共に自分への連絡先を残しておくと安心カモ。

退職日から逆算して、後任者と仕事ができる期間や、資料作りに必要な時間の計画を立てておくと、直前にバタバタするリスクも低くなるはずです。

可能であれば後任者と一度は業務を進めてみて、口頭での引き継ぎやアドバイスを行っておくこと。くわえてお世話になった方々への退職の挨拶まわりの際にも、後任者の紹介を合わせて行うと良いでしょう。

退職の手続き

退職日までには、様々な手続きを踏む必要があります。会社へ返却するものや、会社から受け取るべきものなどを整理して、スムーズな退職を目指しましょう。

お勤めの会社や職場によって異なりますが、一般的に支給や貸し出しされていたものは全て会社へ返却してください。

  • 健康保険被保険者証
  • 社員証
  • 名刺や名札など
  • 制服、白衣など
  • パソコンのデータ・書類・資料など
  • 通勤に使用した定期券など

また、会社から受け取るべきものは以下のとおりです。

  • 薬剤師免許証
  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 源泉徴収票

上記にくわえ、まだ転職先が決定していない退職の場合は離職票を受け取ることも忘れずに。

退職後に慌てないためにも、返却するもの・受け取るものを事前にリストアップしておくと安心です。

入社手続き

入社時には、様々な書類の提出が求められます。幸先の良い再スタートを切るためにも、入社日までに余裕を持って準備しておくと良いカモ。

提出書類も会社ごとに若干違いがあることもありますが、以下の書類はほとんどの場合で必要になります。

  • 年金手帳
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 扶養控除等申告書
  • 労働契約書
  • 給与振込先の届書

上記にくわえ、扶養家族がある場合は、健康保険被扶養者異動届の提出が求められることも。

さらに転職先によっては、健康診断書や住民票、身元保証書、入社契約書なども存在しています。

事前に必要書類を確認し、直前になって慌てないように備えましょう。

「内定時の素朴なギモン」を解決させよう

内定から入社までの流れは、上記で紹介したとおり。ここまでを読んで、「こういう場合、どーするの?」、「みんなどうしているの?」という、新たな疑問が浮かび上がってきた皆様へ!

以下では、転職活動中の薬剤師や、内定者が抱きがちな素朴な疑問を解決します。

「内定を辞退するのって、アリ!?」

上記(『転職先への入社日と、現在の職場での退職日を決める』)でも触れていますが、内定通知への返信で辞退を伝えることは問題ありません。

とはいえ、中途採用で人材を募っているということは、新しい人材の確保に急いでいる…ということでもあります。あなたが辞退するのであれば、採用担当者は早めに次点での内定者へ連絡をつけたい…という思いがあるカモ。

内定を辞退したい場合は、失礼のないようにできるだけ早く返信を行うようにしてください。

「入職まで期間がある場合は、職場(転職先)へ挨拶に行くべき?」

入社日より前の挨拶については、とくに「するべきだ!」というマナーや決まりなどはありません。行っても良いし、行かなくても問題はないでしょう。

とはいえ突然の訪問は迷惑をかけてしまう可能性もあるので、入社日より前に挨拶に行きたい場合は事前にアポイントを取っておくと安心です。その際には、「皆様へご挨拶をさせて頂きたいのですが…」と伝えても失礼にはならないでしょう。

内定時に注意しておくべきポイントはここ!

いかがでしょうか?ここでお話しした内容をまとめると、以下のポイントが重要です。

  • 内定通知書やメールを受け取るなど、内定の内容は口頭のみでなく書面で確認するべし!
  • 内定通知書や雇用条件通知書、雇用契約書などで、条件をしっかりと確認しておくべし!
  • 内定承諾であっても、辞退であっても、返信はスピーディーに行うべし!
  • 内定を承諾する場合、在職中の職場にはできるだけ早めに(会社の就業規則に則って)退職の意思を伝えよう!
  • 引き継ぎでは資料を作成しておくと良いカモ!後任者と仕事ができる期間を設けると安心!
  • 会社へ返却するもの、会社から受け取るものは事前にリストアップしておくと良いカモ!
  • 入社手続きで必要な提出書類も、余裕を持って準備しておこう!
  • 内定は辞退できる!でもその場合は、早めの連絡で先方に迷惑がかからないように!
  • 入社日より前に転職先へ挨拶に伺う場合は、事前にアポイントを取っておくべし!

もしも、
「引き止めへの対応が心配カモ…」
「入社日と退職日の調整、自分でできるかな…」

といった不安が拭えないケースや、内定決定から入社までのステップに不安がある場合は、薬剤師のための転職エージェントで行われているサポートの活用をオススメします。

転職エージェントでは専任のコンサルタントによる多様な転職サポートを受けることができるのですが、中には在職中の会社をスムーズに退職するための「退職サポート」が行われていることも!

自力での転職活動や退職・入社に自信が持てないのであれば、ぜひこのような無料サービスをかしこく利用して、納得できる職探しに活かしましょう。